注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
表舞台でも裏でも権力の空白
破産から今や4箇月が経過したアメリカ合衆国株式会社は、ますます機能不全に陥り、内紛で引き裂かれている。これは世界中に権力の空白を生み出し、複数の地域紛争が勃発する不安を増幅させている。
一方、【ワシントン】D.C.の米国株式会社をより機能的なものに置き換えるための東西交渉は、アジア側の代表たちが“健康上の問題”を口実に新たな話し合いを避けており、行き詰まったままだ。もし【この状況が】余りにも長い間放置された場合は、米国・インド・日本・ロシア共同の対中国攻撃となるかもしれない、と騎士修道会「黒い太陽」の面々は警告している。
米国政府がイラク・アフガニスタン・イスラエル・ドイツなど各地で軍事的存在を撤退または縮小させている今、国際的に緊張が高まりつつある。ドナルド・トランプ米大統領がこれを行っているのは、諸々のキャンペーンの失敗・孤立主義・資金不足が重なったせいだ。
中東の混乱:トルコの侵略
Hypocrisy is when American government accused Americans of looting during this ongoing protests, WHILE THEY APPLAUDED THESE THIEVES & THUGS WHO STOLE GOLD & OTHER VALUABLE ITEMS DURING THE INVASION OF IRAQ 🇮🇶 —they did the same thing in Libya! #Looters#BLACK_LIVES_MATTER pic.twitter.com/uBEO9MzLSc
— ɱuรtɑpɦɑ ɦɑʝʝi |Ⓜ|★♚☆ (@desert____lion) May 30, 2020
アメリカの混乱による最大の後遺症は、引き続き中東で見ることができる。米軍の撤退は、オスマン帝国再興に向けた多方面からの試みを招いた。トルコが現在、イラク・シリア・リビア・イエメンで事実上の征服戦争(あるいは再征服か?)を繰り広げている。
トルコ軍筋は、中東分割の取引がイランとの間で成立したと言っている。イランはイラクとシリアのシーア派領域を手に入れることになるのだと。
だがしかし、トルコはイエメンでイランとの代理戦争を行っている。その真の狙いは、イエメンと国境を接しているサウジアラビアのシーア派が多い複数の州における油田の支配だ。つまり現在トルコは事実上、サウジアラビア・エジプト・リビア・イスラエルの支配を目指しているのだ、と情報源は言う。
この壮大な計画が、現場で展開されていっているのを見ることができる。イラクにおいては、発表済みの米国撤退にトルコが即座に反応し、クルド人自治区への大規模な侵攻を行った。トルコの情報源によると、最終的な目標はイラクのスンニ派領域すべてを掌握することだという。
トルコはまた、【反政府軍を率いている】ハリファ・ハフタル司令官をリビアの首都トリポリ周辺から追放し、現在は同国の石油埋蔵量の70%を有するリビア東部の彼の縄張りを狙っている。
Maroc : Passe d’armes entre les fidèles de la Turquie et des Emirats sur la Libye https://t.co/QPDVVSnnbS
— Yabiladi.com (@yabiladi_fr) June 4, 2020
中東の混乱:フランスの石油利権
フランス経済の大部分はリビアの石油に依存しているため(※不換紙幣のユーロによる決済)、先週トルコの軍艦がリビアにいる軍隊に武器を供給するのをフランスの軍艦が阻止しようとした。その結果、トルコ軍艦はフランス軍艦が撤退するまでミサイル攻撃で3回も脅した。
NATOの同盟国であるはずの両国が海戦を始めかけたという事実は、事実上の米国不在がどれだけ状況を不安定化させているかを示している。フランスはNATOに助けを求めたが、NATOがリビアの石油を盗み続けるような国を助けることに関心を持っているのかどうかは定かではない。
中東の混乱:仲介者ロシア
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・ショイグ国防相は、軍事・安全保障関係の代表団をトルコに派遣したいと考えていたが、「……
この段階では何らの交渉によっても進展が見込めないため、ロシアの外相と国防相のトルコ訪問の延期が決定した」と、トルコの高官の一人は国内メディアに語った。言い換えると、トルコは戦争を選択し、ロシア側が引き下がるだろうと決めてかかったのだ。
中東の混乱:エジプトの役割
中東で唯一トルコを止められる規模の軍隊を持っている国はエジプトしかいない、との状況にまでなった。既にエジプトは、リビアでトルコに対して介入すると脅している。
トルコの国営メディアは、「エジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領による軍事介入の脅しは『受け入れられるものではない』、そして『宣戦布告に等しい』ものだ」と反論した。
" رجال صدقوا ما عاهدوا الله عليه " pic.twitter.com/agl57buA0c
— Mimi .. Z (@Mimi27399668) January 19, 2020
エジプトは世界の軍事力で9位に入っており、対するトルコは11位。中東の支配を巡るこれらの国家間の紛争はどのようなものであろうと、第二次世界大戦以来最大の戦争となるだろう。
ちなみにイスラエルの軍事力は18位だ。よって米国の軍事支援を受けられなくなった今、当該紛争の勝者に屈しなければなるまい。
無論、この傲慢なシオニスト連中ときたら西岸地区の併合を計画し、自分の足を撃ち抜いているところだ(あるいは自分の頭かも)【※墓穴を掘っている、ということ】。奴らが何が身のためかを分かっていれば、トルコに対峙し、隠れユダヤのアッ=シーシー【エジプト大統領】に味方しておいた方がいいというのに。
エジプトにとって状況をさらに複雑化しているのは、近隣のエチオピアが青ナイル川にダム建設を進め、エジプトのライフラインを脅かしているせいだ。ロシアのアナリストたちは、エジプトとエチオピア(それぞれの国の人口は約1億人)間の戦争は避けられない、と見ている。
Are we at the verge of the first water-war? The conflict between Egypt-Ethiopia is becoming more serious as #Ethiopia is 2 weeks away from starting to fill its dam. #Egypt has therefore requested the UN Security Council to intervene.
