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江戸時代の日本人
日本の江戸時代の働く時間帯はこんなだったそうです。
午前8時から12時まで お金を稼ぐ時間
午後2時から5時まで ボランティア、ゆっくりする時間
夜17時から21時まで 心身を休める時間
まみむさんの記事でも、
昔の江戸っ子は暑い夏には、寝て過ごしたって聞いたよ・・
と書かれていましたね。
そして、こちらの記事は、外国人が見た江戸時代の庶民の様子です。
記事より引用すると、
■6.「口論しあっている日本人の姿を見かけたことがなかった」
このような社会では、喧嘩や口論もほとんどない。
維新前後に2度、日本を訪問した英国人W・G・ディクソンは、こう述べている。
明治7(1874)年から翌年にかけて、東京外国語学校でロシア語を教えた
レフ・イリイッチ・メーチニコフもまったく同様の体験を記している。
口論や喧嘩は、利害の対立から生ずる。
思いやりと助け合いに満ちた共同体では、
各自が自己主張を自制するので、利害の対立は少なく、
その結果、人々は互いに争うこともほとんどないのであろう。
このような社会では、喧嘩や口論もほとんどない。
維新前後に2度、日本を訪問した英国人W・G・ディクソンは、こう述べている。
私は日本旅行のすべてにおいて、二人の男が本当に腹を立てたり、
大声で言い争ったりしたのを見たおぼえがない。
また、中国では毎日おめにかかる名物、つまり二人の女が口論したり、
たがいにいかがわしい言葉を投げつけあったりしているのも一度も見たことがない。[1,p168]
明治7(1874)年から翌年にかけて、東京外国語学校でロシア語を教えた
レフ・イリイッチ・メーチニコフもまったく同様の体験を記している。
この国では、どんなに貧しく疲れきった人足でも、礼儀作法のきまりからはずれることがけっしてない。・・・
わたしは江戸のもっとも人口の密集した庶民的街区に2年間住んでいたにもかかわらず、
口論しあっている日本人の姿をついぞ見かけたことがなかった。
ましてや喧嘩などこの地ではほとんど見かけぬ現象である。
なんと日本語には罵りことばさえないのである。
馬鹿と畜生ということばが、日本人が相手に浴びせかける侮辱の極限なのだ。[1,p167]
口論や喧嘩は、利害の対立から生ずる。
思いやりと助け合いに満ちた共同体では、
各自が自己主張を自制するので、利害の対立は少なく、
その結果、人々は互いに争うこともほとんどないのであろう。
江戸時代は、理想的な素晴らしい時代だったのですね。
今の日本は、真逆に邁進していますね。
日本と真逆、ドイツ流の働き方
人をマウンティングすることを小さい頃から覚え、
人を批判したり、クレームをして自己主張をして
自分の利益を優先したい方が多い社会。
パワハラも多く、職場環境もよくないと
聞いたことがあります。
経済優先のグローバリズムに邁進中であり、
現在の日本の働き方は、どうでしょうか・・。
ほとんどの日本のお父さんたちが会社から帰宅するのが、
夜の21時すぎごろになるので、子供たちはもう寝てしまっている・・
とよく聞きます。
我が家も実際に、日本にいる頃は、主人の帰りは、22時すぎが
平均でした。子供が20時に寝て、少し経ってから
主人が帰宅するパターンでした。
首都圏など、サラリーマン家庭はほとんどそうではないでしょうか・・。
主人曰く、20時前には、なんとなく
帰れないな・・と。
(この、なんとなくが日本流ポイントですね。)
働き方改革なども叫ばれていますが、まだまだ、
海外でも日本は長時間労働である、ストレスフルな日本・・と
海外の方も知っているほどです。
そして、アマゾンの職場環境にびっくりしました。
こちらは、海外の例ですが、
「Amazon倉庫の労働者はトイレ休憩すらまともに取れないと実際に倉庫で働いた記者が指摘」
日本のアマゾンの働き方の実態は、このように書かれています。
- 資本主義の病巣 君臨するアマゾン(4) 「地獄でした」
- 資本主義の病巣 君臨するアマゾン(1)「やはり死者が出たか」「健康でも体壊す」
- 資本主義の病巣 君臨するアマゾン(2)「休憩を半減「無茶だ」「最賃ぎりぎり」
明治維新から、日本が欧米型に強制的に変革させられて、
戦後は、列強国のいいなりになってきたことがわかります。
残念ですが、働き蜂が当たり前になってしまったのですね。
竹下先生の映像配信の講義にて、
人間は、1日2時間くらい働くのがちょうどいいですよね・・
とおっしゃっていたのが、心に残っております。
そんな中、同じ敗戦国のドイツですが、
ドイツ流の働き方は、日本と真逆なのです!
