アーカイブ: ロシア―ウクライナ紛争(2022〜)

人口統計学者、歴史学者、人類学者であるエマニュエル・トッド氏は「ロシアの外交官、指導層というのは歴史的な認識レベルが非常に高い」と評する ~“事実上”のNATO加盟国の中で最大の常備軍を持つウクライナが、わずか3ヶ月でロシアに滅ぼされた

竹下雅敏氏からの情報です。
 エマニュエル・トッド氏は、“フランスの人口統計学者、歴史学者、人類学者で人口統計を用いる定量的研究及び家族類型に基づく斬新な分析によって広く知られている。ソ連の崩壊、英国のEU離脱や米国におけるトランプ政権の誕生などを予言した。”ということですから、普通の人ではないですね。
 そのエマニュエル・トッド氏は、“ロシアの外交官、指導層というのは歴史的な認識レベルが非常に高い”と評しています。私は駐日ロシア連邦大使館のツイートを毎日見ていますが、ロシアの政治家、軍人は他国とは根本的に異なっていると感じています。
 一言で言うと、非常に有能で忍耐強く、まともな人ばかりだという印象を受けます。逆に、日本を含めた欧米諸国は、本来ならそこに居てはいけない無能なサイコパスばかりが政治家になっているという印象です。
 エマニュエル・トッド氏は、ロシアと西洋の戦いにおいて、“ロシアは戦略的なビジョンを持って侵攻を始めており、私自身はロシアが勝つということもあり得る”と言っていますが、私はロシアが勝利すると見ています。なぜなら、この戦いは善と悪の対決だからです。
 エマニュエル・トッド氏は、ウクライナが既に“事実上”のNATO加盟国であると見ており、“ウクライナ軍は米国と英国により再組織化され、NATOへの同化レベルはフランス軍よりも高いかもしれません。”と言っています。要は“事実上”のNATO加盟国の中で最大の常備軍を持つウクライナが、わずか3ヶ月でロシアに滅ぼされたのです。
 アメリカはベトナム戦争をはじめとして、すべての戦争で負けています。タリバンにすら勝てないのです。そしてウクライナで、またしても恥をかいたのです。
 エマニュエル・トッド氏は、“世界の不安定性はロシアではなく米国に起因している”と指摘しており、日本への助言として、“「抜け出せ」…ウクライナ戦争は日本の問題ではないからです。…日本が取るべき立場は、中立国という立場ではないでしょうか”と言っています。 
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
エマニュエル・トッド氏「第3次世界大戦が始まった」
引用元)
(前略)
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
エマニュエル・トッド[Emmanuel Todd]氏

1951年フランス生まれ。パリ政治学院卒。英ケンブリッジ大学で博士号を取得。家族構成や出生率、死亡率から世界の潮流を読む。76年の著書で旧ソ連の崩壊を予言した。米国の衰退期入りを指摘した2002年の『帝国以後』は世界的ベストセラーに。その後もアラブの春、トランプ大統領誕生、英国の欧州連合(EU)離脱を言い当てた。(写真:AFP/アフロ)
(中略)
私は何年も前からロシアの外交官、指導層というのは歴史的な認識レベルが非常に高いと感じてきました。ですからプーチン氏が西洋を脅かす事態において、そこに狂気じみた人物を見たのではなくて、ある意味、戦略的な実践、実行というものを見たのです。
(中略)
今、戦争は長期戦または消耗戦に入ってきていますが、ここで問われなければならないのは、誰が一番強いのかということです。中国に支えられたロシアなのか、それとも西洋なのか。西洋は今、インフレで非常に苦しんでいます。ですので、ロシアは戦略的なビジョンを持って侵攻を始めており、私自身はロシアが勝つということもあり得るだろうと思っています。
(中略)
ウクライナが既に“事実上”のNATO加盟国であるという考え方は、元米空軍軍人で現在シカゴ大学教授の政治学者ジョン・ミアシャイマー氏の問題提起に基づいています。ウクライナ軍は米国と英国により再組織化されていました。
 
そして今も米国のシステムを使っていろいろな情報を得ているのがウクライナ軍です。それによってロシア黒海艦隊の旗艦、巡洋艦「モスクワ」を沈めたり、ロシアの将校を殺害したりできます。もしかしたら、米軍そしてNATOへの同化レベルという意味では、ウクライナ軍はNATO加盟国であるフランス軍よりも高いかもしれません。
(以下略)