— Tayech Berihun (@tayuxo) June 24, 2020
Here’s what you need to know : pic.twitter.com/3AbRnvYLHv
インドの混乱
混乱に陥っているのは中東だけではない。パキスタンと中国がインドと戦争をする可能性も、非常に現実味を帯びてきた。インドと中国の間の国境では、1960年代以来最も激しい武力衝突が数週間前からニュースになっている。先週パキスタンがインドを砲撃し、この争いに加わった。
パキスタンと中国は、カシミールやヒマラヤの繋争地をめぐる紛争にアメリカが参加しないと踏んでいるようだ、というのがMI6の分析だ。
インドが当該地域におけるパキスタンと中国の影響力に対抗したければ、スリランカとバングラデシュを取り込む必要がある、とMI6のアナリストたちは言う。
MAP BREAK
— Jack Posobiec (@JackPosobiec) June 16, 2020
Here is a map of Kashmir the disputed area between China, India, and Pakistan
Galwan Valley is where the recent clash took place pic.twitter.com/KUObugjXiv
南米の混乱
米軍は現在、中国と南米に全力を注いでいるようだ。ヨーロッパ・インド・中東に関しては、ロシア、あるいは空白を埋めたがっている其の他の連中に任せてしまったらしい。
南米では、中国・ロシア・イラン・キューバがベネズエラに手を差し伸べたため、米政権は世界最大の埋蔵量を誇る同国の石油を奪いそこねた。
U.S. sanctions five Iranian ship captains for bringing oil to Venezuela: Pompeo https://t.co/NQoPF1iRIO pic.twitter.com/YNq8cgVfi4
— Reuters U.S. News (@ReutersUS) June 24, 2020
ベネズエラの石油を手に入れることができなくなった米国株式会社政府は、是が非でも必要な国際決済通貨を手に入れるために、コロンビアのコカイン生産量を3倍に増やした。コロンビアとブラジル合同でベネズエラへ何かしらの動きに出る可能性は依然としてなくもないが、極めて低い。
対中国の失策
本当の戦場は、もちろん中国と極東である。米国は南シナ海に3つの空母【打撃】群を派遣し、中国はアメリカの同盟国である台湾に対して深刻な挑発行為を開始した。
しかしアメリカのディープ・ステートの某秘密機関が、戦略上の大きなミスを犯した。韓国の工作員らに対し、北朝鮮の絶対的指導者である金正恩がトランプに会った際に、アメリカのハイテク・エネルギー兵器を使って金正恩を効果よく“毒殺”するよう指示したのだ。潜在的に主要な同盟国となりうる相手を排除するためだった。
もしアメリカ人が何が身のためかを分かっていれば、金正恩を殺した犯人を処罰してトカゲの尻尾を切り落とし、日本と統一朝鮮半島による反中同盟を築こうとしただろうに。歴史上、未だかつて中国の一部と化したことのない日本勢は、そのような動きを歓迎した筈だ。朝鮮半島とて、中国の一地方にさせられることを警戒している。
一方の中国は、インドネシアとオーストラリアを乗っ取ろうとしている、というのがアジアの秘密結社筋からの情報だ。これは最も新しいところでは、オーストラリア政府に対する国家支援のサイバー攻撃に見てとれる。東南アジアのCIA筋によると、100万人以上の中国人工作員が近年インドネシアに潜入したという。
China seen as key suspect in Australia cyber-attack https://t.co/c1brWn3a5b
— The Independent (@Independent) June 19, 2020
新経済システムの資金源、アジアの金塊
もちろん、インドネシアもまた、現在進行中の東西秘密交渉の対象である世界金融システムの再起動の鍵を握っている。これまでに合意された概要では、アジアの伝統的な金(きん)や其の他の財宝を、欧米が支配している現行の不換紙幣による金融システムと抱き合わせることを想定している。
P3フリーメーソン筋によると、マイク・ポンペオ米国務長官は先週、インドネシアの金(きん)の支配権を獲得しようとする極秘任務でインドネシアに滞在していた。しかし、彼は手ぶらで帰ってきた。
