独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第112楽章 ドイツの髭文化、クレーム文化とシュピーゲル批判

 先日、家の西側の栗の木を見上げて動画を撮ろうとしていたら、なんと、偶然にも雲がハート型になりました。


 「わー、雲がハート型になっているよ・・」と息子に言ったところ、後ろにいた息子曰く、「え??ブロークン・ハートじゃない??」と言っていまして、ん?確かに、上の方が切れているようにも見えますが、下の方はちゃんとついていますよね・・。
 息子も残りの試験を1つ残すのみ。もう思春期も終わりで大人の世界に突入です。男性なので、髭を輪郭に沿うように生やしたがいいんじゃない?などと話していまして、その時、突然気がつきました。あれ?日本人はそういえば、髭を生やしていないよね・・。ドイツでは、髭を生やすのが大人の男性というイメージです。トルコ、中東の方も多いので、髭を生やすことが当たり前の世界になっています。イスラムの世界では、髭を生やすことで男性としてみなされることがあるようです。でもそういえば、主人も、私の父親も髭を剃っているのが日常の生活だったな・・と思い出しました。
(ユリシス)
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髭文化と第一印象


こちらの髭と日本の文化の記事は興味深かったです。

日本でも戦国時代では、髭は勇敢さの象徴だったのに、江戸時代には、アイヌの人たちを差別するために、1670年に「大髭禁止令」が発令されたことには驚きました。その後、明治時代には、権威の象徴としての髭になるわけですね。戦後の高度成長期時代からは、サラリーマンの嗜みとしての髭剃り文化になったようです。たぶん、大手健康メーカーのシェービングフォームなどの売り上げを伸ばすためにも、髭剃り文化は必要だったのかもしれません・・。また、日本の縦社会と横並びの価値観、出る杭は打たれる系の感覚で、みんなが髭を剃っているから、剃らないといけない・・という空気を読む環境も大きいと思ってしまいます。


ドイツの息子の友達は全員髭を生やしています。息子はサッカーファンなのですが、サッカー選手も日本人以外はほとんど全員髭を生やしています。私自身、こちらに長年住んでいて、髭のない男性は、何か足りない・・という感覚になってしまいました。髭がない男性の顔は、毎日の剥いている卵の殻を取り除いた茹で卵のような感覚です。実際に、こちらでは、髭を生やしていないと、幼稚に見られてしまう、舐められてしまうという感覚もあるようです。

ドイツだけでなく、日本人の男性は、海外の女性からあまり人気がないと言われています。反対に日本の女性は海外の男性から非常に人気があります。その理由として、料理をきちんと作るから、家事をきちんとするからという理由があります。西洋人の女性は、自分の自由を優先するので、家事や料理は二の次になっている人の割合が多いと思います。日本の男性は、西洋人の男性と比べると背丈も低く、髭もないということで、西洋の女性にとって魅力的には映らないようです。ドイツ人男性の平均身長は、181センチぐらいになります。息子は、180センチ弱ぐらいですので、日本では背が高い方ですが、こちらに来ると、平均よりも少し低くなってしまいます。

竹下先生の映像配信で、人の外見よりも内側が大切であると、何度も学んでいますので、実際には確かにそうですが、一瞬だけ、最初の第一印象だけではありますが、日本人の男性は、海外に出た時、不利な状況にあるとも言えるのです。

しかし、以前オーストラリアにいた時、ある一人の方が、最近は日本人の男性が人気になってきていると聞きました。他の海外の男性に比較して、日本の男性は誠実であると、気がついてきた、理解してきたオーストラリアの女性たちがいるとのこと・・でした・・。

また、面白いことに、ドイツ人は第一印象ですべて決まってしまう、ドイツ人の価値観はそのようにできているようです。実際に面白いたとえ話を聞いたことがあります。ドイツ人の家に招待されて、コーヒーや紅茶などをもてなされた時、お砂糖を使いますか?と聞かれて、お砂糖はいりませんとこの時に答えたとします。すると、次に家に遊びに行った時は、お砂糖は出してくれないそうです。この間お砂糖がいらないと言ったので、もうずっといらないという判断をするそうなのです。お砂糖などは、その時の状況によって、今回は必要かもしれない・・とかあると思うのですが、そのような考えには至らないのがドイツ人だそうです。これを聞いて、象徴的なお話ではあると思うのですが、なんと融通性がない国民だろうか??と思いました。ドイツ人からしたら、もし必要ならば、はっきり主張すればいい・・ということになるのでしょうね・・。


途中に挟んで・・
タンポポ情報参考になりますね・・


ドイツでは10月から2回接種者は、未接種者扱い・・ですって・・3回目の在庫処分へやる気満々ですね・・(ドイツ人、2回目で気がついた人多いのかな??)



