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安倍首相の被災地訪問は、「視察」と言うよりも、顔見世の「興行」 ~安倍の視察先へ優先的に設置された風呂~

竹下雅敏氏からの情報です。
 田中龍作さんの岡田小学体育館の写真は、かなり拡散されているようで、ツイッター人気ランキングでも上位になっていました。今日の田中龍作ジャーナルは、その撮影秘話です。
 要点のみの引用なので、ぜひ引用元で全文をご覧ください。非常に面白いです。記事を見ると、やはり記者クラブが問題のようです。
 記事の中で、“飼い主に似て住民なんぞ眼中にない”と言われた佐伯首相秘書官ですが、確かにこういう犬がいますよね。犬だと可愛いのですが… 。
 “続きはこちらから”以降は、例の“急に避難所に自衛隊が来てお風呂が設置された。クーラーがついた。…安倍総理が来るんだって”というツイートについて。このツイートにゲッペルス世耕が過剰に反応して、返って醜態をさらしている状況であることはお伝えしました。
 このツイートがデマであるということにしたいようですが、ツイートにリンクされている山陽新聞の情報を見ると、“9日(月)の夜の段階でクーラーが設置されていたのは…第二福田小学校のみ”だとわかります。世耕はツイッターでスポットクーラーを手配したと言っているので、山陽新聞の情報と整合します。
 また、インドア派キャンパーさんのツイートによると、“実に避難所に設置された風呂は安倍が視察に訪れた場所のみ”だということです。ツイートにリンクされている倉敷市指定避難所リストを開けてみると、111カ所の指定避難所が挙げられていますが、この中でクーラーと風呂が設置された避難所はいくつあるのか。おそらく、先のツイートの時点では、あべぴょんが訪れた所のみではなかったのか。これらのことから、先のツイートがデマだというのは、事実に反すると思います。
 冒頭のツイートにある龍作さんの写真を見ても、“「視察」と言うよりも、顔見世の「興行」”だと考えるのが自然だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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安倍首相の「ヤラセ被災地訪問」 田中は記者クラブに見つからないように息を潜めた
引用元)
(前略)
 田中と助手の倉持は体育館の中を這うようにして取材を続けた。記者クラブに見つかると、当局にチクられて排除されるからだ。

 「取材者と気づかれないようにして首相に近づき、住民との会話内容を聞いてくれ」と倉持に指示を出した。
(中略)
 10分くらい経っただろうか。防災服を着た小太りの中年男がトコトコと近づいてきた。特徴のある頭髪と顔つきで佐伯耕三・首相秘書官であることが瞬時に分かった。衆院予算委員会(4月11日)で質問中の玉城雄一郎議員にヤジを飛ばしたことで一躍有名になった御仁だ。

 佐伯秘書官は「メディアの方でしたらステージの方に行って下さい」と告げて来た。田中と倉持はとりあえず体育館から外に出ることにした。

 ケガの功名とはこのことだった。体育館の玄関付近からステージの方を見ると、まるで映画のセットのような光景があった。
(中略)

玉木雄一郎議員にヤジを飛ばした佐伯耕三・首相秘書官は被災地にも同行する。
飼い主に似て住民なんぞ眼中にない風だった。
=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=


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配信元)

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豪雨災害で最も被害の大きかった真備町の避難所で、あべぴょんがやりたかったこと ~自分中心でヒーロー扱いされたいだけのただのポーズ~

