翻訳チームからの情報です。
ミズーリ州ファーガソンの事件について、海外サイトからの情報を集約し、また昨日の竹下氏の記事もふまえて、動画に編集いたしました。
今月9日の白昼、丸腰の黒人少年が警官によって複数回撃たれ死亡し、何時間もそのまま放置されて以来、抗議のデモが続いています。一緒にいた友人は両手を上げて無抵抗だったと証言、警察は逃げようとしたから撃ったのだと主張、アノニマスにより警察無線が暴露され現場がニュースになるまで事件を報告していなかったことが判明。ここ数年、アメリカ国内の警察組織の軍隊化が問題視されていますが、昼も夜も機動隊が集結しており、異常な様相をかもしだしています。公式には戒厳令は発令されていないとされる、小さな街での緊迫した様子をご覧ください。
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戒厳令予行演習:米・ミズーリ州ファーガソン市の黒人少年射殺事件の意味
転載元)
YouTube 14/8/17
翻訳者の補足情報:メディアへの攻撃と規制に関する情報
この動画には映っていませんが、大手メディアのアル・ジャジーラのクルーが催涙弾を発砲され、SWATによりカメラ機材が倒されたのをネット雑誌の記者(Rob Beschizza氏)が撮影しています。Infowars.comの記者もスナイパーや戦車に追い回されました。ハフィントン・ポストとワシントン・ポストの記者二名は、現地のマクドナルドから素早く退去しなかったという理由でSWATに逮捕されました。その裏では、Facebookなどで関連項目の検閲規制も始まったとAlex Jones氏が訴えています。
また、この動画に出てくる黒人の記者は閃光弾で複数回撃たれ、白人記者はゴム弾で撃たれたそうです。別の通りに逃げた白人のカメラマンは足元を催涙弾で撃たれ嘔吐し、しばらく目が見えなかったと証言しています。追いかけてくるので仕方なく近隣の敷地に逃げ込むと、その中にまで催涙弾を投げ込んで来たそうです。
当日の様子を伝えた記事では、現場の様子が撮影できただけでもまだましだ、携帯やカメラが強制的にオフにされるようになる日も近い、と警告しています。今月、カリフォルニア州ではスマホに停止機能搭載を義務付ける法案が議会を通りました(※CA SB 962法案)。内戦への準備が着々と進んでいます。すでに国防総省のプログラム1033により、ミズーリ州の地元警察は軍隊レベルの武器や車両を支給されています。
14日、アノニマスが少年を射殺した警官を特定したと公表、ファーガソンの市民を攻撃し続けるならば警察の様々な情報をハッキングして公開すると警告しました。当局の思惑通りにはいかないことを期待します。(Yutika)
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編注)以下、参考情報です。上の動画の素材映像のスプリクトです。【 】内は翻訳者です。【Alex Jones氏のニュースサイトInfowars.comから、米中西部ミズーリ州のファーガソン市の中継映像です。】
Police Confirm Curfew In Ferguson, MO
ファーガソンの警察による外出制限の現場
https://www.youtube.com/watch?v=Q2u-zJxNDQg
2014年8月13日公開
【ファーガソン市の日中(とある貸し倉庫前の交差点前)の様子です。住民は行動の自由が剥奪され、記者は報道の自由が否定され、みなが公の場所で締め出されてます。広大なアメリカの土地で、杖が必要な人に「自分の車に戻るな、歩いて帰れ」は滅茶苦茶です。】
記者:Infowars.comのJakari Jacksonです。警官が沢山集まっているのが見えます。こちらにやって来…
警官:どちらへ進もうとしていますか?これは最終警告です。次は不法侵入で逮捕します。
記者:ここは公道じゃないんですか?もしもし?それなら道路から出ましたよ?
警官:そこは私有地です。
記者:じゃあ歩道に移りますよ!
警官:ダメです。
記者:歩道もダメなんだそうです。集まった人々を見てください。
別の警官:向こうへ移動しなさい。
記者:動いてますよ、話しながら!【略】だから歩いてますってば!今度は警官が背後から威嚇して来てます。
警官:全員ここから移動しなさい!平和的に!
0:52
別の記者:「平和的に」って強制的にって意味だよな。ひとの頭に銃突き付けておきながらさ。なにが平和だ?
記者:ああ全くだ…
1:15
警官:もっとあっちへ!
記者:どこまで歩けって言うんですか?
