注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
不法移民問題で衝撃の事実
本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】外務省(MoFA)の好奇心をそそる新報告書は、プーチン大統領とトランプ大統領が先週のG20サミットで合意した“信頼構築”文書の概要を掲載していました。
――その中には幾つもの手段が提案されていましたが、最重要項目だったのは、ロシア・アメリカ間の囚人交換の取り決めです。
――ですが最も衝撃的だったのは、アメリカ゠メキシコ国境へ押し寄せようと準備を進めていた何万ものアフリカ人不法移民を阻止するため、ロシアの諜報諸機関がアメリカの諜報諸機関を手助けした点でしょう。
――その内、既に3万5千人は南アメリカに辿り着き、アメリカ合衆国へとじわじわと歩を進めているのです。
――しかも彼らを直接支援しているのが、アメリカの左派テクノロジー大手であるグーグルやフェイスブックときました。アフリカ大陸全体の周囲を巨大な地下ケーブルで取り囲もうとしている連中です。
――そのお蔭で、こういったアフリカ人不法移民は、インターネットを使って、中央アメリカで非合法的に行われているような、密入国斡旋業者を【アフリカでも】見つけることが可能となりました。
Andrew Arthur a Judge at the Center for Immigration Discusses Influx of African Asylum Seekers
— 🌹SuperMom4Trump (@SuperMom4Trump) 2019年7月2日
Now, we have a new problem. Illegals coming from further away, now Africa etc.https://t.co/MYx7KNITKM via @CIS_org
「ロシア人じゃねーし!」
当該報告書によりますと、二年以上にも渡りロシアとアメリカ(という世界の二大核兵器保有国)相互の関係は、冷戦以来ついぞ目にしたことのないレベルにまで悪化していました。
――一方の側が軍事的な動きをほんの一歩でも誤ったり、“目論見の誤算”でもしようものなら、第三次世界大戦がいつ起こってもおかしくない状況だったのです。
――このような事態を生み出したのは、トランプ大統領を権力の座から落とそうとした社会主義者の膨大な陰謀でした。トランプはロシアの【選挙】介入によって大統領に選ばれたと主張する敵の“ディープ・ステート”がでっち上げたのです。
――彼ら曰く、【ロシアと共謀した】証拠はスティール文書という書類に記されているのだとか。
――ですが【その文書の】全ての情報源となった【彼らが】“ロシア人”と呼ぶ連中は、欧米諜報機関のスパイであって、ロシアに住んですらいないと、このたび正体が明らかになりました。
This is a case of the tail wagging the dog. FBI and DOJ are running their own mob, lying, concealing facts, disregarding the Americans they work for.
— Proud Patriot 🇺🇸 INDICT THE OBAMA MOB 🇺🇸 (@pearl_of_truth) 2018年6月30日
Get them under oath - no more of the Hillary treatment for suspects!#Strzok #Rosenstein #ObamaGate pic.twitter.com/fjV7z9t7lk
信頼構築その1:新たなシリア空爆の開始
先週のG20サミットで【ようやく】プーチン大統領とトランプ大統領は、スピューリアス(すなわち虚偽ないしはフェイク)のマラー捜査が“ダモクレスの剣”の如くトランプの頭上に吊るされていない状況で、初めて会う【ことが叶った】のだと当該報告書は続けます。
――こうして世界最大の核兵器保有国の指導者二人が、80分【もの】間話し合うことが出来たのでした。
――その中で最も重要な決定は、世界的な緊張を減らすために“信頼構築”の動きを開始しようと双方が合意したことです。
この“信頼構築”プロセスの一環として最も興味深かったのは、【G20の80分間の】会談でプーチン大統領がトランプ大統領に対して、シリア西部に集結したアル=カーイダ系テロリストのリーダーたちを米軍が即座に空爆するよう要請した点だ、と当該報告書は指摘しています。
――過去のロシア・アメリカ間の合意では、米軍による空爆が許されていた範囲の外にある場所でした。
――ですが【ロシア】国防省(MoD)は、アル=カーイダ系テロリスト連中から無辜のシリア市民を守るためには、“決定的に重要”【な場所】だと見ていました。
――とはいえ、【ロシア】国防省がこの空爆を実行するのは不可能なのです。何故なら【ロシア軍が正教会から】シリア内で負託された聖戦で許されているのは、ISIS勢力への攻撃だけなのです。
――そこでトランプはすぐさま命令を出し、アル=カーイダ系テロリストのリーダーたちを全滅させる米軍の空爆が始まりました。
RUSSIA DECLARES 'HOLY WAR' ON ISLAMIC STATE http://t.co/l1amkam2Ag pic.twitter.com/nIyDuks6g5
