19/11/14 ソルカ・ファール情報:トランプ弾劾クーデターでアメリカが自滅するのを眺めつつ、ウクライナはロシアとの再結成に向けて動き出す

 トランプさんへの誹謗中傷といえば、少し前まで“ロシアゲート”だったのに、最近は“ウクライナゲート”一色です。しかも、どうもトランプ陣営が敵の民主党を罠に嵌めているっぽいのですよね。
 刻々と時間が経つにつれ、攻める民主党側の墓穴がどんどん深まるという怪奇現象。茶番劇にドっ白けたアメリカ国民が、次々に共和党のトランプさんへ献金してはります。
 余りにも痛々しくて見ていられないので、「民主党ってば、いー加減止めたらいいのに」と思っていたら、どうやら止められない理由があったようです。

 オバマとキラリー・クリントン率いた前政権はウクライナでクーデターを起こし、ネオナチ政権を作って大量の資金を投入。どうやらそれを再びアメリカにキックバックさせていたみたいです。ようは資金洗浄です。
 オリガルヒ(成金)のおっさんの節操のなさには呆れますが、ウクライナは借金踏み倒して良いと思います。お金を貰った筈なのに未だに国はボロボロだし、大半は欧米のカバールに巻き上げられたっぽいし。文化的にも心情的にも、ロシアの方が話が通じそう。
 先日のトルコとシリアの一件を見ても、非情なNATOが仲間扱いしてくれることは無いでしょう。よくて対ロシア戦の障壁代わりです。
 ドラマの如き、勧善懲悪の痛快劇を期待します!
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ソルカ・ファール情報:トランプ弾劾クーデターでアメリカが自滅するのを眺めつつ、ウクライナはロシアとの再結成に向けて動き出す
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

■この記事のまとめ■
ロシアにアメリカ側の新たな武器が渡る
✅シリアに落ちたイスラエルの最新鋭ミサイル
✅ウクライナで眠っている対戦車ミサイル
➡実はコレ、アメリカで現在進行中の弾劾クーデターにも関係していた!
✅アメリカ民主党の傀儡だったウクライナ、新政権になって方向転換
✅外務大臣:欧米の都合よりも、和平実現の方が大事
✅陰の支配者:ロシアとの関係改善にゴーサイン、(和平資)金の方が大事

夢見るアメリカ民主党の主張:
✅「トランプがウクライナへの軍事支援とバイデンの捜査を天秤にかけて脅した。ウクライナがロシアに侵略されてしまう!」
現実:
✅軍事支援(=ロシア向け対戦車ミサイル)は不要。
✅理由1:ウクライナ国内の内戦であって、ロシアは全く侵略していない
✅理由2:内戦の敵対勢力が現在どちらも武装解除中

ウクライナを分断したオバマ政権
✅2014年まではロシア系の国家として問題なし
✅アメリカ主導のクーデターのせいで、東部(ロシア語)と西部(ウクライナ語)が対立
✅ロシア語禁止法が今年再び制定される

ウクライナのオリガルヒ
✅実は旧ソ連出身のユダヤ人
✅2015年から自分の所有するテレビ局で政権風刺ドラマを放送
✅2019年、ドラマの主人公を本物の大統領に据える

新ウクライナの狙い:
✅欧米が押し付けた巨額の借金踏み倒し
アメリカ民主党の弾劾クーデターの狙い:
✅民主党関係者の汚職がウクライナ側に捜査されるのを阻止
✅そしてウクライナで資金洗浄していた痕跡を隠滅


武器開発でもウクライナ問題でも、風向きはロシアに有利


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議SC)の正に驚愕の新報告書は、シリア関連の事案を議論していました。

――初めて戦闘使用された際に自爆することなく【シリア】領域に落下してしまったイスラエル【とアメリカのレイセオン社共同開発】の全く無傷のスタナー・ミサイルを、【同国は】今週【ロシア】国防省MoD)に引き渡したのです

――地球上の他のどのシステムよりも、ある意味、最新鋭のミサイル技術だ、と記していました。

【※ロシアにもS-400やS-500など優れたミサイルシステムがありますから、“ある意味”。】

――【そして今回譲渡された同ミサイル自体は】ウクライナの倉庫に何百台も眠っているアメリカ製の対戦車ミサイルFGM-148 ジャベリンと共に、間もなくロシアの武器庫に加わることでしょう。

――【ジャベリンといえば】更に150発をウクライナに輸出すると、つい最近、米国務省が許可したばかりですが、【こうなると】昨年ウクライナに送られて以来、未使用のまま眠っている同型の対戦車ミサイル210発【の列】に加わることになります。

――以上の全てが、【実は】ドナルド・トランプ大統領に対して仕掛けられた弾劾クーデターの中心なのです。

――【アメリカの下院で】第一回目の聴聞会が昨日開かれたところ、ジョー・バイデン元副大統領の息子、ハンター・バイデンがウクライナで犯した罪について捜査すべしと論証する結果となったのですから、社会主義者の民主党にとっては見事に裏目に出ました

