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ドイツ銀行の破綻は時間の問題!ヨーロッパは通貨崩壊と凶暴なイスラム過激派のダブルパンチ

竹下雅敏氏からの情報です。
 以前から言われていましたが、ドイツ銀行の破綻は時間の問題のようです。ここがデフォルトすると、“全米の不動産価格が暴落”し、結果、アメリカを含む世界の金融市場が崩壊することになるわけです。記事によれば、“春までに、ヨーロッパは、通貨崩壊と凶暴なイスラム過激派のダブルパンチにより水没する”とのこと。これはかなり重要な指摘だと思います。記事では、イスラム系難民はドイツ銀行とドイツ政府のために活動している彼らのコマであって、ドイツ各地で人々に暴行を加え、強姦、殺人を行うことで市民を怯えさせ、これを理由に銀行を閉鎖するというのです。イスラム系難民の危険行為に怯える人々は、“銀行や政府に対する抗議デモをやらなくなる”というわけです。
 結局、支配層は、自分たちが所有する銀行のみを、一般投資家や預金者の資産を凍結することで守るつもりなのです。その他の銀行は、経済崩壊の波に飲まれて淘汰されます。経済の津波が過ぎ去った後には、ロスチャイルド系の銀行しか残らないというわけです。ロスチャイルド系の銀行がビットコインを用意しようとしているのは、彼らが生き残るためではないかと思います。ユーロや自国通貨が信用できなくなると、ビットコインに資産を移動させる人々が大量に現れると見ているのでしょう。
 彼らが恐れているのは、市民がこうした支配層の陰謀に気づいて暴動を起こし、支配層を路上に引きずり出し惨殺することです。コーリー・グッド氏の最新情報では、“彼らはインターネットを完全停止させるキルスイッチを開発しました”ということでした。ただ、事前にこうした情報が漏れている以上、SSP同盟側はこのキルスイッチ自体を破壊してしまうと思われます。
 この記事にある様な陰謀を実行に移して世界支配を手にしようとする連中と、混乱の芽を摘み、彼らを諦めさせて出来るだけスムーズに世界の変革を成し遂げようとするグループの綱引きが行われています。世界に正義をもたらそうとしている側の、彼らに対するメッセージは、“このような陰謀を実行に移せば、自らの死が早まるだけだ”ということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドイツ銀行とイスラム系難民との関係
引用元)
http://beforeitsnews.com/opinion-conservative/2016/09/deutsche-bank-aaaaaaand-its-gone-3189315.html
(概要)
9月21日付け

(前略) 

ドイツ政府関係者は、米司法省がドイツ銀行に対して金融危機時に販売された不動産担保証券の140億ドルを支払うように要請している事実がリークされてしまい非常に困惑しています。

(中略) 

ドイツ銀行はアメリカの不動産市場に深く関わっていたため、アメリカでは、もうじきドイツ銀行が破たんすると考えられています。
そしてドイツ銀行がデフォルトすると、全米の不動産価格が暴落します。


(中略) 

経済が行き詰まると戦争を煽るようになります。

(中略) 

春までに、ヨーロッパは、通貨崩壊と狂暴なイスラム過激派のダブルパンチにより水没することになるでしょう。


(中略) 

なぜ、私がドイツ銀行とイスラム過激派を一緒に言及するかというと、(中略…)ドイツでは、キプロスのように、銀行が閉鎖され、一般投資家や預金者の資産が凍結され、現金ひいき出し額が制限されることになります。また、大規模な債務削減が行われます。

(中略) 

ドイツ銀行がドイツの各地にイスラム過激派を配備させたい理由は、銀行閉鎖の理由付けのために、彼らを各地で暴れさせることができるからです。彼らの危険行為におびえる人々は外出を控え、銀行や政府に対する抗議デモをやらなくなるでしょう。

(中略) 

そして同じ運命にあるのがアメリカ

(以下略)

