アーカイブ: まのじ

[新型コロナウイルス] 状況を適切に把握し、可能な備えと心構えを 〜 オークションサイトではマスクの高額な転売も

 時間を追うごとに各国が次々と中国との往来を制限しています。感染者は2日現在で日本が中国に次いで多い状況です。藤原直哉氏が取り上げておられる動画は、1/24のもので現在はもっと深刻になってると思われます。人も施設も医療機器、マスクも防護服も全て不足しているだけでなく、日常の移動手段は停止しているため移動手段のない患者は受診できません。また医師たちも不足しており、内科医は皆、感染してしまったため現在患者を診ているのは専門外の整骨医だとも言っています。武漢市長は初期対応の遅れを問われて逮捕されたそうです。武漢市の医療機関は全て公立で、これまでは情報統制されていましたが現在は政府と対立しており、もはや政府のいうことは聞かずに直接メディアに訴えていると言います。また日本で報道されている1週間で1000人が入れる病院の建設は、実は患者を隔離するための建物だったとのことです(13:10〜14:30)。
(注:この動画では、建設が中止になったと説明していますが、この同じ人の次の動画で、“この計画は中止になった”という情報が誤りであったことを伝え、謝罪しています。3日の昼のニュースでは、この病院が完成したことを報じていました。)
 Yutikaさんからいただいた2番目の動画では、日本での危険な場所、感染しやすい人、感染しやすいポイントなどを警告しています。
 ゆるねとにゅーすさんの情報では、現在マスクが品薄になっているばかりか、この機会にオークションサイトで非常な高値で転売されているそうです。「金儲けのためなら手段を選ばない」価値観に流されず、可能な備えと心構え、そして祈りを忘れずにいたいと思います。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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新型コロナウイルス今すぐできる防御策
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[京都市長選] 現職門川陣営の広告が有名人を許可無く使用しネガティブキャンペーンに利用 〜 対立候補・福山陣営の広告返しのパロディがステキ

 1月26日、京都新聞に掲載された広告がネット上で衝撃を与えていました。
京都市長選挙の只中、現職の門川陣営が出したもので特定政党を名指しし排除するようなキャッチコピーでした。政策を掲げるのではなく、このような無礼な表現につられて門川候補を選ぶ人など居るのかね、と呆れましたが、応援に名前を連ねている人の中には、むしろ与党に距離を置くと思われていた文化人など意外に思える方もありました。
 程なく、この「支持者」の中から、本人の了解なしに掲載されたという情報が次々と上がり、どうやらこの広告は無断で顔写真なども使用された疑いが出ました。
選挙期間ギリギリで、このような影響力のある有名人を利用するとは、応援する自民・公明・立憲・国民・社民の政党の方々は故意だったのでしょうか。
 福山和人候補は、共産・れいわの応援を受けていますが「市役所に赤旗が立つ」とのヘイトを受けて「立つのは赤旗やのうて保育園や」と返したというからステキです。
また、福山候補を応援する人々が出した新聞広告がふるっています。門川広告と同じレイアウトを使い、「NO」ではなく「YES」。こちらは、当たり前に福山候補の市政方針を掲げています。
IWJの記事では「前者が「地下鉄延伸」「北陸新幹線」「文化庁本格移転」などの「土建型政策」を国と府の協力で実現すると訴えた部分には、「返さなくてもいい奨学金」「中学卒業まで医療費無料」「小学校のような中学校給食」「敬老乗車証の現行制度を守る」「ホテル・民泊は総量規制」など「市民の暮らしが潤い、地域にお金がまわり、それを教育、医療、福祉に宛てる『住みたい街NO.1』の京都を創っていきます。」と記して、政策内容もはっきりと対照させています。」とあります。
 ところでネット上には、門川候補を応援する公明党の集会動画がありました。これはコワイ。
投票は2月2日、京都市民ではないけれど、日本を占うような心持ちです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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京都市長選 現職支持団体が「共産党『NO』」広告 著名人の顔写真、許可なく掲載も
引用元)
2月2日投開票の京都市長選で、地元紙の京都新聞に掲載された広告が波紋を広げている。現職の門川大作氏(69)=公明、自民府連、立憲民主府連、国民民主府連、社民府連推薦=を支持する政治団体「未来の京都をつくる会」の広告で、「共産党の市長は『NO』」などのメッセージが添えられていた。ネット上には「共産党に対する悪質な攻撃だ」との意見が相次いだ上、広告に顔写真を掲載された日本画家の千住博さんや放送作家の小山薫堂さんらも「許可なく掲載され、遺憾だ」などと反発している。
(以下略)


