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[Sputnik]プーチン大統領の最後通告

竹下雅敏氏からの情報です。
 ついに来ました。プーチン大統領の最後通告です。アメリカはシリア政府軍に対する空爆を検討しており、ロシアに対する脅しとして、米国防総省は、“ロシアに対する先制核攻撃の用意がある”との声明を出しました。こうした事態に十分な準備をしているロシアは、全く脅しに屈せず、逆にプーチン大統領は、米国を辱める“完全かつ無条件の降伏の要求”を突きつけました。
 シミュレーションをすれば、何度やってもアメリカの一方的敗北になるはずです。アメリカの阿呆どもは、脅せば他国は言うことを聞くと思い上がっているのですが、現実は全く違います。彼らに第三次大戦を行う勇気などありません。
 フィリップ・ティルトン氏は、彼のメッセージの中で、“第三次世界大戦は今終わった”としました。今回のスプートニクの記事は、このことを裏付けるものだと思います。
 10月1日に新金融システムが動き出し、ペンタゴンの良識派の人々はお金の心配がなくなったわけです。このタイミングで、プーチン大統領は、この強気な態度に出たのです。これはチェックメイトと言えるでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン大統領の最後通告
転載元)
© Sputnik/ Sergey Guneev

© Sputnik/ Sergey Guneev



ロシア大統領の兵器用プルトニウム処理に関する露米合意順守の停止に関する指令が出されると、メディアでは、そのこととシリアにおける取引の破綻との関連について議論が始まった。

(中略) 

事の重大性を理解するために、プーチン氏が当の条約からロシアを離脱させたというわけではないという点に注意を払う必要がある。条約への復帰の可能性はある、とされた。ただし、そこには一定の条件がつけられた。米国のロシアに対するすべての制裁措置の廃止、米国の制裁とロシアの対抗制裁による損失に対する賠償金の支払い、マグニツキー法の廃止、東ヨーロッパにおける米国の軍事的プレゼンスの大幅削減、モスクワに刃向かう政策の終了。このプーチン氏の要求は一語で言って、最後通告である。

プーチン氏は謝罪など求めていない。求めているのは米国のあらゆる政策の変更である。これは不可能な、屈辱的な要求だ。事実上、これはハイブリッド戦争における完全かつ無条件の降伏の要求であり、しかも賠償や補償金の支払いさえ含んでいる。プーチン氏は意図的に、誇示するかのように米国を辱め、米国などとは、残りの全世界に対して慣習的に使っていたような口調より、むしろ厳しい口調で話してよいのだということを示した。

(中略) 

米国国務省の報道官が声明を出し、ロシアはシリアから死体袋で軍人を贈り始めるだろう、ロシアはシリアで飛行機を失うだろう、ロシアの諸都市がテロに遭うだろうというと、すぐにロシアは強硬な反応を示した。国務省報道官のすぐあとには国防総省のロシアに対する先制核攻撃の用意があるとの声明も出た。ロシア外務省は、米国がシリア政府軍に対する空爆開始の意図があるとモスクワは知っている、と発表。シリア政府軍に攻撃が加わるということは、シリアにおける合法的に配備されたロシア軍にも攻撃が加わるということだ。

オバマ政権下、緞帳の向こうで、タカ派はまたしても掛け金を上げた。そして、紛争がもはや自律的に発展するまで、事状況を加熱させてしまった。こうなればもはやあらゆる偶然から核のアルマゲドンが発生してしまいかねない。たとえば、ペンタゴンやホワイトハウス高官のささいな不適切な行動から。

まさにそうしたタイミングでロシアはイニシアチブをとり、対立を新平面に移行させることなく掛け金を引き上げた。アメリカと違いロシアは戦争の脅威をあおったりしない。ロシアは単に強硬な政治経済的応答の可能性を示したのだ。米国に選択が提示された。自らの脅迫を実行し、核戦争を始めるか、世界はもはや一極ではないと認め、新フォーマットに組み入ろうとするか。米国がどう応えるかを見てみよう。しかし地政学環境は従前とは異なる。世界はもはや変わった。米国に挑戦状がたたきつけられたが、米国にはそれに応える勇気がない。

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米国がシリア軍への空爆を検討開始、ワシントンポスト紙
転載元)
米国政権はシリア紛争への軍事介入の可能性を検討している。ワシントンポスト紙が報じた。

同紙の報道によれば、先週ホワイトハウスでは国務省、CIA、米国統合参謀本部の代表者らを交えた会合が行なわれ、シリア政権側の陣地へ空爆を行なう問題が話し合われている。

