沖縄辺野古の新基地建設予定地がマヨネーズ並みの軟弱地盤であることは、以前から専門家が指摘していましたが、その中でも最も深い水面下90mの「B27」地点は、防衛省が建設の前提とする強度を大きく下回っており、地盤改良工事すらも不可能な状況であることが明らかになりました。しかも、その事実を防衛省自身が把握しており、国会に提出した資料巻末に「英文で」記載していたそうです。つまり防衛省は、そもそも基地建設が不可能な地盤だと認識していながら、一方で「B27」が「非常に固い」地盤だと主張していたことになります。防衛省は「B27」が極めて軟弱であるというデータは伏せたまま「強度の試験は実施していない」と発表しただけでなく、「B27」地点からかけ離れた別地点のデータから無理やり類推して「非常に固い、改良工事をすれば基地建設は可能」と主張していました。伊波洋一議員は「公費は延び、費用は底なし」とコメントされていますが、ここまでウソがバレると、新基地建設などは目的でなく、意味のない工事を延々と続けることが目的だという見方が真実味を帯びます。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
安倍政権による隠ぺいがまた発覚!今度は沖縄・辺野古の米軍新基地建設。国会で「ない」と答弁してきた地盤強度データが存在していたことが編集部の取材で分かりました。なんと、技術検討会に示している地盤強度の3分の1しかない場所も。議論の大前提が崩壊。設計が成り立たなくなる可能性も! pic.twitter.com/1F2iIi4NhI
— こちら赤旗日曜版 (@nitiyoutwitt) February 5, 2020
2月9日しんぶん赤旗日曜版のスクープ辺野古新基地建設、軟弱地盤データ 防衛省が隠ぺい。防衛省は水面下90mまで軟弱地盤が達する大浦湾側の「B27」地点の70~90mの地盤は「非常に固い」としてきたが、実際に採取した室内試験データは3分の1の強度しかなかった。技術検討会の議論の前提が崩れる。 pic.twitter.com/ba8HqJ450i
— 伊波 洋一 (いは よういち) (@ihayoichi) February 9, 2020
2月9日しんぶん赤旗日曜版のスクープ、辺野古新基地建設の軟弱地盤データに恣意的データ処理。「実際の地盤の評価を誤らせる」と元中堅ゼネコンの土木技術者は厳しく批判。日本大学准教授の鎌尾彰司さんは「このまま進めれば大変な事態になりかねない。もう一度ボーリング調査する必要がある」と指摘。 pic.twitter.com/btc9S7Remb
— 伊波 洋一 (いは よういち) (@ihayoichi) February 9, 2020
2月9日しんぶん赤旗日曜版のスクープ、防衛省が辺野古新基地建設で軟弱地盤の地盤強度の室内試験データを隠蔽。すでに工期は遅れ9年3ヵ月、費用は膨らむばかりで当初の約3倍の9300億円に。しかし、これでできるとは思えません。さらに工期は延び、費用は底なしになりかねない。 pic.twitter.com/y1ZiOfE8gs
— 伊波 洋一 (いは よういち) (@ihayoichi) February 9, 2020
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私が見る限り全国紙の後追いはないようですが、もっと大きく取り上げられるべきスキャンダルと思います。