注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
■2つ目の記事:
■おまけ動画:
米露関係よりも優先すべきはクーデター対策
本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議(SC)の興味深い新報告書は、バラク・オバマ大統領時代に200億ドルまで下がった米露貿易額がドナルド・トランプ大統領の元で270億ドルまで増加した、と指摘していました。
――ですがトランプは【対ロシア】制裁をどれも据え置くつもりな上に、ロシアおよびベラルーシの国境近くのNATOの軍事活動も懸念を増幅させるものであり、この欧米の戦争同盟ときたら米兵2万人以上が参加するという、ヨーロッパでは25年間で最大の軍事訓練を【来年4月に】行う準備を進めているのですから、【報告書は】米露関係が雪解けを迎えようとしていると言うには時期尚早との判断に至っています。
While "brain dead" @NATO annual #military budget exeeds 💲1 trillion, #Russia spends on defence 23 times less (only 💲46 bln). Neretheless, #fake Russian threat is used to justify even more waste of taxpayers'💲. Good for business strategy, dangerous for intl. peace & security pic.twitter.com/6M91HVbwPt
— Russia in Canada (@RussianEmbassyC) December 4, 2019
絵は、痩せ細った労働者が「100年間で最悪の収入格差なんですが……」と言い出すと、肥えた1%の富裕層がワザとらしく、「あ! 見ろ、ロシア人だ!」と責任転嫁している様子。】
――【米露】関係が深刻な傷を負ったのは、2016年のアメリカ大統領選挙でロシアが介入したとの濡れ衣を着せられたせいではないでしょうか。
――【介入していないことを】証明するには、オバマ政権とモスクワ間のトップの極秘のやり取りを一般に公開【すれば足りるのに】、必要となるアメリカ側の許可が未だに得られません。
――セルゲイ・ラヴロフ外務大臣が昨日、ワシントンでアメリカ人記者たちに話した際に指摘した事実なのですが、モスクワとしては2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが介入したとの冤罪を晴らす一連の通信の公表を望んだものの、アメリカ側が阻止しているとのこと。
Russian Foreign Minister Sergei Lavrov said Moscow wanted to publish a cache of communications with Washington that he said cleared Russia of allegations it interfered in the 2016 U.S. election, but that the U.S. has blocked their release https://t.co/4KrMLdjZAh pic.twitter.com/Gv8sOI9UHC
— Reuters (@Reuters) December 11, 2019
――トランプがこの極秘文書の公表を阻止している理由は、2018年1月にロシア側の諜報機関のトップ3人が、トランプ側の諜報機関トップと会うために歴史的かつ前代未聞のワシントン訪問を行った際に説明がなされました。
――ロシアが選挙に介入していなかったことを証明する当該極秘文書は、そもそもこの嘘を吐いた連中に対して「政治的なダメージを最大限」与えられるタイミングで公表する、と【上記の3人は当時】伝えられ、現在ではこれは2020年の春となるのではないかと見られています。
――2016年の選挙に介入したと冗談のような【お粗末な】起訴で滑稽にも糺弾されているロシア企業が迎える、「2020年4月の裁判」で幕開けとなるのでしょう。
――ロバート・マラー特別検察官の配下の検察官らは、未だに【このロシア企業が】一体全体どの法律違反を犯したのか、当該連邦裁判所の裁判長に対して【証拠の一つも】示せていません。
――ロシアとの共謀疑惑とやらが衆人環視の中で【※おそらく裁判記録は公開されるため】崩れ去った暁には、続いてジョン・ダーラム連邦検事が【ロシア疑惑の嘘を広めた】反トランプのクーデター計画者らに対して刑事起訴を行うのです。
――【起訴について、】昨日ウィリアム・バー米司法長官自身は「春の終わりか夏の始め」に起こると見ている、と明らかにしました。
AG Bill Barr highlights what we will see when the Durham investigation is complete. "We're not going to cut corners..." on the timeline, and says it will take, perhaps, in the late Spring or early Summer. Will there be a report? Dunno yet. pic.twitter.com/NmvsjeHJrN
— (((Jason Rantz))) on KTTH Radio (@jasonrantz) December 10, 2019
――一流のショーマンであるトランプ様式に相応しいものに【練り上げ】つつも、彼としては【一刻も早く】この「春の壮大な」ショーをアメリカの人々の前で上演しようと機会を窺っていると見て間違いないでしょう。
【中略】
民主党下院の御乱心っぷり極まれり
当該報告書曰く、【現在】アメリカ合衆国で展開されている狂った状況をどうにか理解しようとしていた人ならば、昨日かの地で起こった出来事には唖然となり、発狂しかけたのではないでしょうか。
――というのも、過激社会主義者の民主党勢がトランプ大統領への弾劾訴追条項として2項目を告発する【※つまり下院本会議で2件の弾劾決議の採決を行う】と発表してから一時間経たずして、彼らは【トランプ政権が取りまとめた】歴史的かつ記念碑的な米国・メキシコ・カナダ貿易協定、すなわちUSMCAについて、承認するつもりだと言い出したのです。彼らは、この一年【ずっとUSMCAの】採決を拒否していたというのに、です。
――しかも更に驚くべきはその数時間後、頭のおかしな民主党の連中がトランプの7,380億ドルという巨額の防衛支出法案、「国防権限法」も承認すると発表してきました。
――【この法案を承認すると】社会主義者の民主党勢は、トランプが【前から】望んでいた宇宙軍を誕生させ、おまけにペンタゴン【予算】から20億ドル動かしてアメリカとメキシコの間の国境に建設する壁に充てる権限を【トランプに】与えてしまうことになります。
民主党は下院のみで優勢なため、現時点で何か実績を作るにはトランプさんと協力するしかないのです。】
【以下略】
最新鋭の宇宙技術がディスクロージャー?
