先日、借りた田んぼのある地域の氏神様にお参りしてきました。何となく体調不良や田植えもなかなか進まず、そんな中、母もわたしもピヨちゃんマーラーが切れてしまい、直ぐに新しいのを注文して送ってもらいました。それを首にかけて田んぼへ行った日に、ここの氏神様にお参りしていない事に気がつきました。昔、引越ししたらその地域の氏神様にお参りしてご挨拶するものだと教えてもらっていましたが、田んぼを作らせてもらう場合もその地域の氏神様にお参りした方が良いのだと思いました。お塩、お水、お米、お神酒をお供えして、田んぼでもお祈りをしました。花田植えで、神主さんがお祈りされ、神楽を奉納されるのも、稲作のためのご神事だったことを思い出しました。
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まみむのメモ(58)〈田植え〉
6月もあと1週間、未だ田植えが終わっていません。見かねて知り合いが手伝ってくれました。5種体癖の彼女は、なかなか終わりそうにないのを見ていたら我慢できない様子。
不耕起なので、水を張った状態で、草取りしながらの手植えという、時間のかかる作業です。とにかく水の確保が一番と思い、水を先に張ってしまいました。水を張れば草も育ちにくいはずでした。どっこい水性の草は元気良く生えています。
そのために草取りしながらの田植えになりました。陸稲でも水田でも草のなかでは稲が負けて育ちにくいのを経験しています。こんな鈍臭い田植え、誰にも頼めない、私にしかできないと思っていたのですが・・・。
2月頃、水路に少しずつ流れていた水がいつの間にか流れなくなっていました。そこで知り合いと一緒に水路を調べると谷川からの長い水路には落ち葉がいっぱい溜まっていて、二人で鍬で掻き揚げ、閉まっていた取水口の蓋を開けて勢いよく水が流れ始めて一安心。
次に田んぼの周囲をスコップで掘ったり、鍬で土手を作ったりしてモグラの穴を塞いで保水できるようにしなければ・・・と思うのですが身体が、体力が、追いつきません。
そこで手押しの耕運機を借りて周囲を2〜3回耕すと、水が溜まり始めました。その後2箇所水が抜けているのを見つけて、泥を詰めて塞ぎました。
幸い苗は良く育ってくれました。
不耕起なので、水を張った状態で、草取りしながらの手植えという、時間のかかる作業です。とにかく水の確保が一番と思い、水を先に張ってしまいました。水を張れば草も育ちにくいはずでした。どっこい水性の草は元気良く生えています。
そのために草取りしながらの田植えになりました。陸稲でも水田でも草のなかでは稲が負けて育ちにくいのを経験しています。こんな鈍臭い田植え、誰にも頼めない、私にしかできないと思っていたのですが・・・。
2月頃、水路に少しずつ流れていた水がいつの間にか流れなくなっていました。そこで知り合いと一緒に水路を調べると谷川からの長い水路には落ち葉がいっぱい溜まっていて、二人で鍬で掻き揚げ、閉まっていた取水口の蓋を開けて勢いよく水が流れ始めて一安心。
次に田んぼの周囲をスコップで掘ったり、鍬で土手を作ったりしてモグラの穴を塞いで保水できるようにしなければ・・・と思うのですが身体が、体力が、追いつきません。
そこで手押しの耕運機を借りて周囲を2〜3回耕すと、水が溜まり始めました。その後2箇所水が抜けているのを見つけて、泥を詰めて塞ぎました。
幸い苗は良く育ってくれました。
自然農で教えていただいた苗作りは田んぼの中に畝を作り、周囲に溝を掘って畑稲のようにして藁マルチをします。
それに対して、今回は籾降ろしする場所を1度だけ耕運機で耕して、田んぼ全体に水を張り、最初から田んぼで水耕栽培にしました。バケツ稲の苗を育てている時も水耕栽培でわりと良く育っていて、水の管理も楽でした。
籾降ろしをしたその上から不織布をベタ掛けして、保温と鳥よけ効果になると考えました。苗が不織布を押し上げ始めたら、外しました。
周囲を枝や竹で囲って動物避けをするのは同じです。
ところが籾を蒔いて次の日には、囲みのあまいところから何かが入って、不織布をはぐるようにして4分の1くらいの籾を食べていました。
野口種苗さんが福岡正信さんのご遺族から譲り受けて育てて販売されているハッピーヒル(福=ハッピー、岡=ヒル)という品種です。すぐに再注文しようとしましたがすでに売り切れていましたのでササニシキを注文しました。
種籾の入っている袋に書いてある説明には、籾を撒く前に、2週間程度浸水させて、温度 ✕ 日数 = 100を目安に最後は30度くらいにして発芽させるように書いてあります。
山桜やコブシの花が咲き始めた頃、田んぼの準備はまだできていませんでしたが、家で浸水させていました。そして白い根が点のように出始めた籾を蒔きました。
田んぼ全体の動物避けには竹を使うことにしました。イノシシなども枝が目に入るのを嫌って侵入しないと聞きました。実際、籾降ろしをした周囲を竹を横にして囲ってからは種籾を食べられることはありませんでした。