ビルの制御解体とWTC第7ビルの崩壊を比較してみよう!  /  ラムズフェルド元国防長官を突撃インタビュー / 科学誌公認!「911のビル崩壊は計画的な解体だった」

 1つ目の動画ですが、右下が飛行機が突っ込んだ訳でもないのに、なぜか自由落下していくWTC第7ビルです。残り3つはビルの制御解体の様子です。比べて見ると、何が起こったかは一目瞭然だと思います。
 2つ目の動画では、この件について、9.11当時の国防長官だったラムズフェルドに突撃インタビューしています。「第7ビルって何?…それについては何も知らないけど。さあ、行くよ。行かなきゃ。」とキレ気味でスッとぼけています。
 しかし、最後の記事のようにヨーロッパの科学誌も「911のビル崩壊は計画的な解体」と結論を出し、911の真実追及者が勝利しています。毎年、9月11日の前後には自作自演の証拠が世界中に拡散され、周知されるようになってきました。犯行者の居場所が刑務所にしかなくなるのも時間の問題だと感じます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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ドナルド・ラムズフェルドと対決 第7ビルって何?
配信元)
 
[CC・BY]
 
0:40〜 
レポーター:…あなたは第7ビルについて聞いたことがありますか?…。

ラムズフェルド:いいや、聞いたことがないねぇ。第7ビルって何?

レポーター9月11日に3番目に崩壊した超高層ビルです。

ラムズフェルド:何てこった。もちろん、今思い出したよ。

レポーターそのことについて調査しましたか?

(中略) 

ラムズフェルド:…それについては何も知らないけど。さあ、行くよ。行かなきゃ。

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科学誌公認!「911のビル崩壊は計画的な解体だった」
転載元)
「911のビル崩壊は計画的な解体」ヨーロッパの科学ジャーナルが結論を出し、公式に認められる 
It’s Official: European Scientific Journal Concludes 9/11 was a Controlled Demolition
2016年9月【Anonymous】

911での攻撃が起きてから15年後、欧州の科学機関Scientific Institute(ESI)が発行する欧州科学ジャーナル(European Scientific Journal)「15 Years Later: On the Physics of High-Rise Building Collapses ( 15年後:高層ビルの崩壊に関する物理学)」という一つの記事を公開しました。この中では崩壊したワールドトレードセンター(WTC)の3つのすべてのビルの崩壊について分析が行われています。

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研究から明らかになった結果から、WTCの高層ビルは計画的な解体作業によるものであったと引き続き示唆されており、つまりこの世界的に大議論を巻き起こしているトピックが、(記事の免責事項とは異なりますが)誇り高い世界中の評価の高い大学による審査委員会によって出版されたということです。911の真実追及者が、さらに新たな小さい勝利を収めたといえるでしょう。

(中略) 

このレベルの高い情報源による研究は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)による公式な報告書内の食い違いを明らかにしながら科学的な証拠を叩き潰しており、読者の方、特に懐疑的な人にはこの研究発表の全文に目を通されることをお勧めします。

今回の研究で取り上げられたワールドトレードセンターの崩壊に関する最も重要な証言の一つは、WTCの構造工学技術者の責任者であったジョン・スキリング(John Skilling)氏から出されたものです。

(中略) 

同研究内での声明
「言い方を変えれば、スキリング氏はツインタワーを崩壊させる唯一のメカニズムは、計画的な解体であったと考えているということです」

(中略) 

【参照】 http://anonhq.com/european-scientific-journal-concludes-911-was-a-controlled-demolition/ より翻訳

(翻訳終了)

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[嗚呼、悲しいではないか!]フルフォードレポート英語版(9/6):ハザールマフィアの凋落は今やはっきりとしたものに

