Finian Cunningham
先週、戦略的に重要な都市クサイルでのシリア政府軍の軍事的勝利は、いくつかの理由で画期的な出来事だ。
今やシリア軍は優位にたち、完全な勝利への勢いが増している。
戦士の損失と、クサイル経由の重要な補給路の切断からして、アレッポの反政府派の最終的な敗北は確実なように思える。
2011年3月以来、NATO諸大国と、この地域におけるイスラエル、ヨルダン、トルコ、サウジアラビアやカタールを含むNATO諸国の同盟国の命を受けて、傭兵連中はシリアを恐怖に陥れていた。
だが、おそらくクサイルでの
勝利のより意味深い余波は、シリアや、より広範な地域における、欧米帝国主義の醜い顔を暴き出したことだ。
昨年、クサイルを包囲した傭兵の配備で、
いわゆる自由シリア軍(FSA)の多くが外国人であることや、アルカイダと繋がる過激派の一団に対するシリア国民の支持がごくわずかなことが一層明らかになった。
先週水曜、こうした欧米が支援する殺人鬼や盗賊どもが、とうとうクサイルから逃げ出した後、一体なぜ住民達が、シリア軍とレバノンのヒズボラ同志を安堵と感謝で歓迎したのだろう?
クサイルから逃げた住民達、イスラム教徒、スンニ派、シーア派、アラウィー派や、キリスト教徒達が皆、安全が回復した自分たちの町で、これまでの平和な共存生活を再開しようともどりつつあるのは一体なぜだろう?
クサイル陥落後、欧米マスコミのシリア報道は、過去一週間、突然の沈黙に覆われている。
現時点で、欧米政府や、そのマスコミ宣伝機構が最も避けたがっているのは、欧米の国民が、むき出しの明白な真実を目にすることだ。各国政府とマスコミが、
過去二年間にわたり、シリアで起きていることについて嘘をついてきたのを知られることだ。
シリアで、シリア国民と慈愛に満ちた欧米諸大国が支持する民主化運動の蜂起が起きているわけではない。そうではなく、
シリアは、石油とガスが豊富な中東における利己的な戦略上の権益の為の、欧米大国による犯罪的な秘密の侵略戦争にさらされてきたのだ。
クサイルが、中東における欧米政府の犯罪を極めて明快にした。
欧米政府は、主権国家に、武器、資金、特殊部隊や、外国の人殺し組織を密かに注ぎ込み、シリア国民を威嚇して、自分たちの体制転覆という狙いに応じさせようとしたのだ。欧米の大統領、首相や外交官達、バラク・オバマ、デーヴィッド・キャメロン、フランソワ・オランド、ジョン・ケリー、ウイリアム・ヘイグや、ローラン・ファビウスの手は、80,000人のシリア国民の血で濡れている。彼等全員、告訴されて、戦争犯罪裁判で裁かれるべきだ。
今や、退却する反乱部隊の残滓と一緒に、欧米政府も、のっぴきならぬ暴露に怖じ気づいている。
AP通信は報じている。“[シリア]反体制派指導部[つまり欧米傀儡]は、更なる支援が無ければ、反乱は壊滅的な取り返しのつかない敗北をしかねないとアメリカ政府に警告した。”
この文章が全てを物語っている。王様連中は裸だ。
逆に言うと、米戦争屋はそれだけ追いつめられているということです。アベノミクスにしても、誰が考えても参院選が終了して、自公が3分の2を確保してから、株式が暴落して、日本人の個人資産が米戦争屋の懐に入る方が良いにきまってます。
しかし、現状のシリア情勢では、一刻も早く反政府軍に武器を渡さなければ、テロリスト達は壊滅、欧米のテロリスト支援者たちの悪が明らかになります。やむを得ず日本の株が暴落する日時が早まったと見ます。日本人から奪ったお金がテロリストへの武器供与へと使われることはほぼ明らかです。