注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
武器開発でもウクライナ問題でも、風向きはロシアに有利
本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議(SC)の正に驚愕の新報告書は、シリア関連の事案を議論していました。
――初めて戦闘使用された際に自爆することなく【シリア】領域に落下してしまったイスラエル【とアメリカのレイセオン社共同開発】の全く無傷のスタナー・ミサイルを、【同国は】今週【ロシア】国防省(MoD)に引き渡したのです。
――地球上の他のどのシステムよりも、ある意味、最新鋭のミサイル技術だ、と記していました。
――【そして今回譲渡された同ミサイル自体は】ウクライナの倉庫に何百台も眠っているアメリカ製の対戦車ミサイルFGM-148 ジャベリンと共に、間もなくロシアの武器庫に加わることでしょう。
――【ジャベリンといえば】更に150発をウクライナに輸出すると、つい最近、米国務省が許可したばかりですが、【こうなると】昨年ウクライナに送られて以来、未使用のまま眠っている同型の対戦車ミサイル210発【の列】に加わることになります。
――以上の全てが、【実は】ドナルド・トランプ大統領に対して仕掛けられた弾劾クーデターの中心なのです。
――【アメリカの下院で】第一回目の聴聞会が昨日開かれたところ、ジョー・バイデン元副大統領の息子、ハンター・バイデンがウクライナで犯した罪について捜査すべしと論証する結果となったのですから、社会主義者の民主党にとっては見事に裏目に出ました。
――逆効果だったのを即座に気が付いたのは、ウクライナのヴァディム・プリスタイコ外務大臣です。
――彼はウクライナがミンスク合意を破棄するかもしれない、と警告し、以下のように述べました:
――しかもこのアメリカ合衆国やヨーロッパとの断絶を、ウクライナで最強のオリガルヒ、イホル・コロモイスキーが全面的に賛成しているのです。
――たった一人の力でウォロディミル・ゼレンスキーをウクライナの大統領に就かせたオリガルヒは、【2014年の騒乱でロシアと敵対し、ネオナチとつるんでウクライナの親ロシア派に賞金まで懸けて狩っていた人物ですが】、今やアメリカに対して「あなた方は我々に【再び】戦争させようとしている」と激しく非難するようになりました。
――そしてロシアと同盟を結ぶことがウクライナにとっては最善の策だと主張しています。
――アメリカ合衆国に対して突きつけた彼の言葉がこちら:
少し前までポロシェンコの仲間だったくせに、「じゃあロシアに借りるもんねー」と反旗を翻したコテコテの商人(笑)。】
【中略】
An alliance with Russia is the best bet for Ukraine- Igor Kolomoysky to New York Times
— RT (@RT_com) 2019年11月13日
‘You [America] are forcing us to be at war, and not even giving us the money for it’https://t.co/CbHfb5jmVq
アメリカ民主党の主張と異なり、ウクライナの内紛は沈静化しつつある
当該報告書によりますと、トランプ大統領を権力の座から追放したい社会主義者の民主党勢力は、後世の精神の専門家ないしは心理学者ぐらいしか理解できそうにない理由で【つまり頭が相当おかしいのか】、トランプはウクライナにとって欠かせない軍事資金援助を渡そうとせず、【欲しければ】自身の“政敵”、ジョー・バイデン元副大統領を捜査【しろと迫った】、との複雑怪奇なでっち上げの御伽噺を自分たちの証拠の中心に据えました。
――ロシアが抱える戦車の大群にウクライナが侵略されないためには、ジャベリン対戦車ミサイルが必要なのだ、と錯乱状態の民主党が叫んでいることから、同軍事資金が具体的に名指しされたのです。
――ですが現実には、ロシアの戦車は一度たりともウクライナに侵略しておらず、対戦車ミサイルは未使用のままときました。
――何せウクライナで唯一進行中の紛争とは、自国の人々の間の内戦だけ。
――欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視の下、ミンスク議定書の合意によって対処がなされている紛争です。
――【OSCEは】本日未明、ウクライナ紛争で対立する両勢力が【戦闘地域からの】撤退を完了させたことを確認しました。
ウクライナの東西を引き裂いたアメリカ
今ではロシアとウクライナは別々の国ですが、、1991年のソビエト連邦崩壊前までは同一国家の一部だった、と当該報告書は詳述しています。
――【独立後も】ウクライナ自体ロシア系国家として、その西部にウクライナ人が、そして東部にロシア人が住んでいました。
――2014年までの23年間、【東西で】皆がお互い平和に暮らしていたのです。
――ですが世界をリードし、アメリカに拠点を置く強力な民間諜報会社、ストラトフォー(通称“影のCIA”)【をもってしても】「史上最もあからさまなクーデター」と呼ば【ざるを得なかった】シロモノを、同年オバマ゠クリントン政権は開始してしまいました。
なのに裏CIAですらウクライナは「クーデター」としか形容しようがなかったんです、よっぽどってことです。】
――その後、オバマ゠クリントン政権はウクライナ西部の政治家のみで構成されたネオナチ政権を設置します。
――同政権はロシア系住民に彼らの言語【すなわちロシア語】を話すことを禁止するという非道な法律を制定しました。
――欧州連合に圧力をかけられて、【法律自体は】すぐさま廃止しましたが、そのせいで内戦を引き起こし、今ではその内戦も冷えてきたというのに、今年前半【の5月】に再熱しかねない状態になりました。
――というのも、ウクライナのリーダーとしてオバマ゠クリントン政権から直接選ばれ、ネオナチに支援されていたペトロ・ポロシェンコ大統領が、自らの任期の締めくくりとして、同国のロシア系住民に対する新たな言語【禁止】法に署名したのです。
ちなみに新大統領のゼレンスキーさんは東部出身で、ロシア語が母国語。これまで基本的にロシア語でコメディアンの仕事をしており、ウクライナ語はそんなに流暢ではないそーな。似通っている言語だそうですけど……どないすんねん。】
#ImpeachmentHearings
— ⏳towhee⏳#Tulsi2020 #Unity4J ⏳ (@amborin) 2019年11月19日
CIA Dems repeat the blatant falsehood that Russia invaded and threatens Ukraine.
