中国という国
【※今回は43分25秒からです。】
フルフォード氏:大使に伺いたいことがあるのですが、世界連邦というか、第二次世界大戦後に設置したような、ある種の世界的な組織で、新規の、もっと良いものについて、何か聞き及んでいますか。
大使:はい。中国の西安に本部を置く予定の新たな国連です。ですがそれが実現するには、アメリカを崩壊させねばなりません。
アメリカはイランを攻撃して、問題に直面する必要があります。【そうすれば】ヨーロッパが叫び出しますからね。石油関連の物や価格に影響が出て。人々も【アメリカのような】攻撃主体が国連を動かすことを望まなくなります。
こうして新たな国際連盟へと繋がっていく出来事を目撃するようになるでしょう。
Splendid Xi'an: old and new in China's ancient Tang capital https://t.co/eOqHYhH8b3 #travel #lp pic.twitter.com/ftuqPXia6C
— Lonely Planet (@lonelyplanet) 2017年7月3日
フルフォード氏:なるほど。ですが私は、米軍がシオニストの狂人連中に付き合うとは思いません。なのでアジア勢は、ただ単に【米軍を】雇ってあげて、平和の維持を任せる方が簡単な気がします。
番犬に餌をやる方が、飢えた狼と闘うよりも安上がりでしょう。私としては、軍を雇って地球をまともにさせるべきだと進言したい。彼ら【米軍】はシオニストのために終末的な世界大戦を始めたりはしません、無理です。
大使:【中国勢は】宗教を恐れています。彼らのシステムは、宗教を根幹にしていないからです。宗教的な人間は叛乱を起こします。国家や思想に服従しません。
だから【中国では】イスラム教徒が次々逮捕されていっていますし、キリスト教徒も同様です。彼らは外の様々な【※聞き取り不能】集団、カバールから影響されます。フリーメイソンなどの秘密結社も、中国では禁止されています。中国は統制しなければ、幾つもに分割してしまいます。
“We were watched, even in the toilet. In political education camp, we were always under stress.”
— EmmaDaly (@EmmaDaly) 2018年9月10日
Chilling new @hrw report on China’s attempts to “re-educate” Muslims in Xinjiang region, @wang_maya & @SophieHRW https://t.co/QjIRQ9brlr pic.twitter.com/ozJGsOVTNy pic.twitter.com/Qw3TfvSnec
フルフォード氏:それは分かります。中国がウイグルの人々を教育キャンプに入れた際に、イスラム教の国はどこも反対してこなかった、37のイスラム教の国々が【中国を】支持している、と言っていましたし、説得力は【ある主張だと思います】。
そこを掘り下げる気はありませんが、中国という国は、米軍ともヨーロッパ勢とも権力を分かち合う取引を結ぶ意欲が【ちゃんと】あるというのが、私の印象です。ただし、ワシントンD.C.が破産した後なら、です。
大使:そうです。それが計画の一部です。間もなく起こると思っています。
フルフォード氏:中国四千年の歴史を見れば、そう【=拡張主義に】なっていないことは分かります。マレーシアのマハティール首相は、「紀元前200年頃に大使を送った当時、【マレーシアを】征服するのも可能だったのに、【中国は】一度としてしなかった」、と言っています。貿易関係を結んだだけでした。
【中国という国は、他国侵略に】利点を見出していません。実用主義的なんです。得るものは何もないのに、失うものは多い。戦うよりも友好関係を結んだ方がいい。それが彼らの考え方なんです。
Confucianism – A Brief Descriptionhttps://t.co/3t2Mgqux6w#tour #thailand pic.twitter.com/QAgnyuiDT1
— Asia's World (@Asiasworld1) 2015年12月26日
スティーヴ氏:ですが儒教の思想では、秩序を重んじますよね。秩序を保たねばならないと――。
フルフォード氏:ええ、確かにそこが問題です。中国勢について心配なのは、全員が同じ考えをしないといけないとの思いに囚われてはいやしないかという点です。
