10月から消費税増税
10月から消費税が上がっちゃうの、いやだなあ。

んなこと言ったって、しかたねえじゃねえか。
先日の選挙だって、国民の多くはいまだに自民党を支持してんだから・・たぶん。

ねえ、くろちゃん、いつも思うんだけど、
「国が滅びる」って、どういうことなんだろうね?

そんなこと、滅びてみねえと、わかんねえだろ。

想像力があるんだから、滅びる前に何とかするのが人間でしょ。

シッ! おめえ、気いつけろよ。
滅びるとか滅びねえとか、人が聞いたら、頭おかしいヤツか、ヘンな宗教かと思われるぞ。

だって、10月から消費税が10%に上がるんだよ。
どう転んでも、日本は滅びる方向に転がってるとしか思えないよ。

たしかにな・・あんだけ山本太郎が、「消費税ゼロ!」って叫んだのにな・・。

10%に上がったら、マジ、家計がヤバいんだけど。

おれだって、ビール我慢して、くろまるの飯もワンランク下げて。
藤井聡(さとし)氏って人が、消費増税に警鐘を鳴らしてるよ。

誰、それ?
京都大学の教授で、昨年まで、安倍内閣で官房参与を務めていた人。

あっち側の人間の話は、聞きたくねえ。

これでも?
「いま日本で
消費増税が実行された場合、『日本経済はリーマンショック数十個分の甚大な被害を受ける』」。(
マネー現代)

お! 聞いてやってもいいぜ!
デフレで物価は下がってるのに、思うように買い物できないのはなんで?
それが
さらに、消費税10%に上がったら、ますます財布のヒモが固くなって、
今以上におカネが回らなくなるのは、目に見えてるよ。

おめえ、知ってるか?
ここ
最近25年間で、おれたち国民が最も、出費をケチった年が4回ありましたと。
それは、いつでしょう?

ぼくなんか、オールウェイズ金欠。

ジャ〜ン!
消費税が引き上げられた、1997年と2014年。
2008年、リーマンショック。
2011年、東日本大震災の、計4回どえ〜す。
リーマンブラザーズのニューヨーク市本部

そうなんだ。

しかし、これら4回は同じじゃなかった。
リーマンショックと東日本大震災は、一時的に財布のヒモが固くなっても、元に戻った。
ところが、
2度の消費増税は、固くなった財布のヒモは、ずっと固いままだった。

じゃ、今度は今よりもっときつく、財布のヒモを締め続けることになるんだね。

その通り。だから、
今回の消費増税で、「日本経済はリーマンショック数十個分の甚大な被害を受ける」。

日本経済、ボロボロになっちゃうのか。

消費とゆうのは、経済を牽引するエンジンだからな。
そいつが冷え込んだら、経済は走らねえ。

いくら、
軽減税率とかポイント還元で小細工しても「焼け石に水」。
(
マネー現代)

そんなもんに、だまされるか!
緊縮財政に突き進む日本
この20数年間、日本がしてきたことは「消費増税」と「公共事業費の削減」。

デフレだというのに、国民からは税金をしぼり取り、国民にカネは回さねえし。
真逆をやりやがって。

それが
いわゆる〈緊縮財政〉だね。
「ケインズ理論によると,景気の加熱を抑えるために,財政当局が支出の削減や増税などにより総需要を引き下げる政策のことを指す。」(
コトバンク)

景気、加熱してませんけど・・。

それに、
世界的に「緊縮より反緊縮」の流れなのに、逆行するのはおかしい。
トランプも反緊縮派、スウェーデン、ポルトガルも反緊縮で成果を上げた。
中国も反緊縮で、凄まじく成長した。

だけど、
緊縮を続けたギリシャは破綻した。
アテネでの緊縮財政の反対デモ
どう考えても、日本は破綻したがってるとしか思えねえ。

まあ、日本は日銀がおカネを刷るか、政府通貨を発行すれば破綻しようがないけどね。
だけど、
増税派は「増税しないと、このままじゃ日本は破綻する」って考えてるから、
消費税反対すると、「日本が破綻してもいいのか」って言われるしね。

おかしな話だ。

実際に自分たちのしてることが、日本を壊してること、わかってるの?

まあ、
政権のバックにいるヤツらが、否が応でも、消費税を上げたがってるからな。
大企業だね。
彼らは、消費税がまるまる返って大儲けだし、日本は法人や金持ちに甘いからね。

その差額を、おれたち庶民が消費税でまかなってるって、おかしくねえか?

