高市早苗のカオ

とにかく、
コワいんだよなあ。

なにが?
高市早苗のカオ。

ハ! ぼくもだよ。

時事ブログに出てくるたびに、心が凍結される。

たしかに、カオを見るだけで、金縛りに合う感じ。

クローンでも、アンドロイドでも、もすこしマシだと思えるほど。

ヘタすると、ハロウィーンにすっぴんで、登場できるかも。

しかしだ、問題なのは、おれがあいつのカオに反応しちまうことなのよ。

なんで、それが問題なの?

反応するってことは、おれにも、あいつと同じ要素があるってことだろ?

たしかに、プラスとプラスは反発する。

ずうっと、ふとんの中で、「おれの中にある高市早苗とは何なのか」と考え続けている。

はあ? 大丈夫?

あの、凍りつくような残忍性を帯びた表情。あれは、きっと、おれが蚊を一撃する時のカオにちげえねえ。

う・・うん。

あの、人を小バカにしたような表情。あれは、きっと、「高市早苗首相、バンザイ!」とか叫んでる連中を見ているときの、おれのカオだ。

ま、まあね。

そして、・・

も、もお、いいよ。そんなに、自分を責めなくて。

だが、おれは知りたい。おれの中にある、あいつとの共通項が!

でもさ、最近の高市さん、ちょっとメイクを変えたのかな? 柔らかく見えるよ。

おれは、メイクでだまされねえ。
中国に警戒される発言
高市早苗という人は、安倍の亡霊ですね。基本的には思想は似ているという、ビジネス保守の拝米保守のアメリカの犬です。(0:50〜)
魂を売って、演技をして、権力欲というか、自分の姿を違う方向に消してやってる、成れの果てが、まさにあの姿なのかな。(4:12〜)

ハ! おれも、もしかしたら、「魂を売って、演技をして、自分の姿を違う方向に消している」のかも?

もお、自分を追い込まないの!

にしても、
高市が首相になってから、気持ち悪いくらい、高市称賛の声を聞くんだが、これまで相当いたはずの「アンチ高市」が、「高市ヨイショ」の声に押されてるような気がするのは、おれだけか?

そう思って、
海外の評判を探してみた。まずは、相当な反発をするであろう中国は、「ボロボロの店を引き継いだ、初の女性首相となる高市早苗氏の困難な道」と題した記事を掲載した。(
Wedge ONLINE) 一方、
「反中クレイジーの政治家が自民党総裁に」という動画が、280万回再生でバズってる。(
Wedge ONLINE)

ふふん、そうこなくっちゃ。
香港の「大公報」は、このように紹介している。
高市早苗は右翼政治家の代表であり、長きにわたり第二次世界大戦における日本侵略の歴史を否定し、繰り返し靖国神社に参拝し、平和憲法の改正を訴えてきた。さらに自衛隊を“国防軍”へと格上げするべきとも主張している。
台湾問題においては『台湾有事は日本有事』と広言し、中国の核心的利益に挑戦している。(
Wedge ONLINE)

うん、よくまとまっておる。

中国人民大学教授の金燦栄(ジン・ツァンロン)教授は、こんなふうに紹介している。
「日本の極右政治家」であるとし、憲法第9条の改正、自衛隊の「国防軍」への改称主張や靖国神社への参拝堅持、南京大虐殺の否定、日本の中国侵略を「自衛戦争」とする主張、尖閣諸島や台湾問題における強硬姿勢、「中国に対して譲歩せず」「台湾有事は日本有事」といった主張などを右翼的な要素として挙げた。(
Record China)

うん、よく、わかってるじゃねえか。

こんな風に、
高市さんが中国に警戒されるのは、慰安婦問題や南京事件などの歴史的解釈を疑問視しているからだね。たとえば2004年、当時の中山文科大臣が、教科書から「従軍慰安婦」や「強制連行」という表現が減って良かった、てな発言をして、批判を受けたので、謝罪した。この時、高市氏は、中山氏を擁護し、謝罪は不要と主張。その根拠として、
「従軍慰安婦」という言葉は戦時中には存在せず、不正確な用語である。 南京事件に関する中国側の犠牲者数(30万人超)は、人口規模から見て信憑性に欠ける。 教科書での「侵略」という表現は自国を貶めており、教育の在り方として不適切。現在の政府見解(村山談話)は「不見識」であり、これに縛られる教育行政の在り方を変えるべきと。(
Agora)
こういう姿勢になったのも、高市さんの育った家庭に関係あるかもしれない。

ほお、どんな家庭だ?