この問題の討議はおそらくオバマ大統領が率いる米国安全保障会議の会合に持ち越されるものと見られている。会合は今週末にも開かれる可能性がある。

討議に参加したひとりは案として、シリア空軍の滑走路に巡航ミサイルおよび他の長距離的な手段で空爆を行なうことが検討されたほか、国連安保理の承認を回避してシリア体制の陣地に攻撃を行うことへの米大統領府の反対をかわすため、作戦を秘密裏に行う提案も挙げられたと話している。

先に伝えられたところでは、米国はシリア停戦に関するロシアとの2国間協力を停止すると、米国務省のジョン・カービー報道官が声明した。

ウィキリークス、ヒラリーがダーイッシュを支援していることを暴露 / 独立専門家ら、アレッポでの国連人道支援車列への攻撃を芝居と断じる 〜悪に加担するメディア関係者に対する裁き〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 アメリカ中心の有志連合がシリア政府軍を空爆したという事件がありました。この事件から人々の気をそらすために、国連の人道支援車列への自作自演の攻撃を行って、それをロシアのせいにし、国連安保理でロシアとアメリカが互いに罵り合うという場面がありました。その人道支援車列への攻撃が、芝居であることが確認されたようです。
 アメリカの行う非道が、国際社会に次々と暴露されています。こうした中、ラヴロフ外相が、明らかに大統領になると戦争をするつもりのヒラリー・クリントンを牽制する発言をしました。
 そのヒラリー・クリントンですが、 ウィキリークスによると、彼女はダーイッシュ(IS)に出資しているフランスの大企業の取締役会のメンバーだとのこと。また、このフランスの大企業は度々クリントン財団に寄付をしているらしく、そのおかげでこの会社はイラクの復興事業に参入し、巨額の利益を得ているというのです。これが犯罪でなかったら一体何なのか。
 この一連のつながりでわかるのは、ヒラリー・クリントンがダーイッシュを支援しているということ。テロとの戦いというアメリカの虚構は、こうした様々な情報で、今や完全に崩れ去っています。“アメリカが悪の帝国であること”は、はっきりとしています。この明らかな事実を報道しないメディアは、悪に荷担しているわけです。
 昨日、メディア関係者に対する裁きがありました。これは肉体レベルに作用するもので、意図的にこうした隠蔽工作に関わっている者は、例外なく裁かれたはずです。彼らは本格的な鬱状態になっているはずで、悪事をこのまま続けると、近い将来完全に精神が破綻します。近く、権力上層にいる様々な人物の精神状態がおかしいということが、皆に知られるようになってくるでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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引用元)
http://beforeitsnews.com/alternative/2016/10/assange-retaliates-back-last-night-releases-entire-partnership-documents-from-board-3421423.html
(概要)
10月5日付け

アサンジ氏が反撃を開始し、ヒラリーといかがわしい企業の関係を暴きました。
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ウィキリークスのジュリアン・アサンジ氏がヒラリー・クリントンへの反撃を開始しました。

(中略) 

その第一弾として、彼等が今回リークした文書ファイルは、ヒラリー・クリントンとISISと繋がりのある、フランス(パリ)のいかがわしい企業を暴いています。

(中略) 

パリ市はフランスの大企業Lafarge社とパートナーシップを結びましたが。。。この会社は営利目的でISISに出資している会社です。

(中略) 

さらにこの会社は何年も前からISISから石油を購入していました。

(中略) 

また、ヒラリーはISISに出資したLafarge社の取締役会のメンバーです。

(中略) 

また、Lafarge社は、度々クリントン財団に寄付を行っています。2015年には10万ドルを寄付しました。

(中略) 

彼等はイラクで災害資本主義(破壊されたイラクのインフラ整備の事業を独占)を展開することで巨額の利益を得ています。ヒラリーがこれらをセットアップしたのです。

(中略) 

また、この会社はテロリスト集団に複数のビジネス(Lafarge社のセメント事業など)を代理で行わせるために、ISISに巨額の投資を行いました。

(中略) 

つまり彼女はISISを支援しているということです。

(以下略)

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ラブロフ外相、シリアへの攻撃希望者が米国で勝利しないよう期待
転載元)
ロシア政府は、シリアに攻撃を加えようと望んでいるものが米国で勝利しないことを期待している。今日、ラブロフ外相が次のように述べた。

