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ベルリンに住むイスラムの方たち
ソクラテスの言葉、無知の知が有名ですが、
英語になると、
I know that I know nothing.
私が知っているのは、私は何も知らないということだ
The only good is knowledge and the only evil is ignorance.
唯一の善は知ることであり、唯一の悪は無知である
ドイツには、トルコ人をはじめ、パレスチナ人、
シリア人、アフガニスタン人など、イスラム教(ムスリム)
の方たちがたくさん住んでいます。
ざっくりとした西洋人達の印象としては、
イスラムの方たちは、危ないというイメージだ
そうです。
欧米のニュースをいつも見ていると
そのような印象になりがちです。
私達、日本人もそうではないでしょうか・・。
本当にそうなのでしょうか・・。
イスラム教の方が多い、中国の新疆ウィグル自治区での
下記のようなニュースがありました。
https://www.bbc.com/japanese/45859761
カザフスタン国境に近いイスラム教(ムスリム)の方たちが
迫害をされています。場所からみても、アフガニスタンのように
内陸地で帝国から、邪魔だと言われそうな地域です。
このようなことも、石油狙い、オイル関連で、この地域がどうしても
パイプラインなどで必要なのかなと想像を膨らましてしまいます。
この地域は、核実験をしていた地域でもあります。
日本では、1970年代シルクロードの良いイメージが
演出され、観光客も集めていたかと記憶しています。
そういえば、小学校の図工の時間に喜多郎さんのシルクロードの
曲を聴きながら、想像した絵を描くという時間があったかな・・。
1960年代よりロプノール地域は核実験場として使われ、1996年までに核実験が45回実施された。そのうち23回が大気圏内核実験でロプノールの北西約100km地点、22回が地下核実験でロプノールの北西約220km地点で行なわれた。1950年代から1960年代にかけてロプノール付近は軍事上の立ち入り禁止区域となり、1980年代に立ち入り禁止が解除された。
キャンベラのオーストラリア地質調査協会によって1996年の核実験の規模が1-5キロトンであったことが明らかにされた。
ウイグルのアニワル医師の見解
このような状況の中で「(中国政府に)実験のモルモットにされた」と訴えるウイグル人も現れており、ウイグル人医師アニワルは、「中国では被曝者が団体を作ることも抗議デモをすることも許されないし、国家から治療費も出ない。中国政府は『核汚染はない』と公言し、被害状況を隠蔽しているので、海外の援助支援団体も入れない。原爆症患者が30年以上も放置されたままなのだ」として、中国政府の対応を激しく批判している。また、核実験場は最も近い居住エリアから10キロしか離れていなかったとも指摘されている。
ウイグル人の悪性腫瘍の発生率が、中国の他の地域の漢人と比べて、35%も高くなっており、漢人であってもウイグル自治区に30年以上滞在しているものは、ウイグル人と同じ発生率となっている。また、先天性異常のために歩くことも話すこともできない障害児ばかりが生まれる地域もある。
中国による同地区核実験についてはイギリスBBCが1998年8月に隠し撮りによるドキュメンタリー「死のシルクロード」(27分)を報道し、この作品はローリー・ペック賞を受賞している。アニワル医師も同作品に同行している。
- 1964年10月16日 初の核実験。
- 1967年6月17日 初の水爆実験。
- 1980年10月16日 最後の大気圏内核実験。
- 1996年7月29日 最後の地下核実験。
キャンベラのオーストラリア地質調査協会によって1996年の核実験の規模が1-5キロトンであったことが明らかにされた。
ウイグルのアニワル医師の見解
このような状況の中で「(中国政府に)実験のモルモットにされた」と訴えるウイグル人も現れており、ウイグル人医師アニワルは、「中国では被曝者が団体を作ることも抗議デモをすることも許されないし、国家から治療費も出ない。中国政府は『核汚染はない』と公言し、被害状況を隠蔽しているので、海外の援助支援団体も入れない。原爆症患者が30年以上も放置されたままなのだ」として、中国政府の対応を激しく批判している。また、核実験場は最も近い居住エリアから10キロしか離れていなかったとも指摘されている。
ウイグル人の悪性腫瘍の発生率が、中国の他の地域の漢人と比べて、35%も高くなっており、漢人であってもウイグル自治区に30年以上滞在しているものは、ウイグル人と同じ発生率となっている。また、先天性異常のために歩くことも話すこともできない障害児ばかりが生まれる地域もある。
