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メキシコ便り(21):祝・USMCA
Meme featuring @realDonaldTrump @EPN @JustinTrudeau @cafreeland @ildefonsogv has gone viral today in Mexico. #USMCA #NAFTA pic.twitter.com/R8BwVWMAso
— Mexico Times Co News (@MexicoTimes) 2018年10月2日
いきなりふざけちゃってすみません。それにしても各国代表の合意後の心境が、とてもよく表現されたものだと感心してます。これを作った方はよく裏事情をご存知のよう。。。popoちゃんは、未だにUSMCAをすらりと言えずYMCAとリンク付けして覚えようと努力中。😆普段、ポーカーフェイスでイケメン風のペニャニエト大統領のお顔と格好が、あまりにも本性にぴったりのような気がして。。。このツイート、スルーせずにいられなかった。。。これがペニャニエト大統領!お猿ちゃ〜ん🐵
この6年間の腐敗ペニャニエト政権でドルに対してのペソの価値は60%減。。。ガソリンの値段は2倍になるわ。。。もうぐちゃぐちゃ。。。そんな崩れに崩れ果てたメキシコは交渉に非常に非常に不利な立場だった。。。が、次期大統領オブラドール氏はアメリカのポチ🐶になるのでなく、Tapete タペテになるのでもなく、(メキシコでは人から踏みつけられ酷い扱いを受けることをTapeteタペテ/敷物・マットと表現します。)一年以上も合意にたどり着けず、一時は破綻寸前までいったものを、オブラドール氏大統領当選後、あっという間に話しがまとまりアメリカと合意!そして、オブラドール氏は9月21日、カナダが合意しなくてもメキシコはアメリカとだけでやっていくっとメディアを通してきっぱり断言!アメリカを優位な立場に導き、そして9月30日ギリギリの時点でカナダが合意した背景には、こんなエピソードが。。。
Confirma oficina de #Trudeau que pidió a #AMLO interceder por #Canadá - https://t.co/XTlRz7YAJh pic.twitter.com/eq1kHIiEgl
— GSF (@gsf_abgsyconsul) 2018年10月1日
なんとカナダのトルドー首相がペニャニエト大統領ではなく、オブラドール次期大統領に電話をして、トランプ大統領との仲裁をお願いしたらしい。。。その後、カナダ合意決定!!!オブラドール氏のおかげで3国の合意に至ったとも言われているよう。。。早くもオブラドール氏はアメリカ、カナダから✨信頼✨を勝ち取り大活躍!!!オブラドール氏は交渉時のトランプ大統領を、オープンで寛容であったというほど、二人の関係は良好✨そしてオブラドール氏は最低賃金アップと石油の所有権をしっかり勝ち取り交渉成立!👏👏👏(現ペニャニエト政権は石油の所有権をアメリカに渡すことに同意していたらしい。。。)
“Trump tuvo una actitud abierta, tolerante” en nuevo acuerdo con EU y Canadá: AMLO https://t.co/LHs0FDieia pic.twitter.com/DaZhdBFNt1
— MT_enMEXICO (@MT_enMEXICO) 2018年10月2日
CAPITULO 8: EL PETROLEO, SUBSUELO, ES DE LA NACION 🇲🇽! #USMCA pic.twitter.com/GqrbMvh1LE
— Mario C. Canales (@economixs) 2018年10月1日
トランプさん、ありがとう!!!メキシコの貴重な財産、石油の永久的所有権が認められた!!!
最後にUSMCAの要点を下のThe Red Elephantさんの動画で見てみよう!
(上の動画の要点訳) ツイート、挿絵はpopoちゃんが追加
USMCAは各国の議会の承認を得れれば、2020年からスタート。
⚫︎ NAFTAでは自動車の62.5%が北アメリカで生産されていれば関税ゼロ
⚫︎ USMCAでは自動車の75%以上が北アメリカで生産されていれば関税ゼロ
⚫︎ 2023年から、生産された自動車の40%が高賃金の工場からでなければならない(最低時給$16以上の工場、これは現在のメキシコの賃金の3倍)
⚫︎ 安い車の値上がりを懸念する専門家などがいるが、自分は心配していない。USMCAでの自動車産業改革のプラス効果を考えるとそれは取るに足らない。
⚫︎ アメリカの酪農業(乳製品)が、カナダでの市場拡大獲得
(これが今回、カナダとの交渉を難航させていたもの)
⚫︎ カナダ、ブリティッシュコロンビアからの輸入ワインの値上げ
(ワイン生産の盛んなカリフォルニア州北部に恩恵)
⚫︎ 今回の交渉で恩恵を受けた州はBlue Wallと言われる民主党支持の州。
トランプ大統領は、中間選挙の勝利への道をがっちり固めた模様
⚫︎ 今回のUSMCAのメインターゲットは中国
トランプ政権は中国との貿易戦争で新たな道具を見出した。最近結ばれた米国・メキシコ・カナダ協定のようなものを利用して、中国が貿易相手国と独自の協定を結ぶことから締め出そうというものだ。 https://t.co/pZtm3VvLwG
— ドナルド・トランプNEWS (@JpWelovetrump) 2018年10月7日
トランプ大統領の交渉スタイル、関税で脅し脅し脅しまくり、そして交渉成立できることが証明された
(popoちゃん)
さて無事にUSMCAが3カ国で合意し、一安心〜♪ カナダはギリギリまで引き伸ばし、最終的に合意に至りました。たしか以前、フルフォード氏が動画で、カナダに帰国中、カナダのトルドー首相がトランプ大統領の暗殺未遂をしたという情報が入ってきたと言ってた記憶があるのですが、それを聞いた時に3カ国での合意はあり得ないのではと思っていました。が、やはり同じ陸続きの三ヶ国。カナダもメキシコも輸出先の約8割はアメリカ。結局、アメリカのリード?!脅迫?!と次期大統領オブラドール氏の大活躍で、皆、合意!あのNAFTA条約からすぐに一変するのはおそらく難しい。。。でもより公平な条約に一歩近づいたよう。。。メキシコはオブラドール氏が最低賃金アップ、メキシコの石油の所有権の承認をしっかりと勝ち取った!アメリカは自動車産業、酪農業、ワイン産業などが恩恵を受けることに。。。そして、その背景にはちゃんと中間選挙の勝利への道が敷かれていた。。。そしてそして、USMCAのメインターゲット。。。それは中国。。。USMCAの一番の特色は、メキシコもカナダも勝手に中国、ロシア、キューバなどと自由貿易を結べないこと。。。う〜ん、今後の展開がさらに気になるぅ〜。。。とまぁ、とりあえずメキシコ一件落着で、またもや世界が良い方向へ舵取りした瞬間をメキシコで感じてます♪ さぁ、次は国境の壁かな?!。。。。