アーカイブ: 「桜を見る会」問題

安倍政権の税金の私物化を物語る「桜を見る会」「前夜祭」そして地元下関の私物化を象徴する「下関市立大学」問題

 「桜を見る会」とその「前夜祭」の問題点を、郷原信郎弁護士が番組で解説されていました。
反社会勢力、ジャパンライフまでは言及されていませんが、「桜を見る会」問題がこれまでのモリカケ問題などありとあらゆる安倍首相の税金の私物化と、そのごまかしを象徴していることが分かります。
「桜を見る会」というのは、元々は各界の功労功績のあった人を慰労することを目的として、飲食物の提供など、公費で賄われる行事だったにもかかわらず、それら本来の主人公が招かれる時間以前に、安倍総理の地元有権者が大挙して会場に駆けつけ、準備されていたもてなしを、まさにイナゴのように食い尽くしていた実態がありました。こうした安倍総理支持者に対するルール無用の「公費でのもてなし」が当然のように横行しており、人事権を握られた官僚はそれを止めることができませんでした。
 また、どんな人が招かれていたのか絶対に明らかにせず、前夜祭の安すぎる参加費5000円の問題も納得どころか、今だに疑惑はどんどん拡大しています。
ホテルニューオータニの豪華な宴会費用の不足部分を補填したのが、安倍首相後援会であれば公職選挙法違反、ホテル側が値引いたのであれば寄付になり、別の大きな問題になると説明しています。
ホテルニューオータニは、今年の10月23日に総理大臣主催の天皇の皇位継承を祝う晩餐会を内閣府から受注していました。すると受注業者であるニューオータニが、内閣府のトップである安倍総理個人に利益供与をしていたことになり、贈収賄の疑いが浮上します。
すでに報じられているように、領収証は一枚も出てこず、参加費5000円すら払っていない人も存在し、これまでの安倍首相の説明は破綻しています。
 郷原弁護士は、安倍政権の税金の私物化があまりにも浸透し、その異常事態に政府が慣れきってしまっていると見ています。また同席の朝日新聞記者は「官僚は怯えている」という肌感覚を持っているそうです。
 最後に、安倍首相の地元での私物化を象徴する、もう一つの「大学改革」問題を郷原弁護士が指摘しています。下関市立大学という公立の大学に対して、安倍政権直系である前田市長が一存で定款を変更し、市長主導のお身内人事を強行しています。この前田市長はかつては安倍首相の秘書だった人物で、桜を見る会の公費接待について「何十年も応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」という政治家にあるまじきものすごい崩壊発言をしています。
この「なんでもあり」の異常な状況を変えるためには、メディアの追求が不可欠で、国会ではしつこく説明を求め、国民も厳しくチェックしていくことが必要だと締めていました。ここに検察への期待がないのが悲しいところ。
 反社の招待客や自民党議員の各後援会の名簿が明らかになることがマズイ上に、新たに共産党議員へのデマを流していた自民党のネットサポーターズクラブのスタッフ全員も、桜を見る会に招待されていたと指摘されています。
厚労功績のあった方々には気の毒ですが、参加者は後世の恥になりかねない勢いです。
(まのじ)

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配信元)




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桜を見る会前夜祭 「会費を支払わなかった人がいる」「領収書は渡されなかった」 ~下関市の田辺よし子市議の重要な証言

竹下雅敏氏からの情報です。
 この記事は、昨日編集長が取り上げているのですが、あまりにも重要なので再度取り上げます。
 実は、12月2日の記事で取り上げたツイートの中に、こちらの動画があるのです。動画の中で、野党議員が、前夜祭で配られた領収証を徹底的に探しているのだが、“1枚も出てきていない”と言っています。
 動画の中で郷原弁護士は、“毎日新聞に出ていた2015年の領収書は、ホテルニューオータニのホテルの領収書ではなくて、会社の領収書でしたよね…正規の領収書じゃないものが代わりに提示されたんじゃないか”と言っています。
 郷原弁護士を始め、野党追求チームは、“領収書は出していない”のではないかと疑っていました。この時の記事のコメントでは、“本当は、前夜祭で領収証は発行されていないのかも知れません”と記したのですが、今回の山口県下関市の田辺よし子市議の証言は、これを裏付けた形になります。
 首相が言い逃れのために嘘をついたことがはっきりすれば、内閣総辞職に追い込まれるでしょう。ネット上で騒ぐべき案件だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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会費払わず夕食会に参加か 桜見る会前夜、下関市議が指摘
引用元)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
4月に開かれた「桜を見る会」前日の夕食会
 
 今年の「桜を見る会」前夜に、安倍晋三首相の後援会が主催した夕食会を巡り、山口県下関市の田辺よし子市議は19日、国会であった野党追及本部の会合で、参加者の中に「会費を支払わなかった人がいる」と証言した。田辺市議自身は参加していないが、地元市民の複数の参加者に聞き取りをした結果、判明したとしている。

