ボリビア・クーデター前のメキシコの反応とOEAの実態!
ロペス・オブラドール大統領は、こちらの11月10日(まだクーデターの前)にボリビアのモラレス大統領が選挙のやり直しを決意したことを賞賛し、ボリビア大統領とボリビア国民にハグを送りました。そして、ボリビアで民主主義が勝利したとタイトルを付け、ご自身のユーチューブに動画をアップ。(動画下↓)
ほんとに、きれい〜✨メキシコには多くのパラダイスがあります。
また、この動画の中では、2006年、ロペス・オブラドール大統領が立候補した大統領選で、不正を訴えたが、反対派は無視をしただけで、OEA(英語ではOAS、アメリカ大陸の35カ国が加盟する組織:米州機構)も全く沈黙していたと言っています。
ボリビア大統領(エボ・モラレス)は、11月20日にメキシコで行った2回目のコンファレンスで、今回のクーデター陰謀者は、Luis Almagro(OEAの議長)とOEA(OAS)だと言っていました。OEA(OAS) = クーデター野郎だ!と。
クーデター陰謀者 Luis AlmargoOAS、特にルイス・アルマグロが11月10日、ボリビアのクーデターの引き金を引いた。大統領選挙が「不正」という根拠のない報告を出し、モラレス政権への排除圧力をもたらした。 https://t.co/syVeoj9PMp
— mko (@trappedsoldier) November 13, 2019
THE MIND UNLEASHEDの記事によると、OEA(OAS)は、1948年アメリカの官僚と南アメリカの反共産主義リーダーらによって、政権転覆することだけを目的に設立されたと。OEA (OAS)は、2000年ハイチでの選挙にも介入し政権転覆(2000年〜2004年)。結果、何千人もの死者続出。そして、また2010年にもハイチの選挙に介入し政権転覆。
ボリビア大統領の亡命受け入れの理由
さて、皆さんもご存知の通り、メキシコは、ボリビア大統領のメキシコへの亡命申請を受け入れました。
Ya despegó el avión de la Fuerza Aérea Mexicana con Evo Morales a bordo. De acuerdo a las convenciones internacionales vigentes está bajo la protección del de México. Su vida e integridad están a salvo. pic.twitter.com/qLUEfvciux
— Marcelo Ebrard C. (@m_ebrard) November 12, 2019
メキシコがモラレス大統領を受け入れた理由は、シ・ン・プ・ル!「命を守るため」。メキシコは、憲法に沿って、昔から多くの亡命者を受け入れてきた歴史があり、その姿勢を大切にしていきたいとロペス・オブラドール大統領とエブラルド外相が、朝の大統領プレス・コンファレンスで言っていました。
El derecho de asilo es esencial para nuestra política exterior.
— Gobierno de México (@GobiernoMX) November 14, 2019
Protegemos la vida y actuamos como lo hizo Lázaro Cárdenas, quien dio asilo a León Trotsky, al pueblo español durante la guerra civil, y a la comunidad judía que buscó refugio en México durante la II Guerra Mundial. pic.twitter.com/CNGvc9v2eZ
Ningún otro país tiene un historial tan digno en materia de asilo político como México. Recibir a @evoespueblo es cumplir con un deber en apego a la Constitución.
— Gobierno de México (@GobiernoMX) November 13, 2019
Su vida estaba en peligro, actuamos en consecuencia. pic.twitter.com/wHsBS1XiHS
La tradición de asilo es un timbre de orgullo para México. El presidente @lopezobrador_ recomienda estos libros sobre el tema.
— Gobierno de México (@GobiernoMX) November 14, 2019
→ El hombre que amaba a los perros, de Padura.
→ De viva voz: Vida y obra de G. Bosques, por Liberman.
→ La historia que viví, de Martínez Corbalá. pic.twitter.com/fqPnmSchwa
上の動画:大統領プレス・コンファレンス:11月11日の朝(まだボリビア大統領は未到着)エブラルド外相は、35分あたりから1時間24分あたりまで、約1時間ほど質疑応答に答えました。
「他国への介入をしないという憲法に違反しているのではないか?」という質問に、
「自称暫定大統領を認めることが、他国への介入であり、民主主義で決められた大統領を尊重するのは、他国への介入にはならない。」ときっぱり答えていました。
ボリビア大統領をメキシコに連れてくるのに四苦八苦
さて、エボ・モラレス大統領の救助は、かなり困難だったようです。エブラルド外相が、端折って説明しましたが、南アメリカに疎いpopoちゃんは、まず南アメリカの地図を用意し、そして何度も何度もエブラルド外相の説明を再生しました。かなり複雑で難しかった。。。😅 ということで、popoちゃんのように南アメリカに疎いお方のために、ここで南アメリカの地図登場!
