アーカイブ: 遺伝子組み換え・ゲノム編集

2016年以降、ロシア国内から遺伝子組み換え食物を追い出したプーチン大統領 / 今や非GMOの安全な食品を輸出できる貴重な国になったロシア

 日本の食と言うと、そもそも自給率がない上に、凄まじい添加物、残留農薬、遺伝子組み換え、ゲノム編集、海洋汚染、水質汚染などなど安心して食べられるものを探すのが大変です。政府が意図的に国民を病気にさせる気なので、私たちはそれを知った上で防衛しなければ健康に生きられない戦時下です。
 対照的にロシアでは、プーチン大統領が2016年、連邦法第358号に署名をし、ロシアの農地から農薬と遺伝子組み変え食品を違法にしました。「アグエコ堂・松代店」さんの元記事によると、エリツィン時代には「メイド・イン・アメリカ」の劣悪な工場式の食品が安いからと言う理由で多く出回っていたそうです。「スーパーの棚にならぶすべてが輸入品でネッスル、クラフト、ダノンといった多国籍企業の商品もあふれていた。ほとんどのロシア国民は、自国の豊かな食べ物の味を忘れていた」とあります。
「自由に自然に歩き回わり、優れた味の鶏を自国内で生産する代わりに、味が悪い工場式に大量生産された家禽類を米国から輸入していた。また、多肉質の美味の自家製の有機トマトのかわりに、人工着色された味気のないトマトをスペインやオランダから輸入していた」とは、今の日本を見るようではないですか。
 それが、プーチン大統領が就任した2000年から、ロシアは農業生産を転換しました。「プーチン大統領は、ロシアは環境に優しく、無公害で高品質の有機食品の世界最大の供給国になるだろうと語った。彼は、ロシアが食料生産において完全に自給自足することを求めた。」しかもこの方針によって、今、ロシアの食物は世界から求められるブランドになりました。アグリビジネスの生み出す農産物は著しく質が劣化しているからです。
 農薬使用世界No.1の日本から見ると、なんと羨ましい政府か。遺伝子組み換え食品やゲノム編集をロシア国内から追い出したプーチン大統領は、西側の多国籍企業には恨まれるでしょうが、国民には信頼されます。日本も早く植民地から抜け出して、美味しい安全な食べ物を手にしたい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「RNA農薬」の量産化が可能になった 〜 ターゲットにされた昆虫の体内でRNAを破壊する邪悪な発想、自然界のバランスに介入するな

読者の方からの情報です。
 「RNA農薬」というものがあるそうです。DNAが生物をつくる設計図だとすると、この設計図の遺伝子情報を読み取ってタンパク質などを構成するのがRNAで、RNA農薬とは、ターゲットにした生物の特定のRNAを分解して働かないようにするものだそうです。うむ農園さんが、このRNA農薬が量産化されたという情報を解説されていました。
 農水省の「緑の食料システム戦略」という邪悪なプランがあります。RNA農薬もこのプランの「農薬を低減させる」「環境負荷が低減されるもの」という一見良さそうな文脈の中での新技術です。例えば中国大陸から風で運ばれてきてお米につくトビイロウンカという虫があり、筑波の研究所ではトビイロウンカのRNAに効く農薬の研究をしていることや、名古屋大学ではテントウムシダマシに効くRNA農薬を研究していることを挙げておられました。
 RNA農薬の量産化に成功させたのはなんと「味の素」研究所で、「うま味成分のグルタミン酸を作って人間に食べてもらうのと全く同じ発想で、RNA農薬を昆虫に食べてもらう」のだそうです。人間用のグルタミン酸は、コリネバクテリウムグルタミカムという工業株(工業用に使われる微生物)を介して生成される発酵調味料で、RNA農薬もこれと同じ微生物を使って開発したらしい。ターゲットとする昆虫の中のRNAを分解するタイプのRNAを届ける。よく効く状態で昆虫に届けるためにはRNAだけでは難しく、それを微生物に仕込んで(転写して)、その微生物を昆虫が食べるなどして取り込ませることで昆虫のRNAが破壊される、という仕組みだそうです。ここまで聞き取りながら、なんとおぞましいことをするのだろうと気が滅入ります。うむ農園さんは「今回一番驚いたのは、ターゲットになっているのがテントウムシなんですね」と語り、ここで可愛らしいテントウムシの画像が表示されます。「別にめちゃくちゃ害がある昆虫ではない。」「テントウムシの幼虫が(RNA農薬を)食べることで、成長しなくなる、食欲がなくなって死んでしまう。」食害を起こす虫は他にたくさんいるのに、なぜテントウムシなのか?単にこれまでテントウムシを研究していた流れがあっただけのようです。うむ農園さんは"これを人間に置き換えてみると非常に怖い"と感じておられます。人間がRNA農薬を吸ってしまったために、自分の体内でタンパク質を生成するRNAが破壊され、取り込んだ栄養をタンパク質に変えることができずに栄養失調で死んでいくことになる。今は、味の素が量産化に成功した段階で、次は農薬会社にセールスをすることになります。どこかの農薬会社が採用したら、いよいよ畑に撒かれてしまいます。
「自然界に農薬は不要」
「自然栽培では虫はほとんど害にならない」
これは自然栽培に従事しておられる方ならではの実感であり、真実だと思いました。テントウムシを殺してしまったら、テントウムシが担っていた役割を他では担えない。さらにテントウムシ以外の近縁種にも作用するのではないか、さらに人間にも影響はないのか。
もうすでに安全と言われていたmRNAワクチンが大問題になっています。精緻な自然界のバランスを好き放題に破壊するような悪魔的な農薬、農業政策は絶対にやめさせねば。
(まのじ)
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何か問題を起こすであろう農薬を実用化すな
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鈴木宣弘教授「命を守るための食品選択」〜 「少々高価でも国産を買わないと命がもたない、このことを知らない人にも共有を」