異議申し立てが大好きなドイツ人、シュピーゲル批判


さて、髭の次は、ドイツのクレーム文化です。ドイツ人は異議申し立てが大好きな人たちです。それは、ドイツ語の語学学校でも、クレーム文の書き方を習うことからもわかります。そして、例えば、子供手当のお支払いのお手紙などが来ると、お知らせの最後の文章には、もし異議申し立てがありましたら、お送りください・・などと記載されていることも多いのです。言った、言わない、ここに記載してある、していない、写真の証拠があるとかないとか・・など、ドイツでは、クレームで優位に立つためにも証拠を押さえておくことが大切なようです・・・。あら・・面倒ですね・・。

面白いことに、息子の友達が歴史のプレゼンテーションの試験で先生からの評価が悪かったことに対して、お母さんが先生に文句の手紙を書いたということも聞きました。(この友達のお父さんは歴史研究者らしく、お父さんの資料に沿って、プレゼンテーションをしたのに、先生からの評価が悪かったので、お母さんも怒り心頭だったみたいです・・笑)

ドイツ人のほとんどの学生が、試験の選択科目として、理系科目ではなく、歴史とドイツ語を選びます。ドイツ人は歴史が大好きです。ドイツ人が嫌いな科目は、数学や物理だそうです。大学でも、数学や物理の学科は空いていて、入学のための最後の試験の点数での足切りもないのです。

ドイツ人は歴史が大好きですが、シュピーゲルで書かれている歴史を学ぶと、間違いの歴史を学ぶことになりそうですね・・。学校で学ぶ歴史も間違っていますけどね・・。

キューバ危機:シュピーゲルはいかに歴史を偽造し、そこから何を学ぶか
https://www.anti-spiegel.ru/2022/kubakrise-wie-der-spiegel-die-geschichte-faelscht-und-was-man-aus-der-geschichte-lernen-kann/

シュピーゲル誌の歴史認識は、間違いで省略していることが多く、キューバ危機においても、時系列の途中から書かれているので、原因と結果が誤解されてしまっている。欧米のメディアやドキュメンタリー、歴史書が語るキューバ危機はこうなっている。
つまり、ロシアの核ミサイルがキューバに配備されたことから書かれていて、その前が省かれているので、邪悪なソビエトがアメリカの目の前に核ミサイルを持ち込んでアメリカを挑発したと思わされてしまう。
今回のシュピーゲルの記事のような記事から学ぶのは、主にこの2つの点。第一に、原因と結果がどのように逆転しているのか。第二に、なぜ欧米のメディアがキューバ危機から学ぶ機会を逸しているのか・・である。

原因と結果
ドイツで語られるキューバ危機の物語は、1962年、ソ連のミサイルがキューバに配備されたところから始まっているが、真実のキューバ危機の原因は、その4年前の1958年、アメリカが核弾頭を搭載したジュピターミサイルをヨーロッパ、特にトルコに配備し始めたことにある。
キューバにソ連のミサイルが駐留したのは、トルコにアメリカのミサイルが駐留したことへの反発。しかし、これはドイツで報道されない。実際にキューバ危機の終焉は、邪悪なソビエトがキューバからミサイルを撤退させたことではなく、アメリカがトルコからもミサイルを撤退させることで終了。これもドキュメンタリー番組で語られることはほとんどない。
この省略報道は、ドイツのメディアが好んで使う手口。キューバ危機が明確な例である。メディアが真実を語れば、アメリカがすべての原因であるとわかってしまうからだ。
トルコにあるアメリカのミサイルこそが、キューバ・ミサイル危機のトリガーであり、また解決の鍵でもあった。しかし、ドイツの一般読者は全く知らされず、シュピーゲル誌の記事の中でも全く書かれていない。