» 続きはこちらから

「ロシアのデフォルト(債務不履行)」は本当か? 〜 西側経済制裁のSWIFT排除によって、ロシア政府がドルでの返済ができなかっただけで、支払い能力は十分にある

読者の方からの情報です。
この通りだと思います。(竹下先生の口調を真似て)
日本人、目覚めて!
(匿名)
 6/1、デリバティブを扱う世界の大手金融機関で作る「クレジットデリバティブ決定委員会」が「ロシア国債が支払い不履行、つまりデフォルト」と認定し、ネット上では「ロシアがデフォルトした」と賑やかでした。しかしルーブルは堅調で実態とそぐわないと感じていたところ、読者の方から分かりやすい「デフォルト騒ぎ」の情報をいただきました。
 今起こっていることは、ロシアに支払い能力がないために起こったデフォルトではなく、西側の金融制裁である、SWIFTからのロシア排除が原因でした。SWIFTとは「ドルを中心とした国際銀行の決済情報管理システム、国際銀行間の決済を司るシステム」ですが、ここからロシアの中央銀行ほか大手銀行を締め出したため、ロシアとしてはドル、ユーロなどメジャーな国際通貨を扱えなくなり、売り買いができなくなりました。
例えば、債権者の保有するロシア国債が、ドル建て、あるいはユーロ建の場合、支払い期日が来たらロシア政府からはドル、あるいはユーロでの支払いがあるはずのところ、制裁によってそれができなくなっただけで、ロシアの支払い能力がないわけではない。それどころか、ロシアの外貨準備高は十分にあると。しかしこの「ドル、あるいはユーロでの返済ができなかった」という状況だけを捉えて、西側はデフォルトの大合唱です。
 支払い期日には、債権者にはルーブルで返済され、そのルーブルは銀行を通してドルなりユーロなりに変換されるため債権者にとっては被害はありません。過去の例を見ると、ロシア政府は常に期日の3〜5日前に支払いを済ませており、制裁を受けた後も、支払い期日よりも早めにルーブルで支払うため、債権者もルーブルをドルやユーロに変える余裕がありました。
あらゆる面でロシアを非難し、ロシア経済を不利な状況に持ち込みたいというのがアメリカを中心とした西側の狙いで、今回も情報戦の一端であるという見方が正しいようです。
(まのじ)
————————————————————————
ロシア国債デフォルト(債務不履行)の真相(2022/6/2)増田俊男のラジオ
配信元)




ロシア兵による性的暴力のデマを垂れ流すリュドミラ・デニーソヴァ、ナンシー・ペロシ、アントニー・ブリンケン、ゼレンスキー、ヒラリー・クリントン / 度を越しているウクライナ政府の卑劣さ

竹下雅敏氏からの情報です。
 「ウクライナ最高会議(国会)は5月31日、リュドミラ・デニーソヴァ人権問題全権を解任した。」ということです。
 彼女は、“10代の少女25人がブチャの地下室に閉じ込められて集団レイプされた。2週間で400件の性的暴行事件が発生した”などと話し、ロシア兵による性的暴力について数多くの告発を行ったが、「証拠を確認できなかった」というのが解任の主な理由です。
 冒頭の動画では、こうしたロシア兵による性的暴力のデマを垂れ流すナンシー・ペロシ、アントニー・ブリンケン、ゼレンスキー、ヒラリー・クリントンの姿が出てきます。ゼレンスキーは、「数百件のレイプの報告が来ています。それも子供です。赤ちゃんにまでレイプする。本当に起ったことです。」と言っています。
 アントニー・ブリンケン米国務長官は、「毎日次々と信用ある報告が入っています。レイプ、殺人、拷問です。」と言っているのですが、これがウクライナ軍による犯罪だというのなら事実でしょう。ヒラリー・クリントンは、「女の子や女性にとって最悪の恐怖と暴力の世界なのです。世界中が知っていて分析もされている。被害者は殺人・レイプだけではない。誘拐もです。」と言っているのですが、これも彼女自身が日常的にやっていることです。
 “続きはこちらから”で、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、“アゾフスタリ製鉄所の地下墓地の調査中に、地雷を仕掛けられたウクライナ軍兵士の遺体152体を発見した。…ウクライナ政府からの直接の命令で…ロシアが故意に遺体を破壊し、身内への遺体の引き渡しを阻止したと非難すること”が目的だったと言っています。ウクライナ政府の卑劣さは度を越しています。
 最後のツイート動画のウクライナ軍の捕虜兵は、「ここではとても人道的に接してもらっている。本当に驚いた。こんなに人間らしく、大切に扱われるとは思っていなかった」と言っています。ひどい扱いをされているのはロシア軍の兵士の方です。
 こちらの動画をご覧ください。ロシア軍兵士たちが、ナチスウクライナ政権から解放されたことを祝う住民から、虐待(笑)を受けている様子(20秒あたり)が撮られています。
(竹下雅敏)
————————————————————————
【字幕】ウクライナお抱え人権委員会理事のオンブスマンデニソワさんがレイプのデマを流し過ぎて解雇された 騙されて吹聴したメンツがすごい!
配信元)
————————————————————————
配信元)
 
