独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第75楽章 ドイツの健康冊子とトルコピザ「ラフマジュン」

 ベルリンは11月中旬を過ぎて寒くなりました。21日は最高6度、最低3度でした。コロナの患者数が増えていて、病院も大変になっているとのメディア情報。息子の学校のドイツ語の先生も風邪をひいたと休んで戻ってこないそうです。おうち生活は楽しく、早速、最新の映像配信を拝見しました。映像配信が大好きで、波動が悪いと学んだ映画などは一切やめて映像配信ファンになりました。最初から、ドイツでは肩こりがいない・・とお話されていて、確かに、ベルリンに来て5年になりますが、私自身肩こりも腰痛もありません。ベルリンのスーパーのレジの方も、座りながら会計をしています。ベルリンでは、全体の雰囲気がリラックス。ドイツ語でリラックスは、locker(ロッカー)というのですが、ドイツの中でもベルリンは、ロッカーな雰囲気だとよく言われます。まず、人を気にしないですし(在ドイツ日本人は別?)、どんな服装でも大丈夫。これが、南部ミュンヘンやオーストリアだと服装を見て人を判断するとも聞きました。そんなコロナ時代のベルリン生活の中で、持ち帰ることができるトルコのピザは安くて美味しいことを発見!今回も見た、聞いた、感じた・・のはじまり、はじまり。
(ユリシス)
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職場に遊びに来ている?!


最新の映像配信は、20年も前の福岡の講演からですが、今でも通じる大切なことが盛りだくさんでした。今回特に興味深かったことは、竹下先生のご経験で、言われた仕事をすべてやってからナディーチャートの研究をしていると、上司に『職場に遊びに来ているのか?』と言われて、『はい、そうです!』と答えたというところです。上司の前で堂々とやる、人前で堂々とやる、人に働けと強制する人は、たぶん他で休んでいる・・と本音を語られているところです。そして、強制されるなら、いつでもやめる意志がある、しがみつかない・・と語られています。


これは、日本の会社で苦しんで頑張っているお父さん、何か成功しなければいけないといつも焦っているすべての方に贈りたい言葉であると思いました。しかし、収入がなかったら?もし嫌なことを言われたら?と不安になってしまう方がほとんどです。どうにかなるさ!ケセラセラ・・早めの気づきが大切で、ありのままながら、自信を持って自らを動かしていけるようになりたいですね。

こちらの映像配信を拝見してから、自分自身でもかなりラクになりました。昔、ちゃんとしないといけなかったのかな・・と思っていたことも、あれで良かったんだ・・と納得することも。日本では、なんでもきちんとしなければいけない、間違えてはいけないと、日本の学校教育で強制されて、洗脳されるところがあります。だからほとんどの方の身体は緊張の連続なはずなのです。その点、私自身がドイツ公立学校に通学をしているわけではありませんが、息子の様子をみるに、公立学校はかなりいいかげんで、日本のようには強制感がないようです。面白い例として、こちらの生徒は、リュックの中に、ペンケースなしでそのままボールペン1本を投げ込みます。また、マケドニア出身の男子生徒が、試験の前に、『解答をください・・』と言ったそうで・・。




健康冊子から見えるドイツ人の関心事


マスメディアの報道より。この冬をいかに過ごすかの討論がされています。


クリスマスをどう過ごすかの論議。西洋人にとっては、クリスマスの行事が大事なことがわかります。ニムロデさんのお誕生日だからどうでもいいよと言ったら、怒られますかね・・。

コロナ時代の学校についての記事もありました。ハンブルグの例を挙げて、よりよいシステムに変換すべきと書かれています。

従来の制度を変えて、コロナでよりよく学ぶには?の一部訳:
必要に応じて学校は、オンラインまたは小グループで進めるべき。子供は自分のペースで勉強、教師は個別のフィードバックを提供。すべての学習の進捗状況が記録され、子供、親、教師は理解していないところを確認。学習ユニット終了後、口頭または書面でテスト。評価は、「合格」または「学習の継続」の2つ。ハンブルクのMax-Brauer-Schuleのような学校は理想的な例。1年生から13年生までの1,000人以上の学生が何年もの間学んでいる。個別学習を行っている学校は、従来の学校よりも現状にうまく対応。 この学校の子供たちは独学を知っている。

ベルリンでは、11月2日から娯楽施設も閉鎖されて、動きが強制されていますが、そんな中で、ベルリンに住んでいるすべての住民にベルリンのミュラー市長から直々のお手紙が届きました。

