月別アーカイブ: 7月, 2022

食料備蓄に欠かすことの出来ない玄米 ~玄米の炊き方、長期保存対策など

竹下雅敏氏からの情報です。
 世界を取り巻く状況を見る限り、食料を備蓄しておく必要があるのですが、まずは玄米の確保です。白米は劣化が激しいので玄米で長期保存します。また、食糧不足の際に白米を食べるのは愚かなので、上手に玄米を炊いて食べるようにしましょう。どうしても体質的に玄米が合わない方は、3分づき等に精米して食べてください。玄米で保存し、食べる時に精米機を使って下さい。
 玄米の炊き方ですが、夏は12時間、冬は24時間水につけておくと良いようです。ウチは圧力釜で炊いているのですが、水を玄米の1.5倍にしています。例えば、玄米3合(510g)の場合は、水を765㏄にします。玄米を洗って良く水を切り、圧力釜に入れ、水を加え、蓋をして強火にかける。圧がかかったら弱火にし、23分加熱。ウチの圧力鍋のなべ内圧力は約90kPaです。火からおろし圧が自然に消えるまで放置します。水に浸しておいた玄米はとてもやわらかくておいしく、満腹感があります。 
 2つ目の動画の6分40秒で、コメの長期保存対策を説明しています。15度以下、湿度70~80%くらいでの保存が良い。開封したコメは、ペットボトルに入れて冷蔵庫に入れていると言っています。備蓄米は無酸素保存がオススメで、酸素遮断袋にお米を袋ごと入れる。脱酸素剤も一緒に入れて、袋の口をきちんと閉じる(9分7秒)だけ。酸素遮断袋は衣類圧縮袋を使うと安いし、すぐ手に入る。脱酸素剤は、使い捨てカイロ(普通サイズ、ミニサイズ2つ分)が良いと言っています。
 3つ目は、“こんな方法があるのか。”と驚いた動画です。「ぺりどっと通信7」のバキューム方式を思い出した人も居るでしょう。
 “続きはこちらから”の動画は、コメの長期保存に柿渋袋を使うというものです。「使い終わったら、天日に干して何度でも、再利用できます。(1分48秒)…保管は、日の当たらない湿気の無い場所、涼しい場所が良い。(3分47秒)」とのことです。
 この動画の加藤大和氏の書き込みが素晴らしい。“「もみ」のままの米で保存してます。30年経過しました。100年持ちます。…政府が、全国の余ったお米を「もみ」の状態で買い上げ、巨大な備蓄倉庫を建設してそこに保管する、そして…国民が飢えないように万全を図るべき”と言うのです。農水省はこの提言に耳を傾けるべきです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【令和最新版】玄米を食べてみたい方へ!炊き方が重要!有効性は?毒性は?
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【食糧備蓄】「お米」長期保存方法のおすすめ、やってみて分かったこと
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玄米まとめ買い保存方法。節約生活
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プーチン大統領は「サハリン2」の運営をロシア側が新たに設立する法人に移管し、現在の運営会社の資産を無償譲渡するよう命じる大統領令に署名 ~事実上、ロシア政府が接収するもので、ウクライナ侵攻を受けた「対ロシア制裁」への報復措置

竹下雅敏氏からの情報です。
 極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の現在の運営会社サハリンエナジーには、“ロシア国営ガス会社ガスプロムが約50%、英シェルが約27.5%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%を出資する。サハリン2の液化天然ガス(LNG)生産量は年1000万トンで、うち日本向けは約600万トン。日本のLNG輸入量の約1割を占める。”のですが、プーチン大統領は「サハリン2」の運営をロシア側が新たに設立する法人に移管し、現在の運営会社の資産を無償譲渡するよう命じる大統領令に署名しました。
 「サハリン 2」の株式はガスプロム、及び新たに設立されるロシア法人のものとなるのですが、“ロシアのガスプロムの出資は今後も維持されるが、その他の外国株主は、新会社の株式取得に同意するか否かを1か月以内に決定することが求められる。同意しない場合には資産を失い、保有する株式はロシア企業に売却される。同意する場合には、ロシア政府に申請を行って、認められれば出資を維持できる”と言うことです。
 しかし事実上、ロシア政府が接収するもので、ウクライナ侵攻を受けた「対ロシア制裁」への報復措置であることは、この大統領令が、“「米合衆国、及びこれに連なる外国、国際組織の非友好的、かつ国際法に矛盾する行動」によってこの措置は発動される”としていることから明らかなので、日本企業がロシア政府に申請が認められて出資を維持できる可能性は、日本政府がロシアに対する態度を改めない限り、ほとんどないということでしょう。
 “アメリカにどこまでもついて行くことが国益だ”と勘違いしている無能政権のツケは、電気・ガス料金の値上げですか…。 
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「サハリン2」ロシア企業に譲渡 プーチン氏が署名(2022年7月1日)
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ロシアが大統領令で「サハリン2」の事業会社を変更、事業への参加継続に関する決断を外国企業に要求
転載元)

