ぴょんぴょんの「どうなる?パンデミック条約」 ~本丸は「国際保険規則(IHR)の改訂」

 これまで時事ブログで、再三にわたって解説されてきた「パンデミック条約」と「IHR(国際保険規則)の改訂」について書くために、参政党のHPに掲載されている「『国際保健規則(IHR)』修正案(仮訳)」の「新設」「削除部分」だけでも目を通してみました。すると、だらだら長い、重要なこともそうでないことも同列に書いてある、上がってきた意見をそのまま羅列してる? 読解力が足らんから何度読んでもわからん。WHOの職員はこんなのを読まされてご苦労さん、というのが正直な感想です。
 時事ブログで紹介された林千勝氏原口一博議員佐々木みのり先生の動画を参考に、おさらいしてみました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「どうなる?パンデミック条約」 ~本丸は「国際保険規則(IHR)の改訂」

問題になってるIHRの「第59条」ってなに?


このごろ、日が暮れるのも早くなったね。

もう、12月だからな。

そう言えば、「11月末まで」って言ってたアレは、どうなったんだろ?

アレ?

ほら、「パンデミックの予防、備え、対応に関する」パンデミック条約だよ。11月末までに反対しないと、承認したことになるって。どうしよう、もう成立しちゃったよ?

いや、それはちがう。「11月末」が期限だったのは、IHR「第59条改訂案」の承認だ。

ほ〜っ! よくわかんないけど、ひとまず、安心だね。

なにが、安心だ!! 「第59条改訂案」が何か、IHRが何か、わかってんのか?

わからん、教えて・・。

しゃあねえなあ、とにかく、IHRとは「国際保険規則 International Health Regulations」の略だ。

Author:外務省[CC BY] 3p

おれもよくわからんが、「このIHRでは、地域・国家レベルの、国境における日常の衛生管理及び緊急事態発生時の対応に関して最低限備えておくべき能力 (通称:「コアキャパシティ」)が規定されています」(外務省)とあるから、国が日頃から、コロナみたいなパンデミックに備えるべきことを規定したのがIHR、らしい。

へえ、じゃ、問題になってるIHRの「第59条」ってなに?

第五十九条 『発効、拒絶又は留保のための期限』」という、厚労省の堅苦しい文章を噛み砕いてみると、
1.IHRの改訂が採択されたとき、採択を拒絶、留保できる期間は、採択の通告日から18ヶ月(改訂後10ヶ月に)とし、これを過ぎると拒絶、留保はできない。
2.採択の通告日から18ヶ月(改訂後10ヶ月)しても拒絶、留保がなければ、通告の日から24ヶ月(改訂後12ヶ月に)後に施行される。
厚労省

つまり、改訂したIHR条文の、採択から施行までの期間を決める条文なのか。そして、今回の改訂は、その期間を短くするのが目的だってこと?

そうだ。期間が短くなるとどうなる? たとえば「第59条」の改訂は、2022年5月の第75回WHO総会で全会一致で採択された。通告されたのは5月31日。さて、現在の条文のままだと、拒絶、留保できる期間はいつまでだ?

Author:UNclimatechange[CC BY]


いきなり問題? う〜ん・・18ヶ月以内なら拒絶、留保できるから、11月末まで。あ、そうか! 11月末がタイムリミットだったのは、「第59条」の拒絶、留保の期限だったんだね。

ピンポ〜ン♪ 11月末までに拒絶、留保しなければ、2024年5月31日に改訂案が施行される運びとなる。じゃあ、新しい改訂案が施行されたら、この期日はどう変わる?

う〜ん、改訂の通告日が2022年5月31日だから、拒絶、留保できるのは10ヶ月後、2023年3月31日まで・・って、過ぎてるじゃん。さらに、施行されるまでの期間は、これまでの2年が1年になるから、今年の5月31日にとっくに施行されてたことになる?

どうだ? この改訂のヤバさがわかったか?

