独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第19楽章 ドイツ人の自己主張から考える、言葉というものは・・

1987年のヴィム・ヴェンダーズの映画
ベルリン・天使の詩」。
ドイツ語の美しさを引き出すために
脚本を書かずに、詩で綴られた作品。

まだ、ベルリンの壁があった時代の
ベルリンの街で撮影されています。
(この時代は、東西冷戦時代の雰囲気もあり、
少し暗いベルリンでしたが、今は、とても明るいです!)

竹下先生の講義の中でも、この映画は、
何回か紹介されています。
子供には、大人が見えないものも、見えていると・・
そんな子供のシーンがあります。
(刑事コロンボの俳優さんも出演しています)

第19楽章は、ドイツ人の自己主張から考える、言葉というものは・・ です。
(ユリシス)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ハンブルグでの子供たちによるデモ


ドイツのハンブルグで、子供たちがデモをしている動画です。


親は、スマホばかりみないで、子供ともっと遊んでほしいと訴えています。

本当ですね。子供の主張は頼もしいものです。
今のお母さんたちは、子供の顔を見ないで
スマホばかり見ている方が多い
のです。
それは、ドイツでも、日本でも、世界中
至る所で。


スマホで親たちが見ているものといったら、
フェイスブック、ツイッター、ライン
海外なら、Whats App などであり、
子供の顔、様子を見る方がよっぽど大事なのに。


また、スマホの電磁波の影響も怖いものです。
子供のためにも、夜寝るときくらい、
スマホの電源を切る、ワイファイを切る、
などして行きたい
ものです。

シャンティフーラの商品にも電磁波防止に
よいものがたくさんあります。


ワイファイのルーター近くに、
ローズマリーの植木を置いておくと、
電磁波を避けてくれると聞き
ましたので、

早速、ローズマリーを置いたところ、
え、ローズマリーが90度くらいにみんな
ぐきっ!と折れ曲がった状態に
なり、
これは、どういうことでしょうか・・。

pixabay[CC0]



自己主張の良し悪し


上記の動画からもわかるように、
子供時代から、ドイツでは、
自分の意見を言葉で主張することがよしとされ、
習慣にもなっています。


たいていは、このような動画をあげて、
ドイツのように自己主張をするのがよい・・
日本も見習わなくては・・となりがちですが、
私はそうは思わない
のです。

ドイツの学校でも授業中に挙手をして、発言することで、
点数がつき、評価されていく
ようになっています。
授業中に発言することが、授業に参加していることになる
という考え
のようです。

ですので、我が家の息子も、わりと簡単な
最初の部分で、挙手をして、発言をする作戦
をとっています。
(外国人ならではの賢い作戦です!)

ドイツ人は、言葉で自己主張をすることに慣れていますので、
みんなそれぞれ、言いたいことを包み隠さずにバンバン言いますので、
結婚していても、言い争いが多く、離婚率も高いと聞きました。

pixabay[CC0]


息子の友人なども親が離婚しているので、
クラスの半分くらいが、親が離婚しています
1週間の半分がお母さんのところで過ごし、
残りの半分はお父さんのところで過ごす
・・
こんな感じで、子供にとっては、落ち着かない
生活になっている
ようです。
子供が犠牲になってしまっています。

また、ドイツ人が自分の意見を主張することの良い点は、
どんな少数派の意見でもすくい上げていくこと
・・
こんなことを目指していると聞いて、それはそれは、
素晴らしい考えだと思いました。


言葉を超えるものが大切


しかし、私は、言葉というものは・・と
外国語などを学びながら、いつも思っていました。


以前、北海道の知床に旅行にいったとき、
アイヌ村を訪れて、アイヌ文化は、文字ではなく、
口で伝承してきた
・・と木彫りを彫っていた方から聞いて、
アイヌの木彫りがとても美しかったので、
びっくりした
記憶があります。
文字などは、実はいらないのかもと・・。

言葉を超えるものが大切・・・

映像配信の講義の中でもよく言及されていて、
いつも納得してしまうのです。

宗教講座初級コース第84回大乗仏教(中論 行くものは行かず)


こちらの講義の中では、言葉は虚構である
モノには実体がない、
言葉を文字通りとってはいけない、ガチガチに固めてはいけない
言葉は単なる側面である
・・と解説されています。

