まみむのメモ(13)〈大地の恵み〉


 七草粥の1月7日から野草をたくさんいただくようになりました。季節の行事が後押ししてくれての野草食の始まりです。
 まだゴギョウ・オギョウ(母子草)やナズナ(ぺんぺん草)など、7草全部は生えていないけど、今年は旧正月まで待たなくても草がとても元気良く生えていますね。
(まみむ)
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まみむのメモ(13)〈大地の恵み〉

冬空


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まぁ

七草粥にと野草を採ってきたんだけど、草がとってもおいしそうなんだ。


スイバ

ギシギシ


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むぅ

スイバやギシギシは冬にも元気な野草ですから、野草カレーにぴったりで早速作りました。生のウコンが手に入ったので、生姜と一緒にすりおろして、クローブ、クミンやディルなどのスパイスと一緒に油で香り出しをして玉ねぎ、野草、カボチャ等を炒めて、塩茹でしたスイバ、ギシギシを細かく刻んで入れてカレー粉を少し足して、柔らかく煮たインゲン豆と煮汁、塩を入れて煮込んだら美味しいカレーができました。


野草カレー


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むぅ

身体が温まって、食べ過ぎで弱った胃腸も元気になるスパイスや肝臓に良いウコンなど、この時期にぴったりな感じです。(参考:お天気レシピ

七草などの野草もビタミン、ミネラル、薬効もあって、冬の栄養補給を促進する日本人の知恵ですね。(参考:お天気レシピ

竹下先生の東洋医学セミナーで学べるアーユルヴェーダの観点から見ると、野草カレーはバランスよく身体に作用すると思われます。

スパイス、野草などの薬効が高いからといっても、季節、食べ合わせ、体質によっては合わない場合もあるのをアーユルヴェーダで学びました。まだまだ習得は難しそうですが、テキストを開いて確かめています。


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みぃ

野草と冷やご飯や片栗粉・米粉・小麦粉など適当にある粉を混ぜてお焼き風に焼いても美味しかったよ。味は自家製生味噌や醤油、塩なんでも合うね。

今の時期の野草はアクやクセがなくて食べやすいよ。その分薬効も少ないかもしれないけれど、葉緑素や元気はいただけそうだね。


野草おやき



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まぁ

クミンやディルやターメリックパウダー、乾燥した無農薬みかんの皮を粉にしたものなどを混ぜるとまた違った風味が出て、チジミ風に焼いて手軽なおやつ感覚で美味しいね。


野草おやき


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むぅ

ビタミン、ミネラルが豊富で身体が喜んでいるようです。野草茶と一緒にお客様にもおすすめしてしまいましたね。


今日の野草茶(クマザサ、ウツボグサ、オオバコの種、ハコベ、クマザサの青汁の搾りかす、桑の木の皮、ヨモギの種、柿の葉の青汁の搾りかす)


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まぁ

今、畑と庭に生えている植物を調べてみたよ。

ハコベ・・・産後の浄血、催乳、肝臓のむくみ、歯茎の出血、歯槽膿漏、ハコベはほとんど一年中生えていて、昔から産前産後や血の道に使われている。

ハコベ


ホトケノザ・・・シソ科の外来種で七草のホトケノザ(タビラコ)とは違うけど、天ぷらなどにしてよくいただいてる。リューマチにいいらしい。

ホトケノザ

ホトケノザ(タビラコ)の仲間オニタビラコ


ヒメオドリコソウ・・・シソ科の帰化植物で、在来種のオドリコソウは山菜として食べられ、腰痛などの入浴剤に乾燥させたりしているね。天ぷらや茶材にしていただいている。

ヒメオドリコソウ


ヤブジラミ・・・種を強壮や消炎、てんかん、関節痛などに煎じるといいらしいからお茶にするといいね。種は服にくっついちゃうと取れにくい。葉は人参によく似ていてセリ科のヤブニンジン属で天ぷらや色々な料理にいただいているよ。