 

» 続きはこちらから

終わりが見えてきたウクライナ情勢 ~ゼレンスキー大統領は、トルコのエルドアン大統領との電話会談で、プーチン氏と会談したいと表明

竹下雅敏氏からの情報です。
 先の記事で見たように、ウクライナの首脳陣は無能、現場のウクライナ兵士たちはボロボロで勝負になりません。米統合参謀本部議長のマーク・ミリー将軍は、「交渉による結果は論理的な選択である…これはウクライナとロシアの間の戦争だ。戦場でどのように終わるかは、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領が決めることだ」と述べ、ロシアとウクライナの間の交渉を示唆しました。
 マーク・ミリー将軍は、「事態が今よりもずっと恐ろしいものに拡大するのを防がなければならない」と言っているように、ジョー・バイデン大統領は、「私たちは北大西洋条約機構(NATO)とロシアが戦争することを望んでいない。米国または同盟国が攻撃されないうちは、私たちはこの紛争に直接参加することはなく、ウクライナでの戦闘のために米軍を派遣することはない。ロシア軍を攻撃することもない」と発言しています。
 また、ゼレンスキー大統領は、トルコのエルドアン大統領との電話会談で、「プーチン氏と会談したいとの願望を表明した。」とのことです。
 “続きはこちらから”の記事をご覧ください。ゼレンスキー大統領は、「最も困難な状況は、ウクライナ東部、ドネツク南部、ルハンスクである。…1日あたり 60〜100人の兵士が戦死し、500人ほどの負傷者が出ています。」と発言しています。これまでウクライナ側は戦死者、負傷者の数をひた隠しにしてきたことを考えると大きな変化です。
 ウクライナに関しては、終わりが見えてきたようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
米軍トップの将軍がウクライナ紛争の終わらせ方を示唆
モスクワとキエフの和平交渉は「論理的な選択」だと統合参謀本部議長が発言
転載元)

ルガンスク人民共和国の軍人がT-80戦車からウクライナ陣地に向かって砲撃している。© Sputnik / Viktor Antonyuk
 
米統合参謀本部議長のマーク・ミリー将軍は火曜日、ロシアとウクライナの間の交渉は、紛争を終わらせるための「論理的な選択」であると語った。
 
フォックス・ニュースのインタビューで、モスクワとキエフの戦闘で起こりそうな結果について聞かれたミリー氏は、次のように答えた。
 
「ドンバスでは、ウクライナ軍とロシア軍の間で非常に重要な作戦上の戦いが行われている。今後数週間でどのような形になるかが、おそらく何が起こるかの結果を大きく左右するだろう」と述べた。
 
同将軍によると、紛争は「挽歌に終わるか、延々と続くか、膠着状態になるか、どちらかが決定的な勝利を収めるか、和平交渉に至るか」だという。
 
ミリー氏はその後、「交渉による結果は論理的な選択であるが、双方が自分自身でその結論に至らなければならない 」と主張した。
 
「常にエスカレーションの可能性がある。そして、そのエスカレーションを綿密に管理し、この事態が今よりもずっと恐ろしいものに拡大するのを防がなければならない」と警告した。
 
また、将軍は、モスクワとの相違を最終的にどのように解決するかはキエフ次第であるとの最近の発言についてもコメントを求められている。
 
「これはウクライナとロシアの間の戦争だ。戦場でどのように終わるかは、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領が決めることだ」と述べた。
 
ワシントンはこの紛争でキエフを積極的に支援し、武器や資金、情報を供給してきた。今月初めには、ジョー・バイデン米大統領がウクライナに対する400億ドルの支援策を承認している。
 
モスクワは、米国のキエフへの援助は戦闘をエスカレートさせ、長引かせただけだとしている。先月、セルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナの紛争は、米国主導のNATO同盟がロシアに対して行っている代理戦争だと述べた。
 
ドンバスにおけるロシアの着実な前進と、キエフにとって現場の状況は「極めて悪い」とするウクライナ当局者の主張の中で、ここ数日、ウクライナ紛争の交渉による解決を求めた西側の著名人は、ミリー氏だけではない。
 
