まず、沖縄の埋め立て現場から送られてきた動画を一部書き出したよ。
これは公有水面法に基づいた手続きで、当初の埋め立て申請の内容から設計の内容を変える場合には、再度沖縄県知事の承認が必要。
防衛局は70メートルまでの地盤改良工事で済ますと言っているけれども、軟弱地盤は90メートルまで続いていて、70メートルまでの地盤改良工事では護岸の安定は保たれない。
そういったことがこの間、地質学、さらには土木工学の専門家グループの指摘等々により、ますます明らかになってきている。
防衛局は今回変更承認申請で地盤改良工事について一定の計画を出してきているけども、その内容では全く大浦湾の護岸の安定性は保てない。護岸はいずれ全面的に崩壊する。そこまで指摘をされている。
だからまず、地盤改良工事でこの軟弱地盤が改良できないというのが、最初の災害発生の恐れにつながるから、その面からも知事は今回の変更承認を不承認にする。そういったことは明らか。
これは防衛局が出してきた資料を見てびっくりしたが、今まで環境への影響があるから、こう言った工法はできないと言われていた工法を、今回はそのまま採用したりとか、工事を短縮することに必死になっていて、環境への影響というのは全部投げ捨ててしまっている。
そういった意味で今回の変更申請の内容の工事が始まれば、あの貴重な大浦湾の自然が全面的に破壊をされてしまう。
だから公有水面法の4条1項に基づいて、知事は災害発生の恐れがある、さらに環境保全に深刻な影響を与えるということを理由に、変更申請を認めないことは明らか。
このまま放っておいて、知事はいずれ不承認にしてくれる、だから大丈夫だという話では全くない。
今、オール沖縄会議、そして現場でも皆が全力で取り組んでいるのは、なんとしても知事が毅然と埋め立て変更承認申請を不承認にすることができるように、全国から、そして沖縄から圧倒的な数の意見書を知事あてに提出をする。
2013年の埋め立て申請の際には全国から3371通の意見書が出され、これは公有水面埋め立てで、歴史上最大の数だと言われている。
今回はそれを上回る意見書を全国からぜひ集中していただきたい。
告示縦覧が始まったらその日から3週間以内と、意見書の提出期限が決まっている。
沖縄からの連絡等で、意見書提出期間が始まっているかをチェックしていただいて、ぜひその期間に全国から圧倒的な数の意見書を提出していただきたい。
そういった道が開けているわけだから何としても頑張ろう 。
今すぐに意見書を送るのではなくて、告示縦覧が始まって、3週間の間に沖縄県知事へ送ることができるのですね。
広島県でも竹原市に「ハチの干潟」という手付かずの自然の干潟が残っているところがありますね。
干潟が海の浄化作用に欠かせないことや、海の生き物の産卵場所であったりする海藻が茂っているなど、生態系を守る上で非常に大切な場所なんだ。上関原発の建設予定地もそういった場所なんだ。何度か自然観察会に参加したことがあるよ。
豊かな生物を育んでいた広島湾など多くの干潟は戦後埋め立てられてしまった。「ハチの干潟」ももう少しで埋め立てられるところだった。それを止めた地元の人達がいた。上関でもすぐ目の前の海に浮かぶ祝島の人達は「海は売らない」と漁業補償金を受け取らず、上関原発をなんとか建設させないよう大変な苦労をされてきている。
・ハチの干潟 岡田和樹さんの取り組み
・祝島の歩み・ハチの干潟調査隊IWJ.hiroshima取材
下の動画ではナターシャ・グジーさんがチェルノブイリ原発から3.5kmほどのところに住んでいた当時の、爆発後のことを語っておられます。"千と千尋の神隠し"の「いつも何度でも」の歌も素敵です。
話は変わるけど、月見草の花が美味しいよ。夜中に咲いて翌日のお昼頃にはしぼんでしまうから、しぼんだ花をいただいているよ。神様が食べたらいいと教えてくださった。
ノカンゾウの花は以前からいただいていたのですが、月見草の花を食べたのははじめてです。生で食べられてサダラやお寿司にのせたり、きゅうりの酢の物に混ぜたり、毎日たくさん咲くので大いにいただいています。
夜中に咲くなんてなんだか不思議です。夕方にはポロポロと花が散って次に咲く蕾が夜になると開いて、夜中に花の蜜を吸う虫や蛾などのために咲いているのですね、きっと・・・。何でも蚊も産卵期のメス以外は花の蜜などを吸うとか・・・。
土鍋で作る茅納豆も1日〜2日で簡単に作れるね。黒大豆など煮た大豆を土鍋に入れた茅でサンドしておくだけで、すぐ納豆になるんだ。農薬の心配がある稲藁で作るより安心だよ。茅もイネ科だからね。
手作り納豆は市販の人工培養の納豆菌の納豆とはちょっと違っているけど、こちらが自然な納豆菌が作る納豆だよね。ただし、茅は葉っぱの端を手でこすると指を切るから気をつけて・・・。
指を切ったのですか・・?
子供の頃切ったことはあるけど、納豆作りではやさしく加減して持つから、切らないよ。日頃から自然の中で暮らしていると、そのあたりの加減がわかってくるね。
山野の緑麗しく、色とりどりの花咲きて、色とりどりの実もなりて、ああ ありがたき大自然!!
感謝、感謝で暮らしましょう。
そして今、もう一つの巨額事業、沖縄辺野古新基地建設を頓挫させることができるかもしれない状況にきているようなのです。辺野古の現在の動画を見ると、大型トラックが次々に土砂を運んでくるのが見えてつらくなります。沖縄県民が貴重な海の自然を守ろうと辺野古新基地建設をどんなに反対しても、日本政府は民意をふみにじって埋め立てを推進してきています。
そんな中、コロナの急激な感染拡大によって、辺野古での抗議行動を中止せざるを得なくなってしまったそうなのですが、防衛局はさらに土砂搬入を加速させようとベルトコンベアーの設置を含む、埋め立て計画変更承認申請を沖縄県知事宛てに提出しています。
この変更承認申請を承認するか否かが、辺野古の新基地建設工事を止めるか否かの大きなポイントになります。(記事中の動画 3:00〜4:10)
そのために国民からの意見書をできるだけたくさん送ることが必要なのですが、コロナ禍が落ち着いた後、変更承認申請の内容の「告示縦覧」が始まってから3週間が提出期間だそうです。
これらの事業に共通しているのは、天につばするような、金儲け優先で自然破壊や健康被害軽視。天につばした当然の結果として、白日のもとに晒され、ボロボロと崩れ堕ちていくのを目の当たりにしているのかもしれません。もしかしたら、日本国内の裁きはこんな形で起きていて、日本や世界や地球を食い物にしてきた連中も決して、裁きは免れないのだろうと思います。
私たちみんな例外ではなく、自分が裁きの対象ではないか、悪に加担していないか、良心に従って清らかさに心安らいで生きているか、よくよく反省していく必要がありそうです。