— = Linda🇺🇸Wray = (@_NCPatriot_) 2015年10月7日
信頼構築その2:ヨーロッパ航路の解放と囚人交換
トランプ大統領がこの“信頼構築”プロセスに真剣に取り組んでいることは、彼が上記のアル=カーイダ系テロリストのリーダーたちを殲滅するよう、シリア西部の空爆をすぐさま命じたことからもはっきりと窺えますが、トランプは更にチェコの運輸省がロシア側の空輸会社の便に対する【飛行】禁止措置を撤廃した件について、アメリカは介入しないとの承諾もした、と当該報告書は詳述しています。
――こうして昨日【ロシア外務】省がワシントン側に提案した囚人交換の話へと繋がり、そこから更にアメリカ国内で【ロシア制裁の一環として昨年以来】差し押さえられていたロシア大使館【や領事館】の財産が返還される運びとなった訣です。
――この【取り決めの】中に含まれているのは、現在米国で収監されている主に4名のロシア国民です。【例えば】重篤状態のロシア人パイロットのコンスタンチン・ヤロシェンコは、【ロシア側に】拘束されているアメリカ人スパイのポール・ウィーランと交換されるのでしょう。
Moscow Condemns Arrest of Alleged Russian Spy in NYC - http://t.co/l0sOXnQ0u7 pic.twitter.com/TSUrmcZVqs
— SkyMeteor (@skymeteorcom) 2015年1月27日
信頼構築その3:不法移民ルートの特定
ですが“信頼構築”の手段として提案された中で最も衝撃的だったのは、ロシアの諜報諸機関がアメリカ側の諜報機関と協力して、パナマ高速道路【※「パン‐アメリカン・ハイウェイ」のこと】を途中で断絶しているダリエン地峡を抜ける密輸入ルートや、それを利用する密入国斡旋業者らを特定するというものだ、と当該報告書は明らかにしています。
――106キロ(66マイル)にも及ぶ熱帯の広大なこの荒れ地は、アメリカ゠メキシコ国境を目指して南米から旅する何万ものアフリカ人不法移民が利用する主要な中継地点なのです。
――ダリエン地峡を通過した彼らは全員、まず最初にニカラグア共和国を横断し、ホンジュラス共和国へと入国します。
――ですがニカラグア政府は【常々】アメリカ合衆国を非難しており、一切の協力を拒み、どれほどアフリカ人不法移民が自国を通ってアメリカ合衆国へ行こうと全く意に介そうとしません。
――ただ同時に、中米におけるロシアの主要な同盟国でもあったのです。
New post (Darien Gap: Desperate Journey to America) has been published on News Live Today - https://t.co/bAut7Kybj5 pic.twitter.com/ku4Af6JWmU
— News Live Today (@newslive_today) 2017年10月10日
The Pan American Highway: The Longest Road In The World - https://t.co/5VXwW8tiCk
— Brilliant Maps (@BrilliantMaps) 8 April 2018
Snakes, rivers -- an untamed jungle. Thousands of migrants cross the Darien Gap en route to the U.S. CBSN, Monday https://t.co/omVKcLDaWf pic.twitter.com/RSoUATgqkv
— CBS News (@CBSNews) 8 October 2017
南米と中米に伸びる赤い線がパン‐アメリカン・ハイウェイ、途中で切れている部分が道路の通っていないダリエン地峡部分です。ハイウェイは南米コロンビアの途中まで北上し、地峡部分を隔てて中米パナマから再開します。】
アメリカ国内で暴れる不法移民
何万ものアフリカ人不法移民を国に受け入れることでアメリカ市民に及ぶ深刻な危険がおぞましい形で浮き彫りとなったのは先週のこと、ナイジェリアからの移民アヨーラ・アジャイがユタ大学の若い学生マッケンジー・ルーエックを残忍なやり口でレイプし、生きたまま火をつけ【灰にし】た【ことが発覚した】、と当該報告書は警告しています。
――この残虐行為に匹敵するのは、やはり先週ケニアからの不法移民ビリー・チェミルミルが、テキサス州ダラスで最大18人の女性に対する連続殺人犯として起訴された【という事件です】。
――同じ週には、おぞましい犯罪が更に続きました。メキシコからの不法移民アレリ・アギーレ・アビレスは、ノースカロライナ州で女性1人と子ども3人【※引用先を確かめると、アビレスは元妻を轢き殺して遺棄し、その子ども2人は銃で撃ち殺して家ごと火をつけたとあるので、全部で3人の間違いでは】をサディスティックに殺害しました。
――そしてウクライナからの不法【移民】ウォロディミル・ジュコーフスキーはニューハンプシャー州の田舎道で、【トラックを】酔ったまま【運転して反対車線の】バイクの列に突っ込み、アメリカ人7名を乱暴に殺害しました。
ドリーマーとやら! お前たちは人を殺し、暴力を振るい、レイプし、盗みを働いている。
【権利を】要求するような立場にある訣がないだろーが。」
こんなのは終わらせなければならない! 入国管理法を施行せよ
無料【の社会保障手当】を全て打ち切り、不法入国者を送り返し、彼らが入ってこれないよう国境警備を固めるのだ!