歴史に学ぶ
重要なことは、歴史から何を学ぶかです。結局、キューバ危機は、敵の国境近くに核兵器を配備するのはまずいということを示した。アメリカのミサイル配備は、ソ連のキューバへのミサイル配備を刺激、その後の核戦争に発展しかねなかった。歴史から学ぶべきです。
シュピーゲルは、つまりは、アメリカの利益を支持する雑誌。ウクライナ大統領は2月19日、ミュンヘン安全保障会議で、西側諸国の代表の喝采を浴びながら、ウクライナの核武装を目指すと表明。敵の目の前に核兵器を置くのは危険であることを理解すれば、シュピーゲルの読者は、わずか5日後にロシアが介入してウクライナの核爆弾を国境で防いだ理由がわかるはずである。
なぜロシアが介入してくるのかの真実については、シュピーゲルのような大手メディアが何としても隠したい内容なので、2月19日のセレンスキーの発表や、とりわけロシアへの攻撃を公然と宣言したウクライナの軍事ドクトリンの内容を読者に隠匿している。そして、キューバ危機についての歴史認識で、危機の理由を思い起こさせないようにしている。
(DeepL翻訳・まとめ)

ウクライナという国は、EU諸国を脅すための存在だったのか・・欧州各国がロシアのガス子会社を買収、つまり盗んだのですね・・ということが、下記の記事でわかりました。

ガス危機問題に対するシュピーゲルの間違った報道
https://www.anti-spiegel.ru/2022/der-spiegel-kanns-nicht-lassen-wieder-desinformationen-ueber-die-gaskrise/


ガス緊急事態の場合、まず産業界を停止、一般家庭には引き続きガスを供給する。その理由を、シュピーゲル誌は2つの理由を正しく挙げている。第一に、個人宅のガスを止めるには、病院などの施設のガスも止めなければ技術的に不可能。第二に、EUでは、民間の家庭が優先され、それを保証するために国家が互いにガスを供給し合うことを定めた協定がある。つまり、ドイツはオーストリアを助けるために、例えばオーストリアの一般家庭への供給が確保できなくなれば、自国の産業への水道を止めなければならないことすらある。

「ロシアと供給停止の可能性-ドイツの誰が最初にガスなしで過ごさなければならないか」という見出しから始まっている。この見出しはプロパガンダとしては不十分なので、シュピーゲル誌は見出しをこのように変更。「プーチンが水道の蛇口を閉めたら-ドイツの誰が最初にガスを使わなくてすむか」。
シュピーゲル誌にとって、プーチンが犯人でない記事を掲載することは考えられないので、「供給停止の可能性」はそのまま「プーチンが蛇口を閉めた」となったのだ!

言いがかりだらけの記事内容
シュピーゲル誌は読者に「もちろんプーチンのせいだ」と伝えている。プーチンのせいにしている内容はこちら。
『ここ数週間、ウラジーミル・プーチンは欧米に新しいピンチを与えている。先週、ロシアはガスプロム・ゲルマニアとその子会社を含む欧州のガス会社31社を制裁。これでロシアのガスが供給されなくなり、契約は無効。このガスは他のドイツ企業でも購入できるが、価格は高くなる。その少し前にウクライナでは、ロシアがコンプレッサーステーションを掌握、パイプラインに供給されるガスの量が大幅に減少したため、トランスガスパイプラインの1ラインを閉鎖すると宣言していた-- ロシアがガスを迂回させているためと思われる』

ロシアがガス会社31社に制裁を加える理由
ロシアが制裁を行い、ヨーロッパの多くのガス会社の蛇口を閉めた。しかし、シュピーゲル誌がまたもや言及しないのは、原因と結果。
今回ロシアから制裁を受けた企業は、欧州の国家によって事実上買収された旧ガスプロムの子会社。しかし、欧州各国が事実上ガスプロムからガスを奪っているのに、なぜガスプロムは安いガスを供給し続けなければならないのか?
ガスプロムは今でも納品義務を果たしているし、ガスプロムがこれまで多額の資金を投じてきた子会社を欧州国家が盗んだ。買収の後、ガスプロムがこれらの企業に供給しなくなった。盗んだ国に、優遇された条件で製品を供給し続ける理由はない!

