注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
巨額債券も含めて、まずは過去の清算が必要。
暗号通貨とは異なる。あちらは悪魔主義のまやかし。
関税で痛手を被るのはアメリカ国民。
貿易戦争騒ぎは、目眩まし。
アメリカにゴールドはなし
ルイーザさん:Qは正体が何者であれ良い点を突いていると思うのですが、そのQによると「金(きん)が連邦準備制度を終わらせる」と言っています。どういう意味だと思いますか。
フルフォード氏:金(きん)に関して、ですか。私が知る限りは、合衆国は金(きん)を持っていません。なので手元にある現物……農地や、最近ではシェールオイルなどで、【通貨の】裏付けをするしかないでしょう。ただ金はない筈です。
ルイーザさん:噂では、もう長いことフォートノックス【の金銀塊保管所】は空っぽだとか。一部の人は、アメリカにはどこかに3千億【ドル】の金(きん)があると言っていますが、よく分かりません。
What a pic
— Jason Leopold (@JasonLeopold) 2018年12月17日
Steve Mnuchin and Mitch McConnell posing with gold at Fort Knox.
Via #FOIA docs obtained by Government Attic pic.twitter.com/oevzi1i5vk
フルフォード氏:私も金で一杯の巨大な倉庫がどこかにあるといった話は聞かされてきたので、かれこれ10年間追っているのですが、誰一人として私の単純なテストをパスしてくれないんですよ。最近の日付の地元紙を購入して、金塊の前で掲げて、写真を撮ってくれってだけなんですけど。誰も出来ないんですよね。彼らが持っているのは古い写真か、中に入れないかで。
タングステンを使おうともしたみたいですが、それも上手くいきませんでしたし。
責任転嫁で戦争
ルイーザさん:大使は、「金(きん)が連邦準備制度を終わらせる」と思いますか。どうやって、そうなるのでしょう。
大使:彼らは何らかのイベントを起こす筈です。一番可能性が高いのは戦争でしょうね、いずれかの場所で大きなものを起こすのでしょう。それが起きたら、崩壊させるのです。彼らは、何か他のせいにする必要があるんです。
ルイーザさん:つまり自分たちの責任ではないと。本当は最初から失敗するシステムだったし、それを彼らは知りつつ導入したのだとは、認めないつもりなんですね。
大使:ええ。しかも彼らは【人々からの】非難を引き受けてくれる人間が必要でした。それがトランプなのかもしれません。
新しい【2020年大統領】選挙の候補者たちを見ると、誰一人として――昨日、【テレビを】観ていたのですが、トゥルシー・ギャバードが9.11のことを語っていて、吐きたくなりましたよ。あの連中は脳が死んでいる訣じゃないでしょうが、プロパガンダをひたすら推していて、しかもあからさまな嘘だと分かっているのに推すのですから、ヘドが出ます。
https://t.co/NMcX2XVTgS #BitChute Tulsi Gabbard astonishingly still believes Box Cutters did 9/11, the same Tulsi Gabbard who is a member of CFR, i am sure she is just uninformed on 9/11, i mean .. look at that pretty face she would never LIE, not our sweetheart Tulsi
— Martin (@LibertyFight) 2019年9月9日
ルイーザさん:タイミング的にはどうなんでしょう。ジェフリー・エプスティーンが要となって……一部の人は彼こそがこの計画全体の要だったと言っています。そして高位の大勢の人間が関与していることを示す筈だったと。
この2年間、ベンジャミンも報じていましたよね。何人もの政治家やCEOが――何千人もが辞職していって。大勢が【沈みかけた船から】逃げ出して、再選を辞退しました。そのせいで下院には、リベラル過激派が擡頭してきた訣ですが。
フルフォード氏:アメリカの政治システムというのは――記者にはあることですが、時として書いた記事がどう料理しても使えなくて、ごっそり消して、最初から書き直さないといけないことがあります。それがまさにアメリカの政治システムであり、経済システムです。破綻しているのです。
どういじくったって、株式市場の値を作為的に吊り上げようが、上手くいきっこありません。ジュビリーが必要なのです。ワシントンD.C.のサーカス全体を排除して、一から始めなければならないのですよ。