 田辺市議は、聞き取りをした参加者の中に領収書をもらった人がいなかったとも証言し「発行をしていなかったのではないか」と指摘した。安倍首相はこれまで「受付で事務所職員が1人5千円を集め、ホテル側が発行した領収書を手渡した」と説明していた。
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「桜懇親会費払わず」 出席者聞き取り 下関市議が報告
引用元)
 安倍晋三首相の地元・山口県下関市の田辺よし子議員(無所属)が十九日に野党「桜を見る会」追及本部で、首相後援会が会の前日に東京都内のホテルで開いた懇親会の出席者の一部が、会費を払っていないと話していると語った。事実なら有権者への寄付を禁じる公選法に触れる可能性があるとして、野党は首相への追及を強める。
 
 田辺氏は、首相に近い下関市議が桜を見る会に多数出席したとも指摘した。

 田辺氏は追及本部終了後、記者団に、今年の懇親会に参加した下関市内の約四十人に聞き取りをしたところ、三人が「会費を支払っていない」と答えたと説明した。聞き取りをした人のうち、会費支払時に、領収書をもらった記憶がある人は一人もいなかったという。
(以下略)
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「桜を見る会」野党追求ヒアリング17回目、安倍首相地元下関から市議の証言 〜「前夜祭で5000円払わぬ人が居た」「誰も領収証を受け取っていない」「後援会から箝口令が出た」

 19日に「桜を見る会」野党追求本部17回目のヒアリングがありました。内閣府側の答弁を聞くのが苦痛ですが、がまんがまん。
 今回は、安倍首相の地元下関から田辺よし子市義が参加し、下関から参加した招待者への聞き取り調査で得られた結果を公表しました。それによると、いわゆる前夜祭では、会費5000円を支払わなかった人が存在すること、また、前田市長はじめ、5000円を支払ったにもかかわらず領収証を受け取った人はひとりも確認できなかったことも証言しています。ちなみに安倍首相は「受付で事務所職員が1人5千円を集め、ホテル側が発行した領収書を手渡した」と説明しています。これまでその説明を裏付けるような事実は出ていません。それどころか、これまで参加した招待者に対し後援会から箝口令が敷かれているようです(5:23〜)。参加者へ「参加していないと言ってくれ」「資料などは何も持っていないと言ってくれ」など、招待された人々は、今や自分が買収や政治資金規制法違反の片棒を担いでいるのではないかと不信感を持っているそうです。買収罪は「税金を使ったものであっても成立する」ことを示唆する答弁がありました(19:34〜)。
現状で、質問の回答や提出ができていない宿題が14件積み上がったまま、内閣府側が全く答えず調査もせず、何の進捗も見られないのは予想通りでした。
 ジャパンライフ被害弁護団も発言の機会がありましたが、消費者庁の答弁も前日の菅官房長官の記者会見でもジャパンライフに対しては厳しい姿勢を見せつつ、「桜を見る会がジャパンライフの宣伝に利用されることは容認できない」と巧妙に安倍総理とジャパンライフを切り離しています。
しかしジャパンライフから有力議員には多額の政治献金が、元官僚やマスコミ役員には多額の顧問料が渡っており、それぞれ被害弁護団から返還要請が出ています。
 まあ、逆さに振ってもお金は返さないのでしょうけれど。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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桜を見る会前夜祭「会費5000円払わなかった人も」 首相地元の市議が証言
引用元)
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の前日の4月12日に首相の後援会が開いた「前夜祭」を巡り、首相の地元・山口県下関市の田辺よし子市議(無所属)は19日、国会内で開かれた野党追及本部の政府側へのヒアリングで「会費5000円を支払わなかった人がいる」と証言した
首相は国会で「受付で安倍事務所の職員が1人5000円を(ホテルの代わりに)集金した」と答弁しているが、野党議員からは「後援会主催で飲食を提供して会費を受け取っていないなら、公職選挙法違反ではないか」と指摘する声が上がった。(中略)

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会費払わず夕食会に参加か 桜見る会前夜、下関市議が指摘
引用元)
(前略)
 田辺市議は、聞き取りをした参加者の中に領収書をもらった人がいなかったとも証言し「発行をしていなかったのではないか」と指摘した。安倍首相はこれまで「受付で事務所職員が1人5千円を集め、ホテル側が発行した領収書を手渡した」と説明していた。



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閣議決定「私人」が参加した、閣議決定「公務遂行」に費やした公費がいくらか「お答えするのは困難」という閣議決定がなされ、目の前で巨額の脱税が行われる可能性 〜 昭恵氏の度を越した公私混同を明らかにできない政府

 奇怪な閣議決定が乱発です。2017年、森友疑惑の追求逃れのためか「昭恵氏は公人ではなく私人である」というケッタイな閣議決定がなされました。その私人がこの度の内閣の公的行事である「桜を見る会」招待者に深く関わっていたことが非難されると、「私人の認識は変わらないが、首相の公務の遂行を補助する一環で参加」したという閣議決定。すでに矛盾しているこの閣議決定に対し、有田芳生参院議員が3つの質問を提出しました。
 