十分な多様性が、思想的にもライフスタイル的にもなくなるのではないかと。そういう点が中国文明の停滞に繋がったのです。中国の文化のこの側面には気を付けねばなりません。
ですが拡張主義者だとか、攻撃的だという点は心配無用です。
一帯一路
フルフォード氏:例を挙げましょう。何年も前にコンゴ政府が国連やヨーロッパに代表団を送りました。鉄道や道路を建設してくだされば、うちにある銅をあげますよ、と。でも「嫌だね、失せろ」と言われたので中国へ行くと、「いいですよ」と。それで今ではちゃんと機能する鉄道や道路を再び持てるようになった訣です。
中国製の橋や道路について、アフリカの人々がどう思うか直接訊いてみればいいんです。私がアフリカ人から聞いた限りでは、中国人はビジネスを持ってきてくれますが、ヨーロッパ人は武器と傭兵を持ち込むんです、と。
なので西洋としては、一帯一路よりも巨大で、より良いものを開始させる必要があるでしょう。ですが橋を建設したと、誰かを批判するのは、あまり良い戦略ではありません。批判するのであれば、反体制派や反対意見を十分許容できていないとか、発明を抑え込んでいるとか。過去千年で中国が発明した最新のって何があります?
でも橋や道路は批判する点ではないかと。そこに関しては、良いことを行っていると思います。
'One belt, one road' this project explains why China is dishing out loans to build roads & railways to Africa as it builds their 2049 ambitious projects across the world that will all lead to China. Will connect almost 2/3 of world.pic.twitter.com/zvLVwI57Ux
— Kenya West© (@KinyanBoy) 2018年4月4日
大使:ベンジャミンに賛成です。彼らは橋や港を建てて、インフラ【を整備して】世界の役に立っています。
555の計画は、こういった555システムによって世界を相互に繋ぐことです。【まずは】5つのBRICS国、そして5大陸へと拡げていって、全ての大陸を繋げるのです。そうすれば各国は互いに平和的になるしかありません。道路で互いに依存していますから。
イラン・パキスタン・インドで作ったような、平和のパイプラインなのです。現在インドに石油を送らせまいと連中はブロックしたがっていますが、これは人々を相互に結び付け、互いに足りない点で頼らせ、平和をもたらす方法なんです。
ソ連邦の時代のようなものです。ソ連邦ではそれぞれの場所で別々の物を作らせていました。なので互いに貿易し、協力せねばならなかったので、彼らは平和を保つことができたのです。これが555一帯一路イニシアティブの下地となったのだと私は思っています。
ルイーザさん:ええ、トランプ氏の最近の発言でも見て取れます。彼は中国とは良好な関係だと思うが、習近平は共産党である中国のために動いているし、トランプ自身は共産党ではないアメリカという国のために動いている、と。
ライバル関係かどうかは分かりませんが、解決へのアプローチが異なることは確かです。習近平はインフラに力を入れています。おっしゃる通り、アメリカが戦争に従事している一方で、中国は平和を構築しています。
両者の思想哲学は大変異なるものです。トランプ自身は国際舞台で貿易の取引をしようとしていますが、それもまた【ビジネスが得意な】彼なりのやり方です。
Mnuchin: US and Chinese officials are looking to open trade talks#Mnuchin #Trade #ChinaUS #Trump #XiJinpinghttps://t.co/MqOtkCumkn pic.twitter.com/CHk3F9O3kv
— 7D News (@7Dnews) 2019年7月16日
フルフォード氏:前にも言いましたが、西洋でも文字通り数兆ドル規模のキャンペーンを準備しているところだと耳にしています。砂漠を緑地にしたり、海を再び魚で一杯にしたり、中国と米国を合わせた広さに植林したり。
なので中国が行っているインフラ整備とも調和がとれる内容です。より環境的、ライフスタイル的なものとなりますが。
もし西洋が中国に乗っ取られたくないのであれば、一帯一路イニシアティブよりも大規模で、より良いものを行う必要があります。道路や橋にケチをつけているだけでは、愚かの極みです。
