注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
さらに詳しくいうと、赤血球にはヘモグロビンという成分が含まれていて、ヘモグロビンの活性中心には鉄が配位されている。
血の赤さは、煎じつめれば、この鉄の赤さ、ということになる。(中略)
コロナウイルスの糖鎖はヘム(鉄)に結合することで毒性を発揮するから、基本、「血が赤い」生物はすべて感染リスクがあると考えてよい。(中略)
ウイルスの糖鎖がヘムに結合すると、ヘムにくっ付いていた鉄が解離する。鉄イオンなしでは、ヘモグロビンは酸素と結合できなくなる。
つまり、赤血球の酸素運搬能力が損なわれてしまう。(中略)
酸素不足に陥った細胞(および臓器)は機能を発揮することができず、壊死(および臓器不全)に至る。
実はこれは新コロに限ったことではない。ARDS(呼吸窮迫症候群)や肺炎でも見られる現象である。
さらに、ヘムと結合していた鉄イオンが血中に放り出された形になるが、この鉄イオンが活性酸素種として体のあちこちで炎症を引き起こす。フリーラジカルをまき散らして、ただでさえ酸素不足で機能不全に陥ってる組織に追い打ちをかけることになる。
しかし多くの医者が、この根本的な機序に目を向けていないようだ。「呼吸数が上がっている」「SpO2が低下している」として、人工呼吸器を使うことが本当に適切だろうか。
そもそも赤血球が酸素とくっ付けない状態なんだ。そこに酸素を大量に吸わせて何になる?実際、ほとんどの患者の肺機能は正常である。酸素が吸えていない、のではない。酸素の運搬能力が低下していることが問題なんだ。
人間の浅はかな医学知識が妙な介入をするのを尻目に、人間の生理機能は常に最善の働きをしている。ウイルス感染によりヘモグロビンから鉄イオンが遊離し、酸素の運搬能力が低下した人の体内では、さっそく代償機能が働き始める。血中酸素濃度の低下を察知した腎臓がエリスロポイエチンという造血ホルモンを産生し、これが骨髄に作用する。こうして骨髄で新たな赤血球が産生される。
ヘモグロビン濃度や酸素飽和度が患者の予後を推測する目安として使われるのは、上記のことを知れば納得できるだろう。(中略)
免疫系がウイルスに対してあまりにも脆弱だと、ウイルスの病勢が新たな赤血球産生速度を上回ることになる。酸素飽和度がどんどん低下し、臓器不全に陥り、死亡。
これが、ウイルスによる死亡のメカニズムである。
この流れを食い止めるにはどうすればいいか?
まず、予防である。そもそもウイルスが赤血球に侵入しないようにすることである。ビタミンC、D、亜鉛などで抗酸化力を高め、白血球の免疫能を適切に保つ意味は、ここにある。有機ゲルマニウムは赤血球の代謝亢進を促進し、ウイルス感染症の予防効果がある。
また、増悪因子を摂取しないことも重要である。鉄剤が炎症を惹起することは以前のブログで触れたことがあるが、鉄欠乏性貧血などよほどの理由がある場合を除いて、鉄剤の摂取は控えよう。
さて、こうした心がけにもかかわらず、罹患してしまったとしたら?
基本的には、休養することである。水分を摂って、布団にくるまって、いっぱい汗をかいて、しっかり寝る。これ以上の治療法はない。自分の自然治癒力を信じることだ。「病院に行けば何か特効薬があるんじゃないか」などと変に期待してはいけない。
それでも病院に何かを期待するとしたら?ヒドロキシクロロキノン(HCQ)は有効かもしれない。HCQは、本来マラリアの薬である。マラリア原虫は赤血球に侵入し、ヘモグロビンを食い散らかす困った奴であるが、赤血球に悪さをするという意味で、新コロと共通している。実際、HCQのcovid19に対する有効性が臨床治験で確認されたという。(中略)
HCQはウイルス表面にあるスパイクタンパクに作用し、ヘモグロビンとの結合を防ぐ。さらに、細胞内pHを整え、ウイルスの侵入と増殖を防ぐ。これがHCQの作用機序である。
「健康を保つためには血(赤血球)が大切である」というのは、千島学説が以前から唱えていることだし、漢方でも瘀血など、血の汚れが病気の原因とする考え方は古くから存在する。
しかし現代に住む我々は、思いもよらないやり方で、血を汚している。それは、電磁波による血液汚染である。
以下の動画を供覧しよう。英語だけど、映像を見るだけでも言わんとすることがわかると思う。
https://m.youtube.com/watch?v=6izWZptxSz4&feature=youtu.be
PCを使って長時間仕事をしたり、ケータイで話したり、それだけのことで赤血球が連銭形成する。つまり、ドロドロの血液になる。こんな赤血球では血流が停滞し、各組織が虚血に陥るのは当然だろう。
5Gと新コロの関連を指摘する声があるが、電磁波の赤血球に対する影響を考えれば、大いに頷ける。
食べ物に配慮するだけではなく、電磁波やウイルスなど目に見えないものにも気をつかわないといけない時代になった。生きにくい時代だね。
"covid19が合併症として致死的な血栓症を起こすエビデンスが蓄積している。
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) April 26, 2020
ハイドロキシクロロキン(HCQ)には血栓予防作用が示されている。SLE患者では血栓が68%減少した。
HCQによる早期治療によりcovid19による血栓を予防できる可能性がある"
炎症→血栓傾向の流れをHCQが断ち切るんだね https://t.co/WJkYEihyWq
2010年の論文"亜鉛イオンがコロナウイルスの活性を抑制し増殖を防ぐ"という。
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) April 22, 2020
Dr. Anthony Carrill「ヒドロキシクロロキンは亜鉛と結合して細胞内への取り込みを増進し、covid19を抑制する」
しかしテレビがビタミンCとか亜鉛に言及することって、本当に皆無だね´д` ;https://t.co/rzIFHIZrfl
なぜハイドロキシクロロキンが効くのか?
