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“500人以上集まれば、機動隊は手出しが出来ない” 〜出来るだけ多くの人に高江で起こっていることを知らせること、メディアに働きかけて報道させること〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 なるほど〜。“500人以上集まれば、機動隊は手出しが出来ない”らしい。大手メディアが高江で起こっていることを報道しない理由が、わかる気がします。メディア報道があると、本土からかなりの人が高江に集まり、ヘリパッド建設がまったく進まなくなります。本土の人間が気付かない間に力で住民を排除し工事を強行するつもりだったけれども、市民の抵抗が強く、うまく行っていないみたいです。
 これでやり方ははっきりとしました。出来るだけ多くの人に高江で起こっていることを知らせること、メディアに働きかけて高江で起こっていることを報道させることでしょう。
 今日21時から、NHKスペシャル「沖縄 空白の1年〜“基地の島”はこうして生まれた〜」があります。どのように基地問題を伝えるのか、NHKにも少しくらいの良識が残っているのか注目です。
 また、田中龍作さんの取材活動へのご支援をお願いします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【沖縄・高江報告】 世界最強軍隊の基地建設阻む住民らの力
引用元)

【沖縄・高江報告】 世界最強軍隊の基地建設阻む住民らの力

【沖縄・高江報告】 世界最強軍隊の基地建設阻む住民らの力


「君たち、(7月)22日のようなことはするなよ。世界に恥をさらすぞ」。山城議長は機動隊に警告した。=19日午前6時03分、米軍北部訓練場メインゲート前 撮影:筆者=

 沖縄平和運動センターの山城博治議長がよく口にする。「市民が500人以上集まれば機動隊は手出しができない」と。

 米軍北部訓練場メインゲート前で行われた、きょうの抗議集会は山城議長の言葉どおりとなった。

(中略) 

 名護警察署長名で「座り込みを解くように。さもなくば規制する」と警告されたが、ひるまなかった。

(中略) 

 日頃は機動隊がセンターラインに並び、基地反対住民・市民の車列を袋のネズミにする。最前列に車止めを置き、最後尾は警察車両で塞ぐのである。

 きょうはその逆だった。住民と市民の列は、いつもの機動隊の列より何倍も長い。

(中略) 

 きょうの抗議集会は500人いればヘリパッド建設を阻止できることを証明した。 

(中略) 

 工事の大幅な遅れは、中断そして中止へとつながる可能性がある。

(以下略)

第一根幹人類と第二根幹人類を人間以前の存在としたところに神智学の本質あり

竹下雅敏氏からの情報です。
 太字にした部分は、間違っていると考えられるところです。おそらく、様々なチャネリング情報や書籍などの情報をまとめたために、こうした誤りが出て来たものと思われます。
 第一根幹人類、第二根幹人類は、肉体を持つ人間であって、エーテル的存在でも妖精でもありません。これは元々、根幹人類を紹介したブラヴァッキー夫人の誤りが、今に引き継がれているものです。
 次に、アーリア人種ですが、これは10万年位前から始まっており、以前紹介した記事のコメントで説明したように“世界の各地に出現”を始めたインディゴ・チルドレンは、第五根幹人類(アーリア)の第六亜人種です。ですから、「インディゴ」が第六根幹人類ということはありません。 
 レムリアとアトランティスの時代は、中西征子さんの天界通信に記されており、両人種が“1万2000年前の同時代に存在していた”というのは誤りで、コブラも同様の見解を示しています。
 さて、ブラヴァッキー夫人が何故、第一根幹人類と第二根幹人類を人間以前の存在として、第三根幹人類(レムリア)以降と区別をしたのかですが、実はここに神智学の本質があると言えるのです。第三根幹人類の第一亜人種が、聖書におけるアダムに相当します。アダム以降、様々な時期に、様々な集団が、初めて人間として転生に入ることになります。彼らは、世界の神話の中で神々として記されています。しかし事実としては、ギリシャ神話のゼウスや北欧神話のオーディンなど、実際には神ではなく、人間に過ぎません。神智学的な解釈の中で、自らを神と宣言していたに過ぎない存在で、身体の構成元素が神の水準にはなっていません。要するに、彼らはハイアラーキーに従う“偽りの神”に過ぎないわけです。
 ところが、第一根幹人類、第二根幹人類として転生に入った魂は、その後の進化で本当の神になった者たちです。彼らはハイアラーキーに属しません。アフリカ神話の神々、エジプト神話の神々、アイヌ神話の神々がそれに相当します。ハイアラーキーの連中は、こうした自分たちよりも上位に居る真の神々を無かったことにし、名前を消すことが出来ないエジプトの神々に対しては、自分たちがその名を騙り、すり替わるということまで行いました。ディビッド・ウィルコック氏の言う“一者の法”を見れば、こうしたすり替わりを「青い鳥族」も行っていたことがわかります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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引用元)
(前略)

