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[櫻井ジャーナル]CIAに水面下で買収されていると告発されたドイツ紙を安倍政権が露骨に威圧したと明らかにされた

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事を見ると、命を懸けてジャーナリストが告発をした後、“ドイツの報道に変化が現れた”ということです。たった1人の勇気ある行動が、国の方向性すら変えてしまいます。日本のジャーナリストで、こうした勇気を持つ人が、出て来るでしょうか。日本は現在、そうした重要な岐路に立たされています。
(竹下雅敏)
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CIAに水面下で買収されていると告発されたドイツ紙を安倍政権が露骨に威圧したと明らかにされた
転載元より抜粋)
フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙のカーステン・ゲルミス元東京支局長が安倍晋三政権のメディアに対する恫喝を具体的に明かし、話題になっている。脅している事実だけでなく、その方法の稚拙さが物笑いの種になっているようだ。(原文日本語訳

日本では情報を官僚が独占しているが、安倍政権の秘密度は特に高く、外国特派員の疑問に答える場を設けようとしていないという。政権を批判すると「日本バッシャー」と呼び、外務省は記者を攻撃するだけでなく、フランクフルトの日本総領事が本社に乗り込み、外交担当のデスクに抗議するのだともしている。昨年8月、FAZの本社へ乗り込んだのは坂本秀之総領事で、その際、「金が絡んでいると疑いざるを得ない」と主張し、中国のプロパガンダ記事を書く必要があるとは、ご愁傷様ですなと続けたらしい。この「外交官」、他人も自分と同じだと考えたのかもしれない。

2014年になってから政府の攻撃的な姿勢が顕著になったようだが、相変わらず抗議の根拠は示さないようで、チンピラの言いがかりと同じだ。ただ、日本の「外交官」がそうした態度を示すことに驚きはしない。個人的に知っている外交官がそうだからだ。市井の人びとを侮蔑、自分たちを選ばれた支配層だと認識している。 

2013年5月にジュネーブで国連拷問禁止委員会の「第2回日本政府報告書審査」が開かれたのだが、その際、モーリシャスの委員から日本の刑事司法について「弁護人に取調べの立会がない。そのような制度だと真実でないことを真実にして、公的記録に残るのではないか。」と指摘され、「自白に頼りすぎではないか。これは中世のものだ。中世の名残りだ。」と言われたという。

まっとうな意見だが、外務省の上田秀明人権人道大使は「日本は、この分野では、最も先進的な国の一つだ」と発言、会場で笑い声が起こった。当然の反応だが、それで興奮したらしい上田大使は「笑うな。なぜ笑っているんだ。黙れ!黙れ!」と叫んでしまう。外交官としての資質が欠けている。日本の外務省はチンピラの集団になっているようだ。

こうした「外交官」の発言を聞いていると、彼らは本気で信じているようにも思える。根拠のない話を信じさせる何かがあるのだろうが、その有力候補はネオコン/シオニスト。日本の「エリート」を操っている連中だ。彼らはアメリカ支配層の中でも露骨な連中だが、それでも日本の「外交官」のようにあからさまではない。全世界で記者や編集者を買収、脅すことも少なくないが、そうしたことは見えないところで行う。そうした話を断片的に聞いて、最近の発言につながったのかもしれない。

アメリカの情報機関がFAZなどを買収していると告発したのは、同紙の編集者だったウド・ウルフコテ。彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収され、例えば、人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開しているという。

そうした仕組みを作り挙げるため、アメリカの支配層はドイツの有力な新聞、雑誌、ラジオ、テレビのジャーナリストを顎足つきでアメリカに招待、そうして築かれた「交友関係」を通じてジャーナリストを洗脳していく。日本にも「鼻薬」を嗅がされたマスコミ社員は少なくないと言われている。

ウルフコテは今年2月にこの問題に関する本を出しているが、その前からメディアに登場し、告発に至った理由を説明していた。ジャーナリストとして過ごした25年の間に嘘を教わったことは、嘘をつき、裏切り、人びとに真実を知らせないことで、ドイツやアメリカのメディアがヨーロッパの人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっていることに危機感を抱いたようだ。

こうした告発の前、昨年8月にドイツの経済紙ハンデスブラットの発行人、ガボール・シュタイガートは「西側の間違った道」と題する評論を発表している。ウクライナが不安定化する中、「西側」は戦争熱に浮かされ、政府を率いる人びとは思考を停止して間違った道を歩み始めたと批判しているのだ。

この編集長は次のように問いかける:始まりはロシアがクリミアを侵略したためだったのか、それとも「西側」がウクライナを不安定化したためだったのか?ロシアが西へ領土を膨張させているのか、それともNATOが東へ拡大しているのか?ふたつの大国が同じ意図に動かされて無防備な第三国へ向かい、深夜、同じドアで遭遇し、内戦の第1段階で泥沼にはまり込んでいるのか?