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、あべぴょんが視察した避難所は、真備町ではなく福田町の第二福田小学校だったことをお伝えしましたが、実は、このNHKのニュースは午前11時58分のもので、あべぴょんは、午後に真備町の避難所である岡田小学校を訪問していました。昨日の記事と今日取り上げた田中龍作ジャーナルの記述の違いから、首相動静を見ると、あべぴょんは倉敷市の2カ所の避難所を回ったことがわかりました。
 情報が正確でなかったことをお詫びいたします。
 その真備町の避難所でも、“安倍首相の訪問が決まると突貫工事でクーラー10台が設置された”とあり、昨日取り上げたツイートの情報は正しかったことがわかります。
 今回の豪雨災害で最も被害の大きかった真備町の避難所で、あべぴょんがやりたかったことを、龍作さんが解説してくれています。題して、“「避難所訪問報道」の種明かし”です。
 ツイートに感想がありますが、確かに、この龍作さんの写真は、“破壊力抜群”です。これほどまでに、自分中心でヒーロー扱いされたいのなら、本当に国民のためになることやればいいと思うのですが、そういう発想は全くないようで、あくまでも、あべぴょんのやっているのはポーズです。
 それにしても、昨日のツイートの内容は的を射ていたようで、ゲッペルス世耕の慌てぶりが滑稽な位です。ネトサポを総動員して、火消しに走っています。世耕がこれほど慌てるのは、“安倍政権の実情がわかりはじめた人たちが増えてきた”のだと思います。
 世耕が、一般人のこうしたツイートを無責任な情報だと非難するのであれば、最後のツイートにある通り、与党議員のデマ情報は徹底的に糾弾されるべきだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【倉敷・真備町発】安倍首相、被災地訪問 赤坂自民亭に避難住民「頭に来るなあ」
引用元)
(前略)
気象庁が厳重な警戒を呼び掛ける豪雨の中の酒盛りから6日後のきょう11日。安倍首相は河川決壊により多数の死者を出した倉敷市真備町の避難所を訪問した。住民300人が避難する岡田小学校体育館には、安倍首相の訪問が決まると突貫工事でクーラー10台が設置された。地元ジャーナリストによると、別の避難所で首相は「国がクーラーをつけた」と恩着せがましく語った、という。
(中略)  

「避難所訪問報道」の種明かしをします。水色の防災服(画面下・中ほど)後ろ姿が安倍首相。マスコミ向けに労いのポーズを取り、マスコミは首相側が作る「絵」の通りに報道する。=11日、倉敷市真備町 撮影:田中龍作=

(中略)
首相が靴をはいて去ろうとするところを直撃した。「初動が遅かったのではないですか? 酒盛りなんかしてる場合ではなかったのではないですか?」と。首相はヘラヘラしながら「しっかり対応しています。ちゃんとやってますから、どうぞ御安心下さい」と開き直った。
(以下略)
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配信元)
 

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長周新聞の現地取材:広範囲に及ぶ深刻な被害も未だ全容はつかめず、現地の人は「この状況をぜひ伝えて欲しい」

 首相官邸の非常災害対策本部が開店休業状態らしく、情報の集約が未だにされていませんが、そのような中、長周新聞さんが現地取材をされ、血の通った報道をされました。長周新聞は、自由な転載を許可して下さるので、胸が痛くなるような写真も掲載できました。また、今の現地の状況を知ることで何を優先すべきかも伝えています。
 広島市と呉市の間にある安芸郡坂町は、都会に子供達が出た高齢者世帯が多いそうです。そんな町があっという間に土砂で埋まり、助かった方々も途方にくれるような惨状のままです。
水が迫り上がってきた母親から電話で助けを求められたものの、なす術もなかったという広島市内に住む方のインタビューに、同じ思いで泣いた方も居られると思います。
 ご遺体が運び出されないうちは死者数に数えられず、現状は統計に反映されていない、この状況をぜひ伝えて欲しいと、現地の人は語ったそうです。
陸が寸断され、物流はフェリーに押し寄せているらしく、フェリーの増便や自衛艦隊を使った輸送で不足を補うべきと提案されています。
 高齢者の方々の二次的な被災を防ぐためにも、求められることの優先順位を大手メディアが率先して報道すれば、一人でも多く救える状況だと思われます。世に倦む日々さんの、呉の特集や真備町の特集をやるべきという主張に心から同意します。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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懸命な復旧続く豪雨被災地 未だ全容つかめぬほど広範囲に及ぶ被害
転載元)
(前略)
災害現場では、災害発生から3日間が経過(10日現在)するなかでも、安否不明者の捜索が続いており、被害の全容は今も把握できていない。現地を取材した。