 鈴木宣弘教授の「命を守るための食品選択」という動画がアップされていました。日本の消費者が今すぐにでもしっかり認識すべきは、少々高いように見えても国産を買わないと命がもたないということ、このことを知らない人にも共有しましょうというテーマで、アメリカの圧力の下で行われている非道なことを様々に語られていました。
 印象に残ったところとして「ジャガイモがついにやられました」というお話がありました。アメリカのジャガイモにつく寄生虫が日本のジャガイモを全滅させるのではないかと危惧されて、これまで必死で輸入を止めていました。しかし2020年ついに全面解禁の方向性となりました。ついでに輸送中にかける禁止農薬の防カビ剤を「食品添加物」に変更して認め、もっとついでに、その残留基準値を20倍に緩和してしまいました。
 ここで鈴木教授は「農水省の歴代の植物防疫課長さんは偉かった。体を張って止めてきた。でも、止めるたびに飛ばされたり、クビになって、ついにここまできたかと。」鈴木先生の別の動画では「命を落とした人もいる」と話されていました。
 日本では2023年4月から「遺伝子組み替えでない」という表示が無くなりましたが、同じことがアメリカでもすでに起こっていました。それでもアメリカの消費者は負けなかったそうです。「本物を作ってくれる人を探して、それと私たちがネットワークを作れば、表示が仮に無くても、私たちはこのルートで安全安心なものをしっかりと調達できる。まさにこれです。みなさんこれをですね、地域で、自治体の政治行政も含めてみんなでやろうじゃないですか。」と呼びかけておられました。
 上からの保護を期待していては命がない。私たち自身が国産の安全なものを支えることで、自分や家族の健康を守ることが急がれます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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命を守るための食品選択
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日本の消費者が今日にでもしっかり認識すべきは、少々高いように見えても国産を買わないと命がもたないんだ、ということ。これを知らない人にも共有しましょう
例えば1975年、禁止農薬がかかった輸入レモンを海に捨てた。
けれど激怒したアメリカに脅されて、禁止農薬を「食品添加物」とするウルトラCのルール変更までして輸入した。

1:10〜
「ジャガイモよ、おまえもか」
ジャガイモがついにやられました
アメリカのジャガイモにつく寄生虫が日本のジャガイモを全滅させるのではないかと危惧されて、これまで必死で止めていた。
しかし2020年についに全面解禁の方向性となった。
ついでに、輸送中にかける禁止農薬の防カビ剤を「食品添加物」に変更し、
もっとついでに、その残留基準値を20倍に緩和した

国民の命を犠牲にして、アメリカにおべっか使ってどうするんだ。

農水省の歴代の植物防疫課長さんは偉かった。体を張って止めてきた。
でも、止めるたびに飛ばされたり、クビになって、ついにここまできたかと


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全てのお米が「放射線育種米」にされてしまう危険 〜 稲の遺伝子の一部を放射線で破壊し、目的の性質を持たせたお米に表示義務なし

 遺伝子組み換え「スギ花粉米」にウンザリしていたところ、今度は「放射線育種米」というものが出てきました。「稲に放射線を放射して、突然変異を引き起こさせて作ったお米」だそうです。
印鑰智哉氏のブログでは「人間にとっての致死量の閾値が1.5グレイで、7グレイで100%が死ぬと言われますが、それをはるかに上回る放射線(40〜300グレイ)を照射して、稲の遺伝子に損傷を与え、育てた中から従来にはない性格を持つ品種が生まれるというもの」とあります。じゃがいもの芽が出ないように放射線を照射するという話はよく聞きますが、日本ではすでに大豆、野菜、果物など多くの突然変異品種が実用化されているのだそうです。そしてついにお米です。
 現在、稲を育てる土壌や肥料のカドミウム汚染が深刻化していることを理由として、稲の遺伝子の一部を破壊してカドミウムを吸収させにくくする目的だそうです。こうして出来た「コシヒカリ環1号」「あきたこまちR」が、元々のコシヒカリやあきたこまちから全量切り替えになっていく予定です。土壌や肥料がカドミウムに汚染されているのであれば、そちらを安全で自然なものに変えていく努力をする方がまともだと思うのですが、なぜ稲に放射線という発想になるのか?
 表示の義務づけがないため、流通に乗ってしまえば消費者が放射線育種米を識別することは不可能です。この国の政府は、どこまでも国民から安全な食物を奪い、不健康にさせようとしているようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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お米のほとんどが放射線育種米に?
(前略)
 大きな問題はこうしたお米には放射線に関して何も表示されない、ということです。使われた農薬は表示が義務付けられますが、遺伝子操作は義務付けられておらず、どの品種が放射線育種米か、表示されません。どの品種が放射線育種されているかを知らなければそのまま生産者の方も栽培してしまいかねません。そして、流通に乗る時は「コシヒカリ」「あきたこまち」としか表示されませんので、消費者はまったく知る術がない、ということになります
 
