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NZ政府のCM「裸のポルノスターの男女が突如、自宅を訪問。一体なぜ?」〜 大人が子ども達と性について話し合えるように

読者からの情報です。
すごいです。
  
「子供に、セックスと同意についてじっくり話すことを促す目的の、
 ニュージーランドのCMは斬新」
ですし、
「ポルノは子ども向けに作られてはいないこと」(当然ですが)
「出演者達の実生活では行わない演技であること」  
「母親が、息子に向かって裁かないから、と言っていること」
 
  
「愛を伴わないなら、してはいけない」
 が
 抜けてますね。
(DFR)
 かんなまま様からも同じ情報をいただきました。
「子供をネットの被害から守るためにニュージーランド政府が推進するキャンペーン」の一編のようです。「Keep It Real Online」のサイトを見ると、いろんな人がリアルに訪ねて来てネット社会の異様さを表現していますが、ポルノスターはさすがに衝撃的です。肝の座ったおっかさんでした。
元記事には「ニュージーランドの10代の若者の多くはポルノで性行為について学んでいる」とあります。ニュージーランド政府は、大人が子ども達のオンライン環境の問題や危険を理解できるような動画にして、子どもと一緒に話しあうことを目的にしているそうです。Twitterでの反響として「ちゃんとした性教育が無い状態で、いきなりポルノで歪んだ知識を得てしまうのは問題」「会話で伝えることは大事」「親が逃げてはだめなんだと思った」などのコメントが上がっていますが、DFR様の「愛が伴わないなら〜」という性の本質に関わること、ここは時事ブログとしても強調したいところでした。
 話し合う自信のない大人達は、、、映像配信を観よう!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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Keep It Real Online - Pornography
配信元)

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裸のポルノスターが自宅をノック。「あなたの息子が、ネットで私たちを見ている」 海外の性教育動画が話題に
引用元)
(前略)
玄関の扉を開くと、そこにいたのは裸のポルノスターの男女。目を丸くして驚く母親に、「あなたの息子さんが今、私たちのことをネットで検索しています」――。

コメディアンのジャスティン・スミスさんが演じる母親が、スーとデレクを名乗るポルノスター2人に「息子はあなたたちをネットで見ているのよね?」と問う。

スーは「そうです。ラップトップ、iPad、プレステ、自分やあなたの携帯電話、どこでも。私たちは通常は大人向けなんだけど、あなたの子どもはまだ子供でしょう?」と答える。

スーは続けて、「息子さんは、恋愛関係の仕組みをまだわかっていないのでは。私たち、同意の話とかしないからね?いきなり始めちゃうから」。

相方のデレクは「僕は実生活では、絶対にあんなことしません」ときっぱり

息子は、ポルノスターが自宅の玄関前にいるのを目撃し、硬直する。

母親は息子に対し、「ネットで見るものと、現実の人間関係がどう違うか。あなたに話さなければならない時が来たみたい」と語り掛ける
(以下略)

ままぴよ日記 51 「コロナ不安で愛を見失わないように!」

コロナウイルスの影響で社会が大きく変わろうとしています。
私の足元にもひたひたと押し寄せてきました。
(かんなまま)
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我が町の子育て支援事業が全てストップ


未知のコロナウイルスが世界中で蔓延し、各地でロックダウンが起こり社会の機能がストップしてしまいました。その大きな潮の流れに引き込まれて私もコロナ情報から目が離せなくなり、家業の感染予防対策に追われ、子ども達から寄せられる世界の情報に驚き、我が町の子育て支援事業が全てストップする事を受け入れてきました。


でも気が付けばウイルスを封じ込めるはずもなく、世界中の経済まで大打撃を受け、一番被害を被っているのは大企業を下支えしてきた中小企業やサービス業、フリーランス、学生、子ども、子育てしている家族、医療従事者と、まるでドミノ倒しのように負の連鎖が始まり、それに乗じて不満が募った人のエネルギーが怒りと化しています。

コロナ後の世界はいったいどこに行こうとしているのでしょうか?弱い立場の者は流れに巻き込まれてもっと声をあげられなくなってしまうのでしょうか?

それは私自身の中でも起こりました。自分ではどうすることもできないドミノ倒しが始まったのです。

コロナ騒ぎに夢中になって気が付いてみると、子育て支援事業や新しい計画が全てキャンセルになっていました。でも赤ちゃんは生まれます。この時期にお産した人は面会謝絶で家族とも会えません。お母さんが手伝いに来てくれたり、里帰りお産もできなくなったと聞きました。そして退院後の母子訪問支援事業もキャンセル。乳児健診事業も延期。子育て広場も閉鎖。つまり母体の回復や赤ちゃんの健康、発達指導がすべてなくなってしまったのです。

私はとても心配でした。
ママ達が家でどんな暮らしをしているか見えなくなりました。

これまで私達は仲間と共に母親目線で数々の子育て支援を実践してきました。そのたびに必要性を実感して行政に伝え、信用を得て、市の子育て支援事業にまで持って行きました。今年度からはさらに飛躍して、子育て世代包括支援センターとして産前産後からの支援を市と協働で始めるところまで来ました。やっとです。20年かかりました。

