新たな年2016年は、悲しいかな、国際情勢の緊迫と共に始まり、再び「戦争の匂い」が漂い始めた。イランとサウジアラビアの関係は著しく悪化し、イスラム世界のリーダー国である両国間の対立は、過去30年間で最も深刻なものとなった。米中央軍の元司令官アンソニー・ジニ氏は、イランとサウジの対立が悪化した場合、全面戦争となる恐れもあるとの見方を示している。サウジアラビアと地域の複数の国が、イランとの外交関係を断絶すると発表したことにより、2国間関係が悪化するだけでなく、イエメン、イラク、シリアなどの地域の別の問題の解決も極めて困難となる。
今回の対立によるネガティブな影響の一つとして、例えば、
ジュネーブで1月25日に予定されていたシリア政府と穏健的反体制派との協議が行き詰ったことが挙げられる。専門家たちは、「一般的な背景は明らかに良いとは言えず、状況は非常に危うい」と声をそろえて述べている。状況は、予想よりもはるかに速いペースで進展している。
地域では、あらゆる紛争が悪化し始める恐れがある。恐らくこれは、
中東の安定だけでなく、難民問題にも影響するだろう。
さらにもう一つ、アジアで不意に緊張の火種が発生した。北朝鮮の金正恩第1書記の誕生日は1月8日だが、その2日前の1月6日、北朝鮮当局が、水爆実験を成功させたと発表したのだ。なお、本当に水爆だったのか?という疑問の声が上がっており、この情報を確認する必要があるものの、一連の国々と国際社会は、北朝鮮の行為を激しく非難した。
ロシア上院(連邦会議)国防安全保障委員会のクリンツェヴィチ第1副委員長は、北朝鮮は今回の行動によって世界情勢および朝鮮半島情勢を複雑化し、国際安全保障の新概念の策定に関する問題を切実なものとしたとの見方を表した。また日本の安倍首相は、「わが国の安全に対する重大な脅威である」と述べ、強く非難した。韓国は、北朝鮮に代償を支払わせるためにあらゆる措置を講じると発表した。中国も、経済支援と国境の安全保障と引き換えに、北朝鮮に核プログラム放棄させるということに関する、数年前に凍結した多国間協議再開に向けた計画が崩れ、北朝鮮に反対を表明した。
高等経済学院世界経済国際政治学部の学部長で、
ロシア 外交国防政策評議会の名誉会員でもあるセルゲイ・カラガノフ氏は、次のような見方を表している-
「
世界は新たな戦争の瀬戸際に立っているのだろうか?もし私が10年という年月を核兵器や核抑止力についての研究に捧げていなければ、『ダー(イエス)』と答えただろう。2014年と2015年に人々の間で戦争への危機感が高まったのは明らかだ。『戦争』という言葉は、架空の世界に住み着いた。各国は、攻撃的な政策や、核戦争を開始しようとしているなどとして、互いに非難し合った。
しかし、いずれにせよ、我々が大規模な戦争に陥ることはなく、あらゆる面でより不安に満ちた世界になるとしても、私たちは生活を続けるだろう。世界に戦争の危険性を常に示し、思い出させる必要がある。なお、
戦争の脅威が高まっているとはいえ、恐らく戦争が起こることはないだろう。だが急に状況が変わる可能性はある… 人類の歴史のなかで、これほど強力な出来事が、これほど急速に展開したことはなかった」。
今日多くの国で軍事予算が拡大され続けている。世界の主要国は、自国の軍事力を積極的に増強し、すでに軍事行動に実際に関与している。
一方で、各国間の意見の相違は深まっている。このような状況は、フランツ・フェルディナント大公の暗殺が引き金となった第一次世界大戦が勃発する前の数年間にもみられた。第一次世界大戦では、開戦から6ヶ月で、死者数が100万人に達した。核兵器があることを考慮した場合、
もし今戦争が起こったら、死者の数は数時間で100万人を越える恐れがある。
いずれ、イルミナティなどの秘密結社が行って来た生贄の儀式や、拷問によるマインドコントロールなども事実だと証明される時が来ると思います。
CIAなどの諜報機関は、真相を隠すために様々な偽情報を流します。しかし、そうした偽情報を流す背景は、一般の人々に知られたくない重大な事柄を隠すためなのであって、全てに根拠がないというわけではありません。周りにある様々な事件や人々の証言などを丁寧に見て行くと、真相が浮き上がって来るものなのです。
政府が最も隠したがっている事柄は、こうした気象操作のことではなく、長い間協力関係にある宇宙人のことではないでしょうか。UFOテクノロジーやETの話などは、おとぎ話としてまったく受け付けない人も多いのですが、それこそ政府の仕掛けたワナに落ちているということなのです。