確か【アメリカの市民は】、年【収の】18%を医療費に支払っているんでしたっけ。なのに人々が死ぬ年齢は、年々低くなっているんですよね? しかも支払った金の大半は、医師でもない人間に行くのだとか。【医療経営】管理の人間でしたっけ。システムが破綻していることの動かぬ証拠でしょう。
No it doesn't. Countries with universal healthcare pay less pp & per GDP, cover everyone, have better outcomes, and use their system more than Americans but that doesn't imply unlimited/infinite care. Why do we need a wasteful system that rips us off?https://t.co/uJNMCTqS87 pic.twitter.com/E2F7oTVP3a
— Boris Dirnbach (@BorisDirnbach) 2019年4月16日
ジュビリー計画の頓挫
ルイーザさん:というよりも、システムが病んでいる証拠です。アメリカを蝕む癌のようなものです。終わらせる必要がありますが、八方塞がりなんです。
ですがベンジャミンの言う通り、私たち全員が借金社会で暮らしており、借金で回されているシステムです。だからこそ何らかのジュビリーが必要なのでしょう。既に大使が4、5年前に発表されていたと思うのですが、何故かそれ以降は展開もなく、ピタリと止まっていますよね。どうなっているのでしょう。
大使:どうなっているかと言いますと、合意自体はブラジルで形成されていたのです。名前が思い出せませんが、女性大統領の。彼女【ルセフ】はアメリカに行って、まんまと餌に引っかかって、【合意を】破壊して、計画全体を迂回してしまったのです。
巨大資金を拠出する投資【開発】体制が、ブラジルを皮切りにアメリカ大陸全体へと広まる筈でした。全てが整えられていたというのに、彼女が買収されて、【計画を】脇に追いやり、お蔵入りとなりました。
さて、ユーロ札が見えますか? 写っているのは私の手です。中央銀行の100万ユーロ札です。【動画は26:52辺りから。以下の画像はそのスクショです。】
それから下の中央部分。「この認証は……ヨーロピアン・ドリームによって裏付けされています」、すなわちヨーロッパの市民によって、ということです。
そしてユーロのマークの下を見てください。小さな黒い波形なんですが、ユーロとドルが合わさっています。
ルイーザさん:つまり、これって暗号通貨みたいなものですか? 暗号通貨と同じような価値を得ているということでしょうか。裏付けという意味で……。
大使:いえ、これを裏付けているのは市民です。ようは欧州連合の“奴隷”たちが出資を裏付けている通貨なのです。そして、彼らのために導入されるのです。他に裏付けはありません。
お見せしたかったのは、ユーロとドルがロゴで組み合わされている点です。欧州中央銀行と連邦準備制度は一心同体ということですね。
そして……こちらも中央銀行からのものです。最近は誰も500ユーロ札を欲しがりません。交換してもらえませんから。
フルフォード氏:その100万ユーロ札は、銀行に持って行ったら実際に使えるんですか?
大使:いえ、逮捕されます。これは中央銀行の通貨なので。どこで手に入れたのかと聞かれてしまいます――他にも【別の写真が】あるのですが……【携帯って】ややこしいですね……イギリスのポンド紙幣、5億ポンド札をお見せしたかったのですが、次回にするしかなさそうです。
フルフォード氏:それ全部、中国へ送っているんですか? 私は中国に既にドル札で一杯の巨大な倉庫があると耳にしていますが、事実でしょうか。
大使:ええ、本当です。私もその場にいました。中国シークレットサービスの金融部門担当の【中国軍】大将の一人と一緒に。彼がこの金(かね)と金(きん)を保管している場所へ連れていってくれたのです。なので貴方が言っている倉庫群を、私は実際に目にしています。写真にあったような金属の箱に、ドルやユーロや中央銀行札が一杯詰まっていました。
でもこの中央銀行札ですが、ポーランドの集団がとある銀行から強盗したこともあるんですよ。100万ユーロ札を所持していたところを逮捕されて、中央銀行側は偽物だと主張したんです。
このユーロ札は、500ユーロずつ一枚一枚に印刷するのではなく、100万ユーロとありますから、場所を取りません。各中央銀行に保管しておくよう渡されたのです。
巨額債券
ルイーザさん:Super Petchili債券などの巨額債券はどうでしょう。あれはベンジャミンが前に質問していたものですよね。大使、どのように償還されるのですか?
