ソクラテスの弁明
「金や評判、名誉のことばかりに汲々としていて、恥ずかしくないのか。知と真実のことには、そして魂をできるだけすぐれたものにすることには無関心で、心を向けようとしないのか？」

常に正しく生きること（よく生きる）ことを人生の目標としない者たち（ただ生きる）が、高度な科学技術を手にすると、破滅に到るということは誰でもわかることなのではないでしょうか。親と教師は、まず自分が正しく生きることで、子供たちに"よく生きる"ことが人生の目的であることを教えなければなりません。それは常に生と死を自覚しながら生きることです。あと数日の命と言われても、今の生き方が変わらない人だけが、よく生きているのであり、正しく生きているのです。