「インナー・アース離脱文明」が出席するミーティングには3度参加しました。一度はカイパー・ベルト内のある基地で、離脱文明の代表者はついに「ガーディアン」に会いました。以前、私を迎えてくれた「キャーリー」(“Kaaree” (Car-ee))もこの時出席していました。
この時の代表者の大半は彼女の直近のグループの人達でした。ゴンザレスと私と共に代表者達がエスコートされてミーティングに入ると、
スフィア・ビーイング・アライアンスの「トライアングル・ヘッド」が姿を現し、超現実の場になりました。そこにいた人は皆、ロー・ティアー・エーが来ると思っていました。
ゴンザレス中尉は派遣団と並び、私はその向かいにいました。私の右側は派遣団、左側に「トライアングル・ヘッド」がいました。
「ガーディアンズ」と離脱文明派遣団が静かに繋がっているあいだ、ゴンザレスと私は互いに当惑の視線を交わしながら最後まで立っていました。
彼らはそこで沈黙したまま、動きもしないままで、
「ガーディアン」がたまにわずかに腕や脚をふっただけでした。
その
交流が終わると、離脱文明のメンバー達は見てわかるほど身を震わせ、同時に興奮に圧倒されていました。私は子供時代からの経験や情報をキャーリーと「マインド・メルド」をして共有し合った時のような感情が、彼らから伝わってきました。
彼らが去る際に、少しキャーリーと話すことができました。彼女は少しうろたえていて、出口に向かいながら2~3のコメントをしただけでした。
彼女にどうだったか尋ねると、彼女のグループともっとネガティブ志向のグループがこの古代離脱文明評議会を組んだけれど、それがこの地球にとっては適切ではなかった、と答えました。彼女は非常に急いでいました。古代離脱文明グループが集まっていて、そこに戻らねばならなかったのです。後でゴンザレス中尉に聞いたのですが、7つのグループが集まるのはその時が最後だったそうです。
この歴史上重要なミーティングのすぐ後に、いくつかの古代離脱文明グループはこの評議会への参加を辞退しました。
この情報を聞いた後、またキャーリーに会いました。
古代離脱文明グループのうち、いくつかのグループは、すでにコンタクトしている
地表の人間達に自分達の正体を徐々に明かしてゆくと決めた、とはっきりと
言っていました。遠隔でコンタクトをとっている相手の所にシップで行き、エーテルを介して接触すると。相手がこのニュースにどう反応するかを見るため、テスト的なグループを送ることから始めています。
中には、以前通りの行動に戻って、
地表の人間達をこれまで通り騙し続けているグループもある、とはっきり言いました。大勢の人達が彼らのこと、彼らの起源について疑問を抱き始めているのです。彼らが遠隔で地表の人達にコンタクトをとると、そのような状況が飛躍的に増えているそうです。これをポジティブなサインだととらえるグループもいれば、他のグループは安全を脅かされていると感じています。
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