教育勅語を家族で唱えていたって。
高市さん「私は教育勅語大好き人間。子どもの頃から両親が、教育勅語の全文をよく読んで聞かせてくれていたんです」「私が幼い頃に両親が繰り返し教えてくれたのは、『教育勅語』でした。小学校に入る前から全文を暗記していたのだという両親が、楽しそうに声を合わせて唱える姿が好きでした」(
Wikipedia)
教育勅語

う〜ん、いったい、高市は何時代の人だ?

たしか、1961年生まれだよ。

その時代、どこの家庭で、教育勅語を楽しく唱える親がいたんだよ?

まあ、どこの家もどこか変わってるから、言えないけどね。中国では高市さんを、「政策が極端で保守的すぎて、『女性版トランプ』みたい」と言う人もいる。(
Record China)

女性版トランプ? それ聞いたら、本人、喜ぶぞ。
日米首脳会談(2025年10月28日)
高市氏の人物像を的確に捉えるロシア・トゥデイ

さて、お次に、ロシアはどう紹介しているだろう?
ロシア・トゥデイのフランス人ライター、アンドレ・ブノワ氏はこう書いている。「安倍時代の保守的規律、経済ナショナリズム、軍事的主張を復活させ得る指導者」。(
RT)
ブノワ氏:
高市氏の台頭は、戦後の制約からの日本の解放ではなく、アメリカの、インド太平洋構想との戦略的連携の深化を意味する。彼女が思い描いている「日本の主権」は、アメリカの枠組みの中にある。日本が軍備を増強し、憲法改正を議論し、「自律性」を唱えても、一つの疑問が浮かび上がる:その進路、優先事項、さらには武器さえもアメリカに決められている国に、どれほどの独立性が存在するのか?(
RT)

おっしゃる通りだ。「日本の主権」は、アメリカの枠組みの中にある。

竹下先生もおっしゃっていたね。
高市政権の誕生は、アメリカ、それも「戦略国際問題研究所(CSIS)の意向に沿ったものだ」って。(
2025/10/06時事ブログ)
ブノワ氏:高市氏は、日本の自立の精神を語る。 彼女の政策の中核には、日本の自衛権を完全に取り戻すという公約がある――そして必要とあれば先制攻撃も辞さない。
彼女は憲法第9条の改正を誓っている。この条項は、第二次世界大戦以来、日本を平和主義に縛り付けてきたが、
改正により日本の「集団的自衛権」行使の権利を拡大するつもりだ。(
RT)

そのための憲法改正だな。
ブノワ氏:
実質的には、純粋な防衛姿勢から抑止戦略、さらには先制攻撃へと移行することを意味する。この転換は安倍晋三政権下で始まったが、
今や前例のない速度で加速している。(
RT)

キ〜!
ここが、あいつの一番ヤバいところだ。
ブノワ氏:
アメリカが求めるのは、単なる同盟国ではなく、アジアにおける、アメリカの戦略的枠組みに、シームレスに組み込まれる
再軍備を遂げた、前線作戦パートナーなのである。(
RT)

いやだなあ、先制攻撃するんなら、あんたが前線に行ってくれ〜!

そして、防衛費の拡大。
ブノワ氏:
東京は、世界最高額の前進基地をアメリカ軍に提供し続け、その費用負担はますます大きくなる。ワシントンは「負担分担」の一環として、日本の防衛費をGDP比5%まで増額するよう圧力をかけている――
(中略)... 実際には、アメリカのインド太平洋戦略を資金面で支えることを意味する。(
RT)

2026年度防衛予算は、2025年度比4~5%増の約8.8兆円と予測される。これは、アメリカとNATOが要求する、「信頼できる抑止力」を達成するため。

スンズロー防衛大臣なら、言われたとおり「ハイハイ」動くだけ。しかし、そんな防衛費、どっからひねり出すんだ?
ブノワ氏:日本の新たな防衛姿勢が、高市プロジェクトの筋肉であるならば、その経済基盤はもろい骨である。
(中略)...最新のデータによると日本の貧困率は15.4%で、OECD平均の11%を大きく上回る。(
RT)