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30日参議院予算委員会・タムトモ田村智子議員と驚きの追求をした山添拓議員 〜 自民党総裁選にまで利用された「桜を見る会」、そしてそもそも公開前提だった桜の名簿

 30日の参院予算委員会で、タムトモさんこと田村智子議員が安倍総理と「直接対決」でした。これまで明らかになった数々の事実が「総理の私物化だということが総理には分かっていない。官僚の皆さん、教えなきゃダメですよ!言いなりになってちゃダメですよ!」と正面切って指摘し「資料を示す、調査を命じる、自ら真相を明らかにすることが求められている」と安倍総理の言い逃れを制しました。
 悪徳マルチ商法ジャパンライフの山口会長を招待した件も、安倍総理は壊れたロボットのように「今申し上げましたように、もう何度も申し上げましたように、ご本人がどのような発言をされているかには関わらず、個人に関する情報であるため招待されたかどうかも含めて従来から回答を控えさせていただいておるところでございます(もう覚えたよ)」を繰り返し、その無意味な答弁に議事が中断する始末。安倍総理には今の審議だけをやり過ごせれば後は野となれ、なのでしょう(14:40〜)。
 今回の質問では、安倍総理が「桜を見る会」を私物化し利用してきた新たな側面を明らかにしました。長い自民党政権の歴史の中でも第2次安倍政権の招待者数が目立って急増していることは、安倍総理自身も認めています。田村議員はそこに、あえて支援者を増やす意図、目的があったことを明らかにしました。
最も招待者が多かったのは平成30年の9495人。その年の9月には石破氏と一騎打ちになった党総裁選がありました。それまで数々の政権不祥事が発覚し苦戦していた安倍総理は、地方の党員票対策の一環として地方県議員を異例の大量招待をし、その前夜、わざわざ自民党地方議員研修会を初めて開催し、萩生田幹事長代行の下、800人(党員の約6割)もの参加者を集めました。党員大感激の結果、総裁選は安倍総理の勝利となったわけです(34:18〜)。「桜を見る会」は総理によって、総理の座に居座り続けるために利用されたのだと喝破しました。
 