南アメリカの地図#VenezuelaMournsForWWAT les presto un mapa de Sur América para q se den cuenta que les faltan pal WWAT @onedirection pic.twitter.com/6Q4qkGqyJ7
— horan forever (@arepasowith1D) September 22, 2013
上のツイート文と記事の内容は一切関係ありません。
メキシコ空軍機は、メキシコからペルーのリマを経て、ボリビアに入る予定でしたが、ボリビア上空に入る直前、事前に得たボリビアの入国許可がすでに無効になったといわれ、リマに引き返すことに。ぐちゃくちゃなボリビア政府状態で、だれが許可を出してくれるのかもわからず。。。そこで何時間も足止め。最終的に、午後7時半、やっとのことでボリビア空軍が許可を出したとのこと。(軍事政権?!)メキシコ粘った❗️これはロペス・オブラドール大統領ゆずり?!使命を全うするまで絶対に諦めない!
El avión mexicano que trasladará a Evo Morales a México. Despegó de Lima esta tarde y está a punto de aterrizar en Bolivia pic.twitter.com/hn6jesVzsy
— Fernando Del Río 🇲🇽🇦🇷 (@FernandoDelRio) November 12, 2019
モラレス大統領ファン一万人ほどが、空港の外で見送り、大勢の軍が空港内で警備している中、モラレス大統領は、無事にメキシコ空軍機に他20名ほどのボリビア政府関係者とともに搭乗。
ここでまたハプニング!ボリビアが、離陸の許可を無効に!が、また粘ったあと、許可ゲット!そして、今度は、ペルー、リマでの給油許可も無効に!でも、メキシコ空軍は、冷静にプロフェッショナルに対応し、パラグアイのアスンシオンで給油許可をゲット!メキシコとは逆方向のパラグアイだけど、給油必要だから仕方ない。パラグアイから、メキシコに戻るために、またボリビア上空を飛ぶことになるのだけれど、またまたボリビアが意地悪を!ボリビアの上空飛行の許可を無効に!
南アメリカの地図、再登場!#VenezuelaMournsForWWAT les presto un mapa de Sur América para q se den cuenta que les faltan pal WWAT @onedirection pic.twitter.com/6Q4qkGqyJ7
— horan forever (@arepasowith1D) September 22, 2013
そこでメキシコ空軍機は、ブラジル政府のペルプを要請。夜明けにブラジルの空を飛ぶ許可をゲット!これはほぼ、奇跡だったと。。。なぜ、奇跡だったのか?!エブラルド外相は、それ以上何もいいませんでした。これは、popoちゃんの勝手な見解ですが、リークされた陰謀者らの16本の音声録音(約2時間)の5本目(19分58秒あたり)に、このクーデターは、エヴァンジェリカ宗教(福音主義キリスト教)とブラジル政府からの支持も得ていて、ブラジル大統領Jair Bolsonaroが、次期ボリビア大統領候補者をアドバイスすることも強調していたと言っていたからかな?!
そして、ボリビアとブラジルの国境のブラジル側の上空を飛び、その後、給油許可を無効にしたペルーから、上空を飛ぶだけの許可をなんとかゲットし、太平洋の上を飛んで、無事、メキシコに到着!モラレス大統領をボリビアで乗せ、メキシコに着くまでに計24時間かかったそう。
⭕️BREAKING
— Ángel Metropolitano (@angelmetropoli) November 12, 2019
#EvoMorales aterriza en el Aeropuerto Benito Juárez de Ciudad de México en estos momentos.
