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自民党の中では一番マシな議員である石破茂氏が新総裁に選出! ~総理大臣になったら長尾和宏医者を厚生労働大臣に任命すると男の約束
私は自民党総裁選になんの関心もなかったので、石破茂氏が勝ったと聞いた時に、それほど驚きませんでした。
石破茂氏はゲル閣下とアンパンマンの間を行ったり来たりする人で、ゲル閣下のときは「出動せよ! って言われた時に…それに従わなければ、この国における最高刑、死刑があれば死刑…」と言い、機嫌が良くてアンパンマンのときは、新総裁の決意表明のように「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、全身全霊を尽くしていく」というような事を言います。
アンパンマンのときには、確かに国民の安全と安心を真剣に考えているようで、例えば「2024年 自民党総裁選挙 石破茂 政策集」の【外交・安全保障】では、“日本の地位の強化を主眼とする日米同盟の対称化を進め、同盟の持続性を高めます。併せて、日米地位協定の改定の検討を始めます。”とあり、【地方創生 2.0】では、“「地方こそ成長の主役」との発想に基づき、地方がそれぞれの特性に応じた発展を遂げることができるよう、日本経済の起爆剤としての大規模な地方創生策を講じます。”とあります。
私は石破茂氏が地方創生担当大臣だった時に、地方を回って地元の人々と直接対話するなど、実績を上げていたことを知っているので、自民党の中では一番マシな議員だと思っています。
問題なのは、石破氏が緊縮財政派であることと、いつゲル総裁に変貌するのか分からないところです。ただ、櫻井よしこ氏が「石破氏を総裁にしてはいけない!」と言っているので、やはり石破氏が一番マシなのではないかと思います。
面白いのはツイートにあるように、今年の2月に石破茂氏は『長尾チャンネル #43』にゲスト出演して、“総理大臣になったら長尾和宏医者を厚生労働大臣に任命すると男の約束”をしたというのです。
“続きはこちらから”の記事をご覧になると、これは事実だと分かります。引用元をご覧になると、長尾和宏氏は「僕はいつも本気だ。望むことも本気だ。」と書いています。
石破氏は「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にする」と言っているので、この約束が守られるのかどうかを、期待しないで見守っていましょう。
“長尾和宏氏に厚生労働大臣ができるのか?”というのは愚問です。誰が厚生労働大臣になっても武見敬三よりはマシだからです。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

【長尾チャンネル】#43 石破茂さんに訊く! この国の政治、大丈夫⁉ / ニコ生視聴中 https://t.co/v7gLcXOf0Q
— よもぎちゃん (@akiko48557831) September 27, 2024
長尾先生、厚労大臣に任命?( ^ω^)・・・
数ヶ月前、ニコ生長尾チャンネルに石破氏がゲスト出演した折、総理大臣になったら長尾和宏医者を厚生労働大臣に任命すると男の約束をされました。長尾和宏医者は遺伝子ワクチン接種の中止とワクチン後遺症患者への救済に尽力されると思います。
— 種まき有難う (@Pw74f0B4qyG4yMy) September 27, 2024
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調査ジャーナリストのホイットニー・ウェッブ氏「私たちのオンライン生活とオンライン活動に対する、前例のない監視の枠組みを実際に作っているということです。」 ~政府請負企業であるパランティアがCIAに代わって、一般のアメリカ人を対象にプロファイリングを行ってきた
インパクト・セオリーのディスカッションの中で、調査ジャーナリストのホイットニー・ウェッブ氏は、“ビル・バーがトランプ政権で司法長官だったときのことなんですが、彼はDEEP【破壊・早期関与プログラム】と呼ばれるプログラムを導入しました。これは、司法省が罪を犯す前の段階で訴追できるような枠組みを作ったんです。つまり、ソーシャルメディアへの投稿を理由に、人を起訴したり逮捕したりできるという考えです。そして、それ以来、アメリカでは実際に何度かそういうことが起きています。さらに最近では、イギリスでも同じ政策が導入されていて、ソーシャルメディアへの投稿などを理由に、20ヶ月の懲役刑が言い渡されたケースもあります。