肥料が多いと稲が倒れるんだ。特に最近は化学肥料を使うしね。稲が倒れた田にはウンカがわいて、お米もまともに育たないよ。
昔まだ無農薬米にこだわっていなかった頃、親戚の紹介で分けていただいていたお米に石が混ざっていたよ。
その年は稲が倒れてしまい、収穫する時に地面の石が混ざってしまったそうだ。
肥料が効いて米が大きく育って稲穂が重くなるのに対して、肥料が多いと根を伸ばさなくてもすぐにたっぷり栄養があるから、根張りが悪くなるのですね。
それに、土が微生物などいない死んだ土だから、稲も健康ではないんだと思うよ。
何だか免疫力を無くした現代人と共通点を感じますね。
食べ過ぎ、糖分の摂りすぎ、ミネラルバランス喪失、化学物質浸けの免疫力低下。
この頃、私たちも食べ過ぎ注意で、最近は1日1食にしようとちょっとずつ努力しているよ。それに腹八分目が当面の目標だね。昼食だけで、夕食は少なめに、できれば味噌汁だけにできるといいね。
以前から1日2食の玄米菜食中心で朝食は食べていなかったけど、とにかく腹いっぱい食べていたよ。最近読んだ本「できる男は超少食」(船瀬俊介著 主婦の友社)にヨガの教訓「腹8分で医者要らず、腹6分で老いを忘れる、腹4分で神に近づく」と書いてあった。
1日1食にしてもお腹いっぱい食べていてはダメなのですね。
あまり無理すると反動がでるから、特に3種は・・・。だけど今回驚いたのは、食べないと体が軽くてとても楽なんだ。これまでは空腹感に気をとられて気がつかなかった。
食べたものを消化するために血液が胃に集まり、体の弱っている部分で修復作業をしている血液も動員されるから、食べ過ぎると体の不調が治りにくいのですね。
ムラキ テルミさんの「余命3ヶ月のガンが消えた1日1食奇跡のレシピ」(KKロングセラーズ)に、ムラキ テルミさんを救ったきっかけとなった「食べない健康法」(PHP文庫)の著者 石原結實医師の言葉が紹介されています。ガンを含む万病の原因は血液の汚れ、血液の汚れの原因は2つだけ、食べ過ぎ、冷え。「私たちは二人のすばらしい名医を抱えている。Dr.食欲不振、Dr.発熱」。
熱が出た〜、食欲がない〜とあわてるのではなくて、自分の体の名医が指示を出してくれているのだから、それに従っていればいいのですね。
また、その他、甲田光雄医師の「長生きしたければ「朝食」は抜きなさい」(東茂由著 河出書房新社)なども紹介されています。
それにしても秋は美味しいものがたくさんあって・・・ブドウ、柿、みかん、りんご、イチジク、梨、芋、かぼちゃ、栗、キノコ・・・野草もスベリヒユが美味しかったなぁ。
この頃、ご飯が以前の半分くらいになっているね。ご飯以外はあれこれ美味しいものが多くて、相変わらず食べ過ぎみたいだけどね・・・。わたしは、ギシギシの塩茹でが美味しいよ。一度刈ってるから春のように柔らかい葉っぱがでてるよ。
ニラがたくさん頂けて美味しいです。シソ、油、醤油と一緒にバジルソース風にして麺や豆腐に使っています。
シソの穂も塩漬けや天婦羅にして、ミョウガは梅酢漬けにして刻んでお寿司やおにぎりにします。
何と言っても美味しいのは渋が甘みに変わったゼリー状の干し柿ですね。
干し柿に使う縄ないをみぃに教えてもらいました。
最初に藁を石の上で木槌でたたいて柔らかくするよ。よく乾いた藁は少し水に濡らすと切れないね。
柔らかくした藁を4本持って、端をあくた(藁の葉っぱのところ)でくるくる巻いて止めて、2本ずつに分けて、右手を上側に藁を両手でこすり合わせるようによじっていくんだよ。
短くなったら1本ずつ藁を足していくんだ。ない終わった(編んだ)部分は膝で抑えておくよ。
自分流に編んだ端を膝に挟んで引張たら楽だった。左手が上になるようによじったら、左縄というんだそうだ。みぃのようにはうまくはできないけど、なんとか柿が吊るせた。柿は左右に適当な長さに枝を残しておいて、皮を剥いたら、編んだ縄の捩りを戻して広げて枝の部分を馳せ込むんだ。枝がない場合は竹串を刺して藁1本でクルッと結んで吊るしたよ。