-#Bolivia #Mexico #CDMX #UltimoMinuto pic.twitter.com/GeDmSe2nyZ
メキシコに到着したモラレス大統領を迎えるエブラルド外相。⭕️🗞️#EvoMorales, quien recibió #AsiloPolitico de #México por “razones humanitarias” y al considerar que su vida corre peligro, aterrizó en el hangar Sexto Grupo Aéreo Internacional, antiguamente el hangar presidencial, del aeropuerto de la Ciudad de México. pic.twitter.com/UWCzCVOUzJ
— Strix News Nct (@NctStrix) November 12, 2019
ハグされてるのにぎこちないモラレス大統領。😆
メキシコのベニート・ファレス空港で、モラレス大統領を待つ人々。Ya andamos en el Aeropuerto esperando la llegada de Evo Morales, como se merece. pic.twitter.com/4JePPTqI83
— EVO MORALES (@ArqExtintor) November 12, 2019
空港の外でもこんなにたくさんの人が、モラレス大統領を待っていたらしい。。。#Último #SomosTarija El avión que transporta a Evo Morales hasta México está a punto de aterrizar y en las afueras del aeropuerto se concentró una gran cantidad de personas aguardando su arribo. Foto Redes Sociales pic.twitter.com/7oZmOsJT7z
— Somos Tarija (@somos_tarija) November 12, 2019
無事に到着したモラレス大統領は、メキシコで何をしているのか?!
とにかくいろんな局とインタビュー出まくっています。
BBC、CNN en español、El Pais(スペイン)、Telesur(ベネズエラ)、Inforbae(アルゼンチン)、メキシコのメジャーメディアなどなど。。。
そしてコンファレンスも行っています。すでに到着してから2回実施。
最初20分ほど、モラレス大統領が以下の内容を話し、そして残り20分、記者からの質問。亡命を決意した理由(ボリビア人の命を守るため。兄弟の家を9日に燃やされ、他の官僚らの家も燃やす、また彼らの妻と娘を焼き殺すと脅され、暴動を沈静化するため辞任、が、辞任表明後、暴動は悪化で死者続出11月20日時点で死者30人。)、不正選挙の否定、反対派が、大統領身柄引き渡しに5万USドルの賄賂をオファーしてきたこと、人種差別のこと、クーデターを起こしたボリビア政府へのメッセージ(暴力ではなく話し合いで解決すべきだなど)これまでの大統領の実績とこれから計画していた経済成長プラン、今年から始まったばかりの社会保険制度のことなど。。。2020年で大統領任務14年を迎える予定だった。今まで3選していて、1回目54%、2回目64%、3回目、61%の支持で当選。
11月13日、モラレス大統領の1回目のコンファレンス(記者会見)"Paren las confrontaciones, vamos al diálogo nacional. Las balas no paran la insurrección del pueblo": pide #EvoMorales al cierre de su conferencia de prensa en el Museo de la ciudad de México pic.twitter.com/gIipGSibWP
— Sputnik Reporteros (@Sputnik_Report) November 13, 2019
1回目と同じく、モラレス大統領が17分ほど話し、その後、23分ほど記者からの質問。クーデターを起こした反対派が、ヘイトするために祈る宗教を実践していること。10月20日の選挙の潔白を主張し、国際機関、第三者(フランシスコ法王などと実際に例をあげた😱)に調査するように懇願。モラレス大統領は、今までにどんなにボリビアの経済開発をやってきて、近い将来、南アメリカのエネルギー資源センターになる予定だったと。。。Luis AmagroとOEAがクーデターを勃発させた。ボリビアの民主主義復活と大虐殺阻止に国際機関に援助を求めた。クーデター派とは未だに全く話し合い、交渉の余地なしと報告。モラレス大統領は、これ以上の虐殺を避けるために、もし再選で自分が大統領候補者として出れないというならそれでもいい。とにかく話し合いたいで平和を取り戻したい。国際機関などの第3者が介入して、命の保障をしてくれたら、いつでもボリビアに帰国する意思を示した。
モラレス大統領はとっても、とっても反米!!!
モラレス大統領は、チャベス大統領を師として慕っていたそうです。(それで同じようなクーデターになったのかな?!)
THE MIND UNLEASHEDの記事によると、モラレス大統領が、いかに反米で、そして、そのことを全く躊躇せずに真正面から表現していたよう。
2008年、モラレス大統領、アメリカ大使とDEA(アメリカ麻薬取締局)を追放。(メキシコでのインタビューで何度も言われていますが、2002年にアメリカによって議員剥奪されています。)
コカイン生産量がコロンビア、ペルーに続き、世界第3位のボリビアは、DEAが、反大統領派と共謀し暴徒を起こし、ボリビアで犯罪グループに資金提供しているとのことで、モラレス大統領はDEAも追放し、ボリビアへの入国も禁止に!
