しんぶん赤旗日曜版のスクープ 〜 Dappiを運営する法人の社長は「自民党の金庫番」今宿仁氏の親戚だった / 自民党の自浄能力はあるか

 まだ配達されていない「しんぶん赤旗日曜版」の記事が大スクープとして話題になっています。待てない人々のために日刊ゲンダイが要点を報じていました。Dappiが個人アカウントではなく法人で、その法人の取引先には自民党が深く関与していることはこれまで判明していました。今回のスクープでは、「Dappi」を運営するウェブ関連会社の社長が、自民党本部事務総長・今宿仁氏の親戚であることを突き止めました。
 今宿氏は「自民党の金庫番」として、田中角栄の時代から現在に至るまで自民党の事務方トップを務め、「党の政治資金とその流れの裏の裏を知り尽くしているが故に『余人をもって代えがたい』」人物と評されています。2004年の「日歯連迂回献金事件」では今宿氏の直接関与も疑われ、近くは2019年参院広島選挙区の河井夫妻による大規模買収事件での関与が疑われています。このような自民党の資金の中枢にいる人物の親戚がDappiを生み出し、強引な世論形成を図ろうとしていたことになります。
この今宿氏は自民党の不利になるような「汚いこと」は絶対に「墓場まで持って行く」覚悟の人だそうで、自民党にとっては美談かもしれませんが、ご冗談、国民にとっては卑怯な犯罪の隠蔽です。今後、自民党が本気で政治への信頼を得るためには、正直に事実を明らかにすることなしにはあり得ません。それを成し遂げられる党か否か、判断するのは国民ですが。
 また、Dappiと自民党の関係だけでなく、維新との繋がりを指摘するツイートもありました。Dappiにとって維新は称賛の対象だったようで、維新と近い菅前首相を介して「自民党の別働隊」を擁護する側面があったのでしょう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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「Dappi」の背後には“自民党の金庫番”がいた! 赤旗日曜版スクープの衝撃
引用元)
 大疑獄事件に発展するかもしれない。日本共産党の機関紙「赤旗」が大スクープを放った。
(中略)
「しんぶん赤旗日曜版」(10月24日号)が<ウソ情報で野党攻撃のツイート 「Dappi」運営企業の社長 自民党本部事務総長の親戚名乗る>と題した記事を掲載するからだ。
(中略)
自民党本部そのものが関与していた疑いが強まってくるからだ。

 この記事に出てくる「自民党本部事務総長」とは元宿仁氏(76)のことだ。以前から<自民党の金庫番>と呼ばれた人物で、2004年に起きた日本歯科医師連盟(日歯連)の不正献金事件でも東京地検特捜部の事情聴取を受けているほか、19年の参院広島選挙区をめぐって元法相の河井克行、案里夫妻が逮捕、起訴された大規模買収事件でも名前が取り沙汰され、当時の菅前首相の首相動静でも複数回の会談が確認されている。
(以下略)

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