日本から台湾に輸出されたイチゴから基準値を超える残留農薬が検出されたという報道がありました。「フォーカス台湾」によると、水際検査で不合格となった日本のイチゴから殺虫剤のフロニカミドとシアントラニリプロールが検出され、特に台湾では「シアントラニリプロールはイチゴから検出されてはならない」と規定されているため、廃棄処分か積み戻しにされるそうです。報道の画像からは佐賀産のイチゴであることがわかりますが、有機農業ニュースクリップのツイートでは「佐賀、熊本、福岡、奈良から輸出されたイチゴ」との情報もありました。また、以前から日本産のイチゴは水際検査で不合格になる確率が高いため、抜き取り検査の割合を20〜50%に引き上げられていたとも伝えられています。台湾ではイチゴに検出されてはならないと定められているシアントラニリプロールですが、日本のイチゴの残留基準値は2ppmだそうです。海外で危険とされる食品が、日本国内では問題とされずに流通しているわけです。台湾のメディアが伝えてくれたおかげで私たちは日本の状況を知ることができました。国民の健康を守らない政府のもとでは、一人ひとりが自衛をするしかありません。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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配信元)
日本産イチゴから基準値超えの農薬 541キロを処分/台湾
— macaron (@fraisst) January 3, 2023
日本から輸入されたイチゴから基準値を超える残留農薬のフロニカミドとシアントラニリプロールが検出されたことが分かった。
昨年の水際検査で不合格になる確率が高く、検査の割合を20~50%に引き上げていた。https://t.co/lKdpR7KAMz
台湾衛生福利部食品薬物管理署は3日、佐賀、熊本、福岡、奈良から輸出されたイチゴ6ロットから残留基準値を超える殺虫剤のフロニカミドとシアントラニリプロールが検出され廃棄または積戻しを指示。シアントラニリプロールは不検出農薬という。https://t.co/vgCU53vwZ2
— 有機農業ニュースクリップ (@OrganicNewsClip) January 3, 2023
日本産イチゴから基準値超えの農薬 514キロを処分/台湾
— キノシタ薬品 (@kinoshitayakuhi) January 5, 2023
農水省は、農薬基準値の緩い作物を日本人に食べさせ、基準値の厳しい作物を外国に輸出。癌大国たる所以。農薬は殺虫剤フロニカミドとシアントラニリプロール。製造元は富士フイルム和光純薬株式会社。https://t.co/8COg7eP0Nf pic.twitter.com/y2fSe0ZLIB
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日本産イチゴから基準値超えの農薬 541キロを処分/台湾
引用元)
フォーカス台湾 23/1/3
(台北中央社)衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署は3日、水際検査で不合格となった食品の最新リストを公表し、日本から輸入されたイチゴから基準値を超える残留農薬のフロニカミドとシアントラニリプロールが検出されたことが分かった。
問題とされたイチゴは計6ロット、約541キロ分で、いずれも同じ台湾の業者が輸入した。同署北区管理センターの陳慶裕科長によると、シアントラニリプロールはイチゴから検出されてはならないと規定で決められているという。今後、積み戻しまたは廃棄処分される見通し。
日本産イチゴを巡っては、昨年の水際検査で不合格になる確率が高く、同年11月から抜き取り検査の割合を20~50%に引き上げていた。今回の業者が輸入したイチゴが不合格になるのは初めてだが、同署では同社が輸入する日本産イチゴの全ロット検査を実施する方針。
(以下略)
問題とされたイチゴは計6ロット、約541キロ分で、いずれも同じ台湾の業者が輸入した。同署北区管理センターの陳慶裕科長によると、シアントラニリプロールはイチゴから検出されてはならないと規定で決められているという。今後、積み戻しまたは廃棄処分される見通し。
日本産イチゴを巡っては、昨年の水際検査で不合格になる確率が高く、同年11月から抜き取り検査の割合を20~50%に引き上げていた。今回の業者が輸入したイチゴが不合格になるのは初めてだが、同署では同社が輸入する日本産イチゴの全ロット検査を実施する方針。
(以下略)