警官:家までだ。
記者:自宅へ帰れと?
警官:そうだ。この地区から退ち去りなさい。
記者:言いましたね、了解です。ということで、外出禁止令が出ています。インフォーウォーズの記者である自分にも、自宅へ戻るように言って来ました。【地元当局によると】そんな制約はしていないと発表されているようですが、面と向かって通告されました。
別記者:我々報道する側にまで言ってくるなんて…
【略】
2:14
記者:最初はあそこの歩道に立っていたんだけどさ、場所をふさぐなって注意されたから、私有地に踏み入れざるを得なくなって、そこもダメだと言うから、「じゃあ歩道に戻っていいか?」って尋ねたら「ダメだ」と言われるわで…お巡りさん方!あなたたちは私有地に侵入してもいいんですかね!
2:40
住民:(合衆国憲法)修正第一条はどこいったよ!
警官に道を歩くなって言われたよ、なんで道歩けないんだよ、どーすりゃいいんだ。ただ自分の乗ってきたのに戻りたいだけだってのに。
座り込んでいる住民:障害持ってる人間が車に乗ろうとするのまで止めるんだぜ。
記者:代わりに家まで送ってさしあげますよとかって(笑)?
座り込んでいる住民:まさか!手配もしてくれないよ!オレの車もあそこにあるんだけど、近づけやしない。
3:20
別の記者:狙撃班がいるぜ。
記者:ああ、見えるよ。
住民:あいつら、マジで撃つ気じゃねぇか。催涙弾とかスタンガンを見せるどころかさ…ホンモノの銃構えてんだぜ。こっちは何も持ってないってのに!こっちは何もできないってのに!
記者:君は銃持ってないよな?【と丸腰の住民を撮す。】誰も、いかつい銃なんか携帯していませんよ。
住民たち:なんで自分たちの地域でこんなことが起こってるんだ!おかしーだろ、おい!
4:20
記者:全く、これが彼らのやり方なんですよ…まとめると、抗議デモはしていいそうです。ただ、日中にやってくれと。で、今は日中です。抗議はしていいが、「平和的」にやれと。で、人々は平和的です。抗議するなら、歩道でしろと。で、歩道にいるわけですが、今度は歩道にとどまるなと。もうどこら辺が「自由の国」なのでしょうか。
ちなみに、私は今、銃を持っていません。所有はしてますが、【この現場には】携帯していません。なのに、あちらは銃を構えるわ、狙撃手はいる、手投げ弾だか催涙弾だか閃光弾だかも持ち併せてて…で、こっちには何もかも禁止してきて、何の権利も保証しない。これが現在ここで起こっていることです。
今日の警察の姿です。映画のセットじゃありません。合衆国で今、実際に起こっていることです。あなたの生きているこの瞬間に起こっていることです。
別の記者:そしてこれはもっと酷くなっていく筈です。こんなことが日常的に起こるようになります。あなたが目覚めない限り、友人や家族に声をかけない限り、周りにあなたが学んだことを伝えていかない限り。我々の報道をただ見るだけじゃダメなんです。それだけでは行動を起こしているとは言えないんです。あなたの権利を理解して、何が出来るか考えてください。
記者:付け加えると…基本的には警察にだって時と場合により銃器や軍用車を所持する事は許されるとは思いますが、こういう穏やかな抗議デモを潰すために使うものでしょうか。しかも彼らはただ銃を持っているのではなく、一般市民に向けているんです、この国で!Infowars.comのJakari Jacksonがお伝えしました。
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Peaceful Protestors Confront St Louis Police State
平和的なデモがセントルイス郡警察と対峙 https://www.youtube.com/watch?v=RU_N0FkcQ84
2014年8月13日公開
【ファーガソン市の夜間の様子です。丸腰の市民が機動隊に抗議しています。人々の連帯感と使命感が胸を打ちました。その彼らを標的とみなして、別の動画ではスナイパーが装填済みの銃で胸元をレーザー照射しているのです。】
デモの人々:「「「手を上げてるんだ!撃つな!」」」【犠牲になった少年は両手を上げて無抵抗だったのに警官に射殺されたから】
記者:Infowars.comのJoe Biggsです。ミズーリ州ファーガソンでは只今、機動隊が我々のすぐ後ろにいます。この橋、この道路全体を封鎖されました。
拡声器:そこは駐車場だ!こちらはセントルイスの郡警察である、直ちに解散せよ!さもなくば逮捕する!