根人種というのは、神智学の特有の用語ですが、このような定義になっています。


■第1根人種


肉体を持つ以前のエーテル体的存在。人間のプロトタイプ


■第2根人種


現在の北欧あたりの北極の近くに棲息。いわゆる妖精 


■第3根人種


物質としての人間への橋渡しとなったレムリア~ムー大陸の人々(巨人や小人、エーテルを見る第三の眼だけの存在もいた)


■第4根人種


アトランティスの人々(縄文人、アイヌ、琉球人、ネイティブ・アメリカンなどもこれに属するというが、、、)


■第5根人種


1万年位前からはじまるアーリア人種で現在の地球人類 


■第6根人種


この亜種には「根性」「努力」「忍耐」を旨としてきた第5根人種の文化や観念を破壊を目的とする「インディゴ」がある。 


■第7根人種


アダムカドモン。この地球における人間としての最終形。理想の人間。神人(ゴッドメンシュ)


この関係を見る限り、日本人は前世代の遅れた人類ということになりますね。ティモシー・リアリーのスマイル・メッセージで語られる「日本人は君たちの惑星で最も進化した種族」と反対の内容です。果たしてどちらが正しいのでしょうか?


(中略)

ムー人とアトランティス人は1万2000年前の同時代に存在していたと言われますが、ムー人はアセンションに成功し、アトランティス人は失敗したといいます。つまりムー人はアトランティス人よりも魂が1世代古かったわけです。アセンションに失敗すると次の人間期開始までの6500年間は魂は意識世界の無明の境地を彷徨うといわれ、多分、これがヒトラーの言うところの「ロボット人間」、つまり家畜人ヤプー状態の人間のことになるのでしょう。


(中略)  


前回アセンションに失敗したアトランティス人の魂を持つ存在たちは、今回、アセンションする番です。日本人の神経系が第4根人種のものであるということから考えると、日本人の魂は前人間期を過ごしてきた一番の古株であり、人類意識のフロント・ランナーであるということになりますね。出口王仁三郎が看破した「日本は世界の雛形」という雛形理論も、ここから来ていると睨んでいます。



ラビ・バトラのいう「東方から光が始まる」というのも、ヒトラーが予言する「東方が巨大な(神人の)実験の場になる」、ティモシー・リアリーの「21世紀の世界は日本のキッズ(new breed)が変革していくだろう」というのも、こういう日本人の魂の由来が背景にあるからこそ、出てきた発言なのでしょう。



R・シュタイナーが語るところでは、人類の魂は鉱物→植物→動物→人間という長いサイクルを経て魂は進化してきたといいます。欧米の簒奪型の急角度のピラミッド型社会構造と比べ、日本は「和を持って尊しとする」ような裾野が広く鈍角なピラミッド型でした。今回の人間期で動物から初めて人間になったばかりの欧米人だからこそ、動物的な弱肉強食型である「簒奪型」なのですね。こういう魂を「荒魂」とでもいうのでしょうか(笑)。この点、前人間期を過ごして学習した「和魂」である日本とは明らかに異なるのです。だからこそ、日本人の意識レベルの平均値が618と世界平均203と比べて突出して高いのでしょう。