一部の
富裕層や大企業を太らせないためには、竹下先生の推奨する「最高賃金の設定」は、絶対に外せないよ。
「今後は消費税をゼロにし、個人だけではなく企業にも累進課税を適用するか、あるいは最高賃金を設定しなければならないと思います。」
(
時事ブログ)

これが、まともな考え方だ。
早くこうなってほしいなあ。

どお?
藤井氏の消費税に対する考え、去年まであべぴょんの側近だったとは思えないでしょ。

てか、なんで、こうゆう大事なこと、あべぴょんに説明しなかったんだ?

説明してわかってくれる相手なら、官房参与を辞めてないよ。
「
消費増税は一番簡単な話で、
謙虚に話を聞いてくれれば誰でも理解できる。
しかし、これだけ政治家がまったく理解してくれないのは、みんな耳を傾けてくれないからです。
実際に話を
しっかり聞いてくれた山本太郎さんは完全に理解してくれました。
しかし、
他の多くの国会議員は理解しない。最初から聞く耳を持たないからです。」
(
マネー現代)

やっぱ、山本太郎を応援したくなるわ。
もし消費税を10%に上げたら、日本は恐慌になる、と藤井氏は言う。
名づけて、「安倍令和恐慌」!
(
マネー現代)
「安倍令和恐慌」!
おおう、教科書に載りそうな名称!

あべぴょんの名前が、教科書に残る!

喜ぶぞお!

しかし実際、「安倍令和恐慌」になってもいつもみたいに、「米中経済摩擦のせいだ」とか「オリンピック恐慌だ」とか言って、逃げまくるんだろね。

しかも、今ならまだ防げるっつうのに! もどかしいなあ・・。

だけど「恐慌」なんて・・・できれば経験したくないけど、現実味はあるね。
ここ数年、経営破綻の危機にあったドイツ銀行も、リストラが始まり、いよいよ本気でアブナイみたいだし。
「
ドイツ銀行に取り付け騒ぎが起きているという噂もあります。
今年中に、かなり大きな変化が起こりそうな気配です。」
(
時事ブログ)
ドイツ銀行ツインタワー

「今年中」・・・。
ドイツ銀行が破綻して、消費税10%で日本経済壊滅したら、ダブルパンチだよ。

ナムアビダブ・・。
いったい日本は、リーマン・ショック何回分の金融危機に見舞われることか?
想像もつかねえ・・・。
しかし、ドイツというお仲間がいるのは心強いな。

ノンノンノン! お仲間じゃない!
ドイツ政府は、ドイツ銀行の破綻を見越して、国民に警告してるんだよ。
「国民の存在を脅かす、将来において本質的に排除できない脅威に備えて適切に準備すること」
「
ドイツ国民は10日分の食料と5日分の水を備蓄することが義務付けられる」。
(
金銀の貯金箱)
ユリシスさんは、いいよなあ〜〜〜。
おれたち、最低人かぁ。

きっと
日本は、原発事故の時みたいに、最後の最後まで国民をだませると思ってるから。

どんなになろうとも「ただちに、影響はない」って言い張るだろう。

そして、ある日突然、スーパーから食べ物が消える。
ATMで、おカネが下ろせなくなる。

ヤバ! ヘタすっと、餓死するぞ! ってなって、初めておのれの状況を知る。

だいじょうぶ! だいじょうぶ!
日本人たるもの大和魂、クールジャパン!
武士は食わねど高楊枝。
オマケに神風も吹くしね。

どーせ神風は、「あべぴょんのお友だち」だけに吹くんだろ?

でも、
山本太郎氏が、消費税のために動いている。
「れいわ新選組の山本太郎代表は・・・立憲民主党など
他の野党との連携について『消費税は5%(に減税)ということで手をつなげるのであれば全力でやりたい』と話し、消費税減税が共闘参加の条件になるとの認識を示した。」
(
東京新聞)
早く、山本太郎の時代になんねえかなあ〜!!

「本質的に排除できない脅威に備えて、適切に準備する」。
ぼくたちも、ドイツ国民を見習って、やれることやっとこうよ。

おれも、ネコ餌、買い出しに行こうっと。
Writer
ぴょんぴょん
1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)
今でさえ苦しい人たちは、ますます苦しくなるだけです。
悲惨なニュースが出ないうちに、早く撤回してほしいと願います。