 これまでにも放射線育種米は作られてきました。酒米でもその割合は少なくないというのが現実です。しかし、その割合は限られていて、人びとがふだん食べるお米が放射線育種米になろうという今回の動きはまったく質を異にしたものです。
 
(中略)
(中略)1つの遺伝子は多くの機能を持つことが多く、1つの遺伝子の機能が損なわれればその影響は多方面に及ぶ可能性があります。

(中略)
 放射線育種した品種の全リストを農水省に情報公開請求をしました。答えはなんと「不存在」。放射線育種の有無は関知しない、とのこと。ということは農家がその種籾が放射線育種かどうか知る術を農水省は提供しないということです。 しかし、品種登録の際に、どのように育種したかの情報はあるはずだ、として、その情報公開を改めて求めているところです。公開され次第、公表します。
(以下略)

花粉症を緩和するという遺伝子組み換え「スギ花粉米」の実用化を進める岸田政権 〜 日本のお金で日本の主食を破壊する研究開発

 岸田首相が唐突に花粉症対策に目覚めたようで、「花粉症対策に関する関係閣僚会議」を開催すると表明しました。それを受けて野村農林水産大臣が、これまた唐突に「農研機構で遺伝子組換えをした花粉症緩和米」に言及しました。またしても遺伝子組み換えです。しかも主食のコメです。
 この花粉症緩和米は「スギ花粉米」という名称で、20年も前から農業生物資源研究所(現・農研機構)が開発を始めていました。「遺伝子組み換え技術で花粉症の原因物質の一部を胚乳に組み込み、一定期間食べ続けると、体が花粉を異物ではなく食べ物と認識するようになり、症状を抑えられる」という効果が認められたそうです。当初は食品として実用化を目指していたものの、厚労省から医薬品との指摘を受け、承認へのハードルが高くなったことから実用化が頓挫していたようです。そもそも主食のお米で花粉症を治療しようという発想自体が異様です。
 ところが、2016年から再びこの計画が動き出しました。それまで「治験に協力する製薬企業は現れなかった」研究に対して2つの医療機関が研究開発に手を挙げたとあります。野村農水大臣のコメントから、この研究を主導しているのは官邸であることが認められます。危険な食品として日本の主食を破壊するか、危険な医薬品として製薬会社を富ませるのか、いずれにしても日本のお金を使って日本人を犠牲にしそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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花粉症対策で遺伝子組換えの花粉症緩和米の作成へ、岸田総理の表明で
野村農林水産大臣は、岸田総理が花粉症に関する関係閣僚会議を開催することを表明したことに関して、現在では農研機構で遺伝子組換えをした花粉症緩和米という症状を緩和する米を作っていることを明らかにした。

4月4日に実施された農林水産大臣記者会見の際に、記者から「昨日、岸田総理が花粉症に関する関係閣僚会議を開催することを表明しました。そこで大臣に改めて伺いたいのですが、林野庁としては今後どのような対策に特に力を入れていくお考えでしょうか」との旨の質問が行われた。

大臣は、「(中略)また、農研機構の方で、花粉症緩和米という、症状を緩和するというお米を今作っているのだそうです。(中略)花粉症緩和米については、臨床研究なり、消費者の皆さんの理解が必要で、これは遺伝子組換えをしていかないとできないのだそうですが、そういうものを今研究中でありますので、(中略)こういったことの実用化に向けて取り組んでいきたいと思っています。ただ、どこがイニシアチブをとって関係閣僚会議をするのか、厚労省なのか、農水省なのかは、官邸の方で調整をしていただけるのではないかと思います」との旨を述べた。
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食べると効く?「スギ花粉米」は今 開発スタートから20年超…
引用元)
(前略)
 食べるとスギ花粉症の症状が緩和する。農業生物資源研究所(現・農研機構)が「スギ花粉米」の開発を始めたのは2000年度。遺伝子組み換え技術で花粉症の原因物質の一部を胚乳に組み込んだ。一定期間食べ続けると、体が花粉を異物ではなく食べ物と認識するようになり、症状を抑えられると話題になった。

 それから20年――。だが、同機構に問い合わせると「現時点では実用化の時期は未定」(生物機能利用研究部門)との回答が返ってきた。なぜ時間がかかっているのか。研究を担当していた同機構元職員の高野誠さん(67)に聞くと、厚生労働省の「薬か食品か」の判断が壁になっていることが見えてきた。
(以下略)
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