――重要な点として注目すべきは、昨日ジョンソン首相が歴史的勝利を収めてから数時間足らずして、【スターウォーズさながら】“悪の帝国”の欧州連合が、アメリカ合衆国に対して壊滅的な気候変動関税を叩き付けると脅しました。
――この脅迫にすぐさま反応したトランプ大統領は、終末の日【に向け開発した】自国の航空機に核戦争訓練の飛行を開始するよう命じたのです。
――終末の日用の航空機はトランプが創設できるよう、今週アメリカ議会によって権限と資金を付与された新宇宙軍の支配下に置かれること必至です。
――同じく今週には、NASAのベテラン宇宙飛行士マイケル・コリンズが宇宙人の存在を匂わせた衝撃的なツイートを投稿しましたし、米海軍が新たな技術を隠蔽しているとの報道もありました。
What does the veteran NASA astronaut really know about alien life?https://t.co/RVXmItDeLP
— Daily Express (@Daily_Express) December 14, 2019
US Navy 'covered up' new technology by saying USS Nimitz UFO was unidentifiedhttps://t.co/4Fz0nCcfex pic.twitter.com/jz3K4VpoQ4
— Daily Star (@dailystar) December 13, 2019
――先進宇宙技術に関して今週、更に仄めかしてみせたのは退役【して間もない】米空軍のスティーヴン・L・クウォースト中将です。「地上のどこにでも、人間を1時間以内に移送可能な素晴らしい技術が存在する」と述べました。
Recently Retired USAF General Makes Eyebrow-Raising Claims About Advanced Space Technology https://t.co/p8bGjnbN3U
— zerohedge (@zerohedge) December 15, 2019
――【こういった技術は】今やそこを訪れる人は誰でも移動する際に視界を大幅に制限する【ゴーグルならぬ】“フォーグル”を着用しなければならなくなったと判明した、あの極秘のエリア51で開発されているに違いありません。
Visitors to Area 51 have to wear "foggles" that severely limit vision when moving about: https://t.co/MTtdUs30fr
— The War Zone (@thewarzonewire) December 13, 2019
【以下略】
おまけ動画:ジョーダン・セイザー氏の12月13日の動画
そして長官とこの問題について話し合っていた下院のマイク・ロジャーズ議員(軍事委員会と国土安全保障委員会に所属する共和党員)も、機密にされていることが多すぎて議会や世間の宇宙軍に対する支持が得られない、だから相当量のディスクロージャーが必要だ、と同意しています。
しかもセイザー氏によると、当初この記事はタイトルに「バレットとロジャーズがブラック・スペース・プログラム(闇の宇宙計画)の機密解除を検討中」と書いてあったのを、何故かその後「謎めいたスペース・プログラム」へ変更したそうです。】
翻訳:Yutika
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また元記事で使用された画像は冒頭の1つだけで、残りは内容に合わせて別個の画像を追加しております。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
宇宙技術についても俄然、言及が増えています。宇宙軍には予算に加え、世間の賛同も必要となります。そのためにも、もっと情報を出して宇宙進出を現実のものと感じてもらわねば、と軍側が感じているようです。
その反面、冷戦時代のNATOに巨額の軍事費が注ぎ込まれ(※RTのリック・サンチェス氏はアメリカの軍産複合体の上客だと言っていました。加盟国は“アメリカ水準”に合わせるために色々と買わされるようです)、アメリカ本国は核戦争で確実に核爆弾を発射する手段を整えています。
そして早々に論破されそうな民主党の弾劾騒ぎでは、黒人議員がトランプさんの「奴隷制」に対する姿勢も問題にすべきだとか、最早支離滅裂なことを言い出しています(※多分、黒人に対して差別的だってことなんでしょうけど、「奴隷制」って! しかも黒人のキャンディス・オーウェンズ女史や歌手のカニエ・ウェストは、トランプさんを熱心に応援しているんですが)。
12月9日のソルカ・ファール女史の記事で、弾劾の茶番は民主党が大手メディアでトランプさんへのネガティブ・キャンペーンを24時間無料で垂れ流せるようにするため、と指摘していました。同時にイギリスの左派社会主義、労働党を選挙で勝たせるための応援キャンペーンでもあったようですが、そちらはこの度見事に裏目に出てしまいました。震え上がったEUと民主党が、日に日に奇行に走っています。
公けの場で何らかの動きが起こるのは、来年の晩春から初夏のどこかだそう。大量逮捕は無理でも、せめて一人くらいは大物逮捕といきたいです。