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待機児童解消の役に立たない「企業主導型保育」の闇:パソナ竹中平蔵に利用されている保育所経営

 3月22日参院予算員会で、共産党・田村智子議員が「内閣記者会への官邸広報室長からの申し入れ問題」に関して、切れ味の良い質疑をして菅官房長官を追い詰め、本当にシドロモドロにさせました。
菅官房長官の言う「東京新聞記者による事実誤認の質問」が実のところ、「政府の気に入らない見解を事実誤認とみなす」ものであることを明らかにするものでした。これは大変見応えのある動画で(22:55〜)、ネット上にも多く取り上げられたものでしたが、同日、田村議員の行った「待機児童」についての質疑もさらに重要なものでした(0:00〜)。
 今年も6万5千人もの子供達が保育園に入れず「保育の受け皿」として公立の認可保育所が緊急に求められている中、安倍政権は法改正までして「企業主導型保育」を導入しました。
 ところがこの企業主導型保育の制度は、認可保育所並みの助成金をつぎ込んでいながら全く待機児童の役に立たなかったばかりか、補助金を受けてスタートしながら早々と休園などの休止、廃止が相次ぐ、ひどい有様になっているようです。
 企業主導型保育はコンサルタント会社が間に入ることで、保育と全く無関係の事業者が簡単に参入できる形態になっています。公立の認可保育所が自治体の責任のもと厳しいチェックを受けるのに対し、企業主導型はネット申請、書面審査、助成金は認可並みという企業にとって「儲けをあげられる仕組み」を前面に打ち出した制度です。そのため結果的に無責任な企業も参入でき、利益が上がらなければ、ある日突然休園する事態も起こり、子供達の命を預かるには極めて無責任なものになっています。
 事実、企業主導型保育所の多くを運営するパソナフォスターは、パソナの連結子会社であり、その保育所を立入監査するのはパソナに丸投げの委託をしているという現状が指摘されました。ここではさすがに議場内でも「ええ〜!」という声が上がっています(17:40〜)。田村議員に「利益相反ではないか」との質問を受けるも、答弁の面々はまともに答えられず、逃げるように席に戻ります。
 保育の規制緩和の旗を振ってきたのがパソナ会長の竹中平蔵氏、そのパソナがビジネスチャンスとばかりに子会社に保育所参入をさせ、監督まで一手に引き受けるという見事な儲けの構図に子供達が利用されています。
 この「企業主導型保育」は一旦凍結すべき、現状の保育所は総点検をして、予算は認可保育所の増設に回すべしという、子供を最優先にした本来の国民の声を代弁する質疑でした。
(まのじ)
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パソナにスガ!取り合せの妙がスゴイ!田村智子・共産:3/22参院・予算委
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[Twitter]振り子さん。

読者の方からの情報です。
見入ってしまいます。始めが肝心のようですね!
(テンパ)
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「沖縄の民主主義とサンゴ守って」辺野古署名の第2弾:期限は3月29日、県民投票の結果を無視して強行される埋め立てに強く抗議の意思を

読者からの情報です。
 ロバート・梶原さんによる2回目のホワイトハウスへの署名活動が、先月27日から行われています。
ですが、今回は、署名の集まりが伸び悩んでいます。
(中略)
前回は辺野古新基地の工事を県民投票まで中止することを求める署名でしたが、今回は、恒久的な工事中止を要求する内容のようです。
前回署名した方も、今回も署名できます。
署名の期限は今月29日まで。あと1週間を切りました。
もし、賛同なさる方で、まだ署名をなさっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ署名していただきたいと思い、投稿させていただきます。
(こびと)
 ロバート・梶原さんによる2回目のホワイトハウスへの署名活動について、こびと様から時系列の丁寧な情報をいただきました。
ロバートさんが様々な妨害に遭っていることにも言及されていました。
 辺野古の海を守る声をホワイトハウスに届ける署名の第1弾は、「少なくとも県民投票までは埋立を止めて下さい」というものでした。
県民投票を終え、民意がはっきり示された今、第2弾で求めるのは「県民投票の結果を無視して日本政府が続ける埋立をやめて下さい、サンゴ礁と民主主義を守って下さい」という、いっそう強い願いです。
 第1弾の署名とは別のもので、新たに署名ができます。3月29日の期限まで残りわずかですが、日本政府の横暴に抗議し、辺野古を守る声を届けたい。
 先月、ロバートさんがハワイから来日された際の入国足止めは広く知られましたが、その後、沖縄の警察が村役場や彼の親戚などを調査し、情報収集するなど「まるで殺人容疑者のように扱われている」とのことです。また、ご自身のフェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどSNSによる発信が著しく制限され、フェイスブックではアカウントも凍結されたようです。よほどロバートさん達の活躍が目障りなのでしょう。
しかし、このような嫌がらせに対してロバートさんと仲間たちは、新たに沖縄ニュース配信用のWebサイトを立ち上げておられるそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ぺりどっと通信38 水練

前回の続きで、今回は熟睡する方法です。

さあ、今回のタイトルはかなり難解です♪
答え合わせは、編集後記で。。。
(ぺりどっと)
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前回の記事では、最初のノンレム睡眠の深さが熟睡の鍵を握っていると指摘しました。ではどうしたら、最初のノンレム睡眠が深くなるのでしょうか。