2009年からボリビアとアメリカは大使関係を持っていないらしい。なのに、今回、クーデターが起きて、アメリカが、ボラリス大統領の亡命のために、飛行機を用意。ボラリス大統領いわく、あの飛行機に乗ると、絶対にグアンタナモに連れて行かれるから断ったとのこと。(ツイート下↓)
Bolivia's democratically elected President Evo Morales said the US offered him a plane to leave the country, but he denied it because "I was sure they would take me to Guantanamo"
— Ben Norton (@BenjaminNorton) November 18, 2019
More proof of how the US led the far-right coup against Bolivia's democracyhttps://t.co/XT7shXiFYL
また、上の記事内で紹介されていた2018年9月の国連会議でのモラレス大統領のスピーチ。トランプ大統領が議長を務める中、トランプ大統領の隣の隣の席で、堂々とこのようにスピーチをはじめました。「ここではっきり、オープンに言わせていただきます。米国は、民主主義を支持することに一切関心がないということです。」(下の動画↓)
2019年2月の国連会議でのモラレス大統領のスピーチ(英語吹き込み)編集版(10分弱)
トランプ大統領とポンペオ国務長官のお顔の見所(38~43秒、2分41秒~2分46秒あたり)
この動画、日本語のネットでは、全く探せませんでした。モラレス大統領が、スピーチをしている間のトランプさんとポンペオさんのお顔がす・ご・い!!!これ観て、なぜトランプ大統領が、ボリビアの自称暫定大統領を賞賛し、あのようなコメントをしたのか理解できました。是非、最初のお二人の表情だけでもご覧ください。日本語訳つきの動画探しましたが、見つかりませんでした。
こちらのサイトに英語ですが、上の動画のモラレス大統領スピーチの文字起こしがあります。ご興味のある方はどうぞ♪
ここで、このときのスピーチで「グサッ!」刺さる言葉をいくつかご紹介。
アメリカの「イラク侵略」、「リビア政府の転覆」、「シリアの内戦」を次々と批判したあとに。。。。
このモラレス大統領の勇気は勲章ものですが、これは敵を作ってしまう。。。
上の記事によると、2016年、モラレス大統領は、「反(アメリカ)帝国主義」軍事アカデミー(学校)を設立。「アメリカ帝国が、彼らの軍事学校で世界支配を教えるならば、我々は、この学校で帝国弾圧から解放する術を習う。」(モラレス大統領)
Over 3 years ago >> Bolivia’s president Evo Morales has opened a new “anti-imperialist” military academy to counter US policies and military influence in Latin America.
— Bill Newman (@bill2earth) November 13, 2019
“If... https://t.co/m1yDWL7P6S
また、2017年、ボリビアは、IMFと世界銀行から完全に独立したとのこと。
11月19日のナチョさん動画によると、ボリビア銀行から、ごっそりお金、ゴールド(ボリビアは実物のゴールドを所有)、シルバーが装甲トラック何十台に乗せられ、空港に向かい、飛行機に積まれているとのこと。ツイートの日付が11月9日、ということはクーデターの前日?!ナチョさんによると、自称暫定的大統領は、すでに5万ドルの武器購入にサインをしていたと。リークした音声録音に、不正できる電子投票マシーンの購入の話もあったので、それの購入も入っているのかも。どちらにしろカバールらは、必死のよう!
#Bolivia Alertan de un masivo desplazamiento de camiones blindados #Brinks en dirección al #AeropuertodelAlto. Podrían estan intentando desplazar grandes sumas de #dinero hasta allí. pic.twitter.com/HL9Xh9nnMD
— TortugaMoribunda (@JuanTorregrosa8) November 9, 2019
ボリビア・ラパス空港に入る装甲トラックBrinks armored vehicles were seen entering the airport in La Paz, Bolivia. Is Evo Morales escaping in any of these vehicles? @brinks @CNNEE @soyfdelrincon @CNBC @ABC @abcnews pic.twitter.com/IQLZz4zNHe
— Mabel Barba (@MabelBarba1) November 9, 2019
そして、機内に積み込まれているよう#Bolivia #BCB dice que imágenes de @Brinks transportando dinero corresponden a operaciones normales https://t.co/wUnWj1hTky pic.twitter.com/VllkTwSwrv
— Periódico El Mundo - Bolivia (@mundo_bolivia) November 13, 2019
popoちゃんの勝手な意見!