…トランプ大統領はソーシャルメディアのプラットフォームに対し、ユーザーのプロファイリングを行い、潜在的な銃撃犯が犯行に及ぶ前に特定するよう求めました。…結局、それは実現しませんでしたが、とても問題のあることです。…そしてこの政策は、アメリカの民主党の一部からも支持されています。…実際、アメリカの諜報機関であるFBIやシークレットサービス、イギリスとイスラエルの諜報機関も巻き込んだ、より広範な取り組みが行われています。世界経済フォーラムに拠点を置く「サイバー犯罪対策パートナーシップ」と呼ばれるものです。…つまり、オンラインでいわゆる誤情報を発信した場合…サイバー犯罪者とみなされる可能性があるものもあり、私はそれを非常に懸念しています。さらに彼らは、インターネットへのアクセスにデジタルIDを必須にするべきだと主張しています。…これはつまり、私たちのオンライン生活とオンライン活動に対する、前例のない監視の枠組みを実際に作っているということです。…それには、例えば、政権に関係なく多くの契約を獲得している政府請負企業であるパランティアなども含まれます。彼らはCIAに代わって、一般のアメリカ人を対象に、数十年にわたってオンライン活動に基づいたプロファイリングを行ってきました。”と話しています。
ShortShort Newsさんのツイートには元動画へのリンクがあります。Alzhacker氏の記事『エリートはいかにしてローマのようにアメリカを崩壊させるか: ブラックロック、トランプvsカマラ、市場暴落|ホイットニー・ウェブ』に全体の翻訳があります。
ホイットニー・ウェッブ氏は、政府請負企業であるパランティアがCIAに代わって、一般のアメリカ人を対象にプロファイリングを行ってきたと言っていましたが、パランティアの創業者で現会長はピーター・ティールです。
そして、トランプ陣営の副大統領候補であるJ.D.ヴァンスは、ピーター・ティールの弟子なのです。
二つ目の動画をご覧ください。ニック・フエンテス氏は、アメリカの極右政治評論家およびライブストリーマーということですが、“正直なところ、もうトランプに勝ってほしくもないんです。移民問題について、彼がどんなに正論を言っているように聞こえても、どうでもいいんです。…私たちはイスラエルの属国であり、トランプは属国の王様のように立候補しているのです。…この政権のメリットは何なのでしょうか?…J.D.ヴァンスの仲間です。…「トランプが当選すれば、ハイテク検閲に強気になるだろう」という人もいる。トランプは、いわゆるインターネット上の反ユダヤ主義を撲滅するために政府を使うとほのめかしている。…だから、実際には、民主党政権下よりも、トランプの方が言論の自由を許してくれるかどうか、自信がなくなってきた。”と話しています。
“続きはこちらから”の記事をご覧ください。米軍は今年、中東での空爆のターゲットを特定するために、パランティアの「メイブン・スマート・システム」を使っているが、AIターゲティング技術をより多くの米軍人に拡大するために、パランティアと1 億ドルの契約を行ったということです。
ホイットニー・ウェッブ氏の情報を考慮すれば、AIターゲティング技術が政府に反対する一般市民に拡大されることは必然のように見えます。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

ソーシャルメディアへの投稿で懲役刑
— ShortShort News (@ShortShort_News) September 23, 2024
🇺🇸🇬🇧🇮🇱諜報機関と請負企業が推進
─陰謀事実調査ジャーナリスト ホイットニー・ウェッブ
元動画:https://t.co/Rx6KZBraMd pic.twitter.com/Q3mYv92IWI
アメリカ・ファースト主義のインフルエンサー Nick Fuentes @NickJFuentes
— ShortShort News (@ShortShort_News) September 22, 2024
トランプをもう支持できない・もう無理だhttps://t.co/22AYoN4mTa https://t.co/l61Gvbuvik pic.twitter.com/0jMNwlPqJV
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ロシアのラブロフ外相が語るアメリカのジャイアニズムとディープステート 〜 西側首脳の劣化が激しい中でロシアが世界の良識を代弁している