賛同する人は「いいね」を押してシェアを」
アメリカ人としての誇りはズタボロ
不法移民による度重なるレイプや殺人の恐怖から自国の無辜の市民の命を救うため、猛烈に働いているのがトランプ大統領だ、と当該報告書は続けて指摘します。
――2週間前には、メキシコがこの狂気を阻止しないのであれば、関税で【メキシコ】経済を崩壊させると脅したのです。
――この関税の脅しに対し、メキシコは1万5千の兵士にこの大規模な不法移民の流れを阻止するよう命じて、すぐに対処しました。
――【お蔭で】そのほぼ直後にはメキシコからアメリカ゠メキシコ国境を越えようとする不法移民の流れは、その3分の1が減ったのです。
――トランプの息子のドナルド・トランプ・ジュニアが「メキシコの方が民主党よりも、よっぽどアメリカのことを守ろうと動いてくれている」と叫んだのも言い得て妙というもの。
ただしトランプ大統領に激しく抵抗しているのが、彼の敵であるこの左派民主党だ、と当該報告書はまとめています。
――とりわけ民主党大統領候補【の一人】コーリー・ブッカー米上院議員は、不法移民の拘束【施設】すら無くすと発言してみせました。
――【同じく】民主党大統領候補のベト・オルークは、驚いたことに票集めのためメキシコへと赴いたのです。
――民主党所属のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス米下院議員に至っては、米国の国境警備隊員らが不法移民として拘束した女性たちに便器の水を飲むように強いていた、との無茶苦茶な主張を叫ぶ始末です。
――更には民主党大統領候補の全員が、不法移民全てに無料の医療【保障】を提供すると誓いました。
――メキシコで社会・共産主義のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、自国の軍を解体し【て新設する国家警備隊に国防を任せ】たいものだと宣言したばかりですが、【民主党のとんでも】メッセージは【国境を越えて】“はっきり”と届いたことでしょう。
――という訣で、ギャラップ社による新たな世論調査で「アメリカ人で【あることへの】誇りが過去最低を更新」となったのも、無理からぬことです。
――最大の原因は、アメリカ市民の良心が粉砕され続けているからでしょう。
――その最新の一撃をお見舞いしたのは、スポーツウェア最大手のナイキ社です。
――国家生誕に敬意を表する祝日7月4日をアメリカの人々が祝おうとしていたほんの2日前に、社会主義民主党の左派暴徒による圧力に屈して、「ベッツィー・ロスの国旗【を描いた】スニーカーは、もう販売するつもりはない」と発表しました。【※黒人奴隷時代の旧式デザインなので、差別主義なのだそーな。】
――こうしてアメリカ合衆国の最初の国旗を作ったという功績を持つアメリカの民間伝承上の英雄【※実際に彼女が最初に作ったかは定かではない】を、歴史のゴミ箱に捨てたのです。
――かつては自由だったあの国の市民が知るよりも前に、昔は偉大だった【合衆】国の痕跡の何もかもが同じ【ゴミ箱行きの】運命を辿るのでしょう。
ナイキ、旧星条旗スニーカー販売中止で釈明#ナイキ #スニーカーhttps://t.co/TifJ0MwquH
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2019年7月3日
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※下線付き水色部分は引用部分です)。青で強調された部分は、緑字に変更致しました。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
シリアのテロリスト空爆、航空機の飛行許可、囚人交換、アフリカ人不法移民の阻止と、具体策が次々に打ち出され、カバールは相当焦ったのではないでしょうか。アメリカ側の足を引っ張ろうと必死です(※おそロシアには到底手が出せない模様)。
ただ、「不法移民」が殺人・暴行・レイプ・窃盗を行っているという主張ですが……アメリカ建国当時から現代に至るまで、ヨーロッパから入植してきた連中が各地のネイティブ・アメリカンに行ってきた残虐非道な悪魔の所業に比べると、単にカルマが返ってきているというか。いえ、「返り始めた」と形容すべきでしょう。
「世界の警察」と称して世界を荒らしまくってきた米軍やCIAには、ロシア向けだけでなく、世界に対して死ぬ気で信頼構築に努めて頂かねば。