ロシアでの報道を翻訳しました。
「オーストリアの首相は今、ガスプロムの子会社、つまり国内最大のガス貯蔵施設が満たされていないことを理由に国有化することも考えている。ここで見落とされていること。この貯蔵施設はガスプロム・ゲルマニアドイツが充填することになっていて、現在それが行われていないのは、ドイツ国有化のせいである。オーストリアは、ロシアのガスプロムではなく、ベルリンに電話して文句を言わなければならない。
ちなみに、ヤマルパイプラインも同様。ポーランドを通るパイプラインの部分は、ポーランドが国有化。したがって、このパイプラインからドイツにガスが流れることはもうない。
EU諸国がガスプロムに対して行った行動で唯一達成できたことは、ロシアのガスをより高く買わなければならなくなったということ。ガスプロムの子会社を事実上国有化したことで、達成できたことはただ一つ、ヨーロッパでガスの値段が高くなったこと。ガスプロムへの懲罰のつもりが、ガスプロムの金庫にさらに金を流し込むことになった。ハベックのような操り人形師がブリュッセルや各国政府で意思決定を行うと、こうなる。」

ウクライナのパイプライン
ウクライナは欧州へのガス輸送を減らし、ロシアを非難。ドイツのメディアがこのあまりにも明白なゲームに参加しているのだ。
フランスのマクロン大統領が、EU議会で、ウクライナがEUに加盟するには「数年、おそらく数十年」かかるだろうと述べた翌日、ウクライナの外相が「こんなことは受け入れられない」と宣言。そしてなんと、ウクライナはパイプラインを閉鎖してしまった。
ウクライナは長年やってきたこと、つまりロシアのガス輸送でEUを脅迫!!しかし、シュピーゲルの読者は、ロシアのウクライナ介入のずっと前、2021年の夏から続いているガス危機の本当の理由を知らないし、このことも知らない。

欧州のエネルギー危機の理由
欧州のエネルギー危機の本当の理由について改めて簡単にまとめておく。
1.2020/2021年の冬は寒かったので、ガスが多く消費。パイプラインとタンカーだけでは、冬のヨーロッパに十分な量のガスを運ぶことができないため、通常、ガスの貯蔵は夏に補充されるが今年はこれが実現できなかったから。
2.エネルギー転換により、電力構成に占める風力発電の割合が過大になっていること。しかし、2021年の夏は例外的に無風だったため、風力が不足し、ガスなどを使って発電したから。
3.ヨーロッパの多くの政治家が、ロシアのガスを主にアメリカの液化天然ガスに置き換えることを望んでいるため、今ヨーロッパではガスが不足。理由は、昨年の夏、アジアのガソリン価格がヨーロッパよりもさらに高くなり、予定されていたアメリカのタンカーがヨーロッパではなくアジアに向かったから。
4.前回のEU委員会によるガス市場の改革により、取引所でのガス売買が自由になったことによる。そのため、ガスが投機の対象になってしまった。ガスプロムが長期契約により230〜300ドルで欧州にガスを供給しているのに対し、輸入業者は証券取引所で1000ユーロ以上で転売、この数百%の投機利益を自分の懐に入れる商売があるから。
(DeepL翻訳・修正)


Time To Say Goodbye以来の衝撃的な曲


髭文化・・クレーム文化・・シュピーゲル批判・・このような外面的なことは、全然魂が充実しませんよね・・そういう時は、タゴールのギタンジャリを読んだり、Il Mio Cuore Vaを聴いたりして楽しんでいます・・。

こちらの曲は、映画が人気で英語版は主題歌にもなりましたが、あの時は、なんとも思わなかったのですが・・こちらの曲を聴いて、Time To Say Goodbye以来のなんとも衝撃的な曲でした。この曲はサラブライトマンが霊導されてうたっていて、作詞も霊導されていて、「バクティの詩人」であるタゴール作詞であると、映像配信(1&2)で学びました。英語版のタゴールの『ギタンジャリ』です。竹下先生曰く、「詩を翻訳することはリズムやメロディなどの音楽性が失われる、詩の句読点やピリオドなどもアートである」とのことでした。



Writer

ユリシス

東西冷戦時代を身近に感じられるドイツの首都在住。豪州の出会うと幸せになれると言われる、めったに出会えない青い蝶、ユリシスがいる、(ほとんど毎日会っていた!)トロピカルな街から移り住みました。世界に国境はない、人種も言語も関係なく、心で通じ合えるが信条。英、独、インドネシア語を学びました。1985年の人民服を来ていた時代の上海、1988年のベルリンの壁、1992年のインドネシアの民主化運動を目の当たりにする。
現在、東洋医学セミナーを勉強中。体癖はたぶん、2−8かな?しかし、3、5、10も入っているような気がする。

わかりやすく、音楽のように流れるような、軽快な文章をお届け出来ればと思います。小学生でもわかるように簡単で、本質をついた内容に努めてまいります。


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