法的根拠も示さないまま、築地市場を解体しようとする東京都!
17日の夜のニュースでは、築地市場は17日の晩に閉場され、18日から解体が本格化するといってました。
来てみると、正門は閉鎖され、周辺は"お買い物"に来た客とマスコミでごった返しています。
どういう経緯があったのか?11時になると上図の左にある赤丸の工事関係者用の出入口へと向かいます。ここでマスコミ関係者は締め出されました。
さらに中にある、出入り口となっている梯子のところで、都の職員?が通行できないように出入口を塞いでいます。
ハチマキを巻いている築地市場営業権組合の村木共同代表と明治学院大学の熊本一規名誉教授。
何を言っても無言のままの都の職員?と押し問答を繰り返します。
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「なぜ営業を妨害するのか?」「なぜ入場を阻止するのか?」と尋ねても、法的な根拠が無いことを認識しているためなのか、都の職員は無言を貫くか、もしくはすでに閉場しているから!などと繰り返すのみです。彼らは閉場!といいますが、市場法14条により、築地市場はまだ閉場されていないことがあきらかになっています。警察を呼びますよ!という都の職員の発言もあったようですが、自分たちの方に非があることを知っているのでしょう、実際には呼んだりしません。威力業務妨害をしているのは、都の側なのでは?
しかも、ある関係者の方とお話しましたが、
「力不足で移転となってしまったが、すでに豊洲ではいろいろな意味で危機感を抱いている業者が増えている。そこですぐに!とはいかないがリフォームも含めて1年くらいかけて築地に戻る算段を考えるのが妥当な線だとおもう。今回の移転も準備には一年かけているので。」という見方が出るくらいに豊洲市場はひどい状況のようです。都の一存でこのまま築地市場を解体させてしまったらたいへんなことになってしまうのでは?
築地市場の跡地をオリンピックのための交通拠点にする予定にしているという東京都。食の安全や市場関係者の生活を犠牲にして、見切り発車のようにこのまま一方的に突き進める腹づもりなのでしょうか。(そしてさらなる疑問としては…オリンピックは本当に開催されるのでしょうか?)
すったもんだしながらも、文字通り”壁”を乗り越えて、18日は無事に業者もお買い物客も入場して、”営業”して”お買い物”することができました。
築地市場存続イベント・場内お買い物ツアーは、毎週火・木・土の13時~14時、13時に正門前集合です。(10/23現在。最新情報は、水谷和子さんのツイッターを参照されたし)
追記。
10/23.築地市場営業権組合は、築地署に魚の商売に対する都による営業妨害(威力業務妨害)で被害届を出したようです!!