私が聞き及んでいるのは、うんと高位のところでゴーサインが出たと。中国勢からもヨーロッパ勢からも同意が取れていると。
問題は私も大使も言っている通り、頭のおかしいシオニスト連中なのです。
大使:その通りです。キリスト教シオニストが掌握できれば、他のシオニストに利用されなくなりますし、世界に平和がもたらされるでしょう。【※聞き取り不能】。
【中略】
スティーヴ氏:中国が行っている投資によって、ベンジャミンが言うように公平な交換システムをコモディティの世界にもたらし、平和を維持してくれることを願っています。その方が、より生産的です。平和は生産的で、戦争は破壊的です。
アフリカに【どかどかと】乗り込み、一握りの裕福な人間を取り込んで、投資をしまくっては未来永劫借金漬けにするという、IMFの旧い政策と同じではないことを祈ります。お手並み拝見ですね。
フルフォード氏:中国勢は借金を次々、帳消しにしていってますよ、大丈夫なのかってくらいに【気前よく】。
連中はスリランカの港の件で批判していますけど、あれは悪いのはスリランカ側です。現地が腐敗していたせいで、人々が望みもしない、使い方も分からない港を建ててしまったのです。あれは特殊な事例です。
“Debt, the most potent form of slavery”..Sri Lanka, Struggling With Debt, Hands a Major Port to China via @NYTimes https://t.co/mxXJgzoxV3
— Ann Pettifor (@AnnPettifor) 2017年12月13日
公開の裁判
ルイーザさん:ジェフリー・エプスティーンの逮捕やネクシアム訴訟、世界的な問題である児童人身売買を終わらせることについて、どう思いますか。
フルフォード氏:彼らが15歳の少女ではなく、10歳の子どもが殺害されることについて話をし出したら、本当に始まったと言えるでしょう。
ルイーザさん:確かに。【小児性愛者の】名前が載った、ジェフリー・エプスティーンの黒い手帖が公表されました。セント・ジェイムズ島の地下には神殿があって――。
フルフォード氏:ですが、何故あの島に特殊部隊を送って強制捜査しないんです? 何故神殿にテレビカメラを入れて、世界に配信しないんです? そうすれば私も信じます。
【中略】
私はニュルンベルク方式の法廷が連中に対して開かれるのを、【この目で】見たいのです。公衆の面前で、この連中が裁判にかけられて、その犯罪は具体的にどんなものか、何故裁判にかけられるのかを世界中が知らされるという。
ルイーザさん:ご尤も。ですが、それが現在進められていることなのだと思います。ナンシー・ペロシの娘も言っていました。彼らの“お気に入り”の多くが、これに巻き込まれるだろうと。
それによって、人々も知っているような、ハリウッドとか日常的に見かける人間が大勢【炙り】出されてくる筈です。ネクシアムの件でもキース・レニエールや女優が登場しましたし、大改造が起こると思います。大使はどうお考えですか。
Wow 😮 Just look at those names
— ❌Barb-TRUMPARMY🇺🇸 (@BarbMuenchen) 2019年7月14日
Every dog has his day ! pic.twitter.com/owNuBL28T6
大使:ベンジャミンの言う通り、きちんとした法廷が開かれて、犯罪が暴かれ、適切に裁かれることを願っています。
思うに、諜報機関は長らくこういった人々のやましい点を把握して、世界をコントロールするために握りつぶしていたのですから、こういった人々に退場してもらいたくなったのであれば、公けの場で洗いざらい暴かねば。
ルイーザさん:それにしても、エプスティーンは誰のために撮影していたんです? どなたか何か分かる方は――。
フルフォード氏氏&スティーヴ氏:奴はモサドのアセットです。
ルイーザさん:すぐ答えが(笑)。組織犯罪が関与してますよね。彼らは心配していないんですか。
フルフォード氏:一部はそうですが、一部はそうでもありませんよ。子どもを殺すような頭のおかしい連中は、心配しているでしょう。でも薬物を取引しただのといった連中は、問題ではありません。それはそれで問題ではありますが、この問題には該当しません。
本格始動は9月
フルフォード氏:大使は、突破口がとうとう開かれるのはこの9月だとお考えで? その【前提で】進めてもいいですか?