その支援事業は「ままぴよ日記4243」に書いたように市内の開業医と助産師と子育て支援者、先輩ママが一堂に会して、産後すぐのママ達に寄り添って個別の相談に乗るというものです。そのために私達も協力団体として正式に会則を作り、近隣の産婦人科に協力要請をして準備してきました。それが一気にストップです。


でも、子育ては待ったなしです。せめて何かできる事はないかと考えてオンライン相談に切り替える事を提案しました。市のオンライン状況は学校と同じでセキュリティが強すぎて全く使えません。それで個人のパソコンを使って対処することにしました。でも宣伝ができません。行政は市の広報やHPでお知らせをする方法しか知らないので2か月前には原稿にしておかなければいけません。

HPに載せてくださいとお願いしたら小さく載りました。あ~絶対に産後すぐのママは見ないなあ~と思いつつ、個人情報を貰えないので待つしかありません。スタンバイしていましたが誰からも相談がありませんでした。結局2ヶ月相談なし。

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分散登校が教えてくれたこと 〜 「追われる感覚」から解放されて「ゆっくり向き合う」先生と生徒

竹下雅敏氏からの情報です。
 「3密」を避けるために生徒をいくつかのグループに分けて、それぞれ別の時間帯や曜日に登校する「分散登校」。仲の良い友人と会えなかったり授業の様子が変わったり、子どもたちはさぞや戸惑い不安になるだろうと想像します。ところが実際の現場では、意外にも「子どもたちは安定して過ごして」いたそうです。事実、保健室に来る子はほとんどおらず、先生も普段の義務から解放されて、人数の少ない生徒たちに対して「ゆっくり向き合うことができた」と振り返っておられました。何より「休み時間にいろんなことをやらされないのが嬉しい」という生徒の感想が痛ましいようです。普段の学校生活ではどれほど追い立てられるように過ごしているのか思い遣られます。新型コロナの影響で、思いがけず「余裕」を与えられ、生徒も先生も「追われる感覚」から解放され「ゆっくり向き合う」ことの心地良さを体験してしまった。
 記事では、6月から再び時間に追われる通常の登校に戻り、これまでの学習の遅れを取り戻そうと、さらに忙しすぎる日々となることを心配されていました。そっちの方向ではないよ、と分散登校の結果が教えてくれているようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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分散登校で分かった、再開後の学校に待ち構える深刻な問題
引用元)
(前略)
予想に反して、分散登校のときの学校では、子どもたちが安定して過ごしていると実感していました」
 といったのは、ある公立小学校の特別支援学級を担任している教員だった。
(中略)
(中略)分散登校のときには、「追われる感覚」が少なかったようだ。学習内容を時間内にきっちり終えることも要求されていなかったし、行事の予定もなかったので準備や練習をする必要もなかった。休み時間らしい休み時間を過ごすことができた。
(中略)
 教員も同じで、学習の進捗状況に神経質になる必要もなかったし、行事の指導に追われることもなかった。だから、休み時間もふくめて子どもたちと正面から向き合うことができた。登校している子どもの数が普段の半分程度なのだから、目も届きやすい

普段は忙しくておろそかになりがちですが、分散登校のときは、わたしたち教員もゆっくり子どもたちと向き合うことができた気がします」と、その教員もいった。

 普段とは違い、分散登校の学校では、子どもたちにも教員にも「余裕」ができたといえそうだ。それが、子どもたちの気持ちの安定につながったといえる。
(以下略)

ままぴよ日記 50 「コロナ禍で起こる教育革命はオンライン?」

 ホタルの季節です。世の中がコロナで大騒ぎをしていても、季節や自然の営みは変わことなく廻ってきます。
 家の電気を消して、窓辺に椅子を持ち出して夫と庭に舞うホタルを見ていました。2匹のホタルが柔らかい光を点滅させながら目の前のシャクナゲの花にとまりました。カップル?と思った瞬間、周りをぱあッと明るくするほどの光がホタルから放たれました。それも何度も。最後には花の中に一緒に入って花を照らしてくれました。きっと、・・・成功!
 調べてみるとホタルは相手を見つけた時に瞬間的に強い光を出して合図するそうです。
 「命が輝く時ってやっぱり光るんだ!」と私が言うと、夫は「人生で一番大事な瞬間だよな、男はこのために生きている!」と我が身をホタルに置き換えて感動!。
 オンライン?
 オンラインは単なる手段、ツール。原点は命の輝き!ホタルさん、教えてくれてありがとう!
(かんなまま)
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緊急事態宣言の解除、学校の再開


緊急事態宣言が解除になり、少しずつ学校再開が始まりました。
ホッとした半面、まだ収束していないコロナウイルス対策をどうすればいいのか?遅れた授業や学校行事をどうすればいいのか?目の前の問題が山積みです。

長期休暇の間、現場の先生は教育委員会の方針によって新しい計画を立てては没になり、また新しい計画を練るという毎日だったようです。学校再開に当たって渡されたマニュアルには教室の机の配置図、音楽は声を出さずに歌う、生徒間の会話禁止、落ちた消しゴムも拾ってあげてはいけない、部活の進め方、行事の中止など細かく書かれているそうです。こんなこと不可能!‥と現場の声。