ロシアのラブロフ外相は、アメリカの要求する「ルールに基づく国際秩序」ですが、“そのルールは、私たちがよく言うように、その時々の気まぐれで、神のみぞ知る、と言うわけです”と話し、具体例としてコソボ独立とクリミア独立を挙げて、“セルビアからコソボを分離させようとしたとき、彼らは住民投票もなしに一方的に独立を宣言し、これは民族自決権の実現だと述べました。そして数年後、ウクライナ民族主義のナチスがキエフで政権を掌握した後、クリミアの住民が住民投票を行い、多くの外国人監視員の下、ロシアとの再統一を支持したとき、アメリカはこの行為を非難し、領土保全の原則に違反していると述べました”と語っています。
この件に関しては、『プーチン大統領とグテーレス国連事務総長~セルビアからみた宇戦争』も面白いので参照してください。
要するに「ルールに基づく国際秩序」とはダブルスタンダードのことであり、ウォルフォウィッツ・ドクトリンのことであり、より分かりやすい表現ではジャイアニズムのことなのです。
ジャイアニズムは「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という言葉に由来しており、“自らの所有物(占有物)については当然に自分の所有権を主張しつつ、他者の所有物に対してさえも全く法的な根拠なしにその他者の所有権を否定し、所有権が自分に属することを暴力的に主張するという、極端に利己主義、独占主義的な思想を指す。”というものなので、まさに今のアメリカ、イスラエルそのものと言えるでしょう。
ラブロフ外相は、世界の多数派(BRICS、グローバルサウスなど)はこうした現状を終わらせることに関心を持っているとし、“特別軍事作戦は世界的な意味を持っています。なぜなら、それは例外なくすべての国が平等である多極的な世界秩序を擁護するものだからです”と話しています。
二つ目の動画でラブロフ外相は、“もちろん、10月7日のテロ攻撃は言語道断であり、まともな人間なら誰でも非難するでしょう。しかし、犯罪に対して別の犯罪で報復すること、特に、禁止されている民間人への集団的処罰を用いることは、受け入れられません。…一部の人々が「私たちはユダヤ民族であり、ホロコーストの犠牲者だったのだから、今後は何をしても許される」という考えで行動するのは、非常に悪い傾向です。これは、まさにヒトラー率いるドイツとヒトラーのイデオロギーの特徴であった選民思想の表れなのです。”と話しています。
こうした当たり前のことを堂々と発言できるロシアを、世界の多数派は頼りにしているのだと思います。
三つ目の動画では、アメリカではディープステートが暗躍しており、バイデン大統領が国を率いることができないような状況でも歯車が回り続けている。“この機械は、アメリカの覇権を脅かす競争相手を決して許さないように設計されています。…私はアメリカの指導者について、いかなる幻想も抱いていません。トランプ大統領は、4年間大統領を務めている間、プーチン大統領と何度か会談し…とても友好的な態度でしたが、ロシア連邦に対する制裁は…それまでより非常に深刻なものが科されました。結局のところ、私たちは自分たちを頼りにするしかないという結論に達しました。ホワイトハウスや他の西側の首都に、親切なおじさんがやってきて、すべてがうまくいくと期待することは、私たちの歴史上、二度とあり得ないでしょう”と言っています。
四つ目の動画では、“昨年、ちょうど1年前のことですが、私はフランスの経済大臣ブルーノ・ルメールの声明を読みました。彼は、ヨーロッパ、特にフランスの産業界は、エネルギー供給にアメリカ産業の4倍の費用をかけていると述べていました。これが、アメリカが目指し、そして達成したことなのです。彼らは常に競争相手を排除します。彼らはロシアに競争相手を見出し、ウクライナに反ロシア、嫌露、ナチス的な政権を作り上げ、我が国との戦争に駆り立てたのです。EUもまた、アメリカの競争相手でした。そして今、ヨーロッパ大陸の発展傾向を正しく理解しているとすれば、EUはもはや競争相手ではなく、今後も競争相手にはならないでしょう。…ヨーロッパの官僚たちは、アメリカが定めた方針に素直に従っています”と話しています。
日本の政治家・官僚もアメリカが定めた方針に素直に従って、日本を破滅に追い込んでいますね。劣化した西側首脳との格の違いを見せつけられたスカイニュース・アラビアのインタビューでした。
特別軍事作戦は多極的世界秩序形成のために重要
— ShortShort News (@ShortShort_News) September 23, 2024
住民投票なく分離したコソボと、住民投票して分離したクリミア
─ロシア🇷🇺ラブロフ外相 Sky News アラビア独占インタビューhttps://t.co/lv41QZ09fm pic.twitter.com/65UJgh0gP4