Reality is the Obama Nuland Biden 2014 coup deposed UA's pres, "militarized and moved the new Cold War to Russia’s borders" via a US proxy war.https://t.co/oenvcRjiyj
当初ネオナチに賛成してみたけど、よくよく考えたら自分はユダヤ系でロシア系だったわ
オバマ゠クリントン政権がウクライナで政権の座に就けたネオナチ勢力ですが、彼らがロシア語を話す住民の完全な破壊を目論むことを少しも喜んでいなかったのが、イホル・コロモイスキーだった、と当該報告書は続けます。
――彼は旧ソビエト連邦のユダヤ人技術者の家庭に生まれ、【祖先は】第二次世界大戦下でその恐ろしさを体験したのですから、ナチズムの邪悪さと危険を熟知していました。
――その生涯を通じて財を蓄積していった彼は、ウクライナで最大の金持ちの一人となります。
――【彼の所有する資産の一つが】ウクライナ最大のメディア系巨大複合企業1+1メディア・グループであり、【同局の中で】最も人気を博したテレビ番組が『国民のしもべ』でした。
――30代の高校教師は、オバマ゠クリントン政権の設置したネオナチ政権が自国のロシア系住民に対して戦争を仕掛けるのに抗い、ウクライナの大統領選で予想外の勝利を収める、という政治風刺ドラマです。
――主人公を務めたのがウクライナで人気のコメディアン、ウォロディミル・ゼレンスキーであり、今年前半には現実の世界でもオリガルヒのコロモイスキーによって、この架空のテレビ番組から引き抜かれて、本物のウクライナ大統領となりました。
White House releases rough transcript of President Trump's first call with his Ukrainian counterpart Volodymyr Zelensky https://t.co/Wcok3ubLQt pic.twitter.com/NF65NmLhR9
— CNN Breaking News (@cnnbrk) 2019年11月15日
ウクライナを介して資金洗浄したのがバレちゃ困る
アメリカ合衆国で錯乱状態の社会主義者民主党がトランプ大統領に対してでっち上げの弾劾クーデターを仕掛け、ウクライナはロシアの戦車の脅威に曝されていると嘘を吐く中で、ウクライナが本当に直面している深刻な脅威とは欧米が押し付けた莫大な額の借金だ、と当該報告書はまとめています。
――膨大かつ【国として】維持不可能な債務負担について、オリガルヒのイホル・コロモイスキーは自ら引き抜いたゼレンスキー大統領が権力の座に就いた6箇月前に、不履行を勧めました。
――トランプ大統領に対する今回の新たな弾劾クーデター計画が始動したのと、時期が全く同じなのも驚くにはあたりません。
――トランプに対する弾劾クーデターの主要な証拠として昨日提供されたのは、「大統領の電話を小耳に挟んだ伝聞証人を目撃した証人」という言い回し。
――滅茶苦茶な言葉遣いで隠し続けたかったのは、反トランプの主要な証人の一人が昨日【の聴聞会で】、ハンターとジョー・バイデンのウクライナ汚職について懸念を抱いたことを表明したという事実でした。
――そこから一時間足らずの間に、ハンター・バイデンとジョン・ケリー家に【ウクライナのブリスマ社から】何百万ドルも送金されていた、との驚愕の文書をウクライナの検察庁が公表したのですから、懸念【は増すばかり】。
という訣で、社会主義者の民主党が本当の標的としているのはゼレンスキー大統領であり、彼がウクライナの債務を履行しないと【宣言し】、おまけにトランプではなく、バイデンやケリー家の犯罪を暴く前に失脚させることだったのです。
【以下略】
HUGE! EXCLUSIVE BOMBSHELL: Documents Released by Ukrainian General Prosecutor's Office Reveal MILLIONS Funneled to Hunter Biden and the John Kerry Family https://t.co/NzbyzMIk4U via @gatewaypundit
— Lizzy C (@lizzydebbie) 2019年11月14日
翻訳:Yutika
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は、同じもの(ないしは類似のもの)を掲載したツイッターに変換しております。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
刻々と時間が経つにつれ、攻める民主党側の墓穴がどんどん深まるという怪奇現象。茶番劇にドっ白けたアメリカ国民が、次々に共和党のトランプさんへ献金してはります。
余りにも痛々しくて見ていられないので、「民主党ってば、いー加減止めたらいいのに」と思っていたら、どうやら止められない理由があったようです。
オバマとキラリー・クリントン率いた前政権はウクライナでクーデターを起こし、ネオナチ政権を作って大量の資金を投入。どうやらそれを再びアメリカにキックバックさせていたみたいです。ようは資金洗浄です。
オリガルヒ(成金)のおっさんの節操のなさには呆れますが、ウクライナは借金踏み倒して良いと思います。お金を貰った筈なのに未だに国はボロボロだし、大半は欧米のカバールに巻き上げられたっぽいし。文化的にも心情的にも、ロシアの方が話が通じそう。
先日のトルコとシリアの一件を見ても、非情なNATOが仲間扱いしてくれることは無いでしょう。よくて対ロシア戦の障壁代わりです。
ドラマの如き、勧善懲悪の痛快劇を期待します!