そうして良く育ってくれた苗、ところが、ヒエと稲の見分けがつきません。
耕運機をかけた周囲にはまるで稲が生えてる?と思えるヒエだけが生えています。当然籾降ろしをした場所にも、稲とともにヒエも生えています。
田んぼの周りや通路の草刈りをしてくださっている知り合いのご主人が、毎年バケツ稲を育てておられ、今年はハッピーヒルの苗を3本差し上げました。同じ場所に並んで同じように良く育っていた苗です。ですが、2〜3日経つと1本が少し感じが違うのです。
「大変!!ヒエと稲の見分けがつかん〜!!」と思わず彼女を呼んでしまいました。以前見分け方をネットで調べていたのですが、いくら見てもどこが違うの〜?え〜っ?稲には毛がある〜?彼女もネットで調べてくれました。ヒエは根元が丸い。稲には毛があって、三角形になってる?結局、稲の毛が辛うじて見分けがつきます。
毛がありそうでよく見ると無いのがヒエです。
少し大きくなるとヒエの葉っぱの中心に筋が見えます。間違ってヒエを植えた経験もありますが、今回も完璧に見分けがついているのか一抹の不安が残ります。
田んぼに麻紐を40㎝間隔に張って、まっすぐに植えようとしますが、かなり曲がって植えてしまいます。「根性が曲がってるからまっすぐ植えれ〜ん!!」と彼女。私の植え方の方がもっと曲がってるよ〜っ!!
そうそう田んぼの中には色んな種類のカエルがいっぱい。
大小のオタマジャクシ、
足が生えてきている変態中のオタマジャクシもいます。シュレーゲルアオガエルの卵も産み付けられています。
最近はトンボも飛び始めました。小さな青い糸トンボと黄色い糸トンボがいます。雄と雌なのかな?シオカラトンボの雌(ムギワラトンボと呼んでいた)とシオカラトンボの雄のように、雄と雌がまったく違うトンボもいるので、この糸トンボたちもペアなのかな?
昨日はそのムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)がわたしの直ぐ近くで卵を産んでいました。ちょんちょんと尾っぽの先を田んぼにつけながら、3〜10回くらい同じ場所に産んでは少し移動しています。その上方数十cmのところをシオカラトンボが飛んでいます。最初はシオカラトンボが目に入りました。
わたしの近くでずっと飛んでいます。見ると産卵中の雌を護衛しているのが分かりました。そしてわたしの近くにいたのは、天敵の鳥が近寄らないのを知っているのだと思いました。もしかしたらカエルもかもしれません。その時は邪魔したらいけないと思いトンボから離れるように迂回して田んぼから出ました。すると目の前にさっきのムギワラトンボ?が止まっていました。後でわたしの存在が必要だったんだと気がつきました。
もう一つご報告したいのは、エレクトロカルチャーの記事を読んで、早速乾燥してあった枝木に銅線を巻いて、アンテナを作ってみました。背丈前後の長さを6本作って、一晩玄関に立てかけていたのです。
翌朝、何ともいえないくらい体が軽くて、早朝なので目だけはしょぼしょぼ眠いのに、身体はこれまでに感じた事がないくらい軽やかで楽で、ハッキリと違っていました。植物たちが元気になるということは、人間にもこんなに良いんだなぁと実感しました。
現在は玄関には1本だけのこして、新たに本数を増やして田んぼや畑に立てています。6本の時の方が効果を感じられたのですが、田んぼや畑を優先しました。それから、剪定後に枯れかけて弱っている松の木の横にも2本立てました。この松は剪定する度に弱っていました。松にすれば、せっかく元気を出して芽を伸ばしても、ひどく剪定されるのはいじめられているようなものですよね。このアンテナで元気になってくれると良いのですが。
ついでと言いますか、鎌や鍬にも銅線を巻いて使っています。何となく作業しやすい気がします。
実は田んぼの草取りが手では大変なので、鎌や鍬で先に除草しておいて田植えをするようになりました。銅線を巻く前と巻いた後の作業の楽さが違う気がします。
さてさて、お日様もカンカン照りになると田植えも難しくなるので、曇り空が多い今の中が田植え期なのです・・・。タマコ様、曇り空をありがとう。
それに対して、今回は籾降ろしする場所を1度だけ耕運機で耕して、田んぼ全体に水を張り、最初から田んぼで水耕栽培にしました。バケツ稲の苗を育てている時も水耕栽培でわりと良く育っていて、水の管理も楽でした。
籾降ろしをしたその上から不織布をベタ掛けして、保温と鳥よけ効果になると考えました。苗が不織布を押し上げ始めたら、外しました。
周囲を枝や竹で囲って動物避けをするのは同じです。
ところが籾を蒔いて次の日には、囲みのあまいところから何かが入って、不織布をはぐるようにして4分の1くらいの籾を食べていました。