最後に、popoちゃんが、メキシコでのモラレス大統領のインタビュー(計約5時間分くらい)を観て感じたこと。popoちゃんは、メキシコ在住でほぼ毎日、愛溢れるロペス・オブラドール大統領のプレス・コンファレンスを観ているので、どうしてもロペス・オブラドール大統領贔屓になってしまうのは否めません。なので、あくまでもpopoちゃん一個人の勝手な意見としてお読みくださいませ。
En Puntoという番組(メキシコの大手メディア)のインタビュー(上の動画↑)で、反対派を叩き過ぎたことが間違っていたと認めるモラレス大統領。
“Un #EvoMorales desafiante, arrogante, #soberbio y hasta malcriado terminó atacando al periodista de la BBC Mundo acusandolo de recibir preguntas desde #Bolivia y ser enviado de la nueva presidenta #JeanineÁñez.
— LaOvejaNegra (@AmorXNicaragua) November 17, 2019
"¡Me pasas la grabación todo!", amenazó Morales”
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メキシコでのインタビュー、記者会見で、モラレス大統領の話しぶりに「愛」というあったかいものより「対立、批判、怒り」のような攻撃性のようなものを感じました。もちろんクーデターを受け亡命中なので無理もないですが。。。でも、これで、なんとなく、なぜクーデターが成功してしまったのか、わかったような気がしたpopoちゃんでした。
(メキシコ万歳!)
🙏
そして、また、そのまのじ編集長の記事で取り挙げられているMKOさんのボリビアに関するツイートも素晴らしい!MKOさんは、かなり反米、反トランプのようですが、中東問題、世界の戦争・暴動に限らず、ロペス・オブラドール大統領もフォローされているようで、ほんとに一体何者?!といつも感心してしまいます。日本の皆様、日本には時差なしで、即座に質の高い世界ニュースが届いてますよん。
さて、今回、ボリビア大統領(エボ・モラレス)のメキシコ亡命について、まだ日本に届いていないかも?!と思ったニュースを記事にしてみました。まず最初に、ボリビア・クーデター前に、ロペス・オブラドール大統領がボリビアに向けたメッセージ動画を。そして、メキシコ政府が、ボリビア大統領の亡命要請を受け入れた理由(ここで、またメキシコ政府の価値観がピカッと光ります✨)、モラレス大統領をメキシコに連れてくるまでの四苦八苦ストーリーと、無事にメキシコに到着したモラレス大統領は、メキシコで何をしているのか、そして、モラレス大統領のかなり過激な反米精神をご紹介。最後に、モラレス大統領ファンの方、ごめんなさい🙇。メキシコでの様々なモラレス大統領のインタビューを観て感じた、popoちゃんの勝手な個人的意見を書きました。
モラレス大統領とロペス・オブラドール大統領は、政策がとても似ていますが、実はいくつか大きな違いに気づきました。その一つ、モラレス大統領は、今回の大統領選挙が4回目(すでに大統領歴約14年)。今年2月のモラレス大統領の再選について国民投票で、国民は希望しないという結果になったらしく、でも最終的に裁判所からGOサインが出て出馬。インタビューでは、あの国民投票は信じていないといい、自分が大統領じゃないとだめだみたいなことも言っていたのにちょっと驚きました。そこは、ロペス・オブラドール大統領は真逆で、大統領になってすぐに再選はやりませんと公の前に署名までしました。ご自身が大統領でなければならいと言うボリビア大統領と、自分は次の大統領のための土台作りをして再選なしというメキシコ大統領。同じ社会主義者で似たような政策をやっていますが、ヤマ・ニヤマの度合いが違うように感じました。
今回、クーデターが失敗するか成功するかは、軍次第であることがよくわかりました。でも実はそれよりも、もっと深いものではないか。。。と竹下先生の言葉を思い出し、最後にぼやいています。