1、 (前略)「公務の遂行」の「補助」の一環として「安倍総理の夫人」が出席する行事には、「桜を見る会」のほかにどんな行事があるのですか。典型的な催しをお示し下さい。
2、 「公務の遂行」の「補助」には、日当や実費などとして公費は支出されていますか。されているなら、どこからいくら支出されたのか、第二次安倍政権以降について、年度別にお示し下さい。
 また、飲食費、交通費などに公費が支出されているなら、その細目と金額を第二次安倍政権以降について、年度別にお示し下さい。
3、「公務の遂行」の「補助」において公用車は使われていますか。使用されているなら第二次安倍政権以降、どの催しで何回使用されたのか、年度別にお示し下さい。

とても明快な質問だと思います。それに対して政府答弁の閣議決定がこちら。
 
1、お尋ねの「典型的な催し」の意味するところが必ずしも明らかではないが、安倍内閣総理大臣の公務遂行を補助するものとして安倍内閣総理大臣の夫人が出席する「行事」としては、宮中晩餐会、園遊会等が挙げられる。
2、お尋ねの「日当や実費など」及び「飲食費、交通費など」の範囲が明らかではないため、お答えすることは困難である。
3、お尋ねの「「公務の遂行」の「補助」において公用車は使われていますか」の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。

「お尋ね」の意味がわからないア○ならば、恥を忍んで質問者に聞き直せばよろしい。
リテラの指摘するように「歴代の首相夫人以上に膨大な日当をもらっている、もしくは、日当は辞退していたとしても、昭恵氏にあてがわれる実費や飲食費、公用車の使用などが「内閣総理大臣の公務を補助する活動」の「範囲」をはるかに超えているからではないか。」との根拠のある疑惑が残ります。ネット上で昭恵氏の度を越した公私混同の様子が確認できる以上、税金の無駄使いがないか政府は「お答えする」義務がありますし、この点を不明にすることは昭恵氏の確定申告も不可能で、事実上脱税を認めることになるという指摘もされています。
 昭恵氏の脱税は認められるという閣議決定くるか?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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昭恵夫人の日当、交通費」の質問に安倍政権が「お答え困難」とごまかした理由! 私的な活動にも“公費支出”の疑惑が
引用元)

(前略)
「桜を見る会」で「昭恵枠」まで設けられていたという事実が象徴するように、昭恵氏の公私混同は度を越したものとなっている。しかも、その私的な行動に公的資源が投入されるという状況も起きている。その象徴といえるのが、総理夫人付き秘書の存在だ。
(中略)
つまり、昭恵氏のために異例の処遇をおこなうことに安倍官邸も税金の無駄遣いをしている自覚はあったわけだが、しかし、当の昭恵氏にはそんなことはどこ吹く風。「国民全体の奉仕者」たる官僚を、自分の私的行事や趣味の場にまで同行させた
(中略)
バブル世代丸出しのスキーイベントや趣味の田植えに秘書を同行させるだけではなく、自分が校長の私塾の参加者募集告知といった事務局業務までやらせる──。これは「税金の無駄遣い」どころか完全な私物化であり、昭恵氏の行動をみると「公私」を分けるという概念がそもそもないとしか思えない。

 だとしたら、こうした私的行事に出かけるために交通費や公用車使用、お友だちとの会食や交際費、贈答品などまで公費で賄っていても、昭恵氏の場合、何ら不思議はないだろう。

(以下略)
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昭恵氏の日当や交通費「お答え困難」 答弁書を閣議決定
引用元)
安倍晋三首相の妻・昭恵氏が、「安倍首相の公務の遂行を補助する一環」として出席する「行事」をめぐり、政府は17日、昭恵氏にかかる日当や実費、飲食費、交通費など公費の支出について「範囲が明らかではないため、お答えすることが困難である」との答弁書を閣議決定した。立憲民主党の有田芳生参院議員の質問主意書に答えた。
(中略)
政府は11月29日、昭恵氏は「公人ではなく私人である」との認識を改めて示した上で、「桜を見る会」への出席を「安倍首相の公務の遂行を補助する一環として行われてきた」とする答弁書を閣議決定している


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第16回「桜を見る会」野党追求本部ヒアリング、一歩も進まず〜 国政調査権の発動である立法府の要求を拒否する内閣府の異常

 安倍首相の私物化疑惑から始まった「桜を見る会」ですが、その招待客から次々と露呈した安倍政権の闇の深さに恐怖を感じざるを得ません。単なる選挙活動ではない本格的な犯罪に加担していることがうかがえます。内閣府は、どんなに非難されても事実を答えるわけにはいかないのかもしれません。
 17日、衆院内閣委員会の理事会では、野党からの「桜を見る会」総理枠や名簿破棄についての質問に対し、政府は理由もなく「調査をする必要はない」「調査をする考えはない」とし担当者への聞き取り要求も拒否しました。政務三役、つまりは総理の回答がこれだということでした。
国会を否定するような異常事態です。
 これを受けた午後の野党追求本部ヒアリングでも一歩も前進のない不毛な会合でした。ヒアリングの感想ツイートがその絶望感を伝えますが、ここで諦めてはならじ。追求の内容を要約しました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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