アーカイブ: ぴょんぴょん

ぴょんぴょんの「ギャンブル大国日本」 ~コロナで遅れるカジノ計画

特殊法人、財団法人、公益法人etc.
このような法人と省庁の絡みが、もっともよく現れているのは公営ギャンブルだと思う。
法人は省庁から仕事をもらい、省庁は天下り先を確保する。
公営ギャンブルがこうなら、カジノIRはどんだけ利権が絡んでいるのだろう。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ギャンブル大国日本」 ~コロナで遅れるカジノ計画


警察の天下りに貢献するパチンコ・パチスロメーカー


ねえねえ、パチンコやったことある?

Author:MichaelMaggs[CC BY-SA]

小さいころ、親に連れられて、よく行った。

ええっ?!

おれを連れて行くと、ついてるってさ。
帰りはお菓子をたくさん抱えて、しあわせだったな。

ギャンブル中毒に育たなくて、良かったね。

あの頃のパチンコは、1発ずつ打つヤツだから、それほど大損しねえし。

今のパチンコは、あっという間におカネが消えちゃうって。
だから、パチンコで破産する人、いっぱいいるらしいよ。
でも中毒になると止められなくて、借金したり、ドロボーまでやって。

しまいに、どうにもならなくなって、自殺に追い込まれて。

そうゆう、犯罪予備軍を生産するパチンコ、
警察庁が管轄してるって、知ってた?


ええっ? 意外!
パチンコに来る人を、犯罪から守るため?

んなわけねえだろ?
天下りだ、天下り。
パチンコ、パチスロメーカーは、自社の顧問として、警察OBを迎え入れ、天下りにも貢献しています。」(パチスロは数学だ


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ぴょんぴょんの「特殊法人の今」 ~新たな名称で生き残る、あやしい法人の数々

石井紘基氏は、特殊法人にもメスを入れた。
が、彼の言ったように、特殊法人は氷山の一角にすぎない。
特殊法人の下にひそむあやしい法人の数々、ファミリー企業もおこぼれに預かっている。
いったいどのくらいの法人、企業、団体が、さしたる労働もせずに、税金も払うことなく、国の富を食い散らかしているのだろう。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「特殊法人の今」 ~新たな名称で生き残る、あやしい法人の数々

私法人と公的法人


くろちゃん、うちの近くの道の駅のパンナコッタ、おいしいんだよ、知ってた?

パンダコッタ?

パンダじゃなくて、パンナコッタだよ。
プリンみたいに、とろとろりん。
買い占めちゃったから、一緒に食べようよ。


おっと、パンダの話もいいが、今日はシロアリの話だ。

シロアリ?

だれにも気づかれねえのをいいことに、ボリボリ食い荒らして、家を倒すシロアリよ。

パンナコッタより、シロアリかあ・・。


よし! ここで、クイズ!
知ってる法人の名前をあげよ。
さ、いくつ言えるかな?

法人?! 法人てなんだっけ?

「法人とは、法律で認められた人格のこと。」coconala MAGAZINE

法律上の、大きな「ぼく」だね。

法人は、設立者によって私法人と公的法人に分けられる。
私法人は、個人が誰でも設立可能
公的法人は、行政が設立できる法人

coconala MAGAZINE

もしかして、社団法人とか、財団法人とか?

そら、どっちも私法人で、非営利法人だ。
営利法人は営利(儲けること)を目的とした法人 = 会社
非営利法人は営利を目的としない法人

coconala MAGAZINE

そっか、会社は営利法人なんだ。


特権階級にいる公的法人


ところで、問題は公的法人の方。
公的法人は、省庁以外で、国の公的な仕事をやる法人。
これには、特殊法人、独立行政法人、認可法人、特別民間法人、特別法人などがある。

特殊法人! 

ここに上げたヤツらは、特権階級なんだ。
なんたって、法人税免除、固定資産税免除、補助金ガバガバ、財政投融資ガッポリ!


ウワー! いいなあ!

特殊法人NHKなんか、その上に視聴料まで取るときた。


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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その3財政投融資」 ~意図しないことに使われている私たちのお金

しばらくぶりに開けた引き出しは、
黒ごま満載の、ゴキのスイートホームと化していた。
何ごとも、密室にして放っておくとエラいことになる。
今回も、知らないことばかりで苦戦したけど、
開かずの引き出しを開けることで、見えたものはたくさんあった。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その3財政投融資」 ~意図しないことに使われている私たちのお金

財政投融資ってなに?


「特別会計こそ第一の予算であり、財政投融資はそれに次ぐ第二の予算、一般会計は単なるたてまえ予算といっても過言ではないのだ。」

くろちゃん、補助金や特別会計の、利権の話はもう飽きたよ。
もっとおもしろい話ないの?

ほんならば・・突然ですが、クイズ!

ええっ!?

以下の共通点は何か?
「もんじゅ」「原発」「長良川河口堰」「高速道路」「東京湾横断道路」「スーパー林道」「成田空港」「ODA(政府開発援助)」「学生の有利子奨学金」「住宅金融公庫の住宅ローン」。


長良川河口堰
Author:M.Kawai[CC BY-SA]

どれも大きなプロジェクトってこと?

いい線行ってるが、
答えは、財政投融資(ざいせいとうゆうし)を受けたプロジェクト。
IWJ

財政投融資ってなに?