 さて、タムトモ議員の後、山添拓議員が続いて質問に立ちました。こちらがまた目を見張る展開でした。山添議員は、安倍総理と内閣官僚がずっと○○のひとつ覚えのように「個別の招待者については個人情報なので答弁できない」と言い続けていることを取り上げ、本当にそもそも名簿が「開示できない」性質のものなのかを追求しました。なんと山添議員の入手した資料では、内閣府が各省庁に推薦者名簿の提出依頼をした際の文書に「開示請求の対象とされたことがある」と明示してあったようです。つまり公開が前提であったことが確認できるのです。この直後、大塚内閣大臣官房方は色をなして「公開前提ではない」と否定しますが、声が震えています(1:40〜)。安倍事務所の招待者名簿も開示の対象になり得ると内閣府から伝えられていますが、安倍総理の答弁はムチャクチャになっています(7:15〜)。総理も官僚も狼狽が隠せません。山添議員は、開示され得る文書は1年間は保存するのが原則である点を突きました。議員自身が2003年に名簿開示の例があったことを突き止めているのに、官僚側は最後まで答弁を拒みました。
 さらにもう一点、今度は、政府の言う「招待者名簿はルールに基づいて廃棄済み」というリピート答弁について、そのルールに切り込みました。桜の名簿の保存期間が2018年4月で1年未満に変わりました。その根拠とされた平成29年の行政文書保存のガイドラインの改定は、そもそも森友問題で起こった近畿財務局の文書廃棄の反省から1年未満文書をなるべく「少なくするために」改定されたものでした。ところがよりにもよって、そのガイドラインを理由に桜を見る会の名簿の保存期間「だけ」短くしてしまっていました。
ガイドラインの「1年以上保存」の規定を求めると、原則ではなく例外規定を担当大臣に読ませるなど「意地悪」をされながらも(24:23〜蓮舫議員の抗議が聞こえる)、桜の名簿が本来1年以上の文書に相当するものであることを指摘しました。
これだけ問題になって焦点とされる名簿を「不要だ、不要だ」と決めつける内閣府、内閣官房は「ガイドラインの悪用」をしていると。
 山添議員の調査でさらに興味深いことが分かりました。「東日本大震災追悼式招待者名簿」は保存期間が1年ですが今だに保存されています。同じ内閣府の所管で、この一周年の受付表の招待者区分番号が桜を見る会とソックリです。過去8年間ずっとこの様式で、しかもその理由は「前例を踏襲するのが通例だから」と、ごもっともな回答でした。桜の名簿も無いはずがない。少なくとも、内閣府と内閣官房内閣総務官室(総理を直接補佐する、官邸直結の政治家枠を扱う部署)以外は全て保存されています。
 山添議員は、ヤジにも動じず淡々と安倍内閣の異様さを浮き彫りにしました。
(まのじ)
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続「今国会に提出される種苗法改正を止めるために!」種苗法の核心部分と地元議員に訴える時のポイント

 1/23「種苗法改正を止めるためには」と題した記事に、フットワークの軽いしんしん丸氏が即応され、1/28「地元の与党議員に連絡してみました」という大変参考になる記事を上げてくださいました。
しんしん丸氏ならではのレポートですが、さていざ自分が電話の前に立つと、見知らぬ議員事務所に向かって何をどう言うべきか、あれこれ準備しておきたくなります。ただ単に「不安な有権者の感想」に終わらない効果的なメッセージをしたいと欲が出てしまいます。
今回の改正で一番気になるのが「原則としてすべての登録品種で、育成者の許可を得ることなくタネを採ったり、わき芽挿しをすることが禁じられる」点ですが、条文のみを見ていると問題点が見えにくいのも事実です。
 すると、まさにその姿を見越しておられたかのような投稿が届きました。
仮に自家採種禁止反対に耳を傾けてくれる与党議員さんがいてくれたとして、農水省からこの説明を聞かされてあっさり納得されては困りますので、」と、与党議員さんが官僚に丸め込まれないためにしっかり伝えるべき要点を記しておられます。ありがたし。
 この投稿をご覧になったしんしん丸氏の「相づちコメント」も併せて掲載しました。
貴重な参考意見をありがとうございました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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種苗法改正について政府の説明とその問題点
なぜ自家採種が制限されるのか

 種苗法改正について少し勉強してみたのですが、政府は、今回の改正による自家増殖(自家採種は自家増殖の一形態)に対する許諾制の全面導入について、

①育成権を有する人や団体が増殖状況を把握して、海外流出を防げるようにするために必要
許諾性の対象は登録品種のみで、一般品種は従来通り。(今回投稿した「メダカのがっこう」の記事によると、登録品種は全体の5パーセントほどとのこと。)
③許諾制が適用される場合も農家の負担にならないよう留意する。
と説明するようです。
[参考]日本農業新聞「新品種流出で刑事罰 通常国会で法改正へ 農水省検討会」(19/11/16)

 仮に自家採種禁止反対に耳を傾けてくれる与党議員さんがいてくれたとして、農水省からこの説明を聞かされてあっさり納得されては困りますので、陳情される場合は、農水省の説明にどういう問題点があるか踏まえた上での方がよいと思います。