うんうん、じゃんじゃん改悪してサクサク前に進もう、って魂胆が見えてきた。


「パンデミック条約」と「IHR改正」の交渉スケジュール


しかも、こんなヤバいことが、国民に意見を聞かずに採択され、厚労省のサイトに、ちょこっと事後報告を載せただけ。

どうゆうこと? ぼくたちは今、どうゆうタイムラインにいるの?

外務省による「パンデミック条約」と「IHR改正」の交渉スケジュール表を見よ。

Author:外務省[CC BY]

コロナ真っ盛りの2021年に発足した「パンデミック条約」の会議は、2022年に第1回政府間交渉会議が行われ、年末には第7回になり、「IHRの改訂」の作業部会は年末に第6回が終わっている。

うわあ、ちゃくちゃくと会議を重ねて、勝手に話を進めてるんだね。てゆうか、国民は、パンデミック条約の存在も、それが何なのかも知らないよ。


「ワンヘルス」を謳うパンデミック条約は、グローバリストの好物を集めた「ちゃんこ鍋」


ひとことで言うと、パンデミック条約は「ワンヘルスのアジェンダの下、WHOを強化すること」だ。「ワンヘルス」とは、「人間の健康と、動物の健康と、環境は一体」って考え方。

Author:Thddbfk[CC BY-SA]

なんか、良さそうに聞こえるけど?

アホ! 金銭欲、権力欲、支配欲のかたまりの連中が考えることだ、ろくでもないに決まっとる! その証拠に、人が農地を切り開いたり、牧場を広げると、森から動物が追い出されて人に感染症をうつす。だから、農業も畜産業もやめろ、とか言っちゃってるぞ。

それ、世界各地で行われてる、農地や牧場の没収の言いワケ?

さらに、看護師には女性が多すぎる、一定の割合でトランスジェンダーがいないとおかしい、ついでに気候変動にも配慮しろ、誤情報、偽情報を監視しろ、とか。林千勝氏はパンデミック条約について、こう言ってる。「こういうことをやっていこうと、天真爛漫に条約文に謳われている。」(YouTube

あっはっは! 天真爛漫だって? ぼくに言わせると、「ワンヘルス」を謳うパンデミック条約は、グローバリストの好物を集めた「ちゃんこ鍋」みたいだよ!


そうよ、WHOはおれたちの健康なんざ、どうでもええのよ。それより、いかにして人口を減らして、奴隷支配しやすくするか。そのために、どういう理屈でだますか? それが「ワンヘルス」というキャッチコピーなのよ。

新しい言葉を作って、煙に巻くんだね。

ヤツらはこう言うんだ。お前たちはコロナの時、自分たちの無力さを思い知っただろう。だから、これから来るパンデミックではWHOにすがれ、頼れ、任せろ、と。一方、深田萌絵氏はこう言う。「パンデミックを抑えるのに失敗した人たちが、世界中のパンデミックを抑える方法を決めてあげますって話ですか?」(YouTube

パチパチパチパチ!!


「パンデミック条約」と「IHRの改定」の問題点


実は、2024年5月に開催されるWHOの世界保険総会(WHA)では、「パンデミック条約」と「IHRの改定」の2つが議題にされる。

チョー重要じゃん!

その通り! しかし、「パンデミック条約」草案の問題点は、「“次のパンデミックを定義、ロックダウンの決定、監視権力、治療法の決定、ワクチンの義務化、ワクチン配布、ワクチンの知的財産と利益、ほぼすべてのものの再分配まで” すべてを決める権力が与えられているということです。」時事ブログ

相当ヤバい。

一方、「IHRの改訂」の問題点は、WHOの事務局長がパンデミックや、ロックダウンを独断で宣言できる、これまでの条文から「人びとの尊厳、人権、基本的自由の尊重」が削除される、WHOが健康診断、予防薬、治療、ワクチンパスポートを義務づける権限をもつ、健康対策に関して、WHOが主催国家よりも権限をもつ、とかヤバヤバだ。(参考:YouTube

ノオ〜〜〜!