野口種苗さんが福岡正信さんのご遺族から譲り受けて育てて販売されているハッピーヒル(福=ハッピー、岡=ヒル)という品種です。すぐに再注文しようとしましたがすでに売り切れていましたのでササニシキを注文しました。
種籾の入っている袋に書いてある説明には、籾を撒く前に、2週間程度浸水させて、温度 ✕ 日数 = 100を目安に最後は30度くらいにして発芽させるように書いてあります。
山桜やコブシの花が咲き始めた頃、田んぼの準備はまだできていませんでしたが、家で浸水させていました。そして白い根が点のように出始めた籾を蒔きました。
田んぼ全体の動物避けには竹を使うことにしました。イノシシなども枝が目に入るのを嫌って侵入しないと聞きました。実際、籾降ろしをした周囲を竹を横にして囲ってからは種籾を食べられることはありませんでした。
そうして良く育ってくれた苗、ところが、ヒエと稲の見分けがつきません。
耕運機をかけた周囲にはまるで稲が生えてる?と思えるヒエだけが生えています。当然籾降ろしをした場所にも、稲とともにヒエも生えています。
田んぼの周りや通路の草刈りをしてくださっている知り合いのご主人が、毎年バケツ稲を育てておられ、今年はハッピーヒルの苗を3本差し上げました。同じ場所に並んで同じように良く育っていた苗です。ですが、2〜3日経つと1本が少し感じが違うのです。
「大変!!ヒエと稲の見分けがつかん〜!!」と思わず彼女を呼んでしまいました。以前見分け方をネットで調べていたのですが、いくら見てもどこが違うの〜?え〜っ?稲には毛がある〜?彼女もネットで調べてくれました。ヒエは根元が丸い。稲には毛があって、三角形になってる?結局、稲の毛が辛うじて見分けがつきます。
毛がありそうでよく見ると無いのがヒエです。
少し大きくなるとヒエの葉っぱの中心に筋が見えます。間違ってヒエを植えた経験もありますが、今回も完璧に見分けがついているのか一抹の不安が残ります。
田んぼに麻紐を40㎝間隔に張って、まっすぐに植えようとしますが、かなり曲がって植えてしまいます。「根性が曲がってるからまっすぐ植えれ〜ん!!」と彼女。私の植え方の方がもっと曲がってるよ〜っ!!
そうそう田んぼの中には色んな種類のカエルがいっぱい。
大小のオタマジャクシ、
足が生えてきている変態中のオタマジャクシもいます。シュレーゲルアオガエルの卵も産み付けられています。
最近はトンボも飛び始めました。小さな青い糸トンボと黄色い糸トンボがいます。雄と雌なのかな?シオカラトンボの雌(ムギワラトンボと呼んでいた)とシオカラトンボの雄のように、雄と雌がまったく違うトンボもいるので、この糸トンボたちもペアなのかな?
昨日はそのムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)がわたしの直ぐ近くで卵を産んでいました。ちょんちょんと尾っぽの先を田んぼにつけながら、3〜10回くらい同じ場所に産んでは少し移動しています。その上方数十cmのところをシオカラトンボが飛んでいます。最初はシオカラトンボが目に入りました。
わたしの近くでずっと飛んでいます。見ると産卵中の雌を護衛しているのが分かりました。そしてわたしの近くにいたのは、天敵の鳥が近寄らないのを知っているのだと思いました。もしかしたらカエルもかもしれません。その時は邪魔したらいけないと思いトンボから離れるように迂回して田んぼから出ました。すると目の前にさっきのムギワラトンボ?が止まっていました。後でわたしの存在が必要だったんだと気がつきました。
もう一つご報告したいのは、エレクトロカルチャーの記事を読んで、早速乾燥してあった枝木に銅線を巻いて、アンテナを作ってみました。背丈前後の長さを6本作って、一晩玄関に立てかけていたのです。
翌朝、何ともいえないくらい体が軽くて、早朝なので目だけはしょぼしょぼ眠いのに、身体はこれまでに感じた事がないくらい軽やかで楽で、ハッキリと違っていました。植物たちが元気になるということは、人間にもこんなに良いんだなぁと実感しました。
現在は玄関には1本だけのこして、新たに本数を増やして田んぼや畑に立てています。6本の時の方が効果を感じられたのですが、田んぼや畑を優先しました。それから、剪定後に枯れかけて弱っている松の木の横にも2本立てました。この松は剪定する度に弱っていました。松にすれば、せっかく元気を出して芽を伸ばしても、ひどく剪定されるのはいじめられているようなものですよね。このアンテナで元気になってくれると良いのですが。
ついでと言いますか、鎌や鍬にも銅線を巻いて使っています。何となく作業しやすい気がします。
実は田んぼの草取りが手では大変なので、鎌や鍬で先に除草しておいて田植えをするようになりました。銅線を巻く前と巻いた後の作業の楽さが違う気がします。
さてさて、お日様もカンカン照りになると田植えも難しくなるので、曇り空が多い今の中が田植え期なのです・・・。タマコ様、曇り空をありがとう。