子ども達のために入学式や修学旅行、音楽発表会をしてあげたいけれど感染が発生した時の責任を問われるので勝手な事はできないと嘆かれていました。現場の先生に裁量権はないのです。

私自身、地元の中学校で子育て広場を開催しているので校長先生と協議しましたが、当事者である学校と私達の判断ではなくトップの教育委員会と子育て課に判断を仰がなくてはいけないようです。現場を知らない、その事業の目的も知らない人に判断を仰ぐのです。校長先生は「多分生徒と赤ちゃんの交流は無理でしょう」とあきらめモードです。私は「できないこと探しより、その中でできることを探しましょう」と言ってきました。キャンセルにしたら事業がなくなってしまうかもしれないからです。

この調子で、私達が現場感覚でやっと築いてきた数々の子育て支援事業が次々にキャンセルになっています。当面の間というより今年度は学校への外部講師派遣は全てキャンセル。公園にも「短時間使用。遊具禁止」と書いてあります。そしていつの間にか駐車場になって子ども達を安心して遊ばせられない場所になってしまいました。

Author:kyu3[CC BY-SA]

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ままぴよ日記 49 「コロナより怖い宿題がでたあ~!」

 コロナ休暇。こんなに長期にわたって学校がお休みになったことはありません。

 予期せぬ事態で見えてきた教育に対する理念と現実のギャップ。先生は次々に変更になるカリキュラム作りに追われて子どもを見ていない。親は子どもを代弁するどころか学校の宿題下請けマシーン?それとも怒りマシーン?に変身!
 そして学校と親はお互い子どものためと言いながら連絡さえ取り合っていない。
 でも、そんな子ども不在の大人の都合のやり方では、子どもも抵抗します。さあ、家の中は大変です。

 この記事を書き始めたのは5月12日。14日に一部緊急事態宣言が解除されて学校再開のニュースが届き始めました。
 でも、この記事の問題点が気になるので、このまま記事にします。
(かんなまま)
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2か月ぶりの再会


ゴールデンウイーク明けに学校が始まる事を想定して計画を立てていた学校。ところが非常事態宣言が解除にならず、引き続き5月末までの休校が決まりました。ここまで長期化すれば新しい教科書に沿った学習を始めなければ1年間の指導時数が足りません。

それで私の住んでいる町は週に1回1時間だけ子ども達を登校させて、健康観察と宿題配布をすることにしました。何と2か月ぶりの再会です。1時間はあっという間で、お互い元気にしているか?の確認と、4月に渡された宿題の回収と新しい宿題の配布で終わったそうです。

その短い時間の中で宿題をしなかった子は「2ヶ月間もあって、なぜやらなかったのか?」と先生から叱られていたそうです。宿題をしてきた子もそれを見て「やっぱり叱られるんだあ~」とテンションが下がります。「2か月間、先生は電話1本もよこさなかったのに…」と、この事を聞いた親の心境は複雑です。

ところが、その渡された宿題に更なる衝撃が走りました。

何と、宿題とセットで学校生活と変わらない1週間分の時間割が渡されたのです。学校生活のリズムを守るために朝の9時から始まり、45分の勉強時間と15分の休み時間。午前中は3時間。昼休みは11時45分から2時まで。そして2時から3時45分までの毎日5時間の学習計画です。


内容は学年によって違いますが、今回は国語、算数、社会、理科、英語のほかに副教科の体育や書写、道徳、図工、音楽もあります。ほとんどがワークシートかドリル。体育は家でできるように「その場走り5分!」「縄なし飛び100回!」…これを全部子どもが家庭で1人取り組む計画です。

もちろん先生としては毎日時間割通りに勉強しなさいと言っているわけではないと思います。でもそれを貰った生徒はそんな理解があるなんて知りません。だって、現に叱られていたし・・・。

この取り組みは、オンライン化が無理なので授業の遅れを解消するために考えた苦肉の策のようです。1時間しかないので先生や友達とゆっくり交流する時間はないとのこと。それでも子ども達は皆に会えて嬉しかったようですが、子どもの心理を全く配慮していない、先生都合の計画だと思いました。

こんな時こそ、楽しい交流の時間をメインにして欲しい。新学期になってクラス替えもあり、先生も変わっています。新一年生は先生の顔も見たことがありません。子どもは会える喜びと不安を抱えている事でしょう。まずはその不安とSTAY AT HOMEで鬱滞したエネルギーを発散させて安心につなげてほしいと思います。

そして、次のステップは子どもがどんな環境ですごしているか?子ども一人で宿題に取り組めるか?やる気が出るか?に配慮して計画を作り、「それが出来なくても大丈夫だよ、後で先生が教えるからね」と、きちんと伝えてほしいと思います。そんなホッとする言葉を言わないのは安心してやらない子が出てくると思っているからでしょうか?その上、先生によっては頭ごなしに叱るなんて主役不在の人権無視です。


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