ある金曜日の午後の出来事
ある日、旦那さまが人伝いに、小柄で真っ黒に日焼けしたモンチッチ似の職人Mさんを連れてきた。50代くらいの腕のいいベテラン職人。たしかに
見事な仕事ぶりで、これは日本の職人さんと肩を並べられるかも!と旦那さまとpopoちゃんは大喜び!しかも
メキシコの建設業関係の方には珍しく、とても正直で、お金を借りたり、盗みをしたりしないお方!そして
もっと稀なのは毎朝8時前にちゃんと出勤!
メキシコでは10〜15分遅れはオンタイム!😆たまに30分遅れでも。。。全然オンタイム感覚っていう人もいたりする。そして
お仕事の終了時間も10〜15分前にさっさと片付けて帰っちゃうのもよくある話。
が、
このMさんは、朝8時から夕方8時くらいまで、とにかく働く働く。。。。
「すごいね〜、日本人みたいに働くね〜」「きっと自分のお仕事が大好きなんだね〜」「一人身だからあれだけ仕事に没頭できるんだね〜」とpopoちゃんと旦那さまは勝手にあれこれ想像。たまにMさんの帰り際を見計らって、お疲れさまと気持ちだけの食べ物をお裾分けし、また明日ね!と。。。(ちなみに
メキシコでは貸したものが返ってこないことはよくあること。
でもMさんは食べ物の容器など、必ず翌朝一番に、綺麗に洗ったものを返してくれるお方。)
こんな日々が続き、
1ヶ月が過ぎた。。。。。。
ある月曜日の朝。。。
「あれ?!来てない?!」あの働き者のMさんが来ていない!
そして連絡もない。。。翌日、翌々日も。。。
来る日も来る日もこない。。。
だんだんと旦那さまのお顔が曇ってくる。。。
そして、
その週の金曜日の午後15時半ごろ、Mさんが家に来ていると連絡が入り、popoちゃんも旦那さまも至急帰宅!カンカンに
照りつく太陽の下、赤ら顔でぐてんぐてんに酔っぱらったMさんが、アルコールのボトルを片手に「よぉ〜!」と笑顔でpopoちゃんと旦那さまのほうにフラフラ千鳥足で寄ってくる。
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私たちも御神体の山の一部とは知らずに、その道をよく通り抜けていました。