(以下略) 

ハイチでのコレラ流行、国連が関与を認める 〜アメリカの過去を知っている者にとって、わかりやすい一例〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 6年前の国連のPKOがハイチでのコレラ発生源になったことを、ようやく国連が認めたということです。この件は、すでに2011年の時点で、AFP通信の記事が出ています。さらに前の、2010年10月の藤永茂氏の記事には、その本質が描かれています。
 ハイチでのコレラの流行が、国連の平和維持部隊のネパール軍兵士が発生源であるということは、当時、フランスの医療チームが突き止めたようです。そもそも、ハイチでの平和維持部隊は、アメリカによる占領支配の一形態で、“アメリカの言いなりになる傀儡政権を通してハイチの支配を維持するのがその役割”とのことです。これは、これまで世界の警察を自称して、悪の限りを尽くして来たアメリカの過去を知っている者にとって、わかりやすい一例です。
 コレラの流行を食い止めるためにも、上下水道の整備は最優先事項ですが、アメリカとその手下の国連、そして多くの大型NGOは、そのことに無関心だったと記事にあります。元記事によると、これらの世界的権威であるハーバード大学の教授は反応が遅く、“発生から約10か月後にようやくネパール要員がハイチに持ち込んだことを認めた”とのこと。この教授は、ハーバード大学のコレラワクチン開発の指導的立場にある人物で、いくつかのバイオテクノロジー会社の創始者で、生物兵器に関する事業を専門とし、米国政府、特に軍部との関係は密接だと考えられるとあります。
 そのため、ハイチでのコレラの流行は、“対細菌兵器防衛の予行演習”だったのではないかという疑惑まで語られているとのこと。アメリカの自国民すら生体実験に使うという残虐性を考慮すると、この疑惑は無視できないものと言えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ニューヨークタイムズ、「ハイチでのコレラ流行、国連が関与を認める」
引用元)
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国連が、ハイチでの2010年以降のコレラ流行への関与を認めました。

ニューヨークタイムズによりますと、6年前、国連のPKO平和維持部隊がハイチでコレラ流行を引き起こし、多数が死亡して以来、国連が初めて、この病気の発生源になったことを認めました。

国連事務総長の報道官は、今週、電子メールで、国連はこの危機への対策に新たな措置を講じる必要があるとしました。

さらに、「この1年の間に、国連は、コレラ流行への関与について、またこの病気に苦しむ人々のためにより多くの措置を講じる必要があるとの結論に達した」としました。

こうした中、国連の声明では、「国連は特別な形でこの病気に関わった」とされています。

この病気の最初の犠牲者は、コレラが流行していたネパールから来たばかりの国連平和維持部隊の拠点の近くに暮らしていた人物で、この拠点の廃棄物が河川に流されていました。

2011年、ハイチのコレラの犠牲者の遺族5000人が、国連に苦情を訴えましたが、国連はこの主張を受け入れられないとしていました。

この犠牲者の遺族はその後、パン事務総長をはじめとする国連の関係者を相手どり、ニューヨークの連邦裁判所に提訴しましたが、国連は出廷せず、治外法権を主張していました。

数万人の死者の遺族と数十万人の感染者への賠償金は、400億ドルにのぼると見られています。

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ハイチのコレラ拡大、国連のネパール部隊が原因 米報告書
引用元)
(前略) 

【7月1日 AFP】米疾病対策センターUS Centers for Disease Control and PreventionCDCは6月30日、ハイチでのコレラ拡大について、国連(UN)の平和維持部隊のネパール軍兵士が持ち込んだものだと結論付けた調査報告を発表した。