大使:そう思います。それがゴールでしょうね。連邦予算も秋ですし。【※アメリカの政府レベルの会計年度は9月終わり。】555の側でも物事は進んでいる筈です。中国の正月【=春節】まで遅延しないことを願っています。
フルフォード氏:良かったです。何かお手伝いできることがあれば、ルイーザを介するなり、いつでも声をかけてください。
ということで、私は夏はのんびりさせてもらいます。秋には忙しくなるでしょうからね。
ルイーザさん:【※フルフォード氏が毎年夏は長期休暇に入るのを思い出して、】そうでしたね。
でもベンジャミン、前の対談で言ってませんでしたか。働かずに金が入ってくるのを諦めたがらない人たちがいるのが【遅延の】大きな原因の一つだと。それなりに満足できるレベルの生活を彼らに保障しつつも、我々が計画を進められるよう、交渉をするのって可能なんですか。
フルフォード氏:【利害の】衝突はありません。貧しい人間が豊かになるために、豊かな人間を貧しくする必要はないのですから。打つ手は沢山あります。
我々が追い詰めようとしているのは、生産的な企業家だのお金を持っている人ではなく、悪質な詐欺師や盗人や寄生虫です。これは社会主義でも共産主義でもありません。我々が追及しているのは、正義と真実です。
Good afternoon and a happy Saturday to all my friends and followers. I wish you all a wonderful and relaxing weekend. 😃☀🏖🌊🍹🎶 #beach #sea #summer #weekend pic.twitter.com/dli9eVw4qQ
— Dan (@DanDalaiFreeman) 2019年7月20日
ルイーザさん:夏の間に諸々解決されることを祈りましょう。【アメリカで】お金が底をついたとしても、断絶することはないと。議会が解決してくれると。
フルフォード氏:私はいつもアジアの人とかに言うんですが、アメリカ合衆国というのは梅毒を持っている美女みたいなものだって。親しくなり過ぎる前に、彼女が抗生物質を摂取しているか確かめておきなさいねって。
【※スティーヴ氏とルイーザさんが爆笑。】この夏は、ちゃんと抗生物質をとって、悪魔主義という梅毒とおさらば出来ることを願いたいものです。
翻訳:Yutika
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
ルイーザ女史からゴールドフィッシュ・リポートの翻訳掲載を快くお許し戴きましたこと、末筆ではございますが厚く御礼申し上げます。
その1は世界規模の金融リセット、555の意味、新ドル札について、その2はイラン終末論、ネット検閲、朝鮮情勢について取り上げましたが、最後となるその3は中国です。新たな国連の本部はどこなのか、拡張主義政策なのかどうか、一帯一路は信用できるのか。
ルイーザさんやスティーヴ氏は、欧米人の中ではかなり東洋に理解のある方です(そういう意味では“リベラル”)。それでもこれだけ中国に警戒してしまうのですから、タカ派となると凄まじいでしょうねぇ。長年メディアが行ってきた印象操作の罪は大きいと感じました。
フルフォード氏がイラつくのも分かります。多分、欧米の人と話すと毎回こんな感じ――いえ、もっと被害妄想と敵意の塊なのでしょう。
他に障壁となるのは終末論でしょうか。この点はフルフォード氏だけでなく、普段穏やかそうな大使まで蛇蝎(だかつ)の如く嫌っておられるご様子。
シオニストに対しても、アメリカでは腫れ物扱いのところがあります。反ユダヤというレッテルは、人種差別の中で最も致命的。イスラエルの蛮行をありのままに報道してくれれば、シープルだってもうちっと目が覚めるでしょうに。
夏の間の“お掃除”には、こういった思想哲学の素地となる部分も入っていると願いたい。
フルフォード氏は青で、大使はピンクで、ルイーザさんは緑で、スティーヴ氏は茶色で色分けします。