線路の至る所で土砂崩れが見られるJR呉線(10日、坂町)


大規模な土砂災害が起きた6日夜半、海岸から緩やかに続く山裾にある坂町坂東地区では、山から海に向かって流れる幅5㍍ほどの総頭川が増水し、上流から大量の土石流が押し寄せて住宅地を飲み込んだ

現地では、上流から下流にかけて山から押し寄せてきた大量の「真砂土」(花崗岩が砕けてできた砂)が、住宅の1階部分が埋まるほど堆積している。堆積した土砂は高さ1㍍をこえ、玄関がすっかり埋まっている住居も少なくない

川が大量の土砂や流木、瓦礫で埋まり、アスファルトが剥がれて陥没した道が川になり、今も山から流れてくる水が激しく流れ出している。川や地面に堆積した大量の土砂を撤去し、生活道を復旧しなければ何も手が付けられないのが現状だ

この地域ではようやく電気が復旧したが、まだ断水が続いており、「親子3人で家の泥かきをやっている。水は近所の井戸水をバケツで運ぶ毎日だ。いつまで体力が持つかわからないが、地域の人がおにぎりを作ってくれたり、手助けしてくれるので助かっている」と話していた。

道には流出した車や瓦礫が散乱している(10日、坂町坂東地区)


(中略)
まだ家の様子を見に来ることができない人も多く、「広島市内からアクセスでき、家の片付けができるだけまだマシだ。車が出入りできない呉方面の地域はまだ何にも手が着いていない」と他地域を心配する人も多くいた

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“やってますパフォーマンス”のあべぴょんが訪れた被災避難所は、一番被害の大きい真備町ではなく、福田町の小学校!

竹下雅敏氏からの情報です。
 だんちょ~の思いで外遊を諦めたあべぴょんが、“やってますパフォーマンス”の団長になるのは、わかり切っていたこと。それを大本営の犬HKが報道するわけですが、ネット上では早くも、その実態が暴露されています。
 冒頭の記事では、一見あべぴょんが、倉敷市真備町の被災現場を視察し、避難所を訪れたかのようですが、記事をよく見ると、訪れたのは真備町ではなく、福田町の小学校とのことです。ツイートを見ると、“なぜ、いちばん被害の大きい真備町にいかね~んだよ!!”と書かれています。
 その下の、急に避難所にお風呂が設置されてクーラーがついたというツイートは、かなり拡散されているようです。慌ててゲッペルス世耕が火消しに走っている様子が窺えます。このことから、先のツイートは本質を突いていたと見て良いのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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首相 豪雨被害の岡山 倉敷市真備町など視察
引用元)
(前略)
西日本を中心とした記録的な豪雨で甚大な被害が出たことを受けて、安倍総理大臣は被災地の状況を把握するため、11日午前、羽田空港から自衛隊機で岡山空港に到着しました。

そして陸上自衛隊のCH47輸送ヘリコプターに搭乗し、市内を流れる川の堤防が決壊して広い範囲が浸水した倉敷市真備町や土砂災害が起きた高梁市の被害の状況などを上空から視察しました。

このあと安倍総理大臣は、200人余りが避難している倉敷市福田町の第二福田小学校を訪れ、避難所の状況などについて説明を受けた後、被災した人たちに「生活再建の支援をしっかりやっていきます」などと声をかけ、励ましていました。
(以下略)
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配信元)
 
 
 

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[現代ビジネス] 自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感 〜 避難生活も生活再建も「自己責任」の冷たい日本、世界基準では災害被災者が適切な援助を受けるのは当然の権利