「ホロコーストで亡くなったのはユダヤ人だけではない」
— ShortShort News (@ShortShort_News) September 23, 2024
パレスチナ人への集団的懲罰を批判し、ユダヤ人の被害者ビジネス感・選民意識に不快感を表明
─ロシア🇷🇺ラブロフ外相 Sky News アラビア独占インタビューhttps://t.co/niFe8JR9TD pic.twitter.com/5yKTXgz4QU
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ぴょんぴょんの「〈トランスニストリア〉と呼ばないで(2)」 ~〈トランスニストリア〉の名づけの親は〈ルーマニア〉
今回は、第二次世界大戦で、ナチス政権になった〈ルーマニア〉が、〈ドイツ〉とともに〈ソ連〉に侵攻し、取ったドニエストル川東岸地域を〈トランスニストリア〉と名づけたところから、ふたたび〈ソ連〉に占領され〈モルダヴィアSSR〉に引き戻されるところまで話します。

〈ソ連〉のテーマパークみたいな「沿ドニエストル共和国」
沿ドニエストルは、コールドスリーブされたソ連風味の街並みなのである。 pic.twitter.com/DO0Su4bE4C
— Armchair Analyst (@OfficeChael) February 23, 2024
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動画のコメント欄に「やっぱり、ちゃんと勉強した人がリスペクトをもってインタビューをすれば、こんなにもコミュニケーションがキレイに成立するんだなとすごく感心させられる。テレビもそうなればいいのにと思いたいけど、これはあっちゃんにしかできないんだろうな、、、おそろしく高度なインタビュー。」とありましたが、本当にその通り。
石破氏の父親、石破二郎氏は建設省(現国土交通省)の事務次官退任後、1958年に鳥取県知事に就任。その後、参議院議員になり自治大臣、国家公安委員会委員長に就任。1981年に死去、葬儀委員長は田中角栄が務めたということです。
石破茂氏は、“やっぱりね、一生かかって越えられない親を持ったってのはね、それは幸せなことでもあり、不幸なことでもあるんでしょうね(1分45秒)。…超えようなんぞという大それた事を考えたことがない(5分52秒)…我々二世がなんでいっぱい出るかって言うと、名前の売り賃と信用代がタダですからね。これは(田中)角栄先生がはっきり言われましたよ。「お前なんか大した奴じゃない。お父さんのおかげで名前をみんな知っている。お父さんのおかげで、あのお父さんの子供だったらそんなに変な奴じゃない。要するに名前の売り賃と安心代がタダなのだ。だからお前は出られるのだ。」とはっきり言われましたからね(26分49秒)。…私、銀行に4年いましたけど、自分よりも頭いいし、自分よりも決断力あるし、自分よりも思慮深いし、自分より国会議員に向いている人、いっぱい見ましたよ。…私はその人たちより遥かに劣るのに、親の子供であるが故に国会議員になるの変じゃないの? と思いました。…だから二世じゃなくても出られる仕組みを作るのが、二世の最後の仕事だと思ってましたね(27分45秒)”と話しています。
石破茂氏の話を聞くと、父親の石破二郎氏は本当に立派な官僚であり政治家だったようです。昔の官僚は偉かったという話を聞いたことがありますが、本当にそうだったみたいです。
二つ目の動画の11分33秒で中田敦彦氏は、“やっぱりその自分の主義主張、 ここに対してやっぱり曲げられない。…そこが一番いい所でもあるんじゃないですか?…まさにその時に違えたものだったりとか,その時に迎合しなかった姿勢っていうのが、今の石破さんへの今回の総裁選の期待感にもなってる。”と言っています。
18分の所で石破茂氏は非常に重要なことを話しています。“裏金問題とか統一協会ってのは、相当自民党の信用を損ねた所があって、一応自民党としてきちっと調査をして、きちんと処分はしたんだけど、人々は納得をしていないので、総裁選挙終わったらいつになるか知らないけど、選挙になるんでしょうよ。「なんで裏金の人を公認したんですか?」「なんで統一協会に関係ある人を公認したんですか?」みたいなことに必ずなる。誰か知らないけど総裁になった人はですね、「疑問を持たれた議員が説明すればいいんです」って事じゃなくて、公認権を持っているのは総裁なのでね。総裁がちゃんと説明しなきゃダメですよって事だと思いますけどね。”と言っています。
石破茂氏が自民党総裁になった今、人々が納得する説明を石破総裁がするのか否か、ここに注目しましょう。