問題は、
史上最悪の環境惨事だ。チェルノブイリの何倍も酷い。空前絶後の大惨事なのだ。これは原子力発電を廃絶するに十分な理由だ。
経済産業省によれば、
約300トンの放射性地下水が毎日太平洋に流れ込んでいる。
日本における三月の地震と津波が、福島のメルトダウンを引き起こして以来、ずっとそうなのだ。
止めようがないのだ。
第四号建屋の構造的完全性はひどく損なわれている。第四号建屋には何百トンもの高放射能の水がある。
もし、地震か他の自然災害が起きれば、燃料棒が燃えるのはほぼ確実だ。その後放射性放出物が出るだろう。
放出物は壊滅的な被害をもたらそう。
原発の専門家
アーニー・ガンダーセンによれば、“馬は既に納屋から外に逃げてしまった。”
日本当局は、障壁を作ることを提案している。なされている事は“
二年遅れで、建設が終わるころには手遅れでしょう”とガンダーセンは言う。
障壁は解決策にならない。それは別の問題を引き起こす。“もし水が太平洋に流出できなければ、水は現場に溜まります。つまり原子炉そのものが不安定になるのです。”
“水は原発建屋の下に入り込む可能性があり、もし地震が起きれば、実際、原発建屋は倒れかねません。一つの問題を解決すると、次の問題を生み出すという状況です。”
ガンダーセンは、汚染された水は、最短20から30年は流出し続けるだろうと考えている。それはこれまで我々が経験するものの中で最も放射性の高い水だ。
確実に癌が蔓延する。日本だけの話ではない。日本の子供達では、衝撃的に、40%も、甲状腺障害が増加している。
福島は継続中の災害だ。終わらないのだ。
エネルギー環境研究所(IEER)所長の
アージュン・マキジャニによればこうだ。
“
ストロンチウム90は、カルシウム類似化合物なので、食物連鎖で生体内に蓄積します。
カルシウムに良く似ているので、骨が標的になります。
カルシウムのように振る舞うので骨の中に入ります。
結果は癌より酷い可能性があります- その結果、あらゆる種類の病気にずっとかかりやすくなります。”
東京電力が一体どのようにして問題に対処できるのか、マキジャニにはわからない。
事態は制御不能なのだ。
“彼等が一体どうやって、溶けた核燃料にたどり着き、酷く損傷した建屋の底から取り出し、より安全というか、より危険性の少ない保管なり廃棄なりの為に、いかに梱包できるのか、私にはもう全くわかりません”
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