先ほど書きました、日本流のポイント、
職場の雰囲気、空気を読んで、
なんとなく20時前には帰れないな・・は
絶対にないそうです。
職場の雰囲気、空気は関係なし。
自分の仕事が終わると、上司に向かって
チュース!Tschuess! (ドイツ語でさよなら、
イタリア語のチャオのようなもの。。)
と言って、さっさと帰宅できるのです。
その証拠に、17時ごろには、公園で子供と遊んでいる
お父さんがいたり、ベビーカーを押しているお父さんも・・。
(ドイツでも、グローバル企業などは、
そうでないところもあるかもしれないですね。
フランクフルトの金融中心街では、少し、殺伐としたものを
感じましたので。)
会社での1日あたりの労働時間が10時間以下に厳しく制限されているドイツから見ると日本の「働き方改革」法案は不十分です。「残業時間が最高100時間まで」では過労死や過労自殺から身を守ることはできません。しんどいと思ったらさっさと退社して自分を守りましょう。人生は一度しかありません。 pic.twitter.com/XpiaXD2VkJ
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2018年7月4日
ドイツ政府は法律で企業に対して次のことを義務付けている。
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2018年6月20日
(1)社員に最低24日間の有給休暇を取らせる(大半の企業は30日取らせている。しかも消化率は100%)
(2)1日10時間を超えて社員を働かせてはならない。
(3)親の介護のために、10日間の「短期介護休暇(しばしば有給)」を取る権利を与える。
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2018年6月20日
(4)親を自宅介護する場合には、最長2年間の「長期介護休暇」を認める。
(5)病休は最長6週間まで給料を100%払う。
さて日本は?
私は28年間ドイツで働いた経験に基づき断言するが、社員全員が交代で2~3週間の休暇を取っても会社は回る。1日の労働時間を10時間までに制限しても、経済は停滞しない。同じ結果を生むならば短く働いて自分の時間を多く持てる方が良い。国籍、人種、文化を問わずどの社会にもあてはまる真理だ。 pic.twitter.com/p9QpAtFzWc
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2018年8月9日
ドイツの学校教育では、自分の意見を少数派でもいいので
堂々と発言することがよしとされて育ちますので、
男性も女性も、自己主張が強いところがあります。
ですので、言い争いも多く、自分を主張しますが、
(この結果、離婚率も多いと言われますが・・)
意見が違っていても、相手の言っていることを
尊重するところがあります。
意見が違うことは、人格には影響しないで、
ただ、意見の相違があるのだという、
冷静な見方をしています。
中立などありえないからこそ議論が成り立つ。相手の立場を尊重しながら批判せよ。
— Umwerlin (@umwerlin) 2018年8月5日
高校から大学あたりでかなり叩き込まれるようです。ドイツ人と話す時は反証を丁寧にあげること、批判と非難を混同しないことは割としっかりしている感じがします。最近の政治の議論ではこの辺りが崩れてきている。
さてさて、日本の働き方、
私はバブル時代、大企業で働いていました。
たぶん、今でも主なことは変わっていないことでしょう。
有給休暇もなかなか自由に取れないですし、
いつも束縛されているような雰囲気がありますし、
1年くらい真面目に一生懸命働きますと、
身体が悲鳴をあげてくるのか・・
夕方くらいになると、微熱が出るようになりました・・。
これって、もしかして、軽いうつ病ですか・・の雰囲気でした。
(毎日12時間以上の勤務でした・・)
2年目終了でさよならをしましたが・・。
新入社員時代、同期の男性が
もしかして、自分は長生きできないかもしれない・・
と呟いたのを聞きまして、ゾッとした記憶があります。
まずは、日本も、同じ敗戦国のドイツのように
1日10時間以上働かせてはいけない・・・
ここから、出発していきたいものです。
私も若い頃、東洋医学セミナーの第6回、第7回、第8回の
五行類型論の体癖を知っていたら、
もっと、自分に合う会社選びができたのかもしれません・・。
東洋医学セミナーにて、自分の体癖を知ってから
自分の働き方も考えていきたいものですね。
カザフスタンのデニス・テン、まだ若いフィギアスケート選手で、
惜しまれます。。
ドイツの家は、一般的には、冷房、クーラーがついていないので、
夏は、窓を全開にしています。そして、日本のように網戸もないので、
蜂が家の中に遊びに来るのです。
お花を探しに来ているだけなので、お花がなければ、帰っていきます。
蜂に刺される!と思わなくていいのです。ドイツの蜂はとても穏やかです。
先日、家に入って来た蜂が、疲れたのか、地面にはいつくばり、
その後、逆さになってしまったので、ちょっと起こして、植木のところに
置きました。そのまま、永遠の眠りについたようです。
蜂は、一生懸命働いていたのかな・・と思いを馳せながら、
黄色いバラの花びらをそっと蜂のそばに置きました。
第17楽章は、日本の働き方とドイツの働き方について
書いていきたいと思います。