大使:返金は行われます。全ての債券は既にグレイ・スクリーン上にあります。グレイ・スクリーンは基本的に借金と利息です。様々なスクリーン上に、誰が債券を所有しているのか、管理しているのかといった情報がある訣ですが、口座群や物理的な資産の返金がなされると、債券による借金も解決しないといけなくなります。
ただし保有している者に支払われる額は、1%の10ベーシスポイントくらいでしょうか。それでも例えばヴェルサイユ条約の箱は当時3兆米ドルだったものが、現在の価値は約30兆米ドルなのですから、その1%で関係者らに10ベーシスポイント、保有者に90とか。保有者が生きていればの話ですが。
暗号通貨は悪魔主義
ルイーザさん:アメリカが暗号通貨を用いる可能性はどのくらいありますか。ビル・ゲイツだかが、リブラか何かを導入するという話がありましたよね。現実的だと思いますか。
Buyer beware: How Libra differs from #Bitcoinhttps://t.co/ethHCCTKyr
— Cryptoify (@cryptoify) 2019年9月20日
大使:最近は誰も彼もが暗号通貨をしたがりますが、暗号通貨というのは基本的に悪魔主義です。私たちを破滅させるのに使われることになるでしょう。
彼らは私たちが暗号通貨を好きになるよう、まさに洗脳しているところなので、使いたい気にさせられてしまうんです。例えば中国を見れば、全ての取引を自分の携帯で出来ますよね。でもバッテリーが無くなれば、fuckedですよ。
だからこそ、暗号通貨は危険なのです。コントロールできないのです。ハッキングして乗っ取れますからね。
ルイーザさん:おっしゃる通りです。実際に起こっていますものね。
フルフォード氏:ちょうど今日、ジム・ロジャーズという有名な投資家が話すので外国人記者クラブに行ってたんですが、私も賛同することを言っていましたよ。彼は全ての暗号通貨がゼロになると。唯一残るのは政府がコントロールしている暗号通貨だけで、それは銃を持っているからだと。確かに、いい点を突いています。
私はリブラは……リブラというのは、連邦準備制度を所有しているのと同じ連中が暗号通貨にこっそり移行して、支配の座に留まろうとしているんですよ。【外側の】制服を変えて、同じ地位に留まろうという。でも、そうはなりません。
人々は毎回すぐ忘れてしまうのですが、デジタルは現実ではないんです。現実世界というのは、この手で掴めることが出来るのです。ある意味、暗号通貨は存在し続けるでしょうし、これまでも常に存在していました。
血吸いコウモリだって、そんなの持っていますよ。夜ごと血を吸いに外に出て、一部は牛を見つけて大量に血を得ます。でも一部は何も得られずに巣に戻ってくる訣です。そういうコウモリは他のコウモリから血を分けてもらうんです。でもそんなことをずっとし続けていると、彼らは誰がどうしたかの勘定を付けてますから、「お前は飲み過ぎだ、血をちっとも持って来ないし、いい加減にしろ」となって、切り捨てられるのです。
飲み屋のツケの方が良い譬えかもしれませんね。そんなもの、ただのバーチャルなものだと言い張る人もいるかもしれませんが、ツケが一定量になったら、ビールを飲ませてはもらえなくなりますよ。それが合衆国の状況です。他のことがどうなろうと、実際に存在している現実世界を注視しておくんです。
そして借金に支えられたシステムだと言いますが、それは合衆国の場合であって、他の場所にはありません。日本は借金で回っていなかった筈です。大半の国々は信用(クレジット)を基にしているか、人々が貯金するかです。【皆が】金を借りたりはしません。
破産すると、生活水準は一時的に下がるでしょう。でも再び本物のお金を稼ぎ始めたら、健全なシステムを手にすることが出来るようになります。
ただし他の皆から、金も支払わずに物を得続けるなんて土台無理です。【どれぐらい借金で購入したかは】ちゃんと記録されていますしね。そういう記録を付けておくような心理的なプロセスは、暗号通貨という形に転換できるのかもしれませんが、それでも背後には現実世界があります。暗号通貨も金(きん)も食べられません。
大統領はアメリカを救うか潰すか
ルイーザさん:ですが、通貨というものは貿易に直接繋がっていますよね。通貨間の公平な場が用意されていなければ、フェアな貿易とはなりません。トランプ大統領はそのことをよく分かっています。
一代で億万長者となっただけでなく、CEOとして組織が利益を出すにはどうしたらいいのか、バランスシートを分かっています。余分なぜい肉をそぎ落として、人々をクビにして、仕事を遂行させる方法を。
フルフォード氏:彼が知っているのは、【米連邦破産法】11条のやり方です。合衆国がやらねばならない課題です。
ルイーザさん:ええ、もしかしたら彼が行っているのは、それかもしれません。彼は貿易が大の得意ですよね。どこへ行っても取引をまとめてきます。G7では安倍晋三に私たちのトウモロコシを買わせる取引をしてきましたし――。
フルフォード氏:あんなのは些末事です。人々の腕を捻りあげたら、あるところまでは高額な物を買わせられますよ。ですが長期的な解決法ではありません。競争力のある価格に設定した製品を用意しないといけないんです。しかも経済の実体に実際に合わせた通貨がなければ無理です。“国連ドル”はそうではありません。
ルイーザさん:それは同意しますが、私が言いたいのはトランプ大統領が――大使も入ってきてくださいな。彼のやり方は【経済崩壊の際の】衝撃を和らげるのではないか、という意味なんです。もし彼が主張する通り、関税という形で何十億ドルも【アメリカ国内に】もってきてくれているならば、その金(かね)はどこに行くというのです?