米大統領より上位の機密情報取扱許可を持つ欧米諜報機関の複数の情報源が言うには、「『外交手術』が行われるので、トランプ氏とポンペオ氏は後ろに下がっておくよう要請されたのだ」。
新経済システム下の将来設計機関
これらの情報筋によると:
現在、アジアの資金は「流動性が低く【現金化しにくいのですが】、それを解放して既存の不換通貨へ【投入する】取引を実行する必要があります。FRBは今や米財務省によって管理されていることから、米国の【政府】機関が関与せねばなりません。
私たちはファイブ・アイズ上で彼らと協力し、その点を調べることができるようにします。ポンペオ氏が動いたのは、そのためかもしれませんよ。」
Obviously it seems ''Five Eyes effect''#FiveEyes #ColdWar pic.twitter.com/513rqb1Zt2
— Hasan Sevilir Aşan (@hsnSasn) June 24, 2020
ペンタゴン筋によると、将来設計機関の資金が確保されるや否や、機能不全に陥った米国政府は根こそぎ入れ替えられることになる。米軍は、この【権力】装置で機能している唯一の部分として、米国株式会社の連邦破産法第11章による完全な再編成を監督するのを手伝うことになる。
それには米国とカナダの合併を伴うかもしれないし、伴わないかもしれない、と同筋は言う。
英国MI6情報部によると、もしそのような合併が行われたとしても、「カストロ型のイラン人でイエズス会の悪魔主義の狂人」であるカナダのジャスティン・トルドー首相に役割が与えられることなぞ「万に一つもない」。
カストロの息子にとっては【そんな皮算用をするよりも】、噂されている5,000人の抗議活動家が7月1日にオタワのアメリカ大使館に集まり、「その日から発効されるUSMCA【米国・メキシコ・カナダ協定】第27の5条に則り、ジャスティン・トルドーの諸犯罪、そしてカナダとRCMP【=王立カナダ騎馬警察】に蔓延る腐敗を調査する」よう、FBIとメキシコ【連邦】警察に正式要請をした場合を心配した方がいいだろう。
Justin #Trudeau a rendu un hommage vibrant au dictateur de Cuba Fidel #Castro à sa mort, déclenchant un scandale international et a même pleuré publiquement en apprenant la nouvelle.
— Napoléon (@tprincedelamour) June 3, 2020
Devinez pourquoi...😉🤣 pic.twitter.com/LwkclMowRs
東西秘密結社間の交渉は暗礁に
一方、ロックフェラー一族とロスチャイルド一族は、降伏して新システムに協力することに合意した、とP3フリーメーソン筋が言っている。問題は、【能力主義の】グノーシス・イルミナティが、こういった血統【主義】のオリガルヒの如何なる参加をも反対している点だ。P3が、とりなそうと試みている。
関係者によると、このような複雑な状況では交渉が秋までにまとまりそうにないとのこと。しかし交渉がまとまりさえすれば、新システムの幕開けとしてミュージシャンを巻き込んだ大規模なセレブのパーティーが予定されている、と同筋は付け加えた。
それまでの間、長く暑い夏に備えておくように。特に米国ではそうだ。同国では政治的混乱が悪化すると予想されているが、大規模な流血や本格的な内戦は米軍が起こさせたりはしない。11月の全ての選挙は、報道の自由の中で紙の投票用紙を使った投票が行われるよう、本格的な軍事介入が必要になるだろう。
翻訳:Yutika
お願い
……そもそも欧米が植民地化して、世界を引っ掻き回して、好き勝手に諸国の国境を引いていなければ、済んだ話ですよね。CIAをはじめとする欧米5箇国の諜報機関ファイブ・アイズが他国の政治経済に介入しまくってなければ、済んだ話ですよね。元凶を見誤ってはいかんと思います。
東洋と西洋の秘密結社間でも交渉がまとまらず、「黒い太陽」を崇拝するP2の生まれ変わり、P3が色々と仲介に動いているようです。名称どうでもいいから、まずはお前さんたちが退場するのがケジメだろ、と思います。
オリンピックの悪魔崇拝な開会式じゃあるまいし、セレブなミュージシャンの祭典なんて有難迷惑でして、軍事法廷生中継で真実を開示して欲しいのですが。秘密結社の脳内お花畑疑惑が個人的に浮上中です。