調査はフランスの医療チームが行ったもので、(中略)… 調査報告は、Meilleでのコレラ発生はネパール部隊到着の数日後のことで、両者の間には明確な相関関係があると論じている。

(以下略)

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ハイチのコレラ禍 藤永 茂
引用元)
ハイチのコレラ禍(1)
http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2011/09/post_3029.html

(中略) 

フランスのエクス−マルセーユ大学教授ルノー・ピアルー(Renaud Piarroux) によると、(中略) その発生源がMINUSTAH(United Nation Stabilization Mission in Haiti, 国連ハイチ安定化ミッション) に参加しているネパールからの要員たちであることを突き止めました。

(中略) 

ハイチの一般大衆は国連ハイチ占領軍と呼んでいるようですが、まさに本質を衝いています。

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(中略) 

1804年、世界最初の黒人共和国として独立したハイチは、この約100年間、実質的にはアメリカの武力的政治的支配下にあります。MINUSTAHの駐留はアメリカによる占領の現在の形態です。

(中略) 

MINUSTAHの駐留(占領)はアメリカの言いなりになる傀儡政権を通してハイチの支配を維持するのがその役割です。この占領軍の睨みがなければ、2010年11月から2011年3月にかけて強行された完全なインチキ大統領選挙で、ハイチの一般大衆が圧倒的に支持する最大政党を除外するという暴挙は決して押し通すことは出来なかったでしょう。 

(中略) 

毎日コレラで数人が死亡している現実を前にしての唯一喫緊の対策は、コレラ菌による汚染をハイチ国民の、とりわけ、いまだに少なくとも二十万を数える震災難民のキャンプや貧困地域の生活水から出来るだけ排除することでなければなりません。ところが、この上下水道衛生政策には、実質的に植民地宗主国であるアメリカ(とその手先と化した国連と多くの大型NGOs)は全く熱心ではないのです。私はここでもアメリカというシステムの本質的な残忍さを再確認せざるを得ません。

(以下略)

高江を一切報じない大手メディア、メディアがコントロールされている証

竹下雅敏氏からの情報です。
 10年前は、メディアが権力によって完全にコントロールされていると発言しても、まったく信じてもらえませんでした。しかし、今回の高江の場合、下のツイートにあるように、“なんで、これが中央のメディアにはニュースじゃないんだ?”とあるように、大手メディアは高江の件を一切報じません。メディアがコントロールされている証だと思います。
 私が迂闊だったのは、大手メディアがそもそも初めから権力者側の道具であることに気付くのが、遅かったことです。考えて見れば当たり前のことですが、民主主義と言論の自由というお伽話に騙されていたと言えるかも知れません。
(竹下雅敏)
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まるで「戒厳令」〜無法状態の沖縄・高江!根拠を示さず市民を弾圧する警察・機動隊の実態!
配信元)


2016/08/18 に公開
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配信元)


















ブラヴァッキーが紹介した七連鎖・七環・七天体期の思想

竹下雅敏氏からの情報です。
 神智学の七連鎖・七環・七天体期の思想は、ブラヴァッキーが紹介したものの中で非常に重要なものです。残念ながら、このことを簡潔に紹介したホームページを見つけることが出来ませんでした。興味のある方は、『神智学大要第5巻 太陽系「上」 A・E・パウエル著 出帆新社』をご覧下さい。
 神智学は、これまで何回か説明したように、七つの根幹人類とそれぞれの根幹人類の亜人種という概念を持っています。ところが彼らは、現在の第五根幹人類がアーリア人種だということで、進化の頂点に立つのはアーリア人であり、日本人のようなモンゴル系の民族は古いアトランティスの亜人種であり、アーリア人に比べると劣っているという、人種差別と取られかねない主張をしています。
 実際のところどうなのかですが、おそらく神智学の信奉者のほとんどは優生学思想の持ち主で、先のような考え方をしているのではないかと思います。
 事実は非常に単純で、地球人の8割は第五根幹人類(アーリア人種)であり、約10万年前に初めて人間としての転生に入った最も若い魂なのです。古い魂で大きな業績を残した者たちは、そのほとんどが神話の中で神として崇められています。例えばギリシャのオリンポス12神は、第四根幹人類(アトランティス)の第四亜人種として初めて人間として転生に入ったいわば人類の先輩に過ぎません。
 この意味で、古い魂を進化の遅れている劣等人種と考える神智学信奉者は、真相を完全に見誤っていると言えるでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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引用元)
ブラヴァツキーと〈神智学〉運動