© Sputnik / Sergei Guneev/ フォトバンクに移行
 
ウラジーミル・プーチン大統領は大統領令「一部の外国、及び国際組織の非友好的な行動に伴う燃料エネルギー分野における特別経済措置の適用について」に署名した。これに伴い、石油や天然ガスの採掘プロジェクト「サハリン2」の事業主は現行の「サハリン・エナジー」から、新たに設立されるロシア法人に移行し、この事業に出資していた外国企業は、 事業への継続、又は株式の売却を1ヵ月以内に決定する義務がある。外国企業が保有する株式を売却する場合、その利益は新たに設立されるロシア法人が受け取る。

法律情報の公式ポータルサイトに発表された大統領令には、次のように記されている。

「一部の外国法人、及び個人が義務に反したことで発生した、環境や技術面の非常事態に対する脅威、及び住民の命や安全に対する脅威、ロシア連邦の国家的利益、経済上の安全保障に対する脅威に伴い、これらの外国法人、及びその管理下にある個人に対し、次の特別経済措置が適用されることになった」



大統領令によると、「米合衆国、及びこれに連なる外国、国際組織の非友好的、かつ国際法に矛盾する行動」によってこの措置は発動されるという。大統領令の目的はロシア連邦の国家的利益を保護することにあると強調されている。
 
これらの外国法人は1994年6月22日に締結された生産分与契約(PS契約)の条件によるピリトゥン・アストフスコエ鉱区とルンスコエ鉱区の開発に関する合意に違反したという。
 
この大統領令により「サハリン2」の事業主は新たなロシア法人に移される。事業主の変更に伴い、その資産はすべてロシア政府に移され、新たな事業主がこの資産を無償で運用することとなる。その利用期間は新たな合意で確定される。「サハリン2」の株式はガスプロム・サハリン・ホールディング、及び新たに設立されるロシア法人のものとなる。これに際し、外国からの参加企業は現行の割合で新会社の株式取得に同意するか否かを1ヵ月以内にロシア政府に通達する義務がある。ロシア政府はこれに対し、申請書を3日のうちに分析し、株式売却の可能性について決定を下す。外国企業が株式を購入しない場合、これらの株式はロシア法人に売却され、その売却から得られる利益は新たなロシア法人の名義で開設される口座に移され、外国政府や外国法人の非友好的な行動によって生じた損失を補填するために運用される。
 
サハリン2の事業会社サハリンエナジーには、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムが約50%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%それぞれ出資。天然ガス生産量の約6割が日本向けとなっている。事業会社がロシア企業に移管されることで、日本の調達に影響が出る可能性がある。

[Twitter]おばあちゃんと福ちゃん

編集者からの情報です。
静かな人気らしい、おばあちゃんと福ちゃんのシリーズ。
ふたりとも、いいお顔。
(まのじ)
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ロシア駐屯軍が「親善のために」スネーク島から撤退 〜 食糧危機がロシアのせいならば、これでウクライナは世界に穀物輸出ができるはず?