こうした告発、発言の後、ドイツの報道に変化が現れた。それまでアメリカ支配層の主張を繰り返すだけだったドイツのメディアが軌道修正を図っている。読者/視聴者の目が厳しくなっていること、そしてネオコン/シオニストの暴走を止めないとEUは消滅するという危機感を持ち始めているようだ。そしてドイツのアンゲラ・メルケル首相とフランソワ・オランド大統領はウクライナで停戦を実現しようとロシアに接近していく。

メディア支配はアメリカの基本戦略のひとつであり、ウォーターゲート事件を調べた記者のひとり、カール・バーンスタインは1977年にワシントン・ポスト紙を辞めた直後、ローリング・ストーン誌に「CIAとメディア」という記事を書いている。それによると、まだメディアの統制が緩かった当時でも400名以上のジャーナリストがCIAのために働き、1950年から66年にかけて、ニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供しているとCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

こうした事実はあるが、ウルフコテの告発もあり、ドイツのメディアは自分たちが権力者から自立しているところを見せる必要にも迫られている。日本の状況とは違うと言うことだが、その違いを日本の「外交官」は理解できていない。

[sputnik他]オバマ大統領 沖縄から海兵隊 基地撤去の用意を確認

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシアが、共同記者会見でのオバマの発言を正確に伝えたようです。オバマ発言のみであれば、“沖縄から海兵隊基地を撤去する用意”があるということになりますが、一方で、27日の日米外務・防衛閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、両政府は、“辺野古移設は普天間問題の「唯一の解決策」”と表明しています。
 さらに、この共同記者会見でのオバマのグアム移転発言を国民に知られたくなかったのか、NHKのこの部分の同時通訳が、不自然なくらいに誤っています。朝になって訂正しています。
 これらの一連の不可解な流れを考えると、以前の記事で紹介したように、“普天間基地を辺野古に移設し基本的に自衛隊が運用し、有事の際はいつでも米軍が利用出来るようにする”という事だと思います。
 要するに、中国のミサイルの射程内にある沖縄からは米軍は撤退。自衛隊が防衛力を強化して、中国と対峙。しかし、いざという時にはいつでも米軍が基地を利用できるようにする、というアメリカにとって実に虫のいい話を日本は丸呑みにしている、という事ではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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オバマ大統領 沖縄から海兵隊 基地撤去の用意を確認
転載元)
262878-2 

米国のオバマ大統領は、米政府が沖縄から海兵隊基地を撤去する用意のある事を確認した。大統領は28日、ホワイトハウスでの日米首脳会談を総括する安倍首相との共同記者会見で、このように述べた。 

オバマ大統領は又「会談で合意された日米防衛協力の新しい指針は、地元住民の負担軽減のため、沖縄も含めた地域の米軍基地の移転に関する努力をさらに強めるものだ」と指摘し、さらに「私は、海兵隊員を沖縄からグァムに移転させる問題を前進させるという我々の義務をあらためて確認した」と述べた。

一方安倍首相は、この問題について「住宅や学校のある人口密集地区に位置する普天間基地の危険性を辺野古移設で一日も早く除去する。沖縄の基地負担の軽減を日米の強い信頼関係のもとで進めていく」と強調した。

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普天間基地に関するオバマ大統領の記者会見の演説原稿は直前で差し替えられたの?
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[@動画 他]『クローズアップ現代』報道に関する調査報告書について / NHK・クローズアップ現代