0:51
記者:ご覧のように、事件のせいでファーガソンでは緊張が高まっています。人々は…国中の人々はうんざりしているんです、警官が理由も無しに、罪無き人間をなぶり殺すことに。これがその次に起こることですよ、当局がすぐさま戒厳令を敷くことができたことに注目してください。
【誰かが機動隊に小石のようなものを投げつける】
住民たち:撃つな!手を上げてる!
1:28
青年:自分はここで命をかけてるんだ、みんなのために、この国のために。平等を信じているからね、全ての人々の!
記者:だとしたら、なぜ警察は外に出るなと言ってる?君が言うように我々には集会の自由があるのに…
青年:戒厳令だよ。
別の青年:彼らはいつも完全に我々を支配しているんだ。神であるかのように。奴らがダメだと言ったら、ダメなんだ。もし逆らったら、犬扱いで、しとめられるのさ。少なくとも黒人であればね。誰もがそうなのかは知らないが、自分はそういう扱いなんだ。みんながそんな目に合ってないことを祈るよ。そんなことは許されるべきじゃない、この地球上のどんな人間だってそんな扱いを受けるべきじゃない!
青年:我々みんな同じ血が流れてるんだ、祖先は同じなんだ!人として、もっとちゃんとした方法で、我々にどこで何をしてはいけないのか伝えられる筈じゃないのか。人間は連帯してるんだ、こんなの絶対に受け入れられないよ。
2:12
デモ:【犠牲になった】マイク・ブラウン!私たちは?マイク・ブラウンだ!
2:24
記者:市民はここにとどまって抗議をし、自分たちが知っていることを証言し、信念を語っています。お聞きのように、ここの人々はしっかりした教育を受けています。自身の権利を熟知しています。ただ単に、こんなことにはもう嫌気がさしていると、伝えたいだけなんです。
私の背後では、60~70名くらいでしょうか、機動隊員がスクラムを組み、戦車や銃器を積んだ車両が控えています。既にファーガソンの町を突き進み、完全封鎖しました。
これが何だかわかりますか?
戒厳令です。
国中でこれから起こっていくことです。政府は気にかけません。人々が目覚めなければ、こうなります。だからよく聞いてください、目覚めましょう!のんびり坐ってる場合じゃありません。これはあなたの町にもすぐやってくることなんです。自分の権利を知り、何ができるかを知っておき、立ち上がりましょう!
現状は激化していますが、Infowars.comはこれからも報道を続行するつもりです。Joe Biggsでした。
3:24 【終了】
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Ferguson Riot Police Viciously Attack Reporters & Protestors
ファーガソンの機動隊がマスコミや抗議する市民を襲撃
https://www.youtube.com/watch?v=lnXnWB0AZgg
2014年8月14日公開
拡声器:これ以上の集会活動は認められない。ただちに解散しなさい。乗ってきた物に戻り、帰宅せよ。従わなければ逮捕する。道路にいることは許されない。これは平和的な集会活動とは認めない。ただちに帰宅せよ。
女性の声:録画を終了してください。
記者たち:今、なんて言った?ビデオを停止しろって?ああ、確かにそう聞こえたね。
0:59
サイレン音【動画を見たAlex Jones氏のコメントによると、LRAD音響兵器という代物。「自国民には決して使用しない」と言われた、イラク戦争用の兵器だとか】
記者:耳をつんざく音だ!
記者たち:おい、はじまるぞ。
記者:あれが「平和的」な解決法なのか⁉…逃げろ!【報道陣への発砲開始】
1:58
記者:暴徒に対してじゃありません、略奪犯に対してでもありません、我々に向けてます!信じられん!みんな、逃げろ!
※2:33から3:30までは、誰かがどさくさまぎれに放火しだしたので、記者が注意して鎮火させている。他の記事によると、戒厳令を敷くために、一部の反乱分子が略奪行為に走るのを警官が放置したり、当局が包囲網を利用して混乱を煽っている可能性あり。
3:35一方、消火現場にかけつけた市民は、暴徒化に関して「間違ったイメージを持って欲しくないからね」と冷静にコメントしており、好対照です。
4:18
記者:【同僚の】Joe Biggsはゴム弾で撃たれて…ですから発砲をやめてください!ご覧になりましたか、我々にですよ、我々に向って撃ってきています!
4:33 【終了】