まずは、睡眠と一日のリズムについて見てみることにしましょう。

睡眠と体温
引用元) TERUMO

(前略)
夜は体温が低くなります。その原因のひとつは、昼間とちがって、ほとんど体を活動させないことですが、それ以外にも、睡眠自体が体温を低下させていると考えられます。このグラフのように、まったく眠らないでいても夜は体温が少しは下がりますが、眠ったほうがさらに体温は低くなります。
(中略)

(以下略)

このように、睡眠と非常に密接な関係にあるのが、深部体温(皮膚体温より2℃ほど高い内臓などの温度)なのです。上のグラフから、夜になって睡眠自体が深部体温をより下げていることが分かります。また、睡眠中の深部体温が高いままの人は、眠りが浅そうだと推察することが出来ます。

また入眠する際には、通常、手足が温かくなることが知られています。下のグラフからも、(少々分かりにくいのですが)そのことが読み取れますし、赤ちゃんを観察しているとそのことがよく分かると思います。だから眠ると体温は上がるものだと思いがちなのですが、実際には手足から発汗放熱することで深部体温を下げているようです。


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ままぴよ日記 22

 毎年、この季節になると春の陽気に誘われての野山をめぐり、つくし、セリ、菜の花、、、と春の幸を収穫しては保存食を作るという「春の病」が起こります。

 思い返せば去年、ちょうどこの時期にオーストラリアの娘のところにお産の手伝いに行って日本の春を見逃しました。今年こそは!と思っていたのですが、今年も春を愛でる気にならないのです。
(かんなまま)
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長女一家の渡米準備


3月末に長女家族がアメリカに長期留学することになりました。脳神経外科医であるパートナーの留学ですが、4人の子どもを連れての大移動です。今住んでいるマンションや車を売り、すべて英語での渡航手続きや、現地の学校、幼稚園の編入手続き、住むところを探して家財道具を手配して、日本に置いていく荷物、アメリカに送る荷物の仕分けなどのすべてを娘が一手に引き受けています。

もちろん、毎日の生活、6か月の赤ちゃんのお世話も手を抜けません。


2種―9種、月のヴァータの娘は頭の回転が良くて、並外れた集中力と行動力で「まあ、よくやってるわ!!」と、感心するのみです。でも、私も経験があるのですが、行くと決まったらハマらなければやれないのです。そのエネルギーが湧いているうちは大丈夫。むしろ「大丈夫?」「やりすぎよ!」「寂しい」など流れを止めるようなことを言ったら苦しめるだけです。というより叱られます。

うれしいのは家族中で行くことを喜んでいることです。まだ若いし、外国で暮らす事もいい経験でしょう。こういうことは家族一緒に経験したいという考えも賛成です。孫達も新しい学校のカリキュラムを見て喜んでいます。一週間のほとんどが音楽、芸術、体育などで、日本の学校との差は歴然です。1年生の孫は担任の先生から解放されることがうれしいようです。

ただ、お姉ちゃんは今度5年生になるのですが、5-3-4制のアメリカでは8月生まれはすでに5年生。そして9月からミドルスクールに通う仕組みです。英語も話せないので1学年下げることも考えていますが、弟の小学校とは別の学校に通わなければけません。でも幸運なことに娘が住む地区は特例で小学校の隣にミドルスクールの1年生だけのクラスが新しく作られたとのこと。だから弟と一緒に通えることになりました。親が送り迎えをしなければいけないので助かります。ちなみに子どもを独りで歩かせていたら虐待と通報されるそうです。

そして、ほとんどの日本人は現地の学校に通い、土曜日に日本人学校に通います。宿題も結構出るようです。勉強していないと日本に帰ってきてついていけないからです。初めは通わせるつもりにしていましたが、やめました。せっかく外国で暮らすのです。日本ではできない生の体験の方を優先しました。土日はしっかり休んでどっぷりアメリカライフを満喫してほしいと思います。孫達も解放されて喜んでいます。

ああ、子ども達はみんな自立してしまった「預言者」のカーリル・ジブランの詩「子どもについて」が身に沁みます。

「あなたの子どもはあなたの子どもではない。
子どもたちは、生命が生命そのもののために望んだ息子や娘である。
彼らはあなたを通してやって来るが、あなたから来るのではない。
あなたとともにいるが、あなたに属するのではない。
彼らの身体を家に住まわすことはできるが、
その魂を囲い込むことはできない。
子どもたちの魂は、あなたが夢の中ですら訪れることのできない、
明日の家というところを住まいとしているのだ。

彼らに愛を与えてもよいが、考えは与えてはならない。
考えは彼ら自身が持っている。
あなたが彼らのようになろうと努力するのはよいが、
彼らをあなたのようにさせようとしてはならない。
生命は決して後ろには進まず、昨日に留まりもしないからだ。

あなたは、あなたの子どもたちが生きた矢としてそこから放たれる、弓である。
矢が速く遠く飛ぶように、
天の射手は無限の道程めがけてその弓を力いっぱい引き絞る。
射手の手の中で自らが強くたわめられることを、喜びとせよ。
彼が飛びゆく矢を愛するとき、彼はまた、その弓の動かぬことをも愛するのだから。

カーリル・ジブラン
WikimediaCommons[Public Domain]


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