竹下雅敏氏からの情報です。
 私としては珍しく、今回のクローズアップ現代を観たのですが、報道の自主性を保とうと奮闘する堂元NHK副会長を委員長とするNHK調査委員会の努力の様が、見て取れました。副会長の堂元氏は、会長の籾井氏とは異なり、まともな人物なので、ここは踏ん張ってもらいたいところです。
 以前のクローズアップ現代で、国谷キャスターが、集団的自衛権に関して菅官房長官に鋭い質問を投げかけていた様が、頭をよぎります。官邸側は、その時のことをまだ許していないということかと思います。
 下の“世に倦む日日のツイート”は、私が漠然と感じていることを、明確な文章にしたものです。私もこの通りではないかと感じています。
 動画は、50秒以降がクローズアップ現代で、22分50秒からは、堂元氏の再発防止に向けての取り組みの言葉があり、妻に言わせるとドーランを塗っていないらしく、そのすさぶる様が落ち武者のようで、なかなか良かったなと思いつつ、これは過剰な演出があったのではないかと言って、夫婦で笑い合っておりました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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『クローズアップ現代』報道に関する調査報告書について/NHK・クローズアップ現代
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世に倦む日日 @yoniumuhibi
国谷さんを守ってやらないといけないよ。日本の良心みたいな人だ。優秀で、心がきれいで、崩れてなくて、こんな人、今どきテレビで他にいないじゃないか。お笑い化せず、ワイドショー化せず、きちんとしていた昔の日本人のコードとプロトコルを守っている。大和撫子の鏡みたいな人だ。
15/4/29 のツイート


世に倦む日日 @yoniumuhibi
右翼が一斉に国谷さんを叩いている。狙いはこれなんだよな。ずっと前から右翼は国谷さんを目の敵にして狙っていた。追い落としだ。ヤラセは口実だ。籾井勝人もグルなんじゃないのか。①出家詐欺ネタでチクった奴、②週刊文春、③菅義偉・高市早苗、④籾井勝人。全部裏で繋がっているんじゃないのか。
15/4/29 のツイート


世に倦む日日 @yoniumuhibi
そんなもんさあ、振り込め詐欺でも、合法ドラッグでも、本当に犯罪やってる奴がNHKの記者の前にホイホイ出て来るかよ。警察に通報されたらどうするよ。通報されなくても、映像で足がつくだろ。一寸考えりゃ誰だって分かることだ。あの手の「証言映像」は全部ヤラセの作り込みだ。NHKの標準だよ。
15/4/29 のツイート


世に倦む日日 @yoniumuhibi
ヤラセの芝居に出ている奴は、NHKからカネもらっているわけだろ。「出演料」を。だから他のはバレてないんだろ。今回、何でこの出家詐欺のヤラセで出た奴だけが週刊文春にチクる経緯になったんだろう。裏に何かあるんじゃないのか。菅義偉と高市早苗の謀略じゃないのか。狙いは一本、国谷裕子潰し。
15/4/29 のツイート


[グローバル・リサーチ 他]ウクライナ:いかに主流メディアが報道を捻じ曲げるか

 欧米メディアがウクライナ情勢に関して、どれほど事実を捩じ曲げて伝えているか、具体例をあげて説明されています。
 上の記事は“「ウクライナにおけるロシアの侵略行動」という全く根拠のない主張で終わっている”ロイターの記事を取り上げ批判しています。
 下の記事は、ロシア野党党首のネムツォフが暗殺された時の報道とキエフで3人の反体制派人物が暗殺された事件に対する報道の違いを対比させています。
 私の身の回りでも、プーチン大統領が戦争を食い止めている側だと伝えると必ず意外な顔をされるので、プーチン大統領の悪魔化はかなり浸透していると思います。そうやってメディアを通して“地球的全面戦争”の下地が作られていくのだと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウクライナ:いかに主流メディアが報道を捻じ曲げるか
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[リテラ]AKBと「電通」の“肉弾接待”、マスコミは一切この問題に触れようとしない 〜進む情報統制〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 AKBの盗撮画像が出回った件は、以前に紹介しました。その時のコメントで、単なる乱痴気騒ぎなのか、それとも肉弾接待なのかと書いたのですが、今回のリテラの記事では、“現役アイドルに酒席で肉弾接待”と断定しています。
 問題なのは、記事にあるように“他のマスコミも一切、この問題に触れようとしない”ことだと思います。情報統制が相当に進んでいると考えられ、この上ネットをコントロールされると、国民は真実を知る術がなくなります。結果、民主主義を装った独裁に近付いて行きます。
 非常に危険なレベルで、古賀茂明氏の警告を、真剣に受け止めるべきだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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