よし! 食いついたな。
財政投融資とは?
「税負担に拠ることなく、国債の一種である財投債の発行などにより調達した資金を財源として、政策的な必要性があるものの、民間では対応が困難な長期・低利の資金供給や大規模・超長期プロジェクトの実施を可能とするための投融資活動です。」(財務省

わあ〜 むずかし〜い!

そうかな、意味は通ってるんだが、じゃ、これならどうだ。
財政投融資とは?
「公共性の高い事業に対して、政府が国のお金を出したり貸したりすることです。」
ベネッセ 教育情報サイト

わかりやすーい!

こっちは、「進研ゼミ」の回答。

財務省も「進研ゼミ」を見習ってほしい。

とにかく、「もんじゅ」や「原発」みたいな大きなプロジェクトには、国がカネを出したり、貸したりしてるってことだ。

もんじゅ
Author:Nife[CC BY-SA]

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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その2特別会計」 ~なんのために特別会計は存在するのか?

 石井紘基は公務のかたわら、冷房の切れた議員会館で夜遅くまで、裸になって汗まみれになりながら、「日本が自滅する日」を書いていたという。
 彼が命をかけて訴えたことを、一人でも多くの人に知らせたいと思うけど、まず、何がおかしいのかを理解するまでに、四苦八苦。
 しかも、あれから20年経って、隠されたことはもっと深く潜ってしまった。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その2特別会計」 ~なんのために特別会計は存在するのか?

明らかに特別会計は闇だった


くろちゃん、今日も難しい話?

ああ、特別会計について勉強しようと思う。

それも、石井氏の本に書いてあったの?  


覚えてるか?
石井は、特別会計問題の質疑の準備中に暗殺されたこと。

そうだった、殺された原因も特別会計がらみだったかも。
そんなにダークなの? 特別会計って。

ああ、う〜ん、たぶんなあ。

あれ? くろちゃん、悩んでる?

「日本が自滅する日」を読むと、特別会計は明らかにクロなんだが、あれから20年でいろいろ状況が変わって。
かと言って、財務省主計局が出してる「特別会計ガイドブック」をいちから読む気にもならねえし。

「特別会計ガイドブック」? そんなのがあるんだ、
って、ひえ〜! 196ページ! 読む気しな〜い!

「ちゃんと情報公開してます」の意志はわかるが、できればマンガか動画にしてくれ。

国会議員でも、読んでる人いないんじゃない?

「複雑過ぎてセンセイ方には分からんよ」と言わんばかりの、官僚の顔が目に浮かぶ。
楽しく生きないと人生もったいないぞ!おじさんのブログ
だが、石井が本を書いた時点では、明らかに特別会計は闇だった。

たとえば?

今はなき、道路整備特別会計(道路特会)。
一般道路の整備事業を扱う特別会計で、財源はガソリン税。
予算は4兆2000億円、ここは日本道路公団にカネを流していた。

と言っても、道路公団も2005年に民営化され、ネクスコ(NEXCO)になってる。

Wikimedia_Commons[Public Domain]

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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その1補助金」 〜50兆円をバラ撒く補助金制度

衆議院選挙が終わり、また新たなシーズンが始まりました。
官僚・政治家・企業のバーミューダトライアングルにまきこまれずに、
純粋に日本の未来を思う政治家が、何人選ばれたでしょうか。
石井紘基氏が20年前に書いた「日本が自滅する日」を読んで、
「ほんとうの日本」の姿と向き合う必要を感じます。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「利権の御三家 ― その1補助金」 〜50兆円をバラ撒く補助金制度

特別会計を調べてる途中で、暗殺された石井紘基


「日本にはベルリンの壁がある。その見えない向こう側に『ほんとうの日本』がある。
ベルリンの壁を取り払い、ふたたび明るい陽光を浴びる日本をとりもどすために『ほんとうの日本』の一端を解明するのが本書の目的であった。」


衆議院選挙も終わって静かになったね。

選挙と言やあ、ここに引っ越して初めての選挙のとき、ご近所さんに言われた。
「あんた、今来て良かったね」。

どういう意味?

むかしここらも、選挙の時は騒がしかった、いろいろタイヘンだったって。


なにがタイヘンなの?

どいつもこいつも選挙に駆り出されて、大忙し。
しかも、候補者を渡り歩いてカネをせびるヤツら、飛び交う札束。
そんなみにくい光景を見なくて良かったね、って意味らしい。

へえ、こんな平和なところで、そんなことがあったなんて信じられない。

河井夫妻もその時代なら、逮捕されることもなかったな。

だけど、なんでいつも、自民党ばっかりが当選するんだろう?

そら、国民の、いや一部の国民のお役に立ってるからさ。
とくに田舎は、オラのために働く国会議員じゃねえと、投票しねえよ。

日本の将来のために命をかけた、石井紘基(いしいこうき)のようなヤツには、入れてくれねえよ。

あ、その人、聞いたことある。
特別会計を調べてる途中で、暗殺された。

そう、特別会計問題の質疑の準備中、「これで与党の連中がひっくり返る」という、重要資料を見つけ、2002年10月25日 金曜日、自宅を出たところで殺された。

重要資料はどうなったの?

盗まれたまま、見つかっていない。

ほんとに、それが目的だったの?

ああ、カバンを開けるのにジャマだった、石井の指が切り取られていた。

でも、犯人はつかまったよね。

つかまったが、命令したヤツはわかってない。

与党、自民党に不利な書類だったんでしょ。 

そのころの日本は、バブル崩壊後の不良債権でもめていた時代で、石井はつねに小泉内閣のやり方を批判していた。


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