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) April 20, 2020
それは、亜鉛のイオノフォア(イオンの細胞膜透過性を高める物質)として作用することによる。平たくいうと、ハイドロキシクロロキンは亜鉛の利用効率を高めるということだ。
実際、以下の表のように、covid19の症状と亜鉛欠乏の症状はよく似ている。 pic.twitter.com/IDdpQYC8f5
「ウラジミール・ゼレンコ博士
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) April 20, 2020
1450人のcovid19患者の治療を行った。うち、405人のハイリスク患者は、以下の3剤の投与によりすみやかに回復した。それは、ハイドロキシクロロキン、アジスロマイシン、亜鉛である。
治療結果は、2人は死亡、4人は人工呼吸器着用にて生存、その他は完全に回復した」 pic.twitter.com/QD2nxrMgvX
NYのコロナ最前線で働く看護師の告発
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) April 28, 2020
"市当局は患者を人工呼吸器で殺しています。
まるでホラー映画です。新コロが怖いのではありません。対処法が怖いのです。
侵襲性の低いCPAPやBiPAPではなく人工呼吸器を使うので、気圧で肺を痛めます。
病院の治療指針に反発する救急医も出てきました" https://t.co/nayrSrh7hY
血液中の赤血球には、ヘモグロビンがあり、その中心にはヘム(鉄)があります。新型コロナウイルスは、そのヘム(鉄)に結合して毒性を発揮するとのこと。ヘモグロビンは鉄イオンなしでは酸素と結合できないために、結果として赤血球の酸素運搬能力が損なわれるそうです。
つまり、酸素不足に陥って臓器不全に至るのは、酸素を吸えていないからではなくて、酸素の運搬能力が低下しているからだ!ということのようです。ですから、新型コロナウイルスに感染して「呼吸数が上がった」とか「酸素飽和度が下がった」からといって、人工呼吸器をつけることが果たして適切なのだろうか?と問題提起をされています。肺に強制的に酸素を送ったところで、その先に酸素が運ばれなければ意味がないということのようです。
4/23の時事ブログでは、新型コロナウイルスが全身の血管内皮に感染するとありますので、新型コロナウイルスは赤血球の酸素運搬能力を損なうとともに、免疫力が低下していると全身の血管内皮にも感染して多臓器不全に至るということでしょうか。
肺炎に関しては、4/21の時事ブログにあるように、「腸内環境が病状の行く末を決める」のであり、感染したプレボテラ細菌(呼吸困難を引き起こす腸内細菌)を叩くために、ウイルスに効くわけではない抗生物質の”アジスロマイシン”が有効であることがわかっています。
また、本来抗マラリアの薬である"ヒドロキシクロロキン"は、covid19に対する有効性が臨床治験で確認されています。これは、マラリア原虫が赤血球に侵入してヘモグロビンを食べるので、赤血球に悪さをするという意味で、新型コロナウイルスと共通しているのだろうとのことです。新型コロナウイルスとヘモグロビンとの結合を防ぎ、ウイルスの侵入と増殖を防ぐのがヒドロキシクロロキンの作用機序であろうと。結果、ヒドロキシクロロキンには血栓予防作用があるということのようです。そしてヒドロキシクロロキンは、新型コロナウイルスの活性を抑制する"亜鉛"の利用効率も高めるそうです。
さらに、千島学説では「健康を保つためには血(赤血球)が大切である」としていますが、現代に住む我々の電磁波による血液汚染は深刻であり、5Gと新型コロナウイルスの関連は大いにあり得るとしています。
世界の医療従事者と皆にエールを!