米国政府に武力を用いることを望むものがいると今読んでいる。これは秘密ではない。彼らがやはり勝利しないことを望む。我々は、この噂にコメントするよう求められ、ホワイトハウスが出した回答の中に、非常にバランスの取れたコメントを聞いた」

なおシリアでの紛争の軍事的解決の可能性についての話は、ジョン・ケリー米国務長官の無数の接触の中ではされたことがないと、ラブロフ外相が述べた。

(以下略)

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各地で起こり始めている紛争はネオコンとの最終決戦

竹下雅敏氏からの情報です。
 10月3日に編集長が取り上げた記事では、オバマ政権は窮地に陥っており、アメリカの大手メディアでも、シリアでの戦いで、アメリカがダーイッシュを援助しているという報道がなされているとのことでした。オバマ政権を動かしているネオコン連中が素直に降伏するはずがないので、こうなると、最終決戦という形で、各地で紛争が起こり始めます。
 記事を見ると、インド・パキスタンの両軍がカシミールで争い始めたとあります。また、タリバンがアフガニスタン北部で大規模な攻撃を開始し始めたようです。シリアでは停戦が崩壊し、米国を中心とする有志連合が“アサドを殺すまで攻撃する意図”を隠さなくなって来たため、ロシアがS-300地対空ミサイルを配備するとの事。事実上の戦争状態になっています。
 “続きはこちらから”は、フィリピンのドゥテルテ大統領に関するものです。冒頭の写真は、彼が軍部に支持されていることを示すものです。アメリカ主導のクーデターを警戒しているだけに、クーデターの成功は難しいと思います。
 今後、世界中で紛争やテロが続発すると考えられます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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核保有国間に紛争勃発:インドとパキスタンが互いに発砲
転載元)
インドとパキスタンの両軍が3日、両国の係争領土であるカシミールで互いに発砲した。AP通信が報じた。 

インド側によると、パキスタン軍が国境上のインド兵士に対し理由もなく発砲、重火器も使用した。

パキスタン軍の代表者によれば、インド側からの発砲に続き、インド兵が砲火を放った。

地域の緊張は9月、インド政府がパキスタン軍人らを軍事基地の攻撃について非難した後、高まった。

(以下略)

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タリバン、アフガニスタン北部で大規模な攻撃を開始
転載元)
3日未明、過激派タリバンがアフガニスタン北部のクンドゥズ市で協調攻撃を開始した。ロイター通信が報じた。

地元警察幹部によればタリバンは4方向から攻撃を開始し、市街への侵入を試みている。

攻撃は現地時間の深夜、日本時間の早朝4時半頃始まり、市の周辺および内部で戦闘が続いている。

アフガニスタン軍のヘリコプターが市上空を飛行しており、市内では銃声が聞こえるという。

死傷者の情報はまだ入っていない。現地情報では、少なくとも5人のタリバン戦士がカラシニコフ小銃、機関銃、グレネードランチャーで武装した状態で市の内部に入っている。

タリバンは8月にはクンドゥズ州のハナバド地区を制圧している。

前に伝えられたところでは、過激派組織タリバンとテロ組織「ダーイシュ(イスラム国、IS)」は、アフガン軍と米同盟軍により効率的に対抗するためアフガニスタンで非公式停戦を結んだ。

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配信元)

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配信元)


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[創造デザイン学会]シリア――アメリカの宣伝インチキがいま公然と崩れる

 ロイターやウォールストリート・ジャーナルの大手メディアまでもが、ロシアの主張を支持するようになり、それを裏付けるアルカーイダ司令官や米軍特殊部隊の元兵士の証言までそえられ、アメリカのプロパガンダが崩壊しつつあるようです。
 湾岸戦争前には当時15歳の少女だったナイラの嘘の証言が世論を動かし、戦争へ突入していきましたが、"続きはここから"以降に出てくる7歳の少女も、手際の良さや発言内容等から、キャンペーンの一環として利用されているのだと思います。今は、ネットがあるお陰で、こうしたキャンペーンにも人々が騙されにくくなっていると思います。騙されない人々がたくさんいれば、そう簡単には戦争を始めることはできないのだと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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シリア――アメリカの宣伝インチキがいま公然と崩れる
転載元)
Moon of Alabama
September 30, 2016, Information Clearing House
 

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オバマ政府、特に CIA と国務省は、困り果てているようだ。彼らはロシアを悪者にできることなら、どんなことでも叫び、東アレッポのアルカーイダ・テロリストを排除するのはジェノサイド(民族抹殺)だと主張している。その一方で、 アメリカとサウジの爆撃と、彼らの交通遮断が直接、引き起こした、イエメンの Houthi(フーシ派=イスラム・シーア派)の飢餓については、全く沈黙している。