 ①の問題点については、しんしん丸さんの過去の複数の投稿にもありましたね。海外流出を防ぎたいならそれを直接禁止することではなぜ足らないのか私には分かりません。また、海外流出を防ぐことと、全面的に自家増殖の許諾制を導入することとに距離がありすぎて、説明になっていないと思います。

匿名読者さんの言われるように、①の海外流出を防ぐために自家増殖禁止するということのおかしさですよね。なので、目的はおそらく自家増殖禁止だろうと推測されるわけです。(しんしん丸)


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29日参議院予算委員会・迫力ある追求をした蓮舫議員、石垣議員、福島議員、森議員、対する安倍内閣は空疎な答弁で国会軽視

 29日の参議院予算委員会は、午前、午後とも野党の質問から目が離せませんでした。とりわけ惹きつけられたのが蓮舫議員、石垣のりこ議員、福島瑞穂議員、森ゆうこ議員のいずれも迫力ある質問でした。なかなか国会中継を観る時間がない方も、ツイートでのトピックでその一端を知ることができます。
 ベテラン蓮舫議員は、要所要所をピタリと決めるような質問を連打していきますが、問題となっている招待者名簿を政府として再調査する気は一切ないとまで言い切る菅官房長官の答弁を受けて「ならば名簿を復元確認する方法はたった一つ、安倍事務所に後援会を確認して下さい。単に数を明らかにするだけ。菅原大臣もちゃんと事務所を調査して答弁したではないか」と要求したところ、何をトチ狂ったか安倍総理は、いきなり高市総務大臣にふり、キョトンとしながら高市総務大臣が公職選挙法の買収の解釈をオロオロ述べるという一幕がありました。どこまでも無責任な最高責任者です。また、新たな疑惑として、大塚内閣大臣官房長に対し各方面への推薦枠の締め切りについて問いただしたところ、安倍事務所だけが締切日が遅いことがあぶり出され、しかも今日の審議になって突然事務方の答弁を変化させました。大塚官房長の口調もしどろもどろになっていきます(午前53:50〜)。続いて桜を見る会の飲食業者一社だけを優遇する不自然さを突いていきました。内閣官房の無理やりの屁理屈が視覚化されています(1:10:05〜、1:14:19〜)。
 石垣のりこ議員の堂々たる追求も国民の代表たる様で見応えがありました。ログの開示がなぜ国家機密の漏えいに繋がりうるのかを質しつつ官邸側の答弁のお粗末さと安倍総理の疑惑を視覚化し、公選法の買収要件など客観的状況を詰めながら「史上最大の買収事件、明らかに公職選挙法違反」と最後のトドメに持っていきました(午前3:07:14〜)。
 午後の福島瑞穂議員もIR誘致への総理の関与に続き、総理の改憲発言に対し厳しく抗議し(午後56:15〜)、海自の中東派遣について調査目的で派遣できるならば、陸自も空自も理論上は派遣可能かとの問いに完全無視のような答弁の内閣と(1:03:20〜)、閣議決定後の国会への報告がペーパー1枚という凄まじい国会軽視、シビリアンコントロールの欠如(1:08:40〜)の実態を暴き出しました。さらに、河野防衛大臣に防衛費について問い質しますが、オムレツ大臣、本当にひどい答弁でした。アメリカの言うがままに防衛費を差し出すような補正予算にメスを入れる福島議員に対し、ふて腐れた「ガキ」のような態度で応じ、さすがに委員長からも注意されますが、こんな者に大臣どころか政治の場にいてほしくないと呆れます(1:15:00〜)。輪をかけて不気味な茂木外務大臣のヌメヌメした答弁はもう内閣が掃き溜めとの印象しか残しませんでした。
 森ゆうこ議員は、新型肺炎の指定感染症施行日を質した後、北朝鮮問題に切り込みました。安倍総理がいろいろ言い繕っても何もやっていないことが浮き彫りです。
 いずれのシーンも真摯に切り込んでいく野党議員とは対照的に、安倍総理、安倍内閣の犯罪的に空疎な答弁は狂気です。
そのことを原口一博議員は「ファシストとの戦い」と評しました。
(まのじ)

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