――逆効果だったのを即座に気が付いたのは、ウクライナのヴァディム・プリスタイコ外務大臣です。

――彼はウクライナミンスク合意を破棄するかもしれない、と警告し、以下のように述べました:


――しかもこのアメリカ合衆国ヨーロッパとの断絶を、ウクライナで最強のオリガルヒ、イホル・コロモイスキーが全面的に賛成しているのです。

――たった一人の力でウォロディミル・ゼレンスキーをウクライナの大統領に就かせたオリガルヒは、【2014年の騒乱でロシアと敵対し、ネオナチとつるんでウクライナの親ロシア派に賞金まで懸けて狩っていた人物ですが】、今やアメリカに対して「あなた方は我々に【再び】戦争させようとしている」と激しく非難するようになりました。

――そしてロシアと同盟を結ぶことがウクライナにとっては最善の策だと主張しています。

――アメリカ合衆国に対して突きつけた彼の言葉がこちら:


【※欧米側、すなわちIMFは、コロモイスキーが自身の所有する銀行で預かっていたウクライナ政府の資金を横領したと糺弾しており、その金の流れがはっきりするまで和平のための支援金は渡さないと主張しています。
少し前までポロシェンコの仲間だったくせに、「じゃあロシアに借りるもんねー」と反旗を翻したコテコテの商人(笑)。】

【中略】

画像はシャンティ・フーラが別の画像のツイートに差し替え

【※元記事とは全く別の画像に差し替えています。ユダヤ人オリガルヒ、イホル・コロモイスキーです。ウクライナは二重国籍を処罰する法律が存在しますが、何故かキプロスとイスラエルとの三重国籍だそう。横領事件でも逮捕されていませんし、正に「お金さえあれば何でも出来る」典型例。】


アメリカ民主党の主張と異なり、ウクライナの内紛は沈静化しつつある


当該報告書によりますと、トランプ大統領を権力の座から追放したい社会主義者の民主党勢力は、後世の精神の専門家ないしは心理学者ぐらいしか理解できそうにない理由で【つまり頭が相当おかしいのか】、トランプウクライナにとって欠かせない軍事資金援助を渡そうとせず、【欲しければ】自身の“政敵”、ジョー・バイデン元副大統領を捜査【しろと迫った】、との複雑怪奇なでっち上げの御伽噺を自分たちの証拠の中心に据えました。

――ロシアが抱える戦車の大群にウクライナが侵略されないためには、ジャベリン対戦車ミサイルが必要なのだ、と錯乱状態の民主党が叫んでいることから、同軍事資金が具体的に名指しされたのです。

――ですが現実には、ロシアの戦車は一度たりともウクライナに侵略しておらず、対戦車ミサイルは未使用のままときました。

――何せウクライナで唯一進行中の紛争とは、自国の人々の間の内戦だけ。

――欧州安全保障協力機構OSCE)の監視の下、ミンスク議定書の合意によって対処がなされている紛争です。

――【OSCEは】本日未明、ウクライナ紛争で対立する両勢力が【戦闘地域からの】撤退を完了させたことを確認しました


【※ウクライナ東部の状況です。青と黄色の二色国旗が立ててある地域は、ウクライナ政府の勢力下(ただし、この地図はウクライナの防衛省発表)。」


ウクライナの東西を引き裂いたアメリカ


今ではロシアウクライナは別々の国ですが、、1991年ソビエト連邦崩壊前までは同一国家の一部だった、と当該報告書は詳述しています。

――【独立後も】ウクライナ自体ロシア系国家として、その西部にウクライナ人が、そして東部にロシア人が住んでいました。

――2014年までの23年間、【東西で】皆がお互い平和に暮らしていたのです。

――ですが世界をリードし、アメリカに拠点を置く強力な民間諜報会社、ストラトフォー(通称“影のCIA”)【をもってしても】「史上最もあからさまなクーデター」と呼ば【ざるを得なかった】シロモノを、同年オバマ゠クリントン政権は開始してしまいました。

【※今回のボリビア問題でも、アメリカの大手メディアは「クーデター」という言葉を徹底的に避けています。あくまで自然発生的に「民主主義が勝利した」だけで、アメリカに都合の良い新政権には何の問題もありません、ええもう全く皆無。「クーデター」なんて言い出したら、世間体が超悪いじゃありませんか、やだなー。
なのに裏CIAですらウクライナは「クーデター」としか形容しようがなかったんです、よっぽどってことです。】

――その後、オバマ゠クリントン政権ウクライナ西部の政治家のみで構成されたネオナチ政権を設置します

――同政権はロシア系住民に彼らの言語【すなわちロシア語】を話すことを禁止するという非道な法律を制定しました。

――欧州連合に圧力をかけられて、【法律自体は】すぐさま廃止しましたが、そのせいで内戦を引き起こし、今ではその内戦も冷えてきたというのに、今年前半【の5月】に再熱しかねない状態になりました。