 ウクライナのクレメンチュクにあるショッピングセンターをロシア軍が砲撃した、、、のではなく、その近くの巨大軍需工場だけをピンポイントで攻撃したことが明らかになったばかりですが、また新たな面白い動きをJano66さんが取り上げておられました。
 ロシアのウクライナ侵攻が騒がれた初期、スネーク島で勇敢に戦って死んだはずのウクライナ兵が自発的に武装解除したケッサク報道がありました。そのスネーク島にウクライナ軍の攻撃が続いていましたが、6/30ロシア国防省が正式に駐屯軍を撤退させたと発表しました。ウクライナ軍の攻撃が成功したというおっちょこちょいな見方もありましたが、そうではなくて「ロシア軍のせいで農産物を輸出できないので、世界が食料危機に陥っている」というウクライナと西側のデマに応えて「親善のためにスネーク島から軍を撤退させた。」と述べています。そもそも「港湾水域を含む黒海沿岸」は、ウクライナ軍による機雷が原因で船舶の輸出ができませんでした。Jano66さんは「ロシアのせいなら自分でやってみ〜ってことでしょう。」「これで(ロシアを悪者にする)言い訳のネタが一つ減ったな。」と愉快なコメントをしておられました。
ウクライナから世界にバンバン穀物輸出が開始されるか、お手並み拝見ですわね!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア国防省、ウクライナにおける特別軍事作戦の進捗状況を報告 ( 2022年6月30日)
配信元)
モスクワ、6月30日 - RIA Novosti. ロシアは親善のためスネーク島から軍を撤退させたと国防省は発表した。
「これは、ロシア連邦が、ウクライナ領土から農産物を搬出するための人道的回廊を組織する国連の取り組みを妨げていないことを国際社会に示すものだ」と同省は述べている。
彼らはまた、そのようなステップは、ロシア軍の制御による穀物輸出の「不可能性」の背後に隠れて、食糧危機の問題を推測する機会をキエフから奪うだろうと強調した。同省は、供給の再開のために今ウクライナ側は、ポート水を含む、その海岸近くの黒海沿岸をクリアしなければならないと付け加えた。国連は繰り返し食糧危機が穀物不足に脅かされると述べた、西側は、グローバル市場へのウクライナ穀物の供給を防止してロシアを非難し、モスクワはカテゴリ マリウポリ港での放火の発覚に加え、ウクライナ軍が黒海の一部を機雷化したため、船で世界の市場に穀物を運ぶことができなくなったのである
プーチン大統領は、ロシアはウクライナからの穀物輸出を妨げておらず、キエフが港をきれいにすれば、穀物を積んだ船は問題なく出港できると述べた。
(DeepL機械翻訳)

自然に即した豊かな未来を感じる2つの動画 〜「日本国民が早く気づけば」実現可能に

読者の方からの情報です。
 日本では肥料が不足し始めているそうですが、このことを少し主人に話したら、ドイツの農家の無農薬栽培には、肥料は家畜の糞等の本当に自然なものだけのみ使用する、という規則があるのだそうです。ただ、トラクターなどの燃料はどうなのかという問題はあります。ディーゼルに代わる植物油なども、トラクターなどの燃料として以前から使用されています。
 今回投稿させて頂いたこの動画ですが、こういう生き方、本当に自然で素晴らしいと思います。
不便なことも色々あるでしょうが、なんか憧れます。こういう生活なら、食料危機でも大丈夫でしょう。もう一つの興味深く思った動画では、このように電力が自給できれば、危惧されているブラックアウトも関係ないのでいいですね。
 竹下氏が時事ブログの解説でしばしばコメントされているように、日本国民が本当に早く気づけば、こういうこともどんどんあちこちで進められていくのではないでしょうか。
(匿名)
 ドイツにお住いの読者の方から、日本の興味深い動画をご紹介いただきました。一つは、青森県南部町で、驚きの自給自足の生活をされているご一家でした。若いご夫婦と、実にしっかりした愛くるしい坊やの3人家族が豊かに暮らしておられる様子が眩しい。廃棄された木材がお宝のように集められていますが、「生き生きと森で育っている木を切り倒してまで(薪として)暖をとったり煮炊きをしたくない。それだったらガスを契約したほうがいい。」自給自足のエゴのために自然を痛めつけるようなことはしたくない、と美しい笑顔で話されています。
 もう一つの動画は、アニメに出てきそうな美しい自然に囲まれた小さな集落です。高齢化で限界集落だった地域の、一転して移住者が急増したというレポートで、豊かな水量を利用した水力発電を事業化して、地域の自主財源年間2400万円を創出したそうです。10年も前から堅実に計画されたもので、補助金目当ての村おこしとは全く異なる地域の再生です。ぴょんぴょん先生の記事にあった「寂村ファイブ」と違って、地元の人々の応援は手厚いようです!
(まのじ)
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【密着】「地球に優しい」生き方を選んだ3人家族…電気もガスも水道も契約せず
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”限界集落”が一転、移住者急増のワケ きっかけは水車だった・・・ 売電収入で新たな試みも【山口豊アナが見たSDGs最前線】(2019年8月)
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