中国による同地区核実験についてはイギリスBBCが1998年8月に隠し撮りによるドキュメンタリー「死のシルクロード」(27分)を報道し、この作品はローリー・ペック賞を受賞している。アニワル医師も同作品に同行している。
こちらは、世界の核実験の数が可視化されている貴重な動画です。
国連の常任理事国は、核実験をしている国だ
ということもいえるのですね。
なぜ、ドイツが常任理事国に入っていないのか
ずっと疑問でしたので、これですっきりです。
日本の場合は、本当は、もっと
現実を直視しなければいけないのですね。
語学学校で一緒だった、シンガポール出身のお母さんは、
顔がインド系のマレー系で、イスラム教(ムスリム)です。
ご主人がドイツ人で、ご主人がイスラム教になったそうです。
なぜなら、イスラムの女性は、イスラム教の男性と結婚をしなければ
いけないと推奨されているそうなのです。
息子の学校にも、イスラム教のトルコ系の生徒がいますが、
トルコ系の女子生徒が言ったそうです。私は、イスラム教の
男性との結婚しか勧められていないと。
よく考えて見ると、イスラム教の人口が減らないように
できているのですね。
ドイツ人は離婚が多いですが、イスラム教の方たちは、
離婚率が少なく、子供も4人、5人の方も多く、
10人の方もいらっしゃいます。
これからの時代は、ムスリムの方が増えて行くのかな・・
シンガポールのお母さんが言っていたことには、
イスラム教なので、いつも空港での手続きが面倒で、
いつもすべてをチェックされて時間がかかると言っていました。
イスラム教には、ラマダン(断食)があります。
アジアの国でイスラム教の人口が多い国は、インドネシアです。
2年間、インドネシアのジャカルタに住んでいたことがありました。
インドネシアの生徒達が言いました。
ラマダンは、健康に良くておすすめだよ。日中に12時間以上
断食をするので、糖尿病が治ったり、食べ過ぎを修正したり、
お腹がすっきりする・・
私自身、もっと食を減らそうとしても、なかなかできないので、
国民全体でのラマダン(断食)は羨ましいと思います。
日本の方は多くの方が食べてばかりですので、断食が必要かも。
断食、ファスティングをすることで、身体から排毒ができます。
新年早々のpopoちゃんとぺりどっとさんの記事にもありましたね。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=184552
ドイツのベルリンで過ごしていて、ベルリンは、
欧州のイスタンブールではないか・・・と思うことがあります。
トルコのドネルケバブを屋台でパンに挟んで気軽に食べることが
できるケバブサンドイッチは、ベルリンが発祥です。
もし、ベルリンにケバブサンドがなかったら、男子生徒たちにとっては、
ベルリンはつまらない街になるでしょう。
そのくらい、トルコの食の影響が多大なのです。
また、レバノン料理のシャバルマも人気ですので、
イスラム世界の料理の影響がなければ、欧州ベルリンの魅力も
半減してしまいます。
トルコ人の友達1人と知り合いになると
同時に60人の友達がもれなくついてくる・・・
息子はそんなことさえ言っています。
そして、基本的に目が黒い人種の方が
性格なども優しい人、親切な人が多いと思うけどね・・
と言っていました。
イスラム教の方たちは、インシャラー(神のみぞ知る)という価値観が
根底にありますので、基本的にのんびりしているのが特徴です。
トルコの結婚式は、みんなで手を繋いでダンスをするので、
微笑ましい感じがします。
息子によると、ドイツ人、西洋人の方が
人間関係のつながりが薄いかも・・・と言っておりました。
イメージ戦略に私たちは流されてしまいがちです。
もっと、気づきを大事にしなければいけないですね。
宗教学講座 初級コース 第285回神智学(クリシュナムルティ)では、
気づきは意識である、
意識は思考でなく、心でなく、身体でなく、
思考を超越しているもので、意識を拡大することが
大切だと解説されています。
そして、さらに、今の現代人は考えすぎで思考と思考の間に
隙間がないと学ぶことができます。
こちらの講義は、私も大切な多くのことをメモしてあり、
必見です!
確かに、日本の教育でも、子供時代から
考えることの大切さや努力することの大切さ
ばかりを教えられています。
気づきに注目していきたいものです。
先週、豪雪に見舞われました。
ベルリンは、北に位置していますが、
雪がほとんど積もらないのです。
英国も揺れています。3月末にBrexit(ブレグジット)するなら、
ドイツに留学中の英国人学生は、EUだからこそ、
ビザが必要ないのですが、今後は、学生ビザを
取得しなければいけないので外国人局も
忙しくなりそうだと聞きました。
第28楽章は、ベルリンで垣間見るイスラム世界 です。