しかし、ようやく変化が起こって、大きなニュース報道が、アメリカが大事にするシリアの“穏健派反乱軍”は、アルカーイダそのものでなくとも、アルカーイダとグルであるというロシアの主張を、支持するようになった。

ロイターはこう報ずる(これはもっと長い物語の終わりの方ではあるが)――

    アレッポでは、「自由シリア軍」(FSA)という反乱軍が、以前のアルカーイダのシリア分派を含む、イスラム主義集団の同盟軍 Jaish al-Fatah と一緒になって、作戦計画を立てている。

    一方、近くの Hama 地方では、アメリカ製対戦車ミサイルで武装した、FSA集団が、アルカーイダの息のかかった Jund al-Aqsa 集団と一緒に、大きな攻撃に参加している。


ウォールストリート・ジャーナルは、もっと直接的で、見出しに「シリアの反乱軍が、アルカーイダにつながる集団に接近する」と言っている――

    http://www.wsj.com/articles/syria-rebels-draw-closer-to-al-qaeda-linked-group-1475197943

    いくつかのシリア最大の反乱軍分派が、過激派と別れなければ空爆の攻撃目標になるというアメリカの警告にもかかわらず、アルカーイダ関連グループと、同盟関係を強化している。・・・

    すでに「シリア征服フロント」とつながっている反乱軍のある者は、彼らの同盟関係を新たにすることで、その警告に応えた。しかし、以前 CIA に支援されていた、アレッポの最大分派の一つ、Nour al-Din al-Zinki のような他の者たちは、最近初めてこのフロントへの忠誠を明らかにした。


(中略) 

また最近、ドイツの元政治家でジャーナリストの Jürger Todenhöfer による、あるアルカーイダ司令官の英語によるインタビューがあり、これが報道された。この司令官は、アルヌスラ(アルカーイダ)は、アメリカの下部グループを通じて、TOWミサイルを直接支給されていると言った。彼はこのようなグループについて、こう付け加えた――

    http://www.moonofalabama.org/2016/09/todenhöfer-interview-with-al-nusra-commander-the-americans-stand-on-our-side.html

    彼らはみんな我々の仲間だ。我々はすべてアルヌスラ・フロントなのだ。あるグループが創られ、“イスラム軍”とか“Fateh al-Sham” とかいった名前がつけられる。それぞれのグループが名前をもっているが、彼らの信念は一致している。一般に「アルヌスラ・ フロント」で通っている。ある一人の人物が、たとえば 2,000 人の部下をもっている。そこで彼は、その中から新しいグループを創り出し、それを Ahrar al-Sham と呼ぶ。 みんな兄弟であって、信念も考え方も目的も、アルヌスラ・フロントだ


もう一つ最近公表されたインタビューは、トルコとシリアで兵役についた、“グリーン・ベレ”の元兵士 Jack Murphy に対して行われたものである。“グリーン・ベレ”とは米軍の特殊部隊で、彼らは、アメリカの気に入らない政府に対して、土着のゲリラ集団を訓練して共に戦うスペシャリストである。インタビューされた兵士は、トルコで“穏健なシリア反乱軍” を訓練するように命令された。その一部がここに引用されている。

https://sofrep.com/63764/us-special-forces-sabotage-white-house-policy-gone-disastrously-wrong-with-covert-ops-in-syria/

    「現場の者は誰も、この努力のこのようなミッションを信じていません」と、あるグリーン・ベレ兵士が、シリアの反乱軍を訓練し武装させる、アメリカの隠れた秘密計画について書いている。「彼らは、我々がただジハードの次の世代を訓練しているに過ぎないと考えています。だから彼らは命令をサボって“ばかめ、誰がそんなことをするか” と言っています。」...「ヌスラの連中には、アメリカ人に訓練を受けたなどと、言ってもらいたくないです」とグリーン・ベレは言った。

    マーフィーは単刀直入にこう言っている――「FSAとアルヌスラを区別するのは不可能です、それらは事実上同じ組織なのだから。」すでに 2013 年には、FSA司令官たちは、自分の部隊全体を引き連れて、アルヌスラに加わっていた。そうなっても FSAという名前はそのままだった。しかしそれはうわべだけのことで、CIAやサウジ情報部から兵器の支給を確保しておくための、世俗主義の見せかけだった。実は、FSAとは、アルカーイダに友好的なアルヌスラが面をかぶったものだった。...