 311しかり熊本地震しかり、他にも多くの被災された方々が避難所で過ごす映像を見てきました。天皇陛下が体育館で過ごす被災者をお見舞いされる絵が浮かびます。避難生活は長期間に及び、せっかく災害を逃れても、その後の避難生活の劣悪な環境のために体調を崩し命を落とす人が多いそうです。これは仕方のないことなのだろうか?誰しも漠然と感じていたもどかしさを大前弁護士が、解説し批判されました。
 海外の例に上がったイタリア中部地震では63000人が家を失ったそうですが、国の主導で初動48時間以内に、約10畳のエアコン付きテントが行き渡り、それ以外の多くの人にも公費によるホテルの宿泊避難が指示されました。ベッドや寝具、野外キッチンなどの備蓄も生かされたと言います。
国際赤十字では、1人あたり3.5㎡の広さ(約2畳)と覆いのある生活空間、快適温度、20人に1つのトイレなどの最低基準がありますが、日本の避難所の実態はおよそ程遠いもので「地獄のような環境」とも言われました。経済力のある日本が、なぜこの最低基準にすら及ばないのでしょう。
 国際赤十字の基準は、「避難者には援助を受ける権利があり、その支援は、国家に役割と責任がある」とされ、もしも被災した国民が劣悪な避難所を強いられるとしたら、国が義務を果たしていないとして批判されます。
 しかし日本では、どんなに困っていても自助努力、自己責任が原則となっています。東日本大震災の復興予算のうち、被災者の手に届いた「人へ生活支援」はわずかに3%! ほとんどが復興公共事業、産業振興など「物への支援」だったそうです。さすが、個人の尊厳や人権保障にはなんの興味もない、安倍政権らしい。
 あべぴょんが「リーダーになってはいけないおっさん」であることは国の不幸ですが、一方、地方で素晴らしいリーダーシップを発揮されている市長さんがいました。
 今回、甚大な被害を受けた岡山県総社市の片岡市長さんは、以前から「障がい者1000人雇用」を実施したり、全国で唯一国に逆らって市職員の給与を下げなかったり、元気のいい地方自治をやっておられます。熊本地震の際も迅速で画期的な援助をして注目を集めましたが、それも、条例を作り、市長の権限で年間1千万円まで、国内どこの災害でも支援活動を可能にしたからでした。今回の被災で各地の自治体が心からの支援を送ったのも、この市長あってこそでしょう。6日の朝には災害対策本部を設置し、以降、市長はずっと陣頭指揮を取っています。想定外のアサヒアルミ工場の爆発事故へも果敢に対策を検討され、市民は本当に頼もしいことと思います。
リーダー、かくあるべし。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感 避難者支援の貧困を考える
引用元)

弁護士 大前 治 
(前略)

救助や避難対応にあたった方々の懸命の努力には頭が下がる。その一方で、体育館などへの避難を余儀なくされた人々の生活環境は劣悪であり、個人の努力では解決が困難である

そこには、海外の避難所の実態とは大きなギャップがあることをご存知だろうか。
(中略)

日本の避難所は「震災関連死」を生み出す

イタリアの例と比較すると、日本での「体育館での避難生活」には次の問題点がある。

・そもそも災害避難用や宿泊用の施設ではない
・1人あたりの面積が狭い
・大人数のため常に騒音や混雑感があり落ち着かない
・1人用のベッドや布団がない、または不足している
・エアコンや入浴施設がない
・調理施設がなく、温かい料理が供給されない

(中略)

災害援助を「権利」として捉え直す

なぜ日本の避難所は劣悪な環境なのか。そこには、災害対策や復興支援についての日本と諸外国との考え方の違いが表れている

(中略)
援助を受けることは避難者の「権利」であると位置付けることによって、それに応じることは国家の「義務」であると捉えることが可能になる。

避難所を設置して心身の健康を確保することは、国家が履行するべき義務である。劣悪な避難所をあてがうことは義務の不履行として批判されなければならない

(中略)
今の政府は、どう考えているだろうか。

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