ちなみに、「パンデミック条約」が可決するには3分の2以上の賛成が必要だ。

3分の2は、かなりハードル高いね。

佐々木みのり先生は「パンデミック条約」と「IHRの改訂」は車の両輪で、「IHRの改訂」の方がヤバいと言う。なぜなら、「IHRの改訂」は2分の1で可決できるから。(YouTube

「IHRの改訂」は「パンデミック条約」がコケた時の保険だったのかあ。

そういうこと!しかも、ふたつが同時進行するから、ややこしくてたまらん。原口一博議員「条文を見せてくれ、それもしょっちゅう変わっている。それが彼らの手口。難しくて、わかりにくくして、批判することも難しくする。」(YouTube

原口一博議員
Author:総務省[CC BY]

「IHRの改訂」ゼッタイ阻止! 強制医療、ワクチンパスポート、主権の喪失、ゼッタイにイヤ!

WHOの権限が大幅に拡大し、"人々の尊厳、人権、基本的自由の尊重"についての文言が削除されるということはつまり、WHOの緊急事態法案を承認することになります。WHOは単なるアドバイザーから法的拘束力を持つ統治機関へと変貌し、『選挙で選ばれたわけでなく、責任もない、超国家的組織が、緊急事(ママ)に、国会に代わって決定を下し、事実上、個人と国家の主権を奪う』ことになります。」(時事ブログ

個人と国家の主権を奪うのが目的だ!

仮に2024年5月に、どっちかでも可決されると、5月31日に改訂59条が施行されるから、10ヶ月後の2025年3月までにノー!と言わないと、1年後の2025年5月には施行されることになる。


WHOを操るヤツらに対抗する動き


2025年?! パンデミックを口実にWHOに支配されるなんて、イヤだよ〜!

いやいや、WHOが支配するんじゃない。「WHOを実質動かしているのはCDC、ビル・ゲイツ、ビッグファルマ、生物兵器産業、そして分担金の大部分を払っている中国共産党政府です」と。(時事ブログ

Author:Raed Mansour[CC BY]

また、あなたたちでしたか。

つまり、これらの条約を受け入れることは、WHOを操るヤツらに白紙委任状を渡して、ガッポガッポ儲けさせることになるんだよ。(時事ブログ

はあ〜、こんな巨大な権力を相手に、 ぼくたちはどうすればいいんだろう?

周囲に知らせること。そして、原口議員の言うように「選挙で候補者に『パンデミック条約って知ってるか』と聞いて、『知らない』と答えたら、『次、入れるかどうかわかりません』と言ってください。」(YouTube

わかった!

WCHジャパンも起動した。超党派の議員たちも動き始めた。2023年11月15日WCH議員連盟の設立総会があって、共同代表の一人、原口議員はこう述べた。「わからないことだらけなんだけど、私たちが最も大事な主権、人間の尊厳、あるいは命にかかわることが、私たちと違う――私たち(政治家)は選ばれています。国民から選ばれているわけですけれども――選ばれていない人たちが決めるというのは、それはどうかなというのが、今、各国の議論であります」。(IWJ

原口議員はこんなにがんばってるけど、肝心の厚労大臣は何してるんだ?

武見敬三厚労大臣に「2024年5月のWHO総会に向け、改定・策定の具体的な内容について、国民はどの段階で知ることができるのか?」と質問したら、「交渉自体は非公開となっておりまして、その詳細についてご説明するのは、これは難しい」と答えた。(IWJ

武見敬三厚労大臣
Author:内閣府[CC BY]

なんだって? 一国の大臣でしょ? 「難しい」ですませないで、WHOに対して「なんで非公開なのか?」って問い詰めてよ。

そうだ。国会議員、まして大臣なら、「WHOはなにをコソコソやってるんだ」ってハッキリ聞いてくれ! あんた方は、そのために選ばれてそこにいるんだろ!


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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