概説

〈神智学〉は、ロシア出身のヘレナ・P・ブラヴァツキー(通称ブラヴァツキー夫人、1831年 – 1891年)に始まる思想・実践で、現代で神智学と言えば、こちらを指すことが多い。

(中略)

歴史観

ブラヴァツキーは、すべての物は7つの組になっており、すべての天体も6つの天体を伴っているとし、地球にも6つの精妙な相棒が存在しているとした。それは意識状態に対応した6つの物質状態に分かれ、地球と合体しており、1から4番まで密度が増すと同時に霊性が減少し、4から7番では精妙さと霊性を取り戻し、最初の状態に戻るという。この天球進化に7つの段階を経て進化するモナド(ここでは一種の生命素)の概念を重ね合わせたものが、「回期(ラウンド)」という宇宙暦である。現在の地球は、地球連鎖の第4回期、第4天球期という最も物質的な期間であるという。モナドは各回期ごとに第4天球期に「人間」の形になり、現在の人類のモナドは、前の3回期で鉱物界、植物界、動物界を巡ってきたのだという。この現人類の進化について、『シークレット・ドクトリン』の「人類創世記」で「根源人種」として展開されている。

ブラヴァツキーは、7つの根源人種があるはずであるとし、根源人種をさらに7つの亜人種に、亜人種をさらに7つの分種(または族種)に分けた。第1根源人種は肉体を持たないアストラル体の存在で、出芽によって増え、「不滅の聖地」、全回期を通じて存在する永遠の大陸に住んでいたという。第2根源人種は肉体を持たず分裂で増え、北極近くの大陸に住んでおり、その痕跡がグリーンランドにあるという。第3根源人種はレムリア大陸にすみ、肉体を持ち性が分化したことで、性の快楽におぼれて獣とも交わって半獣半人を生み、これにより「堕落」と「楽園追放」が起こったという。レムリア大陸は7千年ほど前に崩壊し、その後太西洋に隆起したアトランティス大陸に第4根源人種が生まれ、この亜種のうち「聖なる教師」たちが選んで進化させたのが第5根源人種アーリア人であるという。

(中略)

評価・批判

ブラヴァツキーの最初の著作『ヴェールを剥がれたイシス』は、大学教授やジャーナリストからは見向きもされず、(中略)…学問的精密さと「科学的」資料が重視された時代に著作の典拠をセンセーショナルに偽るといったやり方は反発を招いた。神智学協会に始まる〈神智学〉を分析、批判したルネ・ゲノンは、「神智学は東洋の正当な思想を代表するものでは全くない」と結論付けており、(中略)…神智学協会が主導した企てを「自身の教義の本体や自身の神話をでっちあげるために仏教を横取りする」意図的な同化の企てであると批判している。

奇妙な歴史観・進化の解釈、人類進化の先頭に立つのは「アーリア」民族で、オーストラリア・アフリカの原住民は「脳の狭い」人間の名残でアーリア人より遙かに劣るとするような人種差別的見解などが評価を下げているが、ニューエイジとその周辺を研究したセオドア・ローザクは、ブラヴァツキーの思想には歴然としたあらゆる欠陥があり、批判が山積みにされているが、彼女のオカルト諸派の教えに対する直感は鋭く、主題にふさわしいスケールの仕事をし、その才能は際立っていると評価している。

(以下略)