竹下雅敏氏からの情報です。
G20サミットの各国首脳の集合写真でも、オバマが端に追いやられており、ハザールマフィアの凋落は今やはっきりとしたものになってきました。レポートでは、ハザールマフィアの最高幹部たちは、“ロシア内の保護”を得ようと取引をしているとあります。また、ロスチャイルド家のナサニエルとジェイコブは、“過去18ヶ月に彼らの資産のほとんどを中国に移行している”とのことです。私はロスチャイルド家が基本的に降伏交渉に応じていると見ているので、この情報はそれを裏付けるものだと思います。
 日本の円は紙切れになる可能性が高いので、出来れば金銀に替えた方が良いわけですが、別の通貨と交換するならば、ロシアのルーブルか中国の元ということになるのでしょうか。記事の最後では、Xファイル型の事件が主流メディアに今後上がってくると予想されると言っていますが、この情報源は“軍産複合体の地球外接続派”だとのこと。おそらく、秘密の宇宙プログラムに関係した派閥だと思いますが、興味深いところです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フルフォードレポート英語版(9/6)
ハザールマフィアのボスは保護と引き換えにロシア皇帝の金塊の返還を申し出ている

信頼できるロシアとCIAの接触者は共に、ハザールマフィアの最高幹部達は金塊と引き換えにロシア内の保護と取引しようとしている。これはハザールマフィアの地球の支配が崩壊している全体の兆候の最新のものであると白龍会に話した。白龍会とその同盟者は早ければこの秋に彼らの支配を永久に終わらせるために攻勢をかけ続けるだろう。

ハザールマフィアの敗北の他の大きな兆候はアジアその他でUNITED STATES OF AMERICA株式会社の報道官バラクオバマの名誉を傷つける待遇である。オバマは先週末のG20サミットの為に中国へ到着した時に、赤い絨毯の待遇を事実拒否された。これは白龍会によってヒラリクリントンやトランプより北米の良きリーダーとして推奨されたカナダ首相ジャスティン・トルドーに与えられた超VIP待遇に対して明確な対照であった。トルドーは中国訪問の一週間スーパースターのように扱われ、その結果中国主導のAIIBに参加する意向を公表することで米企業政府の支援を公然と切り捨てる結果となった。

日本も今、米国企業政府を国際舞台に孤立させて、それに従うことが期待されている。
オバマはフィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテが彼を娼婦の息子と呼んだ後、予定されていた会談をキャンセルせざるを得なくなった。
https://www.theguardian.com/world/2016/sep/05/philippines-president-rodrigo-duterte-barack-obama-son-whore
Barack Obama cancels meeting after Philippines president …
http://www.theguardian.com

ロドリゴ・ドゥテルテは米指導者が超法規的殺害に関して疑惑を向けられていないと警告して、ワシントンとの外交関係を損なっている。
米国企業は中国、フィリピンと他のASEAN国との間の国境問題の紛争に火をつけることに多くの部分を頼っているアジアへシフトしているので、これは重要である。一方、ASEAN国家は彼らの国境紛争を平和的に解決するために中国と合意した。

(中略) 

最近のイラクとシリアの混乱と矛盾したニュースは徒党のブッシュ/クリントン派の石油収入が遮断されたことによる。ロシアと米軍ホワイトハットは今、これを起こすためにトルコ、イランとシリアと協力している。

情況は、ヒラリ-クリントンのハンドラーが、彼らはヒラリーの大統領選を終わらせることを計画していると言うために白龍会に接触して来るところまで来ている。彼らは、彼女をやめさせる理由として彼女の健康問題を使うか、彼らはトランプが関与したと見せかける方法で彼女を暗殺するだろうと、クリントンハンドラーは言う。最近の米統合メディアのヘッドラインは彼らが健康問題を選択することを示している。

http://www.nbcnews.com/politics/2016-election/hillary-clinton-struggles-fight-back-coughing-attack-n643026