日本の骨、ボッロボロ・・。
ブノワ氏:高市氏は、日本の誇りを回復する指導者として自らを位置づけている
(中略)...しかし、彼女が率いる日本は、かつてないほど自立性を失っている。安全保障はアメリカに依存し、経済はワシントンと北京の両方に縛られ、人口動態は自給自足の基盤そのものを蝕んでいる。(
RT)

はあ〜、おっしゃる通りで返す言葉もありませんて。

日本国民は、日本のメディアなんか捨てて、ロシア・トゥデイを読んだ方がいいかもね。そして、結論。
安倍晋三は、日本の主権回復を夢見た。高市早苗は、そのシミュレーションを継承した。その政権は、力と独立を語るが、日本の力の座標は依然として、数千マイル離れた場所 (アメリカ) にある。同盟関係が流動化し、帝国が衰退する激動の世紀において、日本の新時代は、古い真実と共に始まる。
独立の旗印の下で、日本は依然として、許可によってのみ主権を保つ国家なのである。(
RT)

おっしゃる通り! 日本は、アメリカの許可待ち国だよ。ああ〜、ますます高市のカオを見るのがイヤになってきた。
「不幸中の幸い」

だけどさ、「不幸中の幸い」ってあるんだよね。暗闇の中にもまだ光はある。

そうなんかい?

たとえば、
現時点で衆議院は、自民196+維新35=231。過半数の233に2議席足りない。参議院も、自民100+維新19=119で、
過半数の125に6議席足りない。つまり、高市政権がやりたい放題できるまでに至ってないんだ。
参院選で、自民をたくさん落選させたことが良かったな。

そして、もうひとつ。
2025/10/06時事ブログの
竹下先生のコメント、「自民党の総裁が石破氏から高市早苗に交代し、高市政権に参政党が加わることが、『戦後日本・最大の危機』となるのです。」そして、
2025/10/08時事ブログの
内海聡氏の「また麻生太郎は、高市早苗が総理大臣になって、参政党と連携するのが、自民党が救われる道だって、そこまで明言してますよね。」

そうか、維新との連立もヤバいけど、参政党よりはマシか。

今後の選挙で、参政党の議席を増やしてはいけないね。

これで、少し安心した、とはならないな。日本の将来が不安でしょうがない。そして、高市のカオがコワい。見たくない。反発を感じる。やっぱ、おれの中に、高市と同じ要素があるからだ。

あ〜あ、はじめに戻っちゃった。つうか、くろちゃんの心がヤバいよ。こんな不安や恐怖が日本中に広がったら、高市さんの存在よりヤバいよ。

じゃあ、どうすりゃいいんだよ!?

こんな風に、
ぼくたちにまで、日本の政治に興味を抱かせてくれた高市さんに、ありがとう! ありがとう! ありがとう!・・・だね。

「感謝のマントラ」か? よしやってみよう。

・・・。

あれ? 289回唱えたら、スッキリして、軽くなった。なんか、大丈夫な気がしてきた。

問題は、「外ではなく、自分の心にあり」だね。
(前略)皆さんの愛する者達、自然界の動物・植物あらゆる物質や組織に対してはもちろんですが、これまで
長年人類を苦しめてきた地球上の悪の組織と人々に対しても、心を込めて「ありがとう!」と伝えてみて下さい。
「ありがとう!」という感謝の言霊の力は、人智を超えた影響をもたらす事でしょう。
相手が変わらなくてもよいのです。
なぜなら「ありがとう!」と言えた時、あなた自身がすでに変わっているからです。
どんな劣悪な事態の中でも、それでも「ありがとう!」と言える理由に気付く事によって、あなたと、あなたの周りの世界は確実に変わっていく事でしょう。
スベテヲスベルヒメミコ
Writer
ぴょんぴょん
1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)
サイアク〜! うんざり〜! お先真っ暗〜!
ですが、こうなったら、ピンチをチャンスに変えるっきゃない。
今こそ、「感謝のマントラ」「愛のマントラ」を唱える時!
これまでよりも熱心に、「ありがとう!」「愛しています」を、289(17×17) 回ずつ唱えるようになりました。
高市さん、ありがとう!