独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第18楽章 いじめ問題と人種差別(ドイツのケムニッツ事件)

高校時代は女子校でしたが、クラスでちょっとした
さりげなくわからないようないじめ問題があり、
ひとりの生徒が拒食症になり入院する事件がありました。

ほんのささいな行動が、いじめの原因になるものなのです。
女子生徒というのは、わからないように無視などを集団でするので、
怖いものだな・・と思ったことがあります。
(私は、傍観者ではなく、気がつきませんでした。わかっていたら、
止めていたり、対処したことでしょう。)

私は、少し離れた立場にいましたが、拒食症になった生徒が
入院した病院にお見舞いに行き、ここまで痩せてしまうのかと
びっくりしたのです。

いじめ側にいた数名のうちの一人と数年前メールで連絡を
する機会がありまして、近況を書く中で、高校時代のことについて
軽く触れていました。

自分も悪いことをしていたので・・
と35年以上も経ったことを覚えていて、反省しているのです。
自分が今悩んでいることは、まるでその時のカルマのように
書かれていたのが印象的でした。

第18楽章は、いじめ問題と人種差別(ドイツのケムニッツ事件)
について書いていきたいと思います。
(ユリシス)
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子供のいじめ問題


日本では新学期になり、いじめ問題に悩んでいる生徒さんも
多いのかも
しれません。
何かヒントになればと思います。
学校だけでなく、職場のパワハラなどもいじめですね。

まずは、他を傷つけてはいけない・・
というヤマ・ニヤマの霊律を守らなければ
いけません
ので、まず、シャンティフーラの下記で
学びましょう。

https://shanti-phula.net/ja/smg/yama-niyama

いじめの心理とは、優越感であり、愉快犯であり、
しかし、他を傷つける人の心は、弱いものであり、
いつも怯えているものなのです。

先日、ベルリンに来られてお会いした方は、
その方自身、修行を積まれて、身体を診ておられる方なので、

娘さんを予防注射なしで、自然に沿って育てられて、
とても個性的な良い娘さん
らしいのですが、

学校で散々いじめられましてね・・・
と嘆いておられました。

pixabay[CC0]


日本の学校での固定観念が強行である、異質なものを受け付けない、
スクールカーストなどが強いことがわかります。


学校の先生、担任の先生が、必ず、弱い側に立たなければ
いけないのに、
先生が自分の身の安全のために、
強い側に味方をしている場合が多いことが問題であると、
個人的には思っています。

PTAの会長の子供さんがいじめの(裏)ボスだったり
することもよくある
と思うのです。

このようないじめ問題と人種差別というのも、
根本的には、同じ原因
であるのです。
つまり、優越感をもちたい、優生思想です。


移民や外国人は出ていけという暴動に広がっていったドイツ人殺傷事件


先日、ドイツのケムニッツの夏祭りで、
イラク人、シリア人がキューバ系ドイツ人を殺傷するという
事件があり
ました。

そして、移民、外国人は出ていけという暴動に
広がっていった
のです。




ティロ・ザラツィン(ドイツの政治家)
2009年4月にドイツ連邦銀行の理事に任命されたが、自著の中でトルコ人など近年ドイツ社会で増加するムスリム移民に対して人種差別的な発言をしたため、理事の職を解任させられた。
ザラツィンは自著の中で、イスラム教徒の移民によりドイツが貧困化すると主張した。また、すべてのユダヤ人はある特定の遺伝子を持っており、その特性はスペイン北部のバスク人と共通するとの自説を展開するなどしたため国内の反発を呼び、アンゲラ・メルケル首相もザラツィンの一連の発言を批判した。
その一方でザラツィンの考えを支持する意見も少なくなく、著書自体は専門書であるにもかかわらず発売後3ヶ月で100万部以上のベストセラーとなり、ドイツ国内で賛否両論を巻き起こしている。

ドイツ人の年配の方などは、ドイツの政治家、ティロ・ザラティン と同じような
意見や本音を持っている方が少なくないような雰囲気は
ドイツのベルリンで生活をしていても、何気なく感じます。





ドイツの人種差別問題


夏の始め頃には、サッカーのドイツ代表ウ(エ)ジル選手が
レイシズム(人種差別)についての発言をして、
ツイッターでも騒がれていました。





難民、移民問題の現状とドイツ人の本音を
垣間見ることができる事例
だと思います。

我が家の息子は、8年間海外の学校に通学しています。
そこで、聞いてみました。
人種差別などは、学校で感じることある?


生徒たちや若い先生はないけれど、
少し年配の先生だと、そのような雰囲気は感じる。

トルコ系の生徒には、やはりドイツ人より
厳しい点数をつけていたのを感じた。

こんな風に言っておりました。

ドイツは、州によっても、かなり雰囲気が
違ってきます。

こちらベルリンは、半分以上が移民ですので、
差別的な雰囲気はあまりありませんが、
南のミュンヘンなどは、保守的な地域ですので、
ドイツ人が優先である雰囲気があるようです。

以前、電車の中で、ドイツやオーストリアの伝統的な
カトリック教会を重視する雰囲気を批判する方が
目の前に
座りまして、ずっと批判している内容が面白かったのです。
このように感じているドイツ人もいるんだな・・と思いました。

意外にもオーストラリアの有色人種に対する
人種差別はかなりある
と言われていて、

例えば、就職活動をするにも、
日本人の名前だと受け付けてもらえないので、
英語圏の名前にして、就職活動をした方がいい
なども
聞いたことがあります。

ドイツは現在、難民、移民が押し寄せてきて
自分たちの場所が奪われるのではないかと
恐怖を感じている状況
ですが、

アメリカのネイティブアメリカンや
オーストラリアのアボリジニーなどは、
あとからやってきたイギリス人に強行、強引に
侵略、強奪されてきた
のです。

pxhere[CC0]


自分の心の平安を保つことが一番大事


幼稚園生や小学生の遊びにフルーツバスケットが
あります
ね。
人数より椅子の数を1つ少なくして、音楽がやんだら
椅子に急いで座り、座れなかったら、鬼になる・・という
ちょっとした早いもんがち、分捕りゲームですね。

私は、このゲームで座ろうと思った瞬間に、
ある方のお尻でドーンと、吹っ飛ばされた経験があり、

これこそが、勝負、競争というものであり、
国だったら、侵略であり、

早いもの、強いものが獲得していくことが
できる
のだと・・

遅い方、繊細な方、ゆっくりな方は、
勝負や競争には勝てない
のですね。

しかし、大切なことは、競争、勝負に勝つことではなく、

目に見えない、評価されないものに価値がある、
自分の心の平安を保つことが一番大事であると、

映像配信 幸福と徳目(後半)慈悲喜捨の教え
にて竹下先生は、講義されています。




先生は、講義の中で、いじめについても、言及されていて、

自分自身に不満を持つ方は、他をいじめるが、
波動が高いと、他の人を援助できる
と。

所属するグループ、団体、血縁関係でしばられているので、
世界で本当の友達は1人しかできないとしても、
人間を卒業する高いレベルを目指し、
不徳な人とは関わらないように
、そして、
波動が高いと相手を傷つけない
と解説されています。






Writer

ユリシス

311を機に息子と共に、東京からシアトル、2012年ケアンズ、2015年ベルリンへと移住。
ユリシスの名前は、ケアンズ近郊でみられる見ると幸せになると言われる青い蝶から命名。
幸運にもケアンズの家の近くでペアのユリシスに遭遇したので、それを思い出し・・。
映像配信、東洋医学セミナーなどシャンティフーラでの学びが大好きです。
体癖1-3 



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