ヤブジラミ


ノゲシ・・・浄血、解毒、下痢、黄疸、痔、肝炎、腫れ物などにいいらしい。レタスの原種の仲間で、五臓六腑の邪気を払い、気力充実、老化防止、滋養強壮になるとか。

ノゲシ


ユキノシタ・・・一年中あるので必要な時に生葉をいただけるよ。生の葉を少しの塩でもんで絞って、子供のひきつけや熱冷ましに飲ませたり、中耳炎では汁を筆につけて患部に塗る。直接耳に垂らして治した人もいたよ。腫れ物、ひび、しもやけには生葉を火で炙って柔らかくして貼るといいそうだ。天ぷらにすると美味しいから、昔からてんかん予防に子供によく食べさせていたよ。

ユキノシタ


ウラジロチチコグサ・・・チチコグサは解熱、利尿、感冒、咳止め、頭痛などに良く、七草のハハコグサもせき、たん、感冒、喘息などに良い。ウラジロチチコグサは帰化植物で繁殖力が強くて最近は良く見かける。冬でも葉を地面にくっつけたようにして広げて成長しているよ。

ウラジロチチコグサ


参考:e-yakusou.com奄美群島生物資源Webデータベース

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みぃ

この頃縫い物をするのに、目が疲れるから、自分で目薬が作れないかと思うんだけど・・・。


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まぁ

メグスリノキが一番良さそうだから山に行けば見つけられるかもしれないね。日本原産だそうだよ。でも、冬は落葉してて見つけにくそうだ。

セリバオウレンの根やタカサブロウも目薬になるね。
タカサブロウは雑草として引っこ抜かれているし、時期的に今は生えてないから採取は無理だけど、セリバオウレンがたくさん生えている所を知っているよ。


セリバオウレン


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みぃ

我が家の庭の隅にも大きく育ったのがあるから、根を少しいただいて煎じてみようかな。


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むぅ

オウレンは健胃薬などの貴重な植物として有名ですね。早春に咲く花がとっても可憐です。


バイカオウレンの花


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まぁ

ところで、この頃闇に光があたって浮き彫りになってきているという感じだよね。現政権が続けば続くほど、これまで隠れていた問題が次々表に出てくる感じ。このまま膿を出しながら悪化するのを放っておかずに・・・自然治癒力を高めるのは国民の意識の問題もあるのかも。


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むぅ

popoちゃんのメキシコが大変な状況の時のあの祈りもあって、今のメキシコがあるような気がします。「今、popoちゃんにできること、それはメキシコちゃんに愛のマントラを贈ること。。。」
当時はほんの数ヶ月後の劇的な好転を想像すらしていませんでした。私たちも見習わねばと思います。


pixabay[CC0]


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まぁ

popoちゃんは過去21年間、たくさんの愛をメキシコから頂きました。だからこそ、もっともっとメキシコの真実を知りたい。。。良いことも悪いこともぜ~んぶ!」
こんな風に日本ちゃんを地球ちゃんを愛せたらいいんだね。


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むぅ

さっそく日本ちゃんに愛のマントラを贈っていたら、一瞬日本の原風景というか、小川や山や太陽が美しい、昔の日本の風景が目に浮かびました。

日本ちゃんは自然と調和したのどかな日本に戻りたいのかもしれませんね。


新潟県 星峠の光芒 Author:Koichi-Hayakawa[CC BY]


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まぁ

地球ちゃんに愛のマントラを贈っていたお陰か、こんな素敵な音楽と動画を見つけた。


Leo Rojas - The Sound Of Silence


Leo Rojas - El Condor Pasa


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まぁ

音楽を聴きながら映像を見ていたら、眠っていた野生が呼び起こされる感じがしたんだ。
地球ちゃんからのプレゼントだったのかな。


挿絵:あい∞ん、出典表記のない写真:まみむ

Writer

まみむ

以前「地球の鼓動・野草便り」を書かせていただき、現在「食べられる野草図鑑」連載中です。
まぁは、普通のことを普通に話しているだけなのですが、普通かどうかは基準が人それぞれですね。この頃、特に関心があるのは、これからの地球の自然と人間の関わり方。
みぃは、時々神様のお話や植物たちのお話をしてくれます。とにかくこれから良くなっていくことを信じて、ガヤトリー・マントラを日々唱えています。
むぅは、以前から知っていたのですが、最近やっと会いました。あまりおしゃべりではないけど、とってもピュアな感じ。神の存在に対する認識がこの頃できてきて、自分の良心にしたがって生きることの大切さを感じています。



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