注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
おかしいと思うことにはおかしいと声を上げ続けなければいけないと思うのだけれど、毎日毎日おかしいことが多すぎて追いかけきれない。新型コロナ対策1つとっても、どうしてこうも次から次へとおかしな方向に向かうのか理解できない。おかしなことをし続けても誰も責任を負わないことも理解できない。
— 中林 香🇩🇪 ⁷ (@kaokou11) August 5, 2020
(中略)
そもそも観光庁は感染状況をつかみ切れていない。前日のヒアリングでは、「GoTo」に参加する長野県のホテルが従業員の感染を公表したのに観光庁が把握できていなかったことが発覚。観光庁は情報把握が遅れていることを認めた上で、感染情報を集約する厚生労働省から情報提供を受ける仕組みづくりを始めたと弁明した。
また、観光庁は、7月下旬に感染が判明した福井県の6人が旅行先の沖縄で宿泊したホテルが「GoTo」参加事業者だったと明らかにした。前日に野党から問い合わせを受けたが、把握できていなかった。
(以下略)
後藤祐一代議士との対談で使った資料です。
— 原口 一博 (@kharaguchi) August 5, 2020
①何故、第三者機関が必要なのか?
②47都道府県の観光協会にすれば済む話ではないのか?
③旅行業者を通した方が有利ではないのか?
④宿泊業者に直接、個人が頼む事ができにくく、中間手数料を取られるのではないか? https://t.co/ALsJBsDMf0 pic.twitter.com/zpBNrCvRjB
安倍首相は臨時国会に出ない、閉会中審査にも出ない、記者会見も開かない「3ない」だという北海道新聞の記事。その責任放棄ぶりを浮き彫りに。こんな風に、居ても居なくても変わらないような人間なら、別の人に首相をやって貰った方がマシ。寧ろ、居るだけで金がかかり無駄。 https://t.co/pqXvKN1yHE
— 異邦人 (@Narodovlastiye) August 6, 2020
ところが野党合同ヒアリングで分かることは、直接所管の観光庁や、連携して感染拡大を防ぐはずの厚労省が明確な方針や対策を持たずに「やっつけ」で対応していることです。感染状況は把握していない、もしくは把握していながら明らかにしない。感染拡大について分科会の提言もなく無責任。キャンペーン除外されている東京都よりもはるかに感染状況が悪化している沖縄は、なぜか対象のままで根拠を示せない。「日本中が感染拡大している中、お金を出して旅行を勧めるのは矛盾ではないか」という至極真っ当な問いにも、お役人からは「感染と旅行は別という認識」というアクロバティックな答弁が返ってきます。それはなぜか。感染対策本部長である安倍首相の「無策」には逆らえないから。
今回のGoToトラベルが全国の宿泊業にとって恩恵になるどころか大変なリスクになり、また大混乱になってることもヒアリングで明らかになりました。後藤祐一議員の指摘では、JTBなどの旅行業者を通さない観光客をキャンペーンの対象とするためには「第三者機関」を通さなければなりませんが、この「第三者機関」なるものが不明確で数も不足しており、キャンペーン実施が決まってから慌てて設定したようなものらしい。現場のホテル旅館はキャンペーン対象になるか否か不安なまま減額した料金で予約を受けることになり、場合によっては損害になるそうです。そもそも旅行業者を通さないでも集客できていた優良な施設が困惑しています。これに加えて感染者が出てしまえば死活問題にもなりかねず、結局のところ大手旅行業者だけが潤う仕組みのようです。1800億円の事業費、理不尽です。何より一番理不尽なのは「3ない」総理です。