(中略) 

事実が蓄積するにつれて、NYタイムズや Wポストなどは、彼らのプロパガンダの主張を、どこまで維持できるのだろうか?彼らは最善を尽くしていると認めねばならない。不幸なことに、彼らの最善とは、中庸ということでしかない。

NY タイムズは、最近、ウラジミール・プーチンが、彼の混乱者としての役割を楽しんでいることを発見した。NYタイムズは、プーチンが何を「楽しんでいる」のか、どうしてわかるのだろう?

この記者はプーチン本人に訊ねたわけではない。しかし彼は、プーチンの心のうちを洞察している何人かのよく知っている専門家に訊ねた。

そして記者はそれが確かに事実だと確信した――彼らはプーチンがどう感じているかを正確に知っている。彼らとは、Richard Haass(外交問題評議会議長)、James R. Clapper, Jr.(国家情報部主任)、James B. Comey(FBI局長)、Robert Kagan(ネオコンの主唱者にしてクリントン後援者)である。“専門家”の中の一部だ。

http://www.nytimes.com/2016/09/30/world/europe/for-veterans-of-the-cold-war-a-hostile-russia-feels-familiar.html?_r=0

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[Sputnik]ラブロフ外相:米軍はあまりオバマ大統領のことを聞いていない / シリア議会:諜報には空爆前の米軍とダーイシュとの会話記録ある 〜大きな転換点を迎えている世界情勢〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 今のアメリカは、バイデン副大統領が動かしていると思っています。シリア軍に対する空爆の件も、バイデン副大統領、アシュトン・カーター国防長官、 CIAのラインで行われたことで、オバマやケリー国務長官は蚊帳の外ではないかと思います。もしそうなら、上の記事のラブロフ外相の言葉は理解できます。
 それにしても、シリア諜報機関が、米軍とダーイッシュが空爆前に交わされた会話記録を持っているというのは強烈ですね。事実上、ウォルフォウィッツ・ドクトリンが終わったという感じです。
 こうした決定的な証拠を握られた上で、シリアにあるダーイッシュの司令塔がロシアによって殲滅されたことで、アメリカ、イスラエルの野望は潰えました。
 “続きはこちらから”以降の記事を見ると、もはや、世界中でアメリカから離反する動きが出ているのがわかります。世界が大きな転換点を迎えている様子がわかります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ラブロフ外相:米軍はあまりオバマ大統領のことを聞いていない
転載元)
ロシアのラブロフ外相は、米軍がおそらく、自らの総司令官であるオバマ大統領の言うことを聞いていないと発言した。

ラブロフ外相は次のように述べた。

米国軍の最高司令官オバマ大統領は、私にいつも約束されているように、ロシアとの協力を支持していた。オバマ大統領は中国で行われたプーチン大統領との会談中に自ら断言した。おそらく、軍部は最高司令官の言うことをあまり聞いていないようだ

ラブロフ外相はまた、シリアで9月19日に起きた人道援助物資輸送隊への攻撃の後ロシアは調査を行うよう求めたが、「私の良きパートナーであるジョン・ケリー米国務長官が、彼には全く似つかわしくないことだが、『調査を行う可能性はあるが、シリア軍かロシアか、誰がこれをしたのか知っているが、いずれにせよロシアに責任がある』と述べた」と指摘した。ラブロフ外相は、ケリー国務長官は絶えず米軍からの批判を受けているのだから、ケリー長官の状況は簡単ではないと指摘した。

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シリア議会:諜報には空爆前の米軍とダーイシュとの会話記録ある
転載元)
シリア人民議会議長ハディーヤ・アッバース女史はテヘラン訪問中に、シリア諜報機関には、デリゾールのシリア軍部隊に対する国際的な連合による空爆前に交わされた、テロ組織ダーイシュ(イスラム国、IS)の戦闘員たちと米軍の会話記録があると発言した。テレビ局「Al Mayadeen」が報じた。

アッバース人民議会長は、米軍が政府軍に対する空爆後すぐに、ダーイシュ戦闘員をシリア軍の基地攻撃のため向かわせたと付け加えた。

9月17日、西側諸国連合の戦闘機が、シリア軍部隊に爆撃を加えた。シリア政府軍はデリゾールの地区にある基地を放棄せざるを得なくなった。攻撃の結果、62人以上の兵士が死亡し、100人程度が負傷した。後になって、空爆は間違って行われたとの声明を出した。

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