また、メディアで見られるヒラリークリントンの公の登場のほとんどは、青色画面技術で処理されている証拠が増えており、彼女が実際の聴衆との接触を避けているか、すでに周りにはいないことを意味している。高級P2フリーメーソンロッジ情報源は、そっくりさんやクローンは複雑な会話はできないが、事前に書かれた文章の読み上げやテープカットくらいはできると言っている。これが、ヒラリーが一年近くも記者会見を避けている理由として説明できるかもしれない。
ヒラリーの医療報告書(CIAによって転送)は下で見られる。

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(中略) 

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[Pars Today]ホロコーストを否定した87歳のドイツ人女性に禁固8ヶ月 〜アウシュヴィッツの真相が明らかになるとロスチャイルド家は存続出来ない〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 “アウシュビッツは、絶滅収容所ではなく、強制収容所だった”と発言したドイツ人女性に、8か月の禁固刑が言い渡されたとのことです。ドイツが民主主義国家では無かったことが暴露されました。ことユダヤ人問題に関しては、言論の自由は無いのです。イスラエルがロスチャイルド家のポケットマネーで造られた国だというのは常識です。また、欧米のメディアは彼らによってコントロールされています。真実が知られると、彼らにとっての命取りになります。
 ナチスドイツは当時、労働力の不足に苦しんでいました。そうした中で、強制収容所での労働力は貴重なもので、彼らを絶滅させる意図をヒトラーは持っていませんでした。ユダヤ人を焼却するには、膨大な労力と重油が必要でした。当時のナチスドイツに、そのような余分な重油も労働力も存在しませんでした。
 下の動画は、前イラン大統領の発言で、2分15秒〜3分33秒のところをご覧下さい。現在でも、“いくつかの国ではホロコーストの学術的研究を発表すると逮捕される”ようです。逆に言えば、真相を知られると、世界を牛耳る連中にとって致命傷になることを意味します。
 「アウシュビッツの真実」と題する動画とその説明文を参照してください。ここに書かれている通り、アウシュビッツにおけるガス室でのホロコーストの犠牲者数が600万人という通説は、疑問を持たざるを得ないのです。いずれ、真相が明らかにされると思いますが、ここが明らかになると、ロスチャイルド家が一族として存続出来るとはとても思えません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ホロコーストを否定した87歳のドイツ人女性に禁固8ヶ月
転載元)



これまでに、何度もホロコーストを否定してきた87歳のドイツ人女性に禁固8ヶ月の刑が言い渡されました。

ドイツDPA通信によりますと、ウルスラ・ハーバーベック氏は、ホロコーストに関する最近の発言の中で、「ユダヤ人がアウシュビッツ強制収容所で虐待を受けていた事実はない」としました。

ドルトムントの裁判所は、2日金曜、ハーバーベック被告に8ヶ月の禁固刑を言い渡しました。

このドイツ人女性は、ドルトムントの市長に書簡を送り、アウシュビッツは絶滅収容所ではなく、強制労働所だったと記しました。

この女性は、これ以前にも、同様の発言によって何度か有罪判決を受けています。

また昨年には、ホロコーストは歴史の中で人々に語られた、最も長い最大の嘘だと発言し、裁判所に送られました。

ホロコーストの問題はタブー視されており、研究者に対してもこれに関する歴史的な事実を調査する許可が与えられることはありません。

この問題は、イスラエルという政権の存在や、世界のシオニズムや西側政府の重要な利益と密接に結びついています。

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『ホロコーストはなかった』 ホロコ-ストとイスラエル イラン大統領 2009
配信元)