大使:借金返済じゃないですか?
ルイーザさん:確かに借金の返済ですが、そうかもしれませんが、でも。この避けられない通貨の再評価が始まったときに、衝撃を和らげてくれるのではないかと。通貨が変更される際に――。
フルフォード氏:あれは単にアメリカ国民への税金に過ぎません。自分を欺かないように。
JPモルガンが計算を出したところじゃないですか。関税10%の段階でアメリカの各家庭に年千ドルの負担がかかっていると。【トランプが関税を上げたので】今後は更に負担が増しますよ。
その金(かね)はアメリカ国民から取ってきたもので、外国への借金の支払いに充てられ、しかも【貿易問題で大騒ぎして】その他【の問題】はどーでもいいかのように見せかけているんです。
Trump's pointless trade wars are already costing every American $600 a year in higher sales tax--about to jump to $1000 a year if he has his way. https://t.co/TSLd1yEuUG
— This Week in America (@ThisWeekAmerica) 2019年9月12日
ルイーザさん:【※落胆した様子で】そうですか……大使のお考えは?
大使:ベンジャミンと同意見です。ようは詐欺です。人々を騙しているのです。借金を払う金を得るのに手っ取り早いので。そしてカバールは、人々を破産させる方法としてこれを使っています。
リバースサイコロジーのようなものです。大半の人々はシステムがどうなっているのか知らないと、彼らは分かっていますから、物事を捻じ曲げて、でっち上げるのです。すると人々は「これは素晴らしい、よくなっていっている」と思い込むのですが、実際には騙されているんですよ。
ルイーザさん:でも大統領は借金を支払うことでそこにテコ入れして、私たちの通貨【※米ドル】の価値が上がるようにしているんじゃないですか。そこまで下がらないようにしてくれているのでは?
【※ルイーザさんのトランプ信仰は、その3に続きます。】
翻訳:Yutika
ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。
ルイーザ女史からゴールドフィッシュ・レポートの翻訳掲載を快くお許し戴きましたこと、末筆ではございますが厚く御礼申し上げます。
その1の後半で、ルイーザさんは「私たちは世界の経済的動力源です」と何の疑いもなく口にしていました。
「私たち」、すなわちアメリカこそが世界の経済を回している、世界の中心だってことですね。アメリカが倒れれば、世界も破滅してしまう。だからQなり、トランプなりが経済崩壊のダメージからアメリカを救ってくれるに違いない、と信じきっているのです(※どこまで行っても救うのは「アメリカ」一国です。何故なら「アメリカ=世界そのもの」だから)。
かつて思想的に悪魔主義者やオカルト主義者だったと名乗るStyxhexenhammer666氏の動画をたまに見るのですが(※どこかの悪魔結社に所属していた訣でもなく、しかも視点が非常にまともなので、おそらく生贄儀式等はされてなくて、哲学的に一時期突き詰めてみたくなったという意味だと思います)、最近の動画で、「アメリカ国民の4割はトランプをアドルフ・ヒトラーだと見做し、4割はイエス・キリストだと見做し、残り少数が困惑している」と表現しており、妙に納得してしまいました。
唾棄すべき悪魔か、崇め奉るべき天使かの二者択一です。両方の間で揺れ動く、普通の人間としてありのままを受け入れられないのです。そして「アナタはトランプを信ジマスカ」が踏み絵となって、平気で暴力沙汰になります。
ルイーザさんはカトリック家庭で育っていますが、一部のアメリカ人のように二言目には「主」だの「ジーザス」だのを口にするコテコテのキリスト教徒ではありません。良い意味でリベラルで、心が開かれた方です。前にぴょんぴょん先生が解説されていた狂信的な福音派とは一線を画しています。
そのような人ですら、「アメリカは偉大な国で、世界の中心で、トランプは救世主」と信じて疑わないという……アメリカが思想的にも如何に危うい状態かを感じて頂ければ。
フルフォード氏は青で、大使はピンクで、ルイーザさんは緑で色分けします。