ベルリン市長からのお知らせ


11月は、自己責任が大事です・・と書かれていて、コロナに対して気をつけるようにという内容でした。

また、ドイツの滞在では、保険に加入しなければいけないのですが、公的保険に加入していると、時々小冊子が無料で送付されてきます。

公的健康保険の冊子
AOK Das Gesundheits Magazine Frauen 4/2020 Nordostより、以下同


健康冊子になっています。普通はあまり見ないのですが、コロナの時代だからこそ、見てみましょう。表紙を開くと、なんと右側に木で作られた素敵なデスクが・・。ドイツらしい。外は雪景色。

あら、素敵なデスク


12ページ目を見ると、冬でも健康的に走りましょう・・とのこと。ジョギングは免疫を強化するとのこと。ベルリンでも多くの方がジョギングをしています。私の個人的な考えでは、お散歩程度でいいかなと思っています。

走りたくない!


34ページ目を見ると、腰痛か、椎間板ヘルニアかについての内容。日本人と違い、肩こりが少ないといわれているドイツ人ですが、腰痛は多いのかな?腰痛は大腸や小腸が原因では?ビールとかが原因では?と勝手に想像。身体をゆるめることが大事なことがわかります。ドイツで購入できるベットは、スプリングが固いものが多く腰にも良いものが多いです。

腰イタタタ・・


38ページ目にいくと、トレッキングの写真。ドイツ人はこのようなアウトドアスタイルの方が非常に多いです。

ドイツ人はこんな感じ


50ページ目を見ると、なんと、冬場、インフルエンザの注射が大事な理由が書かれていて・・

予防注射を誘ってる・・


気づきがない限り、誘われてしまいますね。私自身も子育てをする中で、気がつかずに、重症化しないようにとの謳い文句で誘われてしまっていたなんとも悔しい時期を思い出しました。どんなところに住もうとも、どんな状況になろうとも、最新の映像配信で竹下先生が語られていた、自分を幸せにする直観力、間違った価値観を断ち切る、飛び出す勇気が大事なことがわかります。


安くて美味しい!ラフマジュン


さてさて、お楽しみの食のお話・・



ドイツはトルコからの移民が多く、ケバブサンドイッチはベルリン発祥。ケバブサンドイッチは量が多すぎること、肉食は避けているのでほとんど食べません。トルコの人はお腹が出ている方も多く、食も豊かで、カロリーも高い料理が多いです。世界三大料理の1つがトルコ料理です。今現在、テイクアウトだけになっていますので、何か面白いことはないかなと思い、一番安くて非常に美味しいものを発見しました。トルコピザ ラフマジュンです。

Author:クリストファー[CC BY]

イタリアのピザの由来は、トルコからなのではないでしょうか。ジョージアのハチャブリアルメニアにも似たような料理があるようです。

私がテイクアウトしたトルコピザ、ラフマジュン(トマトとニンニクソースのみ)は、1.5ユーロ(180円)で、メニューの中で最安値ですので、トルコ人のおじさんも、もっと高いものを買って・・という顔をしていますが、これで十分。よくあるピザというより、皮が薄く、しっとりしていて、巻いて食べるのですが、なんとも美味しい。春巻きとピザの中間という感じでしょうか。

小麦の文化は、チグリス・ユーフラテスあたりではじまりましたので、私は、トルコピザのラフマジュンを家でほうばりながら、ユダヤ問題の記事を読みます・・。だいたいこの辺りで小麦文化が広がったんだな・・と。お米の文化は、アフガニスタン、イラク、イランまで広がっています。イラン・イラクはサフランや枸杞の実を入れた黄色いお米を食べます。お米文化と小麦文化の境目が、トルコの東側あたり、ヨルダンはお米文化と聞いているので、レバノンやシリアが境目なのかな。アフリカもお米文化のところが多いですし・・意外にもイラン・イラクなどもお米文化なので、お米圏は広範囲だなと思いました。ハザールあたりが小麦文化なのかな・・。我が家はベルリンに住んでいて、健康のためにも、毎日お米の食生活です。小麦食は、1週間に1回あるかないか程度。お米の食生活の方が良いと思っています。



本日の音楽は・・


秋の夜長にいかがでしょうか。



Writer

ユリシス

311を機に息子と共に、東京からシアトル、2012年ケアンズ、2015年ベルリンへと移住。
ユリシスの名前は、ケアンズ近郊でみられる見ると幸せになると言われる青い蝶から命名。
幸運にもケアンズの家の近くでペアのユリシスに遭遇したので、それを思い出し・・。
映像配信、東洋医学セミナーなどシャンティフーラでの学びが大好きです。
体癖1-3 



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