注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
帰省から帰ってきたら家の近くに
— 髙原 祐弥 (@Tyuya5) 2018年8月25日
隣同士に同じコンビニ出来とるて
なんの争いや爆笑#ファミマ#本厚木 pic.twitter.com/VBzM7o7OWh
なんか、セブンイレブンの隣にセブンイレブンが出来た pic.twitter.com/q9yPkaelTJ
— はっひー (@hahii) 2018年6月29日
コンビニには2種類の店舗があります。
直営店とオーナー店です。
直営店とは、
直接雇用契約をしている社員が
運営する店舗のことです。
(中略)
オーナー店はコンビニを運営している企業に
お金を支払い、看板や商品、
店舗名を借りて出店する代わりに
売上の一部などを企業に支払うということです。
(中略)
オーナー店の店長は自分で経営する店長、
売れば売るほど収入が増える。
なので、サラリーマンを退職した
退職金を利用してオーナー店を構える人も多いのですが。。。
オーナー店に関しては、
お客さんが増え、売上が伸びてくると
閉店に追い込まれるという絶望的なカラクリになっています。
(中略)
自らお金を払って
店舗を持ちたいというオーナー店がいるなら
とりあえずその人達に店舗を構えさせ
その地域は売れるのかテスト代わりに使います。
(中略)
売れるのであれば直ぐ近くに直営店を出す。
(中略)
オーナー店の場合は売上げの一部しか企業に入って来ません。
でも直営店なら、
給料や経費を差し引いた
金額全てが企業のお金になるわけです。
(中略)
近くに店舗を構えた直営店が行うことは
本部の命令により
値段を上げ下げしたり、
キャンペーンを行ったり、
何かサービスを始めたりするわけです。
オーナー店はというと、
これはおそらく最初の契約時に
自由に値段を変えたりキャンペーンを行ったり
することは禁じられているのだと思います。
(中略)
そうするとお客さんが直営店に流れる。
オーナー店の売上は落ちる。
努力工夫を重ねて店の売上を
伸ばして商売繁盛させたのにあっという間に
直営店にお客を持っていかれる。
(中略)
オーナー店の契約更新は
1年毎です。
(中略)
契約更新しないということを宣告される。
契約を更新しないと、
店を取り上げられ、
オープンアカウントが精算され、莫大な借金だけが残る。
(以下略)
調べてみますと、その表向きの理由は「ドミナント戦略」のようです。そのメリットとして言われているのは、ライバルの侵入を防ぐ、配送車の燃料代の節約、認知度が上がるなど…となっています。
しかしながら本当の理由は、最後の記事の通りではないでしょうか。FC(フランチャイズ)のオーナー店では、お客さんが増え、売り上げが伸びてくると閉店に追い込まれるという信じ難いような絶望的なカラクリになっているようです。こちらの情報によると、"フランチャイズは1年契約更新ごとに本部に上納金というのを収める…1年契約更新ごとに上納金が1%減る契約なんですね。つまり長く店を続けると…本部は上納金が減って面白くないわけです。だから早いうちにつぶすほうが儲かる"とのこと。そのやり方というのも、売り上げの伸びるオーナー店の近くに直営店を出店するという相当に悪質でブラックな手口です。とあるコンビニチェーンの正社員の入社3年以内の離職率は19.6%で、その理由は、"FCを泣かせて成り立つシステムに良心が耐えられなくなった"というのが多いようです。
2017年9月4日の記事でもコンビニの闇について触れられていますが、グローバリズムを体現したコンビニの本質は、まさに"奴隷支配"なのだということが今回の件でもよく分かります。コンビニはメディアの大口スポンサーにもなっていますから、大手メディアで報じられるようなことはありません。あの異常なまでの便利さは、とてつもない犠牲の上に成り立っていることを肝に銘じるべきだと思います。