月曜日、EUのジョセップ・ボレル外交政策委員長は、キエフがモスクワとの和平交渉で優位に立てるように、EUはウクライナへの武器供与を増やし、ロシアに対する制裁をさらに強化すべきだと述べた。ちょうど1カ月前、ボレルは「この戦争は戦場で勝たなければならない」とウクライナに言い張っていた。
(中略)
この記事はソーシャルメディアで共有することができます。

» 続きはこちらから

外国の傭兵がウクライナから一斉に逃げ出している理由 / ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相による勝利演説 / ロシアとの戦争に「ウクライナが負けてもいい」という衝撃的な世論調査結果が明らかになったアメリカ

竹下雅敏氏からの情報です。
 外国の傭兵がウクライナから一斉に逃げ出しているということなのですが、その理由は、“キエフから提供された装備が貧弱で、特に通常の通信手段、弾薬、武器がないこと”だということです。
 私はMK✝さんのツイートで、ウクライナ兵士が最新型(?)の特殊な武器を試し打ちしている動画や、ウクライナ軍の前線での精鋭部隊と思われる動画や、「ウクライナ軍が使ってるマキシム機関銃お湯沸かすには最適、あとは粉コーヒー入れるだけ」という動画などを見ていたので、“外国人の傭兵がウクライナから一斉に逃げ出している”というのも良く分かります。
 しかし、逃げ出す最大の理由は、「これまで傭兵は、非常に劣勢で組織化されていない敵との不平等な戦争に慣れていた。」ためで、アゾフ大隊などのネオナチ部隊と同様、一般市民に対しては卑劣な振る舞いをするのだが、強いロシア軍には、なすすべもなくただ逃げ出すだけという本当に情けない人たちだと思うのです。
 “続きはこちらから”のPickUpさんのツイートをご覧ください。ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は勝利演説で、“私たちは、月からも、間違いなくブリュッセル(EU)からも見えるような、大きな勝利を収めました。…私たちはヨーロッパに、これは過去ではなく、未来であることを伝えています。これが私たちヨーロッパ共通の未来になるのです。…我々は最大で圧倒的な力と戦わなければならなかった…国内の左派、国際的な左派、ブリュッセル(EU)の官僚、すべての資金を持つジョージ・ソロス帝国、国際的な主流メディア、そして最後にウクライナ大統領でさえも。”と言っています。
 ミカ・ブレジンスキーは、アメリカ合衆国のTVキャスター、作家、政治評論家ということですが、ズビグネフ・ブレジンスキーの娘という方が分かりやすい。彼女は、「人々の考えを正確に操作するのが私たちの仕事です」と発言してしまったらしい。メディアは真実を伝える媒体ではなく、人々を洗脳、操作する道具であることが分かります。
 アメリカでは、ものすごい勢いでナチスウクライナの正体がバレ、ロシアとの戦争に「ウクライナが負けてもいい」という衝撃的な世論調査結果が明らかになったとのことです。
 確実に人々は目覚めてきています。日本だけが、いまだに深い霧の中にいるような感じがしています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ウクライナ戦争から逃れた外国人傭兵が、ロシア軍と対決しないよう勧める
引用元)
外国の傭兵はウクライナから一斉に逃げ出し、他の人にロシア軍に立ち向かえとは助言していない。ウクライナ軍の隊列での戦闘への期待は、現実と大きく異なっていると、ワシントン・ポスト紙は言う。
(中略)
彼らがウクライナ軍を離れざるを得なかった主な理由は、キエフから提供された装備が貧弱で、特に通常の通信手段、弾薬、武器がないことです。
(中略)
これまで傭兵は、非常に劣勢で組織化されていない敵との不平等な戦争に慣れていた。ロシアの大砲、航空、精密誘導ミサイルは、彼らに別の面を見せた。
 
ウクライナを訪れた元米海兵隊の一人によると、ロシアの攻撃ヘリコプターが部隊の陣地を破壊することに最も恐怖を覚えたという。
(中略)
ウクライナに行った傭兵たちは、ウクライナに行きたい人たちに「どんなことがあってもロシアと対立するな」と訴え、「期待に応えられない」「ロシア軍は本当に強力だ」と主張しています。
 
ロシアに捕まった傭兵は、ジュネーブ条約の対象外であるため、殺されずに済むとすれば、あまり良い運命とは言えず、長い間刑務所に入ることになるかもしれない。
————————————————————————
配信元)
 

» 続きはこちらから
1 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 59