[Sputnik]TTIP交渉決裂、その原因はずばり何か? 〜TPP/TTIP:エリートが圧倒的多数の一般庶民を奴隷にするためのもの(新世界秩序)〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事をご覧になると、TTIPが決裂した理由がよくわかるはずです。“米国は全く何も与えないか、またはパンくずのようなものしか提案しようとしない”という代物なのです。要するに、協定と言えるようなものではなく、一方的な不平等条約と言える類のものです。
 その本質は、多国籍企業の利益を国益より優先するもので、民意に反し一部のエリート達の権益を守るための取引に過ぎません。一方的な不利益を被るのが一般庶民です。
 これまで何度もTPPについて言って来たように、これらの協定は、エリートが圧倒的多数の一般庶民を奴隷にするためのものです。NWO(新世界秩序)にとって、とても重要なものです。
 しかし、今や、それがはっきりと頓挫したということが、わかります。これらの協定に反対していた人がずっと言っていたことは、この闇の協定をなきものにするには、ただ光を当てれば良いのだ、ということです。この協定がどのようなものかを人々が知れば、消滅してしまう、と言っていました。これは本当だと思われます。もし、これらの闇の協定が成立したとすれば、その責任の一端に、人々の無知、無関心があることになります。
 自分たちを奴隷にしようとする協定が裏側で進行しているのに、まったく関心を払わず、政府の嘘の説明を真に受けて、無関心で居続ける人たち、このような人たちを私は、“最低人”と呼んでいます。一方、支配層に見られるように、サイコパスで嘘を平気でつき、自分の利益しか考えない、本質的にレプティリアン、ドラコニアン系の人々を“地底人”と呼んでいます。地底人と最低人は、対立関係にあるのですが、彼らが、地球をスパイラルのように闇の中に引きずり込んで行くのです。そのどちらでもない、ほんのわずかな人たちが居るということも事実です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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TTIP交渉決裂、その原因はずばり何か?
転載元)
28日、独のジグマール・ガブリエル副首相は米国とEUとの大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定(TTIP)交渉は決裂した事を明らかにした。その2日後に今度は仏からさらに衝撃的な声明が表された。30日、仏外務省のマティアス・フェクル長官対外貿易担当が自身のツィッター上で「米国は全く何も与えないか、またはパンくずのようなものしか提案しようとしない。

© AFP 2016/ SEBASTIAN GOLLNOW / DPA TTIP交渉は事実上、決裂したのか?

© AFP 2016/ SEBASTIAN GOLLNOW / DPA TTIP交渉は事実上、決裂したのか?



連合国間の交渉はこのようには行なわれるべきではない」と苦情を書き表したからだ。こうしたことから仏政権は欧州委員会に対し、米、欧州間の商業協定交渉を停止するよう呼びかける構えを表している。

今年2月、TPP協定が締結された。この他にも東アジア地域包括的経済連携(RCEP)も誕生すれば巨大な陣営となるはずだ。RCEPでは中国がリーダーの地位を狙っている。だがこの3つの協定のなかで最も野心的なものはTTIPだろう。なぜならば冗談半分にNATOの経済バージョンとまで言われるTTIPはこれが実現した場合、世界のGDPのほぼ半分を、また世界の全投資の3分の2を一手にまとめる存在になるからだ。だが米国との交渉にのぞんだ国は次々に協定から自国が蒙る影響について危惧感を表すようになった。それは今日提案の内容が大方において欧州諸国の国益とは矛盾していることがわかったからだ。

TPP交渉もまたスムーズには進んでいない。だが米国にとっては近しいはずのEUとの交渉がアジアの11カ国との話し合いよりも難航しているのは一体なぜなのだろうか? 高等経済学校、世界経済、国際政治学部のアレクセイ・ポルタンスキー教授はスプートニクからのこうした問いに次のように答えている。

すべての地域間貿易協定のなかでもTTIPは政治的な次元が最も高いとされている。これはかつてヌーランド米国務省報道官が口にしていた。ヌーランド氏は、TTIPは貿易協定というよりはむしろ政治面に重きが置かれたものであり、パートナーらは互いに、そして共通の未来に政治的な重きを置くものであると説明していた。確かに貿易経済上のスケールからすればWTOの枠内で新規則を充填し、この先の自由化を図るというのはある程度遅れをとってしまったといえる。ところがビジネスは新たな規則、新たな市場、将来の拡大を必要としており、まさにこれが新たなフォーマットの創設を後押しとなったのだった。TTIPに関していえば、このなかには中国に対抗しよう、大西洋世界の主導的立場を維持しようという戦略的動機はある。米国とEUのアプローチは多くが原則的に相容れないものだ。だが米国の実業界のほうが断然力があるため、ある程度の圧力はもちろん講じられてしまう…。」