こんな考え方から鑑みると、ドイツ人の自己主張の習慣
においては、もっと言葉を超えた感覚が必要なのでは
・・
と思うのです。

言葉でガチガチに固めなければ、もっと中庸、調和的で
離婚などの問題にも至らない
のでは。

また、ドイツは、欧州のいろいろな国に囲まれていて
自己主張をしないとやっていけなかった
のかな・・など、
歴史的背景なども想像してしまいます。

しかし、よくあるのが、日本の教育雑誌などでも、
海外の学校のように、自分の意見を
主張していくのが大切
だ・・という論評など。

また、日本でも英語圏の教育からの影響で、
はたまた、グローバリズム関連の影響なのか、
子供たちに論理的思考を鍛えようというのも
よく拝見しますが、そうなのかな??とも思ってしまう
のです。

英語圏では、ディベートなども盛んに行われますが、
ディベートとは、つまり、言葉での戦い・・のようなもので、
相手の弱点をついて、自分を有利にもっていくなど。
相手の弱点を巧みに突くようなもの
になっています。

pixabay[CC0]


宗教講座 初級
第251回秘密伝承(スウェデンボルグ霊界1)では、


人間は、言葉と文字に惑わされている
ミヒャエル・エンデのドットだけで
伝わる想念の世界についても言及されていて、
人間は愚かであり、霊的感性を身につけた方がよいと
解説
されています。

宗教講座 初級
第252回秘密伝承(スウェデンボルグ霊界2)では、


やたら難しい文章なども知識欲を満たすものであり
エゴであると解説されています。


哲学者の最高峰は、ドイツのエマニェル・カント。
エマニュエル・カントは、毎日規則正しく、時間に正確に
過ごしていた
、カントのお散歩時間の様子を見て、
時計の間違いを直した方もいるとも聞きました。

Wikimedia[Public Domain]


ドイツ人はお散歩が大好きな国民ですので、
納得ですね。

家族の絆 夫婦(48)カント:構想力の講義で
カントについて理解することができ
ます。

カントの本は、読んだり、検索してもわかりにくいですが、
こちらの講義で本当によく理解できます。

また、この講義の中でも、
ちゃんと言葉で表現できるものは、真理でない
と解説
されています。
そして、言葉のトーンが奥義であると・・

竹下先生の講義の内容はもちろんのこと、付随する
雑談が非常に興味深く、価値があります。



海外に住んでいて、外国語が大事になりますが、
言葉を超えることが大事
だといつも思っています。

言葉というものは・・と、ずっと何かもやもやしたもの・・
がありましたが、シャンティフーラの竹下先生の講義の中に
本当に自分が言いたかったことを発見した
感覚がありました。

ドイツ人が言葉で自己主張をすること・・
ドイツに住んでいて、身近にひしひしと感じますが、

これも表面的なものであると、言葉は、ある側面であると、
冷めた感覚で観察しています。


よく、日本より、海外、西洋のものの方がいい!
と言う発言も耳にしますが、

(明治時代からそんな風になってしまいましたが、)

日本人の謙虚さは、素晴らしいものだと
思っています。

言葉で自己主張するより、中庸や調和の方が大事であると。
相手を慮る日本人の方が実は精神レベルが高いのではないかと。
(これが行き過ぎると、日本のストレスが多い社会になりますが)

多くの言葉はいらない。もっと言葉を超えた大切なものがあると。

pixabay[CC0]


ベルリン天使の詩の映画・・・

脚本がなかったからこそ、
詩で綴られているからこそ、
言葉が少なかったからこそ、


映像の美しさがより前面に出て、
素晴らしい作品になった
のではないかと
思っています。





Writer

ユリシス

東西冷戦時代を身近に感じられるドイツの首都在住。豪州の出会うと幸せになれると言われる、めったに出会えない青い蝶、ユリシスがいる、(ほとんど毎日会っていた!)トロピカルな街から移り住みました。世界に国境はない、人種も言語も関係なく、心で通じ合えるが信条。英、独、インドネシア語を学びました。1985年の人民服を来ていた時代の上海、1988年のベルリンの壁、1992年のインドネシアの民主化運動を目の当たりにする。
現在、東洋医学セミナーを勉強中。体癖はたぶん、2−8かな?しかし、3、5、10も入っているような気がする。

わかりやすく、音楽のように流れるような、軽快な文章をお届け出来ればと思います。小学生でもわかるように簡単で、本質をついた内容に努めてまいります。



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