注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・2019年7月21日に行なわれた参議院選挙において、山本太郎氏が代表を務めるれいわ新選組が、比例で2議席を獲得することが確実になった。
・重度障害を持つ舩後靖彦氏と木村英子氏が国政に進出することになり、世界的にも画期的な事例となる。
・また、これまでれいわを隠し続けてきた大手のテレビ局は、一斉に山本太郎氏やれいわの特集を”解禁”。著しく不利な条件が揃っていた中で、予想を上回る健闘と躍進を果たした。
(中略)自分を比例3位にしたのは、よーー考えてる
— あの夏のZaif (@Zaifer008) 2019年7月21日
今回れいわ新選組は政党要件である得票数の2%を確保する見込みである。つまり山本氏は維新の松井一郎代表のように非議員の党首でも党首討論には参加できる。

山本氏は当選する必要はなく、
(中略)動画上げてる方がいた。1分58秒くらいに聞き耳立ててください。私の空耳👂かどうか。https://t.co/jo91Zf39SG
— ミスターK (@arapanman) 2019年7月21日
マスコミが一斉に山本太郎氏を”解禁”!諸派の議席獲得も初!圧倒的な不利な条件が重なる中、次に繋がる貴重な勝利!
(中略)
なんせ、団体を立ち上げたのもわずかおよそ3か月前だったし、お金も組織も仲間もいない無い、ほとんど「ゼロ」からの状態から、ここまでの社会現象に押し上げ、なおかつ、マスコミ(特にテレビ)からも揃って隠される事態にも見舞われてきた中、これは、快挙の一言といっていい。
(中略)
これで政党獲得要件を満たすことになるかと思うけど、これは、山本太郎氏にとっては、「圧倒的に不利な状況を逆に上手に活かし、最大限の結果を生み出す」という頭脳的な作戦においての「大勝利」といっていいだろう。
(中略)
山本太郎氏がTBSの番組で発言していたところ、これに何かかぶせるようにスタッフが慌てて叫ぶような声が入っていたね。改めて、(明確な反グローバリズム政策を打ち出している)山本太郎氏がマスコミにとってタブーのような存在になっていることが分かる瞬間だったし、本当に、ここまで既得権層によって不利な条件を強いられてしまっていた中、よく頑張ったと思うよ。
(中略)
「マスコミの実態」を多くの国民に向けて見事に炙り出すことに成功し、その上でここまで結果を出すことに成功した山本太郎さんは、事実上の「勝利」といえそうです。
(以下略)
平井氏は開票速報に合わせて記事を投稿し、その中で「今回の山本氏落選をもって彼の戦略ミスだという見方は残念ながら完全にピント外れだ。山本氏およびれいわ新選組の政策には賛同できないが、政治家ないし政党としてのこんなすごいビジネスモデルは初めて見た。本当に驚いた」と述べ、山本太郎氏の選挙戦術を絶賛。
山本太郎氏の本命は「介助者として国会に登院し、スポークスマンとなることだ」として、落選しても全く影響はないと言及していました。
既にれいわ新選組は政党要件の達成が確実視されており、山本太郎氏は落選しても政党代表として活動することが出来るようになります。維新の松井一郎代表のように討論番組などにも出演することが可能で、平井氏が記事で触れているように、落選した後の方が山本太郎氏は活発に動けるようになるかもしれません。
山本太郎氏の驚くべきビジネスモデル
https://www.fnn.jp/posts/00047333HDK/201907212136_hiraifumio_HDK
(中略)
(以下略)山本太郎って頭いいです。バカにしてたらひどい目にあいますよ。言わねばならぬ選挙SPその2です。
— 平井文夫 (@iwaneba) 2019年7月21日
山本太郎氏の驚くべきビジネスモデル - FNNプライムオンライン https://t.co/a3ckF1iH4P #FNN
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ただ、現場の盛り上がりを考えると、もう少し票が伸びても良かったのではないかという感じがします。結果的に、山本太郎氏はトップ落選という珍現象を引き起こしました。しかし、「れいわ新選組」にとって、山本太郎氏の落選は、さほど痛手とはなりません。
それは、フジテレビ解説委員の平井文夫氏の記事をご覧になるとよくわかると思います。氏は、「政治家ないし政党としてのこんなすごいビジネスモデルは初めて見た。本当に驚いた」と評しています。
私も同じように感じていて、今回のような動きが空前であるのはもちろんですが、その発想が天才的なので、誰か極めて優秀なブレインか、情勢分析ができる集団が居るではないかという気がしてなりません。
山本太郎氏は総理大臣になることを考えているわけですから、衆議院で当選する方が良いわけです。“落選しても政党代表として活動することが出来る”わけですから、衆院選に向けて、戦略を練る十分な時間があります。
ゴールドマン・ファミリーズ・グループ(旧300人委員会)は、「れいわ新選組」を絶賛しているということでした。小沢一郎氏は、この組織の日本を代表するメンバーです。まず間違いなく小沢一郎氏は、今回の「れいわ新選組」の活躍を好意的に受け止めていたはずです。
事実上の自民党敗北となった今回の選挙ですが、周りの色々な事件を考慮すると、“安倍政権の崩壊プロセス開始”という見方は、十分に可能だと思います。