日本でのTPPに対してのリアクションと同様、欧州でもTTIPに最も激しく反対しているのが農産者らだ。農産者はEU市場が米国のより安価な製品で溢れてしまうことを懸念している。躓きの石となったのは農産者向けの輸出支援金、欧州の衛生、植物検疫措置の変更といったほかに遺伝子組み換え食品の欧州への輸入を許可する問題を米国の生産品の都合のいいように操作しようとしたことだった。

エネルギー、サービス市場への相互アクセスの自由化問題でも意見の相違がある。欧州が特に憂慮するのはTTIPの枠内で投資家と国家の間の需要の許可を担当する新たなストラクチャーが出現することだ。これはEUの小国に米国の大企業の製品を押し付ける機能を果たすと恐れられている。矛盾はまだ批准されてはいないが、協定の調印過程もそうだった。だがTTIPにさらに政治的ファクターが現れた場合、これによって調印の可能性はさらに下がる。たとえば英国のEU離脱を問う国民投票がそうだ。英国がEUの統一市場へのアクセスを温存するか、どういった条件で温存を図るのか。これによって英国が交渉に参加するかどうかがはっきりするだろう。また米国は国内にもTTIPに関しては2人の政敵が存在する。それは米次期大統領の座を狙うヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏だ。そのどちらもが選挙前の演説ではTPP、TTIPを熱っぽく批判している。

TTIP交渉はすでに3年目を迎えた。第1ラウンドはワシントンで2013年7月に開始されたが、これは予定では2016年、オバマ政権の終了までには終了するはずだった。ところがこのところの情勢を見ると、「NATOの経済バージョン」の運命はかなり濃い霧に包まれている。

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‘EUとアメリカ間のTTIP交渉は事実上失敗した’ - ドイツ経済相
Russia Today

(前略) 

EUとアメリカの環大西洋貿易投資連携協定、TTIPに関する交渉は本質的に失敗したと、ドイツのシグマール・ガブリエル副首相兼経済・エネルギー相は述べた。

(中略) 

“[彼ら]が失敗したのは、ヨーロッパ人は、アメリカの要求に服従したくないためだ。”

14回の交渉で、両者は議論されている協定の一章たりとも、共通の基盤を見いだすことができなかったと彼は述べた。障害の一つには、公共入札を、ヨーロッパ企業に開放するのを、アメリカが反対したことがある。

“私から見れば、これは自由貿易に反します"

(中略) 

ドイツのみならず、多数のヨーロッパ諸国による強い反対に会っている。

多国籍企業の利益を、多国籍企業が操業する国の国益より優先し、ヨーロッパの労働基準や、環境保護基準を損なうTTIPは危険だと反対する人々は主張している。

(中略) 

ジャーナリストで、元ベルギー議会副議長のロデ・ヴァンホストはRTに語った。

(中略) 

協定そのものが、アメリカと、ヨーロッパの支配エリートとの間の協定であって、一般庶民とは無関係だと言う。

これは自由貿易の話ではなく、協定でさえありません。これは基本的に、アメリカと欧州連合の経済エリート間の、国民の意思に反する連中の権益を守るための取引です。

(中略) 

もう一つの理由は、(中略…)“過去数十年間進行してきた変化 – 終始進んできた、ロシアとの経済関係を阻止する”のが狙いです。

“第二次世界大戦が終わって以来、ずっとアメリカが阻止したがってきたものです”と ヴァンホストは述べた。

記事原文のurl: https://www.rt.com/business/357454-ttip-talks-failed-eu/