――というのも、ウクライナのリーダーとしてオバマ゠クリントン政権から直接選ばれ、ネオナチに支援されていたペトロ・ポロシェンコ大統領が、自らの任期の締めくくりとして、同国のロシア系住民に対する新たな言語【禁止】法に署名したのです。

【※公用語以外の“少数言語”とやらが使用禁止であって、一応「ロシア語を禁止する」とは明記していません。なので「言語法」。

ちなみに新大統領のゼレンスキーさんは東部出身で、ロシア語が母国語。これまで基本的にロシア語でコメディアンの仕事をしており、ウクライナ語はそんなに流暢ではないそーな。似通っている言語だそうですけど……どないすんねん。】

画像はシャンティ・フーラが別の画像のツイートに差し替え

【※元記事とは全く別の画像に差し替えています。2014年、アメリカがウクライナで仕掛けた対ロシア代理戦争。】


当初ネオナチに賛成してみたけど、よくよく考えたら自分はユダヤ系でロシア系だったわ


オバマ゠クリントン政権ウクライナで政権の座に就けたネオナチ勢力ですが、彼らロシア語を話す住民の完全な破壊を目論むことを少しも喜んでいなかったのが、イホル・コロモイスキーだった、と当該報告書は続けます。

――彼はソビエト連邦ユダヤ人技術者の家庭に生まれ、【祖先は】第二次世界大戦下でその恐ろしさを体験したのですから、ナチズムの邪悪さと危険を熟知していました。

――その生涯を通じて財を蓄積していった彼は、ウクライナで最大の金持ちの一人となります。

――【彼の所有する資産の一つが】ウクライナ最大のメディア系巨大複合企業1+1メディア・グループであり、【同局の中で】最も人気を博したテレビ番組が『国民のしもべでした。

――30代の高校教師は、オバマ゠クリントン政権の設置したネオナチ政権が自国のロシア系住民に対して戦争を仕掛けるのに抗い、ウクライナの大統領選で予想外の勝利を収める、という政治風刺ドラマです。

――主人公を務めたのがウクライナで人気のコメディアン、ウォロディミル・ゼレンスキーであり、今年前半には現実の世界でもオリガルヒのコロモイスキーによって、この架空のテレビ番組から引き抜かれて、本物のウクライナ大統領となりました。

1+1
ドラマ『国民のしもべ』

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
強大なユダヤ人オリガルヒ、イホル・コロモイスキーは、自分のテレビ番組からコメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー上の2つの写真を引き抜き、オバマ゠クリントン政権のネオナチ勢力と戦わせるため、2019年にウクライナの大統領に据えました


ウクライナを介して資金洗浄したのがバレちゃ困る


アメリカ合衆国で錯乱状態の社会主義者民主党トランプ大統領に対してでっち上げの弾劾クーデターを仕掛け、ウクライナロシアの戦車の脅威に曝されていると嘘を吐く中で、ウクライナが本当に直面している深刻な脅威とは欧米が押し付けた莫大な額の借金だ、と当該報告書はまとめています。

――膨大かつ【国として】維持不可能な債務負担について、オリガルヒのイホル・コロモイスキー自ら引き抜いたゼレンスキー大統領が権力の座に就いた6箇月前に、不履行を勧めました

――トランプ大統領に対する今回の新たな弾劾クーデター計画が始動したのと、時期が全く同じなのも驚くにはあたりません。

――トランプに対する弾劾クーデターの主要な証拠として昨日提供されたのは、「大統領の電話を小耳に挟んだ伝聞証人を目撃した証人」という言い回し。

【※ようは伝言ゲームの又聞きってことです。つまり、まともな証拠じゃない。】

――滅茶苦茶な言葉遣いで隠し続けたかったのは、反トランプの主要な証人の一人が昨日【の聴聞会で】、ハンターとジョー・バイデンのウクライナ汚職について懸念を抱いたことを表明したという事実でした。

――そこから一時間足らずの間に、ハンター・バイデンとジョン・ケリー家に【ウクライナのブリスマ社から】何百万ドルも送金されていた、との驚愕の文書をウクライナの検察庁が公表したのですから、懸念【は増すばかり】。

という訣で、社会主義者の民主党が本当の標的としているのはゼレンスキー大統領であり、彼がウクライナの債務を履行しないと【宣言し】、おまけにトランプではなく、バイデンケリー家の犯罪を暴く前に失脚させることだったのです。

【以下略】

画像はシャンティ・フーラが別の画像のツイートに差し替え

【※元記事とは全く別の画像に差し替えています。「ジョン・ケリー」はトランプ陣営の元海兵隊大将(Kelly)のことではなく、ツイッター画像のオバマ陣営の方(Kerry)です。】


2019年11月14日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]

翻訳:Yutika


註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。

【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は、同じもの(ないしは類似のもの)を掲載したツイッターに変換しております。

ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


Comments are closed.