栗も少し拾ったから勝栗にするといいね。子供の頃はおばあさんが硬すぎない甘みのあるおいしい勝栗を作ってくれて、冬中食べていたよ。一晩水に浸けて、むしろに広げて干して、軽く炒って、そうず(水車で籾米をつく石臼と杵)でつくんだ。昔は植林していなかったから栗の木もたくさんあって、みんなが栗を山から拾ってきて、むしろ2枚分くらいは干していたね。
サツマイモも蒸して切って干し芋にしたいところだったけど、イノシシが全部掘って食べてた。
好物のサツマイモちょっと残念だったけど、蔓は残ってたから、葉っぱと茎を私たちはいただいたよ。
洗って刻んでお醤油だけで煮たら、とっても美味しかった。
落花生もほとんど食べられてる感じだよ。ねずみかな?大豆は種になるまで置くのは少しにして、枝豆で食べるように収穫したから大丈夫だった。不思議と小豆は食べないんだ。それに小豆も宿根で、根を残しておくとまた来年も同じ場所に生える。
それで、雑草対策にオオタカブナと小豆をまいておくと、翌年からは、勝手に生えてくれそうだよ。小豆は草の中でもわりとよくできるから、今年は庭の縁取りのリュウノヒゲの中に蒔いたら育ったよ。根を残しておくと毎年生えるようになって、しかも豆科だから、チッソ固定して土が肥えるよ。
野小豆もよく生えていますね。野生だから子孫を残す力が強くて、種を弾けさせてしまうから、鞘が黒くなったのを見つけて採る必要があります。
小豆はちょっと他の豆と違うんだ。煮るときに水に浸しておかないよ。洗ってすぐに煮た方が早く柔らかくなるからね。赤飯を炊く時は、硬さが少し残る程度に下茹でしておいて、餅米と一緒に混ぜて炊くとちょうど良い柔らかさになるよ。茹で汁も一緒に入れてお米に色をつけるんだ。
蒸した方が失敗が少ないけど途中で蒸し布をずらしながらひっくり返して下を上にして均一に蒸せるように混ぜた方がいいね。
昔はお餅つきの時など、焚き火で何段も重ねて蒸していたけど、ひっくり返したりしなくても、早く上手に蒸せていたんだよ。
大豆は花の時期に水が不足すると実がのらないんだ。以前、鞘はぺったんこのままで膨らまないことがあったよ。
話は変わるのですが、今朝、ハルカナウチュウノヒカリノミコト様(現在:タカキミクラノミコト様)のイラストを見ながら部屋の中を通り過ぎると、「おはよう」と言ってくださった気がしたのです。
友達のように気さくに「おはよう」といってもらって心も体も緩んで、こんな風に愛されたら素直でいい子になれるなぁ〜と感じたのでした。
対等にありのままを認めてもらうということが、こんなに心身の緊張が緩んで、素直ないい子になれるんだ〜ぁ・・・子供も大人も動物も植物も、みんな対等にありのままを認めて愛していけたらいいなぁと思いました。
竹下先生が「愛情は理想を押し付けることで、愛はありのままを認めることです。」とおっしゃっているね。
子供達の自由なありのままを大切にする社会になって、人間界も自然界のありのままを尊重して美しくなるといいな。
今年は天候が厳しく、長雨の後に酷暑で例年は稲が倒れた田んぼでも、今年のように稲が枯れてしまうようなことはなかったのですが、田植え時期のちょっとしたタイミングか何かで、稲穂が未熟な状態で倒伏したらしい稲が、夏を過ぎた頃に枯れてしまっていました。写真の田んぼは特にひどい状態でした。全部の田がそうだったわけではないのですが、倒れた稲が枯れてしまっている田をあちらこちらで見かけました。
もちろん、あの注目の田んぼは例年通りに元気に育っていました。
除草剤や化学肥料、農薬で、微生物や小動物や田んぼ特有の小さな草もなにもいない、稲だけの田んぼの不健康さが、天候の厳しさで如実に現れたのではないかと思いました。
今回は、夏から秋にかけての景色や花や生き物たちをたくさん写しました。編集をしてくださる”ぺりどっと”さんが50枚くらいの中から選んでくださいます。
よろしかったら、秋の色をご一緒に楽しんでくださいね。